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ウスハイイロチュウヒのこと



ウスハイイロチュウヒ
タカ目タカ科
体長 ♂38cm程度 ♀46cm程度
撮影 2009年2月 千葉県我孫子市

4月になり、すでに退去したと思われるので。。。


日本初記録と思われる個体。
1984年に北海道での観察記録があるが、否定的。写真はないという記事もあるが、実際には撮影されており、その上で本種ではないとされている。
ということは、今回の個体が日本初記録ということでよさそうである。
今回の個体が発見されたのは、大方の情報では去年の12/6であり、色々な情報が先の観察記録を「24年前」と報じているのはそういう事情による。(現時点で考えると25年前)
2月に入ってから多くのバードウォッチャー、カメラマンに知られるところとなり、2/20には東京新聞が報じた。

・・・・・・

2月初旬、突然この聞きなれぬ鳥の情報がウェブ上に流れはじめた。
複数の情報を総合し、大まかな場所は推定できたので、ある日その周辺を探してみた。
待つこと1時間半ほどで、一応その鳥を確認できた。

千葉県支部の人に、それとなくこの鳥の情報を知っているかどうか訊ねてみると、12月初旬に確認された個体であり、支部報に載ったことで情報が広まってしまったものであることがわかった。
多くのカメラマンに追い掛け回されている状態であり、情報をセーブしたいとの意向であったので、私としても記事にすることは控えてきた。

色々な情報を総合すると、11月中に観察・撮影されているらしいということがわかった。
11月に北新田附近で撮影した人がいたが、何の鳥かわからなかったらしい。(それはそうだろうと思う)


繁殖地は主にヨーロッパから西アジア
越冬地はサハラ以南のアフリカが中心で、サバンナでよく見られる鳥であるとのことだが、冬季はインド、ビルマ、スリランカ、中国内陸でも観察されるらしいので、当初考えたようにそれほど分布域が日本からかけ離れているわけではない。
アフリカでは良く似たヒメハイイロチュウヒという種類もいるが、本種に比べてやや湿潤な土地を好むらしい。
専門家が鑑定した結果、ウスハイイロチュウヒと判断されたようだ。


■♂成鳥はほぼ全身が白っぽく、初列風切の先端だけが黒い。(P6~P10までの5枚、あるいはP5~P10までの6枚かは不明)
ハイイロチュウヒと比べて、明らかに全体が白い。

■♀成鳥は全体的に褐色。
ハイイロチュウヒと同様、腰が白い。黒っぽい隈取りをしたような顔に、ネックレスを掛けたような白い帯が非常に特徴的。

2枚目の写真でわかる通り、翼先分離は4枚で、チュウヒ類の5枚とは異なる。
今回の個体は虹彩が黄色いので、♂幼鳥と見られるとのこと。(♀成鳥は暗色? ♀幼鳥でないとされた理由はわからない。一般的にタカの幼鳥は♀成鳥に似ることが多く、雌雄の識別が難しい)

チュウヒ類のように、葦原の上を小動物を探しながらゆったりと飛ぶイメージではない。
主に小鳥を捕獲するようで、非常に低い位置を高速で飛ぶ。
やっぱり草原の鳥という印象が強い。
急旋回した時の尾羽の模様がとても美しかった。
止まっている時は畔の上が多く、電柱や杭の上など、見つけやすい場所には止まらないようだった。
都合4回、延べ15時間に渡って探したが、目撃は2回。いずれも1~2分間の飛行で、撮影は非常に難しかった。
1度目は超低空飛行で獲物を追いかけていた。双眼鏡で追うだけで、撮影はできなかった。
2度目に何とか撮影できた。
他の車から離れて、オオジュリンやカワラヒワを観察していた時に、偶然に近くから飛び立ったものである。
結局撮影できたのはこれだけだが、ウェブ上にはもっとわかりやすい写真が溢れているので、そちらを参照していただきたい。

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