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名盤コレクション35 シューマン/アダージョとアレグロ(カピュソン、アルゲリッチ)

シューマン/アダージョとアレグロ変イ長調OP70
ゴーティエ・カピュソン(チェロ)
マルタ・アルゲリッチ(ピアノ)
録音:2010年 ルガーノ音楽祭ライヴ

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「アダージョとアレグロ」とは何とも素っ気ないタイトルだが、シューマンが1849年に作曲した室内楽曲。
もとはホルンとピアノのために書かれたものだが、チェロやヴァイオリンでもよく演奏されるほか、管弦楽曲にも編曲されている。
ホルンでは、デニス・ブレインが演奏したものが有名で、チェロではカザルスがホワイトハウスで演奏した録音もある。(その演奏もいずれ取り上げる)

シューマンのロマン的な性格がよく出た作品で、変な言い方だが、やっぱりシューマンの魅力はシューマン的であることだとしみじみ感じさせる名曲だと思う。
ここでは、アルゲリッチが主催し、2016年まで行われていたルガーノ音楽祭のライヴ盤から取り上げた。合わせて9分ほどの演奏である。

テーマ : クラシック
ジャンル : 音楽

名盤コレクション34 モーツァルト/フルートとハープのための協奏曲(ランパル、ラスキーヌ、パイヤール)

モーツァルト/フルートとハープのための協奏曲ハ長調K299
ジャン・ピエール・ランパル(フルート)
リリー・ラスキーヌ(ハープ)
ジャン・フランソワ・パイヤール/パイヤール室内管弦楽団
録音:1963年

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フルートとハープという、普通では考えられない組み合わせの協奏曲は、フルートを愛好するフランスの貴族と、ハープを演奏するその娘の結婚式のために書かれた。
その娘はモーツァルトが音楽の家庭教師をしていたことから、このような贅沢な作品が生まれたわけだ。
だが、その貴族は作曲の報酬を支払わなかったし、教え子としての娘も出来が悪く、モーツァルトは「バカで怠け者」と、散々な評価を下している。
そんな経緯で出来上がった曲だが、音楽史に残る傑作となったのはさすがというほかはない。。その優雅なたたずまいはモーツァルトにしか書けないものだろう。

ランパルとラスキーヌという名手を起用した演奏は、LP時代から名盤として知られているもの。

テーマ : クラシック
ジャンル : 音楽

紅葉紀行-湯滝

撮影 2018.10.21
栃木県日光市

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湯滝は、湯の湖(湖面標高1480m)の水を一気に落とす名瀑である。
落差は約70m(Wikipediaに落差50mと書いてあるが、間違い)で、幅は約25mあり、戦場ヶ原からもよく見える。

湯滝は戦場ヶ原を歩くハイキングコースの途中にあり、滝を横に見ながら坂を上ると滝上に出ることが出来る。
滝上は車道の間近で、数台分の駐車場がある。
滝下にも有料の駐車場があるので、見物しやすい滝だと言える。


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滝上から

テーマ : 風景写真
ジャンル : 写真

ZIPAIR(ジップエアー)のB787

撮影 2019.10.28
成田空港 ひこうきの丘

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ZIPAIR(ジップエアー)は、日本航空系のLCCで、来年5月に成田-バンコク線に就航する。
B787-8の初号機は、この前日27日に、塗装作業を行っていた厦門(アモイ)から飛来した模様。
これから内装工事を行い、12月に機内が公開される。

初号機の機体は日本航空が運航していたJA822Jで、2機目(JA825J)を導入予定。今後、毎年2機ずつ増やすとのこと。


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2016年6月5日に撮影したJA822J

テーマ : 航空機
ジャンル : 写真

デルタ航空のA330-900

デルタ航空
エアバスA330-900(N402DX)

撮影 2019.10.28
成田 さくらの山

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A330-900型はA330の次世代型で、A330-300型の後継機と言えるだろう。
デルタは成田-シアトル線にA330-900を投入。今日が初飛来となる。

月曜日ということもあり、さくらの山は静かだった。
今日は北風運用だったが、直前に南風運用に変わり、最初にこの機が着陸した。


それにしても、機種名と言い、形状と言い、難しい飛行機である。
同じくデルタのA350-900と比較して見よう。

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A350‐900(N509DN)

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A350‐900(N501DN)

ウイングレットの形状が一番わかりやすいかも知れないが、見る角度によっては微妙。
機首の形は350が特徴的なので、割とわかりやすいかも。(B767と757の違いに似ている)
操縦席の窓の形状は似ているが、330の方が若干シャープに見える。
水平尾翼の付け根の形状と垂直尾翼の付け根のライン。
メインギアが下がった形状。
APUの吹き出し口の形状も。

テーマ : 航空機
ジャンル : 写真

紅葉紀行-龍頭の滝上

龍頭の滝上
栃木県日光市
撮影 2019.10.21

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龍頭の滝を、滝上に架かる橋から見る。これも奥日光で最もメジャーな場所のひとつ。


湯の湖に発する湯川は、戦場ヶ原を流れ、龍頭の滝を流れ下って中禅寺湖に注ぐところでは地獄川と名前を変える、ということを以前書いたことがあるが、若干違うことが今回わかった。

龍頭の滝下の駐車場に入る時、小さな川に架かる橋を渡るが、この小さな川が地獄川という支流で、龍頭の滝下で湯川と合流する。
地獄川は湯川に比べてごく短い川なのだが、国土地理院の地形図には、合流から中禅寺湖に注ぐまでの川に地獄川と確かに書いてある。
支流に見える地獄川の方が本流なのだろうか。


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これが地獄川
名前と裏腹に小さな清流である。春には水際にクリンソウが咲く。

テーマ : 風景写真
ジャンル : 写真

紅葉紀行-龍頭の滝

龍頭の滝
栃木県日光市
撮影 2019.10.21

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龍頭の滝は、湯川が中禅寺湖に注ぐ末端近くにある渓流瀑で、長さは210m。
標高は、滝上が1350m、滝下が1290mほどなので、60m程度の落差がある。
春はツツジ、秋は紅葉の名所で、奥日光で最もメジャーなスポットのひとつ。
奥日光でも紅葉が早いことでも知られる。

テーマ : 風景写真
ジャンル : 写真

土浦全国花火競技大会-あす開催

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今年は国体開催の影響で、第4土曜日の開催になっている。
明日は回復しそうだが、今日の大雨で現地周辺は水浸しになっている。観覧場所探しに苦労するかも知れない。

テーマ : お祭り&行事
ジャンル : 地域情報

セイタカシギ@稲敷

セイタカシギ
チドリ目セイタカシギ科
体長37cm
撮影 2019.10.19 茨城県

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ツルシギと一緒に行動していたセイタカシギ

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このあたりの蓮田に時折現れる。
単独か、数羽の小群であることが多い。今回は2羽。
飛んだところは実に美しい。
やっぱりスタイル抜群の鳥である。

テーマ : 野鳥の写真
ジャンル : 写真

10.20 牛久自然観察の森定例探鳥会

2019.10.20
牛久自然観察の森定例探鳥会
9:00~10:30

コジュケイ
キジバト
ダイサギ
オオタカ
カワセミ
コゲラ
アカゲラ
チョウゲンボウ
モズ
カケス
ハシボソガラス
ハシブトガラス
シジュウカラ
ヒバリ
ヒヨドリ
ウグイス
エナガ
メジロ
スズメ
ハクセキレイ
セグロセキレイ
カワラヒワ
ホオジロ
(ドバト)
以上23+1種

種類はそこそこだが、鳥の絶対数が少ないので、あまり見た気にはなれない探鳥会だった。
カワセミ♂が長時間同じ場所に止まってくれたので、全員が楽しむことが出来た。


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ホトトギス
花被片の斑点を、鳥のホトトギスの胸の斑点に見立てたと言うが?

今回も鳥の写真はなし

テーマ : 博物学・自然・生き物
ジャンル : 学問・文化・芸術

名盤コレクション33 マーラー/交響曲第2番「復活」(アバド/ルツェルン祝祭O)

マーラー/交響曲第2番「復活」
クラウディオ・アバド/ルツェルン祝祭管弦楽団
エテリ・グヴァザーヴァ(ソプラノ)
アンナ・ラーション(アルト)
録音:2003年8月、ルツェルン音楽祭でのライヴ

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アバドの「復活」は、1976年のシカゴ交響楽団、1992年のウィーンフィルとの録音があり、いずれも名演だが、アバド自身関わりが深いルツェルン音楽祭でのライヴ録音を採りたいと思う。
ルツェルン祝祭管弦楽団は、ベルリンフィルのメンバーや、ソリストとしても活躍する錚々たるメンバーを揃えたドリーム・オーケストラである。
弦の各パートにはハーゲン四重奏団のメンバーが入り、第1バイオリンにはルノー・カピュソン、チェロには弟のゴーティエ・カピュソンが入るほか、フルートにエマニュエル・パユ、クラリネットにザビーネ・マイヤーの名も見える。
日本人では、第1バイオリンに荻原尚子、オーボエに吉井瑞穂、ハープに吉野直子が入っている。

テーマ : クラシック
ジャンル : 音楽

ツルシギ@稲敷

ツルシギ
チドリ目シギ科
体長32cm
撮影 2019.10.19 茨城県

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ツルシギは今年初の確認のようだ。

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ツルシギは足が長いので、水深があるところによく入る。
これはまるで泳いでいるように見える。

テーマ : 野鳥の写真
ジャンル : 写真

10.19 稲敷市内

2019.10.19
茨城県稲敷市

ヨシガモ
ヒドリガモ
マガモ
カルガモ
ハシビロガモ
オナガガモ
コガモ
カイツブリ
カワウ
アオサギ
ダイサギ
オオバン
セイタカシギ
ツルシギ
ハマシギ
ユリカモメ
トビ
モズ
ハシブトガラス
ショウドウツバメ
ツバメ
スズメ
ハクセキレイ
セグロセキレイ
以上24種

台風で水が増えた蓮田周辺を廻って見た。
1箇所の蓮田に、ツルシギ1羽、ハマシギ1羽、セイタカシギ2羽を見つけただけだが、この秋はほとんど見ていないのでよかった。
探せばいるのだろうが、なかなか探す気力が出てこない。

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この時期カモ類がよく入る池だが、普通種7種類が満遍なく入っていた。オカヨシガモは見当たらず。
シマアジでもいたら面白いのだが。
200mほど距離があるのが難点だ。

テーマ : 博物学・自然・生き物
ジャンル : 学問・文化・芸術

ヒガンバナに来たナガサキアゲハ

ヒガンバナに来たナガサキアゲハ
アゲハチョウ科
撮影 2019.9.30 埼玉県日高市

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ナガサキアゲハはもともと南方系のチョウだが、近年分布を北に広げていて、温暖化の指標としても注目されている。
最近は北関東での増加が顕著であると言われている。

ナガサキアゲハの名称は、シーボルトが長崎で採集したことによる。
この個体は痛みが激しく、翅に穴が空いている。

テーマ : 昆虫の写真
ジャンル : 写真

フヨウの花に来たホシホウジャク

フヨウの花に来たホシホウジャク
スズメガ科
撮影 2019.9.30 埼玉県日高市

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長い口を伸ばしてホバリングしながら吸蜜する。
ハチに見えるのか、ガだと言っても信じてもらえない場合が多い。

テーマ : 昆虫の写真
ジャンル : 写真

名盤コレクション32 1954年ニューイヤーコンサート(クラウス/VPO)

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1954年ニューイヤーコンサート
クレメンス・クラウス指揮ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団

第1部
ワルツ「剣と琴」(ヨーゼフ・シュトラウス)
ポルカ「ルドルフスハイムの人々」(ヨーゼフ・シュトラウス)
ポルカ・マズルカ「とんぼ」(ヨーゼフ・シュトラウス)
ポルカ「休暇旅行で」(ヨーゼフ・シュトラウス)
アンコール
ワルツ「我が家で」(ヨハン・シュトラウスⅡ)
新ピチカートポルカ(ヨハン・シュトラウスⅡ)
アンコール
ポルカ「ハンガリー万歳」(ヨハン・シュトラウスⅡ)
アンコール

第2部
ワルツ「天体の音楽」(ヨーゼフ・シュトラウス)
ポルカ「5月の喜び」(ヨーゼフ・シュトラウス)
ポルカ「おしゃべりな可愛い口」(ヨーゼフ・シュトラウス)
アンコール
ポルカ「クラップヒェンの森で」(ヨハン・シュトラウスⅡ)
ワルツ「春の声」(ヨハン・シュトラウスⅡ)-中断
ワルツ「春の声」(ヨハン・シュトラウスⅡ)
ポルカ「狩り」(ヨハン・シュトラウスⅡ)
アンコール
常動曲(ヨハン・シュトラウスⅡ)
ワルツ「美しき青きドナウ」(ヨハン・シュトラウスⅡ)
ラデツキー行進曲(ヨハン・シュトラウスⅠ)

録音:1954年1月1日

クライバー盤の記事でも書いたが、ニューイヤーコンサートは1939年12月31日にクレメンス・クラウスの指揮で行われたのが最初である。
2回目は1941年の1月1日に行われ、以後毎年1月1日に行われるようになったが、「ニューイヤーコンサート」と呼ばれるようになったのは後のことである。
コンサートは一貫してクレメンス・クラウスの指揮で行われたが、1946年と47年は、クラウスがナチ協力者の疑いをかけられたため、ヨーゼフ・クリップスが指揮している。
1948年からクラウスが復帰し、1954年に急死するまで、クラウスの指揮で行われた。
1945年にはコンサートは中止になった、ということがWikipediaに書かれていた。(現在は1979年までの記録が削除されている)
ウィーンフィルのHP(日本語版)には、「1945年1月にもこのコンサートが開催され、1月2日に再演もされた」ということが書かれている。
ただ、英語版とドイツ語版にはそのような記述はなく、「終戦の年まで続けられた」という微妙な記述があるだけだが、この表現だと1945年にも行われたとも読める。
1945年1月1日のコンサートがあったのかどうかが不明なため、Wikipediaではその部分が削除されたのかも知れない。

クラウスによるニューイヤーコンサートは12回あるいは13回行われたことになるわけだが、録音が残っているのは最後の1954年のみである。
それも正規の録音ではなく、ラジオ中継をエアチェックしたものがLP化されていて、それをCDに起こしたものである。
女性アナウンサーによるアナウンスが曲間に入っているのはそういう事情による。
そんなわけで、この年代としてもいささか冴えない録音ではあるが、クレメンス・クラウスでなければ聴けない、ウイーンの香りがする演奏であると言えるだろう。
クラウスによるシュトラウス・ファミリーの音楽を聴くならば、同時期のスタジオ録音を採るべきかも知れないが、時にはこんなお祭り騒ぎを聴くのも楽しい。

現在と異なり、曲のあとに同曲のアンコールが演奏されていて、それが5曲もある。
「春の声」では、曲が始まった途端に拍手喝采が起き、中断して初めからまた演奏するという、ハプニングもある。「お祭り」ならではだろう。

テーマ : クラシック
ジャンル : 音楽

富津岬探鳥会(千葉県富津市)

2019.10.6
千葉県富津市、富津岬公園周辺
9:30~12:00

キジバト
カワウ
アオサギ
ミユビシギ
ウミネコ
オオセグロカモメ
ミサゴ
トビ
ハヤブサ
ハシボソガラス
ハシブトガラス
ヒヨドリ
ムクドリ
イソヒヨドリ
スズメ
ハクセキレイ
セグロセキレイ
以上17種

天気予報は芳しくなかったが、予定されていたことなので富津岬での探鳥会を行った。
雨にはならなかったが、どんよりと曇り、北寄りの風が非常に強かった。
ここでの探鳥会は何度かやっているが、こんな天気が多いように思う。

渡りのタカはゼロで、ヒヨドリも20羽程度の群れが何度か飛び出すものの、結局渡らなかった。
唯一ミユビシギの群れが楽しませてくれた。

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ミユビシギ
1羽が小さな魚をつついていた。
魚を主に食べる鳥ならば丸呑みにしてしまうのだが、この場合はちょっと持て余している感じだった。

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ヒヨドリの群れ
いつもはもっと大きな群れが見られるのだが

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富津岬の先端に建つ展望塔
明治100年を記念して、明治105年に建てられた。
非常にユニークな造形として知られている。

構造的に見ると、36本の柱の上に片持ちのスラブが載っている。
高さは全体で9パターンあり、階段で隣のスラブに上るようになっているが、階段は上のスラブから片持ちとなっていて、下のスラブとはつながっておらず、1本1本の柱は構造的に分離されている。
高さのある10本の柱は、下の方で連結されているが、残りの26本の柱は独立している。
全体としては複雑に見えるが、極めて単純な構造になっていることがわかる。

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連結部分は鉄板で補強されているようだ。
海風のため、錆が激しい。

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天辺から陸側を見る。

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対岸に横浜ベイブリッジが見える。

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横須賀美術館からこの展望塔を見たことがあるので、反対に横須賀美術館を探して見た

テーマ : 博物学・自然・生き物
ジャンル : 学問・文化・芸術

巾着田曼珠沙華公園(埼玉県日高市)

巾着田曼珠沙華公園
埼玉県日高市
撮影 2019.9.30

巾着田は、高麗川が大きくループを描いて流れている場所に作られた開墾地で、その地形が巾着に似ているところからこう呼ばれている。
秋になると500万本ものヒガンバナ(曼珠沙華)が咲く。日本最大の群生地と言われている。

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この日、天気予報がはずれ、好天に恵まれそうだったので、行って見ることにした。
巾着田のヒガンバナは、その名の通り秋の彼岸の頃が例年の見ごろだが、今年は開花が10日前後も遅かったようだ。
この1週間前にはほとんど咲いていなかったと、現地で聞いた。

白花

時折、色素異常で白い個体もある。

花

ヒガンバナはヒガンバナ科の球根植物。
秋になると、葉も枝もない花茎が地上に30~50cmほど突出し、その先端に苞に包まれた花序がひとつ付く。
苞が破れると、5~7個(通常6個)の花が放射状に咲く。
ひとつの花には6枚の細長い花弁があり、反り返るように咲く。蘂は7本あり、そのうち雄蘂は6本。やくがついていない1本が雌蘂である。
全体としては、全ての花が輪生状に外向きに並び、通常42本の蘂がおわん状に広がり、独特の形状になる。
花が終わると細長い葉がロゼット状に出るが、翌春には枯れて、地上から姿を消す。
秋になるまで地上には何もない。ヒガンバナは突如出現して大きな群落になる、不思議な植物である。この花は地下にいて、どうやって秋の訪れを知るのだろうか。

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ヒガンバナは、古い時代に中国から渡来した植物と言われている。
人里に多く見られ、田畑や堤防、墓地などでよく大きな群落を作る。
日本にあるヒガンバナは、全て遺伝的に同じであるとされる。だから一斉に咲くのだろう。ソメイヨシノと同じ理屈だと思われる。

テーマ : 花・植物
ジャンル : 写真

曹源寺さざえ堂(群馬県太田市)

曹源寺さざえ堂
群馬県太田市

1187年、新田義重公が京都からの養姫である祥寿姫の菩提を弔うために建てた六角堂が起源とされる。本堂は火災により焼失してしまったため、観音堂だった「さざえ堂」を本堂としている。

正面_R

側面_R

「さざえ堂」は、間口、奥行きともに9間(約16.4m)で、高さは16.8m。外見は2層に見えるが内部は3層になっている。
堂内は上りと下りが別々の回廊になっていて、同じところを2度通らずに元のところに戻れる構造となっている。
回廊内には秩父三十四箇所、阪東三十三箇所、西国三十三箇所、計百箇所の礼所にちなんだ百体観音像が安置されていて、一回りすると百箇所の観音霊場に参拝することが出来るという仕掛けになっている。
一般にこのような形式のものを「さざえ堂」と言い、江戸時代に各地に建てられた。
現在、全国に6箇所のさざえ堂が残っていて、そのうち会津若松市の円通三匝堂、埼玉県本庄市の成身院百体観音堂とともに、「日本三堂」と称している。
曹源寺さざえ堂は現存するさざえ堂の中で最大で、2018年、国の重要文化財に指定された。

その他のさざえ堂としては
 蘭庭院(青森県弘前市)
 長禅寺三世堂(茨城県取手市)
 西新井大師三匝堂(東京都足立区)
が知られている。


現存する6つのさざえ堂の中で、二重螺旋構造を持つ会津のさざえ堂が最もユニークなものである。
曹源寺のさざえ堂は、二重螺旋ではなく、上り下りの階段が別々になっているもので、構造的には特に難しいものではない。
会津のさざえ堂こそ、本来の「さざえ堂」と言うにふさわしい。

階段1_R
1階
右が上り
左が下り

2層_R
2階
右側に帰りのルート

2層3_R
3階

階段2_R
右は3階に行く階段
左は1階に下りる階段

アイソメ_R
模式的に書いて見るとこうなる。(実際はもっと複雑)
黄色が上り、青色が下りの階段

・・・・・・

比較のために、茨城県取手市の長禅寺三世堂を撮影して来た。
規模はやや小さいが、曹源寺のさざえ堂と同様の形式と思われる。
残念ながら内部に入ることは出来なかった。


会津のさざえ堂は何度か見ているが、手元に写真がないので、今度行くことがあったら改めて記事にしたいと思う。

テーマ : 建築
ジャンル : 学問・文化・芸術

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