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トビ@鴨川






トビ
タカ目タカ科
体長 ♂59cm ♀69cm
撮影 2014.6.29 千葉県鴨川市

猛禽類の中ではありふれた鳥だが、自分の地元にはあまりいない。
海岸部には多いが、この漁港には数十羽が飛んでいた。
時期的に羽の状態はかなりボロボロの個体が多い。、

さくらの丘から(6/29)

勝浦方面からの帰りに立ち寄って見た。
雲が出てしまったので、数機撮影しただけで引き上げた。



ユナイテッド航空
B777-200
N77014

エンジンに「GE90」のロゴ




デルタ航空
B747-400
N676NW

レジ番号から、元ノースウェストの機体




中国南方航空
A330-200
B6528

中国最大の航空会社で、旅客キロ数では世界5位の会社。
中国らしからぬデザインだが、所属する航空連合「スカイチーム」の塗装。

アマサギ@利根


アマサギ
ペリカン目サギ科
体長51cm
撮影 2014.6.28 茨城県利根町

色がまだらになって来たアマサギ。

オオミズナギドリ@三宅島航路

少し時間が経ってしまったが、5/31~6/1の三宅島航路から

5/31



3:30ごろデッキに出て見る。
もちろんまだ真っ暗だが、東の空に金星がひと際明るく輝いていた。










日の出は4:30
オオミズナギドリが多数飛んでいる




4:46ごろ
5:00には三宅島に着いてしまうので、長くは見ていられない。

・・・・・・

6/1
三宅島の発着港は3か所あって、その日の風の状態で決まる。
三宅島発は14:20なのだが、12時ごろに「今日は錆ヶ浜港」と発表があって、いささか慌てた。

この日もベタ凪ぎで、鳥を見るには楽な状態
左舷は逆光になるので、右舷に陣取っていた。
何も飛ばなかったが、ふと左舷側を見ると大群が飛んでいた。









恐らく数万羽にも及ぶだろう、オオミズナギドリの夥しい群れ。




日没

帰りの三宅島航路は、オオミズナギドリの他には、少数のハシボソミズナギドリ、ハイイロミズナギドリを観察したのみで、ウミツバメ類、アホウドリ類などは観察できなかった。

6/15 牛久自然観察の森定例探鳥会

2014.6.15
牛久自然観察の森

野鳥調査
7:00~8:20
コジュケイ S
カルガモ
キジバト
アマサギ
アオサギ
チュウサギ
ホトトギス S
オオタカ
ハシボソガラス
ハシブトガラス
シジュウカラ
ツバメ
ヒヨドリ
ウグイス S
エナガ
メジロ
スズメ
カワラヒワ
ホオジロ
以上19種


定例探鳥会
9:00~11:00
コジュケイ S
カルガモ
キジバト
カワウ※
ゴイサギ
アマサギ
アオサギ
ダイサギ
チュウサギ
ホトトギス
サシバ S
コゲラ
ハシボソガラス
ハシブトガラス
シジュウカラ
ツバメ
ヒヨドリ
ウグイス S
メジロ
スズメ
カワラヒワ
ホオジロ
以上22種

定例の探鳥会。
日本-コートジボワール戦を気にしながらの探鳥会となった。
キビタキの声はしていたが遠かった。
田んぼでは、サギ類5種が観察できた。

本日24種

11/22/63(スティーヴン・キング)


11/22/63(上下)
スティーヴン・キング
文藝春秋
各2100円+税

タイトル(いちいちにいにいろくさん)はジョン・F・ケネディ大統領が暗殺された日付。
過去に遡り、ケネディ暗殺を阻止しに行くと言うタイムトラベルものである。
タイムトラベルものは数多くあるが、本書の面白いところは「歴史の改変」に鋭く焦点を当てたところにあると思う。
2段組み、上下巻で1050ページを超える大作

SFであり、現代史を扱った歴史小説であり、多くの部分で恋愛小説でもある。
日本人として残念に思うのは、1950年代から60年代のアメリカ文化をよく知っていればさらに楽しめただろうということだ。

一体、ケネディ暗殺は阻止できるのか。
阻止出来たとして、その後の歴史がどう変わってしまうのか、そのあたりが非常に読みごたえがある。
ラストはさすがだと思った。ラストシーンは絶対に映画向きだと思う。

ケネディ暗殺は、公式にはオズワルドの単独犯行ということになっているが、異論も多く、陰謀説を含めて多くの議論がある。
オズワルド単独犯行説が正しいのかどうかを含め、キング自身の見解があとがきに納められていて、これも非常に興味深い。

リヒャルト・シュトラウス/楽劇「サロメ」


昨日R・シュトラウスの作品をけなしたので、埋め合わせという訳ではないが。。。


10月17日、ワレリー・ゲルギエフ指揮マリインスキー劇場管弦楽団の演奏で、リヒャルト・シュトラウス作曲の楽劇「サロメ」が演奏会形式で上演される。
行きたいような気もするのだが、NHK音楽祭の一環で会場がNHKホールなので、ちょっと二の足を踏んでいる次第。


今日のCD
リヒャルト・シュトラウス/楽劇「サロメ」全曲
ヘルベルト・フォン・カラヤン指揮ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
 サロメ:ヒルデガルト・ベーレンス
 ヘロデ:カール=ワルター・ベーム
 ヘロディアス:アグネス・バルツァ
 ヨカナーン:ヨセ・ファン・ダム
 ナラボート:ヴィエスワフ・オフマン
1977年録音


かつてウィーン・フィルが来日した時、ハインリッヒ・ホルライザー指揮による「サロメ」がNHKで放映された。
今検索して見ると1980年10月23日の公演である。
 サロメ:レオニー・リザネク
 ヘロデ:ハンス・バイラー
 ヘロディアス:ゲルトルード・ヤーン
 ヨカナーン:ベルント・ヴァイクル
 ナラボート:ヨーゼフ・ホプファーヴィーザー

これが「サロメ」を見た最初で、非常に印象深いものだった。
執拗にヨカナーンの首を要求するサロメと、拒否しながらも渋々承諾させられるヘロデとの鬼気迫るやり取り。盆に載せられたヨカナーンの生首が奈落から上がってくる衝撃的なシーン。
その印象が余りにも強かったので、逆に「7つのヴェールの踊り」の印象については覚えていない。

カラヤンとベーレンスによる「サロメ」は1977年の録音なので、同じ頃に発売されたものだと思う。
自分にとって「サロメ」はリザネクの映像とベーレンスの歌唱が非常に大きな位置を占めているが、どちらが最初の体験だったかは覚えていない。

リヒャルト・シュトラウス、特にそのオペラに関しては絶対的な評価があるカラヤンの演奏。とりあえず「サロメ」と「ばらの騎士」はカラヤンで決まり。

ところでベーレンスは、2009年に滞在中の日本で亡くなったそうだ。

サンショウクイ@大子



サンショウクイ
スズメ目サンショウクイ科
体長20cm
撮影 2014.6.14 茨城県大子町

サンショウクイを初めて見たのは奥日光の戦場ヶ原だった。
その後各地で見てはいるが、渡り途中の飛島を除けば、比較的標高の高い山地での観察である。
去年、茨城県北部の山地で意外に多くが飛来しているのがわかったので、今年も行って見た。
標高は500mほどである。ちなみに茨城県で最高峰は八溝山の1022m。

名前の由来ともなっている「ヒリリリン、ヒリリリン」という声を頼りに探す。この鳥は飛びながら鳴くことが多い。
高い木の枝先によく止まる。

この山では、キビタキ、オオルリ、イカルが賑やかだったが、ホトトギスの声は聞かなかった。
このあとは他の山域に移動してサンコウチョウを観察する。
そこでもキビタキは賑やかだったが、そこでよく聞かれるクロツグミは音なしだった。

紀元2600年祝典曲(リヒャルト・シュトラウス)

昭和15年、日本政府は6か国の作曲家に、紀元2600年を記念する祝典音楽の作曲を依頼した。
寄せられたのが、
 ジャック・イベール「祝典序曲」(フランス)
 イルデブランド・ピツェッティ「交響曲イ調」(イタリア)
 シャーンドル・ヴェレッシュ「交響曲第1番」(ハンガリー)
 リヒャルト・シュトラウス「紀元2600年祝典曲」(ドイツ)
の4作品である。
このうち、シュトラウスは言うまでもなく、イベールも有名だが、他の2人については全く知らない。
イギリスではベンジャミン・ブリテンが「鎮魂交響曲(シンフォニア・ダ・レクイエム)を寄せたが、祝典音楽を依頼したのに、レクイエムとは失礼だという理由で拒否された。
このほか、アメリカにも打診したが、日米関係の悪化を理由に断わられた。

ブリテンがなぜレクイエムを送ったのかについては謎である。
当時困窮していたブリテンは、報酬目当てに引き受けたが結局完成せず、別の作品を送ったという説もある。
戦後来日したブリテンは、涼しい顔で同曲を日本初演したと言う。
紀元2600年祝典音楽の中で、唯一傑作として残ったのがブリテンの作品であることは皮肉である。

今日、NHK(Eテレ)で、リヒャルト・シュトラウス「紀元2600年祝典曲」が放送されたのを視聴した。
4月に行われたN響の定期公演で、指揮はネーメ・ヤルヴィ。
同じくシュトラウス作曲の、祝典前奏曲とバレエ音楽「ヨゼフの伝説」の2曲とともに演奏された。
今回初めてこの曲を聴くことが出来たが、大方の評価どおり極めて面白くない音楽だった。

ほとんど演奏されない3曲を定期のプログラムにかけたN響とヤルヴィには、とりあえず敬意を表したいと思う。今後恐らく聴く機会はなさそうだから。

亜種シチトウメジロ@三宅島


メジロ(亜種シチトウメジロ)
スズメ目メジロ科
体長
撮影 2014.5.31 三宅島

メジロも非常に多かったが、ほとんど撮影していない。
これはアカコッコ館裏の水場で。

メジロには8亜種が知られている。
■メジロ(基亜種)
■シチトウメジロ(主に伊豆諸島)
■イオウトウメジロ又はイオウジマメジロ(硫黄島)
■ダイトウメジロ(南北大東島)
■シマメジロ(主に種子島、屋久島)
■リュウキュウメジロ(南西諸島)
以上は日本産鳥類目録に記載。その他、大陸系の亜種として
■ヒメメジロ(主に中国大陸)
■ハイナンメジロ(海南島)
という2亜種がある。
大陸産の亜種については、国内のメジロを違法に飼うための隠れ蓑として、違法に輸入されているという可能性がある。

亜種シチトウメジロは、亜種メジロに比べるとやや大きく、嘴が太くて長い傾向にある。
脇の褐色味は薄く、虹彩はいくぶん赤味がかっているとされる。


今回は、
 亜種オーストンヤマガラ
 亜種タネコマドリ
 亜種シチトウメジロ
については、一応撮影出来たが、
 亜種ミヤケコゲラ
 亜種モスケミソサザイ
については撮影出来なかった。
次回行くことがあればそれらも撮影して見たいと思う


ところで、亜種シチトウメジロはメジロに比べて若干大きい。
亜種ミヤケコゲラもコゲラよりも大きく、亜種オーストンヤマガラもヤマガラよりも大きい傾向にあるようだ。
「大陸に比べ島嶼部では、大型動物は小さくなる方向に進化し、小型動物は大きくなる方向に進化する」
という「フォスターの法則(島の法則)」に従ったものかも知れない。(島の方が天敵や競争者が少ないという前提がある)

小鳥のような小型動物は、体重に比べて体の表面積が相対的に大きく、体温の発散が激しいので、体重に比べてより多くの餌を必要とする。
また、小型動物は天敵から身を隠しやすいために、小さいことが武器になる。
三宅島の亜種がフォスターの法則に従ったものかはわからないが、素人なりに解釈すると、天敵や競争者が少なければ、無理して小さい体を維持する必要がないので、大きくなる方向に進化するということかという風に考えられる。

アカコッコ@三宅島

アカコッコ
スズメ目ヒタキ科
体長23cm
撮影 2014.5.31 三宅島

伊豆諸島とトカラ列島にのみ生息する日本固有種で、国の天然記念物。
三宅島は最大の繁殖地で、三宅島の象徴的な鳥である。

アカコッコは、ネズミ駆除の目的で人為的に放獣されたイタチによって、その生息域がおびやかされている。
1970年代に試験的に放獣されたが、アカコッコなどの捕食につながるとしてその後は行われなかったが、1982年ごろに違法放獣されたものが繁殖し、問題になっている。

林道を車で移動すると、アカコッコが左右から飛び出すのがよく見える。ただ、茂みに入ってしまうことが多いので、観察・撮影するには意外に手ごわい鳥だった。




あまりアカコッコらしくない写真だが、ほかにいい写真がなかったので。
背が黒く、やや青味がかって見えるが、薄暗い場所で光線の加減だと思う。
アカコッコ館では、アカコッコの生息域を把握するためにカラーリングで標識している。
色の組み合わせで放鳥時期がわかる仕組みで、この個体のカラーリングはピンク-ピンクの組み合わせだった。

サンカノゴイ@千葉県





サンカノゴイ
ペリカン目サギ科
体長70cm
撮影 2014.6.8 千葉県

天気もよくないし、「ちょっとだけ覗いて見るか」という感じで土手に上ると、目の前にいるようなので驚いた。
この鳥にはいつも意表をつかれる。

この鳥と人間との距離感としては近すぎるような気もしたが、鳥の方でもぎりぎりの間合いを取っているように思えた。

カラスバト@三宅島


カラスバト
ハト目ハト科
体長40cm
撮影 2014.5.31 三宅島、大路池

主に日本各地の島嶼部の常緑広葉樹林に生息する国の天然記念物。

三宅島ではかなり個体数が多いようだ。
「ウッウウー」という、牛のような特徴的な声はあちこちから聞こえて来る。

1日目、アカコッコ館周辺で飛ぶのを見た。
移動中の車から、目の前を飛ぶのを見た。
午後、大路池で確認したのがこの写真

2日目朝、アカコッコ館周辺で、至近距離を飛ぶのを何度か観察。
大路池では周辺で飛ぶのを観察。
富賀浜でも観察。

個人的には飛島でよく声は聞いているが、姿を見たのは1度だけ。
実際、これだけ頻繁に姿を見られるとは思わなかった。姿を見るのはこの時期が一番いいらしい。


ハトの仲間としては大型で、全身が黒っぽく「クロバト」と呼ばれることがある。
首と尾が長く、体の割に頭が小さく見えるので、飛んだ時にも体型の違いはよくわかる。

ウチヤマセンニュウ@三宅島



ウチヤマセンニュウ
スズメ目センニュウ科
体長17cm
撮影 2014.5.31 三宅島、伊豆岬

センニュウと名がつくのは、ウチヤマを含めシマ、エゾ、マキノ、シベリアの5種。
これにオオセッカを含めて、第7版の目録から新設されたセンニュウ科は6種ということになる。
このうちシベリアセンニュウは極めて稀な迷鳥で、シマセンニュウ、エゾセンニュウ、マキノセンニュウが見られるのは主に北海道である。
オオセッカも含め、いずれも生息地が限られているので、見ることが難しい鳥ばかりである。
そう考えると、オオセッカを見慣れている我々は幸せであると言える。


ウチヤマセンニュウは、伊豆諸島、九州、和歌山県の島嶼部などで繁殖する。
三宅島は最大の繁殖地で、中でも伊豆岬の個体数が多いと言われている。
この場所は開けていて見やすいのだが、午前中は逆光になりやすい。
三宅島では他に富賀浜が繁殖地として知られている。翌日には富賀浜で見ることが出来た。

近縁種の中ではシマセンニュウに似ている。
かつてはシマセンニュウの亜種とされたこともあり、ウチヤマシマセンニュウという表記も用いられたことがある。

囀りを頼りに探すと、遠くの草や低木の天辺に止まっている。
時折り見やすい位置に止まってくれるので有難い。センニュウの仲間としては比較的目立つところに止まる鳥。
オオセッカに似た囀り飛翔を何度か見た。行動はやっぱりオオセッカに似ている。

亜種オーストンヤマガラ@三宅島

ヤマガラ(亜種オーストンヤマガラ)
スズメ目シジュウカラ科
体長14cm
撮影 2014.5.31 三宅島






三宅島、御蔵島、八丈島に分布する固有亜種。
基亜種ヤマガラに比べてやや大きく、足と嘴が太い。これは食性に適応したもののようである。
何と言っても色合いが全く違うので、仮に基亜種ヤマガラと混在していても見間違うことはなさそうである。



アカコッコ館裏の水場で

・・・・・・

アラン・オーストンと言う人は横浜に在住していたイギリス人貿易商で、鳥類の採集者、アマチュアのナチュラリストでもあった。
他にオーストンウミツバメ、亜種オーストンオオアカゲラにその名を残している。
オーストンは愛用のヨットを用いて、海洋生物の研究にも貢献した。ミツクリザメの発見者としても知られている。

・・・・・・

ところで日本の鳥には、人名または人名と思われる名が付いたものがいくつかある。
鳥類の名にその名を残した人物を、この機会に一通りまとめて見よう。
(飯島魁については、先日の記事を参照)

■折居彪二郎(おりいひょうじろう)
(オリイモズ 亜種オリイコゲラ 亜種オリイヤマガラ)
明治の終わりから昭和の初めにかけて、主に山階芳麿や黒田長禮といった鳥類や哺乳類の研究者の依頼で、千島、樺太、朝鮮半島、満州、琉球列島、台湾、ミクロネシアなどで鳥獣の採集を行った。

■小川三紀(おがわみのり)
(オガワコマドリ 亜種オガワミソサザイ)
1876年(明治9年)に静岡藩医の家に生まれた。
日本人で最初に鳥類に専念した研究者の一人と言われ、飯島魁に次いで日本の鳥類目録をまとめた人。
精力的に鳥類の標本を収集して研究を続けたが、惜しくも32歳という若さで没する。
死の2年前(1906年)、静岡県で不明の鳥を採集し、その鳥にオガワコマドリの名が付けられた。

■波江元吉(なみえもとよし)
(亜種ナミエオオアカゲラ 亜種ナミエヤマガラ)
1854年生まれの動物学者で、ナミエシロチョウにもその名が残る。

■籾山徳太郎(もみやまとくたろう)
(亜種モミヤマフクロウ)
日本橋の商家に生まれ、貿易で財を成し、鳥類の標本を多数採集した。
そのコレクションは現在山階鳥研にあるが、山階が所蔵する標本の1割ほどが籾山コレクションだと言われている。
また、早くから探鳥会の指導的な役割をした人物としても知られている。
「探鳥会」とは中西悟堂の造語だが、中西が戦前から行っていた明治神宮探鳥会を、戦後引き継いだのが籾山徳太郎であった。

■野口源之助(のぐちげんのすけ)
(ノグチゲラ)
1844年生まれの採集者。
イギリス人ジェームス・プライヤーとともに標本を採集した。

■シャルル・リュシアン・ボナパルト
(ボナパルトカモメ)
ボナパルトと聞くとナポレオンを連想するが、的外れではなく、ナポレオンの弟の長男に当たる鳥類学者。


以下は、人名に由来するかどうかわからないが、出典不明のもの
◆ヤマザキヒタキ
山崎常太郎(やまざきつねたろう)という標本採集者の名が知られているが、ヤマザキヒタキがこの人に由来するかどうかは不明。
山階にはヤマザキヒタキの標本が2点あるが、ともに外国人の採集によるものらしい。

◆アサクラサンショウクイ
朝倉喜代松という採集者の名前が記録に残っているが、この人に由来するかどうかは不明。
この人を検索すると、台湾のウェブサイトが多くヒットし、蝶関係の記事が多いように思われる。
もしかすると人名由来ではなく、朝倉山椒(アサクラザンショウ)という、サンショウの品種に由来する命名かも知れない。

◆マキノセンニュウ
植物だったら牧野富太郎で決まりだと思うが、鳥なので関係はなさそう。
「牧野」とは単に牧草地を指すという説もある。マキバシギやマキバタヒバリのような命名かも知れない。

◆ウチヤマセンニュウ
「内山」の由来は、人名であるかどうかも含めて不明。

◆亜種モスケミソサザイ
亜種名はmoskeiだが、由来は不明。
とりあえず日本産鳥類目録の中で、漢字表記不明の鳥はこの亜種だけ。
「モスケ」の由来と漢字表記を知りたいのだが、どなたかご存じではないだろうか。

チュウサギ@土浦

チュウサギ
ペリカン目サギ科
体長69cm
撮影 2014.6.5 茨城県土浦市

関東も梅雨入りした。
この時期の水田は、稲も成長してとても綺麗である。
サギ類で多いのはチュウサギとアマサギ。
夏羽から冬羽への換羽状態がさまざまである。



まだ、ほぼ夏羽の個体




冬羽への換羽がやや進んだ個体




ほぼ冬羽に換羽した個体

イイジマムシクイ@三宅島


イイジマムシクイ
スズメ目ムシクイ科
体長12cm
撮影 2014.5.31 三宅島

世界で伊豆諸島とトカラ列島の一部でのみ繁殖する世界的希少種。国の天然記念物に指定されている。
三宅島には、3月末から4月上旬にかけて集中的に飛来するという報告がある。
越冬地についてはいまだによくわかっていない。
フィリピンのルソン島で冬季に捕獲された例があり、沖縄や台湾で冬季に観察例があることから、沖縄から台湾、フィリピン周辺が越冬地ではないかと考えられているが、推測の域を出ないようである。
秋の渡り時には静岡から九州の太平洋沿岸で観察されることがあるようだが、春の渡り時期に本州で観察されることは稀で、伊豆諸島への渡りのルートとしては、太平洋上を北上するものと考えられている。
4月~5月ごろ、本州で観察されることがあり、関東地方でも少数の観察例がある。
これらの個体は、渡りのルートを外れて迷行した可能性が高い。
小さくて地味な上に、センダイムシクイに酷似していることから、見逃されている可能性はあると思われる。
逆に本州での誤認例としては、センダイムシクイの他メボソムシクイの例が目立つようである。
識別ポイントは微妙だが、囀りを聞ければ間違いない。
「チョピチョピチョピ、チョリチョリチョリ」と、体の割りに大きな声量で盛んに鳴く。
この時期の三宅島では生息密度が高く、あっちでもこっちでも聞こえるが、他のムシクイ類同様、観察しやすい場所にはなかなか出て来ず、撮影には手ごわい鳥である。
本州の山地でメボソムシクイを聞く状況と、雰囲気としてはよく似ている。
地鳴きはヒタキ類に似た「ヒッ、ヒッ」という声で鳴くことが多い。


ところで三宅島にはホトトギスが非常に多い。
ホトトギスの托卵相手は専らウグイスだが、三宅島においてはイイジマムシクイに托卵する個体がいるようだ。
2日間でカッコウの声は聞かなかったが、ツツドリの声は数回聞いた。
ツツドリの托卵相手は、本州から北海道においてはセンダイムシクイであることが多い。北海道にはホトトギスがいないため、ウグイスは安泰かというとそうでもなく、ツツドリに托卵されると言う。
三宅島のツツドリは、センダイムシクイに近縁のイイジマムシクイに托卵するのかと考えたが、そのような文献は見当たらなかった。


イイジマムシクイは、英名Ijima's Leaf Warbler 学名Phylloscopus ijimae
で、いずれにも「イイジマ」の名が入っている。
これは飯島魁(いいじまいさお)という人の名に由来している。

飯島は1861年、浜松生まれ。
エドワード・モースに師事し、大森貝塚の発掘にも関わった。
東京湾周辺には多くの貝塚があるが、私の地元である茨城県の霞ヶ浦周辺も貝塚の密集地として知られている。
なかでも陸平貝塚(茨城県美浦村)は、1879年に日本人の手による初めての発掘調査が行われた。
その発掘を行ったのが、当時東京大学の学生だった佐々木忠次郎と飯島魁である。
本来、飯島の専門は動物学で、寄生虫の研究でも知られている。
日本鳥学会を創設し、初代会長になった人物で、日本で初めて鳥類目録を作成したことでも知られている。

亜種タネコマドリ@三宅島

コマドリ(亜種タネコマドリ)
スズメ目ヒタキ科
体長14cm
撮影 2014.5.31~6.1 三宅島

三宅島に行って来たと言うと、ヤイロチョウを見に行って振られたと思われるかも知れないが、半年前から決まっていた探鳥会である。
参加者は15人で、私の会で行った宿泊の探鳥会としては最大の人数になった。
船も団体扱いである。

ヤイロチョウに関しては、5月23日に発見され、28日が終認だった。
探鳥会が1週間前だったら見ることが出来たはずだが、結果論なので仕方がない。
半年前に決めた探鳥会にヤイロチョウが当たったら神がかり的だっただろう。
なぜ第4週ではなく第5週にしたのかは、今となってはわからないが、
 第1週は飛島(結局は行かなかったが)
 第2週は奥日光
 第3週は地元での定例探鳥会
という予定だったので、あまりに続き過ぎだという感覚があったのかも知れない。

とりあえず2日間とも好天に恵まれ、行き帰りの船も波静かで、楽しい探鳥会が出来た。
この島で見るべき4種+5亜種を一応観察することが出来たのでまずは成功と思う。(亜種モスケミソサザイだけは声だけ確認)
4種+5亜種は以下の通り
 アカコッコ
 イイジマムシクイ
 ウチヤマセンニュウ
 カラスバト
 亜種オーストンヤマガラ
 亜種タネコマドリ
 亜種ミヤケコゲラ
 亜種シチトウメジロ
 亜種モスケミソサザイ


亜種タネコマドリは、伊豆諸島に通年生息し、屋久島、種子島でも見られる。
亜種名は種子島に由来する。




31日に撮影
暗いところばかりにいたが、突然明るい場所に出て来たので、オーバーになってしまった。
いい感じだったのに残念。




1日朝に撮影
前日と同じソングポストだった。


基亜種コマドリとの違いは、胸のオレンジ色の部分と腹との境界線が不明瞭(コマドリは黒い横線が目立つ)であることや、嘴の根元に黄色味があることなどが挙げられるが、両亜種が混在する可能性は限りなく低いと思われるので、識別に関しての問題は特になさそうである。
亜高山帯の鳥というイメージが強いコマドリが、温暖な南の島に生息しているというのはとても不思議な感じがする。
近年、個体数は減少しているらしいが、三宅島での盛んな囀りを聞いていると、生息密度は非常に高い。
コマドリを見るなら上高地よりも三宅島の方が簡単だと思った。

5/31~6/1 三宅島

2014.5.31~6.1
三宅島
5/31 4:00~17:00
6/1  4:30~19:00(日没まで)

コジュケイ S
カラスバト■
キジバト
オオミズナギドリ■
ハイイロミズナギドリ■ 帰りの航路
ハシボソミズナギドリ■
ダイサギ
チュウサギ
ホトトギス
ツツドリ S
アマツバメ■
ウミネコ
ミサゴ※
トビ
アカショウビン※ S
コゲラ(亜種ミヤケコゲラ)
ハシボソガラス
ハシブトガラス
ヤマガラ(亜種オーストンヤマガラ)
シジュウカラ
ツバメ
ヒヨドリ
ウグイス
イイジマムシクイ■
メジロ(亜種シチトウメジロ)
ウチヤマセンニュウ■
ミソサザイ(亜種モスケミソサザイ) S
アカコッコ■
コマドリ(亜種タネコマドリ)■
イソヒヨドリ
スズメ
カワラヒワ
ホオジロ
以上33種
■今年初確認
※自分は未確認

今年は三宅島での1泊探鳥会を催した。
参加者は15人で、宿泊の探鳥会としてはこれまでで最高。船も団体扱いになった。
天気は2日とも好天で、海はベタ凪ぎだった。
とりあえず、ここで見るべき鳥は見たと思う。
種類としてはあまり出ないが、鳥の生息密度が非常に高い。
特にイイジマムシクイの数が多く、普通種としてはホトトギスが非常に多い島である。
帰りの航路ではアホウドリ類、ウミツバメ類、ウミスズメ類は皆無だったが、夥しい数のオオミズナギドリの群れに遭遇した。

ここまで171種+4亜種+その他6種

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