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セグロとオオセグロ

撮影 2012.11.24 千葉県銚子市

「ゴメが鳴くから鰊が来る」とは、北原ミレイの「石狩挽歌」の一節だが、「ゴメ」と言うのは北海道地方の方言で、カモメ一般(あるいはウミネコ)のことを指す。
もともとカモメの語源は、幼鳥の背に出る籠型の模様から、籠目→カゴメ→カモメ に変化したという説が一般的である。
 カゴメ→カモメ
 カゴメ→ゴメ
というのは納得できるのだが、カモメの語源が幼鳥の背の模様というのは、今ひとつ納得できないのだが。

冒頭の歌にもあるように、漁師とカモメの関係は深い。
漁があると、カモメがたくさん群がって来る。
漁のない日はカモメも少ない。
だから、なるべくなら日曜日は避けるようにしている。



漁港に群がるセグロカモメとオオセグロカモメの群れ。
中にウミネコが4羽ほどいる。




中央にセグロカモメの幼羽。
この、背の模様が「カゴメ」の由来とされるが。
右はオオセグロカモメの第1回冬羽。左はウミネコの幼羽。

セグロとオオセグロの大きさは個体差が大きく、普通はこの2羽ほどわかりやすくはない。小さなオオセグロと大きなセグロでは逆転する。




セグロカモメ成鳥




オオセグロカモメ第4回冬羽
目の周囲が落ち窪んでいるせいで、ちょっと怖い顔つきに見える。




セグロカモメ第1回冬羽




オオセグロカモメ第1回冬羽
この2枚で、初列風切のパターン(淡色と暗色の)違いがわかると思う。

錦繍の東北(4)~鳴子ダム(荒尾湖)






宮城県旧鳴子町(現大崎市)
撮影 2012.11.10

鳴子温泉から、国道108号線で、鬼首(おにこべ)温泉に向かう。
その先、仙秋サンラインという愛称の道は、秋田県の秋の宮温泉郷に至る紅葉絶景の道である。
今回はそこまで行かず、鳴子ダム(荒尾湖)まで。

ダム湖に沿って走る道は意外に交通量が多く、ゆっくり止めて撮影というわけにはいかない。
車窓から見ると良さそうな風景でも、実際に撮影となると難しいものである。


次回は中尊寺

ワシカモメ@銚子


ワシカモメ
チドリ目カモメ科
体長65cm
撮影 2012.11.24 千葉県銚子市

今シーズン初認のワシカモメ。
肩羽のグレーの羽が出ているので、第2回冬羽かと思う。
ゴツい嘴と、汚れたような色の足が見どころ(?)か。

ガビチョウ@秋ヶ瀬

ガビチョウ
スズメ目チメドリ科
体長 ヒヨドリ程度?
撮影 2012.11.25 埼玉県さいたま市秋ヶ瀬公園



東南アジア原産の外来種。
飼い鳥として輸入されていたものが、籠抜けで野生化したとされる。
一時は鳴き声を楽しむ鳥として人気があったが、見た目は意外に地味であること、鳴き声も案外騒々しい、というような理由から売れなくなり、一部のペットショップが、売れ残った鳥を大量に放鳥したとも言われている。
特定外来生物に指定されており、現在では飼うことは出来ない。

非常に大きなよく通る声で囀る鳥であり、いわゆる里山のような場所で聞きなれない囀りを耳にしたら、ガビチョウを疑った方がいいかも知れない。
長く複雑な節回しはクロツグミを思わせるが、声質はヒヨドリ系と思える。

関東では、神奈川、東京、埼玉あたりに多い。
茨城ではそんなに多くはないと思う。
3年ほど前の資料では、千葉県にはまだ入っていない。

・・・・・・



ガビチョウの近くの池にいたキセキレイ。
こちらはほとんど注目されなかった。

カモメ@銚子


カモメ
チドリ目カモメ科
体長45cm
撮影 2012.11.24 千葉県銚子市

今季初めての銚子。
カモメ類の姿は、第3漁港周辺と波崎側に集中していた。
そのほとんどはウミネコ、セグロ、オオセグロなのは当然として、ワシカモメの若鳥数羽とカモメが2羽ほど見られた。

写真のカモメは肩羽は鱗模様に見える幼羽で、第1回冬羽への換羽中。
カモメは第1回冬羽でも肩羽にグレーの羽が混じって来るので、この鱗模様が見えるのは比較的早い時期だけである。

ビロードキンクロ@銚子



ビロードキンクロ
カモ目カモ科
体長55cm
撮影 2012.11.24 千葉県銚子市

本来ならば、ビロードキンクロではなくビロードクロガモと名づけるべき鳥だと思う。
珍鳥というほどの鳥ではないが、なかなかに手強い鳥で、近い距離で見られることは少ない。

スズガモの姿もほとんどなく、クロガモも見当たらない湾内に、1羽だけポツンと浮いていた個体。
岸から比較的近い位置で、ウインドサーファーが近づいても逃げる様子がない。
こういう場合、やっぱり何か弱っている個体ではないかと考えてしまうが、羽ばたいたところを見ると、次列風切がボロボロの状態で、これでは飛べないのではないかと思ってしまう。
(2枚目の写真は露出のミスで、白飛びしてしまっている)

錦繍の東北(3)~鳴子峡




宮城県旧鳴子町(現大崎市)
撮影 2012.11.10

大深沢橋を渡ったところにも駐車場がある。
「新展望台まで3分」という看板があったが、実際は1分もかからなかった。

展望台と言う割には、あまり広く見渡せる場所ではない。
工事が完了して、早く遊歩道が全線歩けるようになることを望みたい。


次回は鳴子ダムから

コアオアシシギ@茨城



コアオアシシギ
チドリ目シギ科
体長24cm
撮影 2012.11.17~21 茨城県

秋の渡りではほとんどが幼鳥で、成鳥を見ることは少ない。
この鳥は少数が越冬すると言われているが、ほとんどが幼鳥と思われる。
幼羽から第1回冬羽に換羽中の個体は、褐色味の強い幼羽と、灰色の冬羽とのコントラストが目立つので、非常に特徴的な風貌に見える。

現在のところ、5羽ぐらいが居ついている。

錦繍の東北(2)~鳴子峡



宮城県旧鳴子町(現大崎市)
撮影 2012.11.10

大深沢橋上から。

実はこの100mほど下には、遊歩道がある。
回顧橋という小さな橋から大深沢橋を見上げる風景、または紅葉と列車をからめた風景も人気があるが、現在は工事中のため歩くことはできない。

そのルートには、実は苦い思い出がある。
13年前の1999年10月。
前日に仙台を訪れ、宮城県立図書館その他を見学し、夕方、今回の津波で跡形もなく流されてしまった石巻の「サンファンバウティスタパーク」を見てから鳴子に入り、翌日の朝はこの有名な展望スポットにいた。
遊歩道を歩き、大深沢橋を見上げるポイント。
恐らくロックが十分に締まっていなかったのだろう。
その場を少し離れた隙に、カメラをセットしたまま三脚が倒れてしまったのである。
13年間愛用した私の「キヤノンT90」の終焉の地が、1枚目の写真に写っている小さな橋の上である。


本来はこの遊歩道を歩きたかったのだが、工事中のため、次回は鳴子峡新展望台から

カモ類のカウント(乙戸沼) 11/22


2012.11.22
茨城県土浦市

一見すると全然いないように見えるが、実は調整池のスイレンの中に集まっていて、非常に数えにくい。
ヒドリガモが400羽を超えたのは、カウントを初めてから最高記録。
ヨシガモはまだ見られず、その他のカモもまだ少ない。

オオヒシクイ@稲敷


ヒシクイ(亜種オオヒシクイ)
カモ目カモ科
体長85cm
撮影 2012.11.13 茨城県旧江戸崎町

今朝の朝日新聞に、伊豆沼でのマガンの飛び立ちの写真が出ている。
伊豆沼周辺のマガンは、今年は約66000羽が確認されているとのこと。
伊豆沼は、周辺を広大な農耕地に囲まれていて、マガンが越冬するには格好の場所だということはわかる。
当地、霞ヶ浦周辺も環境としてはよく似ているので、若干の個体群が飛来しても不思議ではないように思うが、ほとんどやって来ない。
この周辺では、稀に単独で飛来することがある程度で、大きな群れを作るこの鳥の習性から考えると、単に迷って来た可能性が高いと思う。


ガンの仲間ヒシクイ(亜種オオヒシクイ)の越冬地は、伊豆沼周辺を除くとほとんど日本海側である。
関東以西の太平洋側で、ガンの仲間がある程度まとまって見られるのはここだけと言っていい。これもひとつの不思議。

※追記
一桁間違えました。66000羽です。
それでも凄い数です。

錦繍の東北(1)~鳴子峡




宮城県旧鳴子町(現大崎市)
撮影 2012.11.10

東北地方屈指の紅葉名所である。
江合川の上流が刻んだ渓谷で、この川は旧北上川に合流し、石巻市で太平洋に至る。

大深沢橋を入れたこの風景がよく知られているが、ここには大きな駐車場と綺麗に整備された展望台になっている。
この真下をJR陸羽東線が通っていて、トンネルとトンネルの間からこの風景が見える。


下の動画にその風景が映っている。
絶景ポイントなので、列車も減速して走行する。
http://www.youtube.com/watch?v=FNw3Z00HkrM&feature=related



次回は大深沢橋上から

アカアシシギ@茨城




アカアシシギ
チドリ目シギ科
体長27.5cm
撮影 2012.11.21 茨城県

先日のアカアシシギと同一個体。
11月も後半のこの時期、アカアシシギが滞在しているというのは意外な展開。
アカアシシギとこんな風に向き合えるというのは、なかなか得難い体験であると思う。
こういうのがシギチ観察の醍醐味か。

別の場所にはツルシギ1羽がいるのだが、遠い上に逆光が厳しく、撮影しにくい状態だった。
タカブシギ、コアオアシシギ、エリマキシギは大体いつも同じ場所にいる。
オオハシシギ、ハマシギは神出鬼没で、どこに出るかわからない。
オジロトウネンはどこかにいそうだが、自分としては確認していない。

シギチ観察は面白いが、そろそろカモメモードに入って行こうかと思う。

マガン@伊豆沼

マガン
カモ目カモ科
体長72cm
撮影 2012.11.11 宮城県伊豆沼、内沼

朝、轟音とともに飛び立ったマガンの群れは、日中、周辺の農耕地で過ごす。
大体50~100羽前後の集団が、あちこちの田んぼで採餌している。



右が幼鳥
成鳥は腹に黒斑が目立ち、顔前面の白さが目立つ。










ハクチョウはそうでもないが、マガンは警戒心が強く、不用意には近づけない。
止められる場所があれば、車中からの観察がメインとなる。




内沼には、結構人馴れしたマガンが何羽かいた。

アカアシシギなど@茨城

アカアシシギ
チドリ目シギ科
体長27.5cm
撮影 2012.11.19 茨城県

オオハシシギの群れは26羽に増えた。
セイタカシギが加わり、昨日は見られなかったオグロシギも今日は同じ場所に確認出来た。

別の場所にツルシギが1羽。
また別の場所にアオアシシギ1羽。
11月も後半に入ったこの時期、かえってにぎやかになって来た印象がある。



オオハシシギの群れの中に、アカアシシギが1羽(左端)
オオハシシギとはほぼ同じ大きさ







うまい具合に、1羽だけ近くに飛んで来た。
成鳥冬羽のようにも見えるが、雨覆に摩耗した幼羽が見えるので第1回冬羽という判断でいいのだろうか。




次列風切先端に明瞭な白帯が出るのが本種の特徴で、ブレブレではあるが一応それがわかる写真。

・・・・・・

オグロシギは、昨日は確認できなかったので、旅立ったかと思ったが、今日は元の場所に戻っていた。首の周りの状況とともに、かえって心配。



オオハシシギの群れの中に、3羽のセイタカシギと3羽のエリマキシギが混じっている。
エリマキシギはいずれもオスで、オオハシシギよりも大きく見える。

左端にオグロシギ
この個体は以下のブログに載っているが、10月末から単独で観察されている模様。
11/10の時点では、ごく普通に見える。

チュウサギ@茨城


チュウサギ
ペリカン目サギ科
体長69cm
撮影2012.11.17 茨城県旧東町(現稲敷市)

夏鳥のチュウサギがまだいた。

去年の記録を見ると、10/30に当地で観察している。
10/28にはアマサギを観察しているので、さほど珍しいことではないのかも知れないが。

エリマキシギ@茨城





エリマキシギ
チドリ目シギ科
体長 ♂28cm ♀22cm
撮影 2012.11.17 茨城県

今日も観察することが出来たが、4~5羽ほどのエリマキシギが継続して見られている。
タカブシギなどとの大きさの比較から、全て♂のように思われる。
当地で越冬するエリマキシギの多くは♂のようで、これは雌雄によって渡りのルートに違いがあるものと思われる。
♀の方が比較的長距離を渡るということを読んだことがある。
ということは、♂はあまり南方まで渡らずに日本附近で越冬する個体が多いということかと思う。

11/18 牛久自然観察の森~稲敷方面

2012.11.18
茨城県牛久市 牛久自然観察の森
9:00~11:00
定例観察会

アオサギ
オオタカ
ハイタカ
ノスリ
キジバト
コゲラ
ヒバリ
ハクセキレイ
セグロセキレイ
タヒバリ
ヒヨドリ
モズ
ジョウビタキ ♀
シロハラ
ツグミ
ウグイス C
ヒガラ
ヤマガラ
シジュウカラ
メジロ
ホオジロ
アオジ
カワラヒワ
マヒワ
ベニマシコ ♀
スズメ
ムクドリ
ハシボソガラス
ハシブトガラス
(ドバト)
以上29+1種

天気はいいが、非常に風の強い観察会になった。
今年の冬鳥は確かに多く、悪条件の割にはたくさんの鳥が出てくれた。
マヒワの群れは50羽前後。
ノスリがカラスにモビングされる場面が3度に渡って観察された。


稲敷市内
13:30~16:00

カイツブリ
カンムリカイツブリ
カワウ
ダイサギ
コサギ
アオサギ
ヒシクイ(亜種オオヒシクイ)
オナガガモ
トビ
チョウゲンボウ
オオバン
タゲリ
ハマシギ 3
エリマキシギ 5
オオハシシギ 16
コアオアシシギ 3
タカブシギ 10程度
キジバト
ハクセキレイ
セグロセキレイ
タヒバリ
ヒヨドリ
ツグミ
カワラヒワ
スズメ
ムクドリ
ハシボソガラス
ハシブトガラス
(ドバト)
以上28+1種

午後から4人で稲敷方面。
昨日見たシギチは、一部場所を変えたが、大体同じメンバーが滞在している模様。


本日44+1種

塩原渓谷の紅葉~もみじ谷大吊橋サイトから



撮影 2012.11.9
栃木県那須塩原市

もみじ谷大吊橋は、塩原ダムに架かる歩行用吊橋。


次回から東北地方の紅葉を。

オオハシシギなど@茨城

撮影 2012.11.17
茨城県

今日確認できたのは
 オオハシシギ 24
 オグロシギ 1
 ハマシギ 3
 コアオアシシギ 3
 エリマキシギ 4
 タカブシギ 5+

このあたりで確認できたオオハシシギの数としては、過去2番目ぐらいの数。
先日のオグロシギ1羽は、首のまわりがさらに異常な状態となっているが、一応元気にはしている模様。




オオハシシギとハマシギ







オオハシシギ




左に怪我(?)をしているらしいオグロシギ。
先日載せたものと同一個体。
首の回りの羽が完全に抜けて、周辺が黒く変色している。
首の皮膚が完全に裸出している状態で、実際はもっと凄い写真もある。
プロフィール

papageno620

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