立山室堂へ
立山室堂に行く場合、長野県側(扇沢)から行くコースと、富山県側(立山駅)から行くコースがある。
関東からだと当然扇沢の方が近い。立山駅へは片道150kmほど余計に走らなければいけない。
それでもあえて富山県側から行くのにはいくつか理由がある。
関東からだと当然扇沢の方が近い。立山駅へは片道150kmほど余計に走らなければいけない。
それでもあえて富山県側から行くのにはいくつか理由がある。
まずお金の問題。
扇沢からは、トロリーバス、地下ケーブル、ロープウェイ、トロリーバスを乗り継いで往復9050円。
立山駅からは、ケーブルカーとバスだけで、往復4310円である。
もちろん、往復300km余計に走る分の燃料代、高速料金(と時間)を考えれば、さほどのメリットはない。
扇沢からは、トロリーバス、地下ケーブル、ロープウェイ、トロリーバスを乗り継いで往復9050円。
立山駅からは、ケーブルカーとバスだけで、往復4310円である。
もちろん、往復300km余計に走る分の燃料代、高速料金(と時間)を考えれば、さほどのメリットはない。
2番目に、立山ロープウェイの待ち時間の問題。
合計6つの乗り物の中で、ロープウェイの輸送力が一番低いので、繁忙期にはかなりの待ち時間を覚悟しなければいけない。
合計6つの乗り物の中で、ロープウェイの輸送力が一番低いので、繁忙期にはかなりの待ち時間を覚悟しなければいけない。
黒部ダムを見るのもいいし、立山ロープウェイも楽しい。
最後にそのコースを歩いたのは1997年なので、久しぶりに扇沢から行って見ようかとも考えた。
だが、そこには一番大きな問題があった。
最後にそのコースを歩いたのは1997年なので、久しぶりに扇沢から行って見ようかとも考えた。
だが、そこには一番大きな問題があった。
この時期、立山駅からのケーブルカー始発は6時である。
美女平で臨時バスに乗ると、最速7時5分に室堂に着く。
ところが扇沢発のトロリーバスは、始発が7時半なのである。
7時半?
夏休みのこの時期に?
意味不明
美女平で臨時バスに乗ると、最速7時5分に室堂に着く。
ところが扇沢発のトロリーバスは、始発が7時半なのである。
7時半?
夏休みのこの時期に?
意味不明
これだと、最速でも室堂には9時。ロープウェイの待ち時間を考えると、現実的には9時半から10時になってしまう。
室堂周辺で5時間程度のハイキングを考えると、この時間差は致命的。
しかもこれには黒部ダムの見学などは考えていないし、午後になれば帰りのロープウェイはもっと待たなければならない。
室堂周辺で5時間程度のハイキングを考えると、この時間差は致命的。
しかもこれには黒部ダムの見学などは考えていないし、午後になれば帰りのロープウェイはもっと待たなければならない。
結局そのコースならば室堂で1泊が必要だろう。それはまたの機会ということで。
予定通り7時5分には室堂ターミナルに到着。
一ノ越方面に500mほど歩くと、左に立山室堂山荘、右に浄土山及び室堂山展望台に行く登山道が分岐する。
立山室堂山荘前。
正面に見える立山連峰に、今年はほとんど雪がない。
これほど雪がない立山は初めてだ。
今回は、室堂山展望台まで往復する。
ターミナルからは約250mほどの登りである。
ターミナルからは約250mほどの登りである。
少し雲も出てしまったので、12時ごろには下りのバスに乗った。
天狗平の下あたりから雨になり、立山駅では予想外の土砂降りになっていた。
称名滝に行くつもりだったがあきらめて富山市方面に下ると、途中から雨は上がり、富山市内は例によって猛暑だった。
天狗平の下あたりから雨になり、立山駅では予想外の土砂降りになっていた。
称名滝に行くつもりだったがあきらめて富山市方面に下ると、途中から雨は上がり、富山市内は例によって猛暑だった。
ライチョウ@立山、その3
ライチョウ
キジ目キジ科
体長37cm
撮影 富山県、立山
室堂平に降りて来た。
この時期、繁殖が遅いのか、まだ♂と♀のペアがいるという話を聞いたので、ミクリガ池周辺を探して見る。
それは見つからなかったが、この日3番目のファミリーを室堂平で見ることが出来た。
♀成鳥とヒナ1羽。
ここは室堂ターミナルからわずか200mほどのところで、ここで見られれば一番楽な場所だが、割と出現頻度が高い場所でもある。
登山道からも至近距離なので、一般の観光客にも見やすい場所だ。
クモマベニヒカゲ@立山
クモマベニヒカゲ
撮影 富山県、立山室堂
撮影 富山県、立山室堂
高山蝶の中でベニヒカゲは割と見やすいが、より高い場所に生息するクモマベニヒカゲは、なかなか撮影するチャンスがなかった。
今回、ミクリガ池の周辺で2頭ほど見ることが出来た。
自分にとってはかなりあこがれの蝶だったので、とても嬉しかった。
今回、ミクリガ池の周辺で2頭ほど見ることが出来た。
自分にとってはかなりあこがれの蝶だったので、とても嬉しかった。
ライチョウ@立山、その2
ライチョウ
キジ目キジ科
体長37cm
撮影 富山県、立山
先のファミリーがいた場所から5分ぐらい降りると、登山道の脇に別の♀成鳥を見つけた。
5羽のヒナを連れていた。
今まで見た中では、ヒナの数は4羽が最高だった。
今年は7羽のヒナがいるファミリーがいるということを、レンジャーの人に聞いた。
立山でのライチョウの生息密度についてはよくわからないが、これだけ接近した場所に2つのファミリーがいることは意外だった。
チングルマが咲き乱れる中、高山ならではの光景。
ライチョウ@立山、その1
ライチョウ
キジ目キジ科
体長37cm
撮影 富山県、立山
キジ目キジ科
体長37cm
撮影 富山県、立山
室堂ターミナルから一ノ越に向かって500mほど行くと、左に立山室堂山荘、右に浄土山登山口及び室堂山展望台に向かう分岐がある。
今回は室堂山展望台に行って見た。
室堂ターミナル(標高2430m)から約250mほど登る。
北アルプス一帯と、立山カルデラが一望できるはずだったが、残念ながらそちらは雲がかかってしまった。
今回は室堂山展望台に行って見た。
室堂ターミナル(標高2430m)から約250mほど登る。
北アルプス一帯と、立山カルデラが一望できるはずだったが、残念ながらそちらは雲がかかってしまった。