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震災半年

震災から半年が経過した。
節目ということで、今日の朝日新聞に注目の記事。

福島第一原発から放出された放射性セシウムの蓄積量を上空から航空機によって測定した地図が出ている。
福島県内は言うに及ばず、栃木県北部に伸びる汚染地域の帯が目に付くが、同様に茨城県南地域にいわゆるホットスポットがあるのがよくわかる。
牛久市、阿見町、取手市あたりは1㎡当り6万ベクレル以上、私の住んでいる地域も3万ベクレル以上の汚染地域になっている。(ちなみにチェルノブイリでは、3万7000ベクレル以上を「汚染地域」と定義したそうだ)
この地図には千葉、東京方面は出ていないのだが、すでに週刊誌などで柏、松戸周辺のホットスポットは話題になっているので、今更驚くことではないのかも知れない。

原因は3月15日に大量放出された放射性物質を含む雲が当日の風向きで南下し、運悪く雨が降ったためにホットスポットが出来てしまったのだろうと思う。
今になって言われても対処の仕様がないのだが。


1㎡当り3万ベクレルとは?
1平方キロ当りにすると300億ベクレルである。
私の住んでいる市は、大体75平方キロあるので、市全体では2兆2500億ベクレルとなる。
その量って、セシウム137がどれぐらいの量になるのか、大雑把に計算して見よう。

セシウム137-137gに含まれるセシウム原子の数は6×1023個になる。
これを昔はアボガドロ数と言った。今はアボガドロ”定数”と言うらしい。
この半数が30年間で崩壊する。(半減期30年)
3×1023個のセシウム原子が、30×365×24×60×60(秒)で崩壊する。
単純計算すると(30年間の平均という意味で)、セシウム1gの放射能は2兆3000億ベクレルという数字になる。
ここでWikipediaを見ると、セシウム137-1gの放射能は3兆2150億ベクレルと出ているので、当たらずと言えども遠からずであると言えるだろうか。

たった1gのセシウムから、1秒間に3兆個もの放射線が出ていて、30年経ってやっと半分になるのである。
わずかな物質にも、膨大な数の原子が含まれていることがよくわかる。

プルトニウム239(半減期24000年)で同様の計算をして見る。
半減期が長いということは、滅多に崩壊しないという風に考えがちだが、30年と24000年では8000倍、大きく見積もっても4桁しか違わない。
24000年は長い時間だと感じるのは人間の感覚で、104ほどの差は大したことはないと考えるべきなのだろう。
プルトニウム239-1gの放射能は、それでも数億ベクレルというオーダーになるはずである。

1gのセシウムの放射能が約3兆ベクレルならば、私の住んでいる市内全域に降ったセシウム137は1g程度ということになる。

新聞記事によれば、福島第一から放出されたセシウム137の量は15000テラベクレルだと言う。
計算してみると約4.7kgになる。洗面器に1杯分ぐらいだろうか。これが広範囲にばらまかれたのを想像しても、なかなか実感がわかない。
スギ花粉とか黄砂の量など、これとは比べ物にならない量だろうと思う。
これだけ小さな量が計り知れない影響を及ぼすのだから、放射性物質は怖いのである。


問題は1㎡当り3万ベクレルという数字がどの程度危険なのかが全くわからないことだ。

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