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ハチクマ@白樺峠

ハチクマ
タカ目タカ科
体長 ♂57cm ♀61cm
撮影 2011.9.23~24 長野県白樺峠

ハチクマは不思議な鳥で、地元ではほとんど見たことがありません。
渡りの観察以外では、福島県、山形県、長野県あたりの山中で見ることがある程度です。
色の変異も多く、個体差が大きいので、観察していても非常に面白い鳥です。
白樺峠では、比較的成鳥が多く見られますが、伊良湖岬では幼鳥ばかりだと言われています。
とにかく謎の多い鳥。






















いずれも♂成鳥




♀成鳥と思われるが、違うかも知れない




♂成鳥と幼鳥










幼鳥

土浦全国花火競技大会まであと2日

土浦全国花火競技大会

明日午前9時に開催の可否が決定しますが、現在の天気予報から見ると、土曜日の開催は99%確実と思われます。



注目点は?
■10号玉の部
1番にいきなり和火屋さん(秋田)
5番に、今年の大曲で優勝した山内さん(山梨)

■創造花火は予測が難しいですが、「三角錐」というタイトルが2つ出ているのに注目。
この部門、優勝候補筆頭の北日本さん(秋田)、見事に三角錐が出せたら面白いと思います。

■スターマインの部
最後の3つに
紅屋青木さん(長野)、マルゴーさん(山梨)、菊屋小幡さん(群馬)
ひとつ前のサイクルに野村さん(茨城)
その前のサイクルに和火屋さん
そのまた前のサイクルに山さん(茨城)
当然のことながら、全く目が離せないわけです。やっぱりトイレには行けません。ビールはほどほどに、というところでしょうか。

オグロシギ@茨城

オグロシギ
チドリ目シギ科
体長38.5cm
撮影 2011.9.28 茨城県

9/27
ちょっと時間を見つけてある場所に行ってみた。
 コガモが800羽以上
 ハシビロガモが15羽程度。
 セイタカシギ1羽とアオアシシギ2羽。
シギチの渡りに関しては、今期は低調のまま終わってしまった感があったが、まだ行けるかも知れない。
カモの群れの中に、シマアジがいる可能性もある。
この日はカメラもプロミナーもなかったので、28日にもう一度行って見た。
結果はゼロ。鳥見は甘くない。


その代わり、別の場所にオグロシギ21羽の群れを見つけた。
ここ数年、これは毎年見られる光景だった。
いきなり来たのか、少しずつ増えていたのか、それはわからない。
今年も来てくれた、ということに安堵する思いだが、これらは全て今年生まれの幼鳥なので、生まれて初めての渡りなのである。
鳥の渡りというのは本当に不思議だが、渡りのコースと言うのは、鳥にとっては何らかの必然性があるのだろうと思う。







この時期来るのはほとんど幼鳥で、渡りの初期には成鳥が見られることもある




胸の赤味が強いのは、まだフレッシュな幼羽




手前の個体は、肩羽にグレーの第1回冬羽が出ている




これも第1回冬羽に換羽中の個体

サシバ@白樺峠










サシバ
タカ目タカ科
体長 ♂47cm ♀51cm
撮影 2011.9.23~24 長野県白樺峠

2日間で1000羽以上のサシバを観察したが、多くは大きなタカ柱になって高いところを流れて行った。
近くを飛ぶサシバは少なかったが、時折真上を飛ぶ個体も。

喉の1本線が目立つのは成鳥と思われるが、この距離だと♂♀の識別はちょっと難しい。
胸の縦斑が目立ち、やや白っぽく見えるのは幼鳥。
ここでは成鳥の割合が多いとされている。

2011年、白樺峠 2日目

2011.9.24
長野県白樺峠

前日は深夜まで飲んでいたので、朝起きるとすでに6:30ごろだった。
外を見ると快晴無風。一点の雲もない。
白樺峠の今年の渡りは、まだ1000羽以上渡った日はない。
今日飛ばなければおかしい。そんな朝だった。

普通の時間に朝食を摂り、8:30に宿を出る。
乗鞍にはコンビニもないので、とりあえず飲み物だけ調達し、林道を峠に向かう。




途中のポイントから、昨日は見えなかった穂高連峰を見る
前穂から奥穂、ジャンダルムまでくっきりと見える
この朝、上高地から見た人も感動的な夜明けだったに違いない




前景のシラヤマギクが初秋の気配を感じさせる

・・・・・・

幸運というのはどこに転がっているかわからない。
前日よりは1時間ほど早く着いたが、3連休の中日、観察者の出足は早く、昨日よりも駐車場附近は混雑がひどい。
駐車場附近まで来ると、こちらから行く数台の車と奈川側から来る車が鉢合わせして、ちょっとした渋滞になった。
後ろから車が来ないうちにバックして、少し下の方に停めるしかないと思った。
とその時、隣に停車していた車が1台出た。

この時間に出る車? ありえないと思った。
考えて見ると、ここに停める車の全てが鳥屋とは限らない。タカの渡りが有名になる前は、ここは乗鞍の展望台として知られていただけだ。
この朝、乗鞍の夜明けを撮影しに来たカメラマンがいても不思議ではない。そんな人の車だったのかも知れない。
とにかく、労せずに車を停めることが出来た。ただ、この時期に来るのであれば、次回からはもう少し時間を考えなければいけないと思った。




9時過ぎ、再び山道を登る
今日は荷物を軽くするため、三脚は軽いものに変えた。
15分ほど歩き、登り着いて振り仰ぐ乗鞍岳




ホークウォッチャーの数は、昨日に増して多い
観察場所は昨日よりも後ろである

・・・・・・

午前中はまだそれほどの数ではなかった。
それでも、昨日に比べると低く飛ぶタカも多く、楽しい観察となった。

観察地から見ると右の方に流れる傾向だったが、時折左手から真上を飛ぶタカが現れるので油断できない。
この日面白い傾向としては、前方に立ったタカ柱が右に流れると、再び上昇気流に乗って旋回し、2度目の柱が立つことだった。
これで非常に高く昇ったタカが再び南に流れて行く。逆光なので見難いのだが、時に翼がキラリと輝く光景がことのほか美しい。




サシバの群れ
大きな柱は遠いせいもあって撮影が難しい
撮像素子に付いたゴミのようにしか映らなかった




3羽のハチクマ




これもハチクマ

・・・・・・

昼前から大きなタカ柱が立ち始め、午後1時台がピークになった。
遠くで柱が立ち、右に流れて行くので距離も高度もあり、撮影には厳しい条件になったが、あとからあとから湧いて来るタカの群れには圧倒された。
観察グループの人がしみじみと言う。「今日来た人は幸せだ。。。」と。
さんざん見ている久野さんが「感動的」と言うシーンが次々に展開した。

1年に1回来る我々としては、一生に何度とは見られないであろう、素晴らしいシーンだった。
こういうことがあるからやめられないのだろう。
バードウォッチャーであることの幸せをしみじみと感じた1日だった。


この日観察したタカ
 9:30~ 9:35   1羽
     ~ 9:40   5羽
     ~ 9:45   8羽
     ~ 9:50   7羽
     ~ 9:55   1羽
     ~10:00   4羽
10:00~10:05   2羽
     ~10:10   5羽
     ~10:15   1羽
     ~10:20
     ~10:25   9羽
     ~10:30  36羽
     ~10:35   7羽
     ~10:40
     ~10:45   3羽
     ~10:50
     ~10:55   9羽
     ~11:00   8羽 10時台 80羽
11:00~11:05   4羽
     ~11:10   9羽
     ~11:15  10羽
     ~11:20
     ~11:25
     ~11:30   1羽
     ~11:35   8羽
     ~11:40   3羽
     ~11:45  29羽
     ~11:50  20羽
     ~11:55  32羽
     ~12:00  25羽 11時台 141羽
12:00~12:05  16羽
     ~12:10   1羽
     ~12:15   6羽
     ~12:20  26羽
     ~12:25  48羽
     ~12:30  51羽
     ~12:35  70羽
     ~12:40   6羽
     ~12:45  51羽
     ~12:50  33羽
     ~12:55   3羽
     ~13:00   8羽 12時台 319羽
13:00~13:05  95羽
     ~13:10  39羽
     ~13:15 185羽
     ~13:20  80羽
     ~13:25 145羽
     ~13:30  37羽
     ~13:35   8羽
     ~13:40   1羽
     ~13:45   9羽
     ~13:50   8羽
     ~13:55  18羽
     ~14:00   2羽 13時台 627羽
14:00~14:05  12羽

合計





今日は種類別のカウントはしていない。(と言うより無理)
サシバ 推定1000程度
ハチクマ 推定200程度
ノスリ 6+
ツミ 4+
トビ 1


観察グループによれば、この日の総数は5000羽を超え、そのほとんどがサシバだった。
大きなタカ柱になったのはほとんどサシバだったと思われる。
比較的低く、近いところを飛ぶのはハチクマが多かったので、撮影できたものはハチクマが多かった。


この日ここに、仲間とともに居合わせた幸せを噛み締めながら山を下りる。
乗鞍高原に戻り、「いがや」で遅い昼食を摂って帰路に着く。
また来年。。。
再びこんなシーンが見られることを願いつつ。。。

ボール型のLEDランプを買う

家で使っている照明を少しずつLED電球に交換しています。
今回は、娘の部屋で使っているペンダントのバルブが切れてしまったので、その交換。
今回ちょっと悩ましいのはボール型の電球なのです。
これを普通の大きさの電球に変えても、デザイン上バランスが取れません。

以前の記事にも書いたのですが、LED電球は下しか照らさないので、上方を照らすように設計されている照明器具には不向きのところがあります。
メーカーもそのあたりはわかって来たらしく、白熱電球に近い配光パターンの商品も出てきました。
問題はまだまだ高いその値段です。
ボール型60Wタイプ(10W)で、4480円。
この値段をどう見るかはそれぞれの判断ですが、性能的には満足できるレベルになって来た印象です。




点灯したところはこんな感じです。
結構いいですね。白熱電球と遜色ない感じになって来ました。



建築家、黒川雅之(故黒川紀章の弟)のデザイン。
1983年のグッドデザイン選定商品です。
我が家では1985年から使っています。今年で26年目。
バルブを交換した記憶がないのです。白熱電球は寿命が短いと言われますが、実際はそうでもありません。
ただし、消費電力は1/10程度になると思います。

ムナグロ@埼玉


ムナグロ
チドリ目チドリ科
体長24cm
撮影 2011.9.19 埼玉県

春の渡りの水田では、ムナグロが一番の主役です。
シギチを見始めた頃、秋の田んぼではほとんど見なかったので、秋にはあまり見られない鳥かと思っていました。
ここ数年、秋の渡りに比較的大きな群れが観察できます。
秋の通過個体が増えたのか、以前は気がつかなかっただけなのか、そのあたりははっきりしません。

銚子では越夏個体を見たことがあります。
去年の年末、同じ銚子で越冬個体(?)を見ました。
同じ鳥でも生態はさまざまと思わせます。


10羽ほどのムナグロが見られた埼玉の休耕田。
夏羽を残した成鳥と、かなりフレッシュな幼鳥。
2週に渡り、埼玉の休耕田でシギチを観察しましたが、今週は行けず、来週も無理なので、とりあえず今シーズンはこれで最後かと思います。
まだこちらの地元で観察されている方がいるので、そちらのブログ上で観察させていただこうかと思います。

2011年、白樺峠 1日目

2011.9.23
長野県白樺峠

去年は行けなかったので、2年ぶりの白樺峠。
この日程は1ヶ月ほど前に決めたのだが、前々日に台風が通過、前日は終日曇りで、狙いすましたような3連休に絶好の天気が予想されたのである。
期待しない方がおかしい。
ただ内心、大出現は24日ではないかという予感はあった。


牛久を4:30に出発。今回のメンバーはTさん夫婦とKさん、我が家2人の計5人である。
この日、関東地方は曇りがちで、特に甲府盆地周辺はかなりの雨だった。
だが韮崎あたりから雲が切れ、朝日を浴びた八ヶ岳の姿がいい旅を保証してくれたような気がした。

8:30に松本インターを出て、途中昼食を調達して白樺峠に着いたのは9:45ごろ。
さすがに車が多いが、何とか駐車場からほど近い場所にスペースを確保して10:00に出発。
15分ほど山道を登って、10:20から観察を開始した。
今までの観察で一番人が多かった。さすがに前の方は一杯。




松本の市街地はよく見える。
遠景の山の一番右に美ヶ原の鉄塔が見える。
台風の影響で、秋の空気に変わり、風が冷たい。数日前の暑さが嘘のようである。
この朝、乗鞍岳は凍結で一時閉鎖されたらしい。


結果的に言うと、この日のタカは非常に高く、数もそれほどではなかった。
10:20から14:00まで、カウントしたタカは178羽。
この日のトータルは800羽超だったらしいので、約1/5を観察したことになる。
いずれにしても出現数はさほどではなく、まだかなりのタカが滞留していることが予想された。
やっぱり明日がピークか。


この日観察したタカ
10:20~10:25  4羽
     ~10:30  2羽
     ~10:35  7羽
     ~10:40 13羽
     ~10:45  3羽
     ~10:50  7羽
     ~10:55  8羽
     ~11:00  1羽
11:00~11:05  8羽
     ~11:10 11羽
     ~11:15  9羽
     ~11:20  2羽
     ~11:25  6羽
     ~11:30  4羽
     ~11:35
     ~11:40  8羽
     ~11:45  7羽
     ~11:50
     ~11:55  7羽
     ~12:00  2羽
12:00~12:05  3羽
     ~12:10  4羽
     ~12:15  1羽
     ~12:20
     ~12:25  3羽
     ~12:30  9羽
     ~12:35 19羽
     ~12:40 10羽
     ~12:45  2羽
     ~12:50
     ~12:55  1羽
     ~13:00  1羽
13:00~13:05
     ~13:10
     ~13:15
     ~13:20
     ~13:25
     ~13:30
     ~13:35
     ~13:40
     ~13:45
     ~13:50  7羽
     ~13:55  9羽
     ~14:00

合計178羽

内訳
サシバ 80前後
ハチクマ 90前後
ノスリ 2+
ツミ 3
ハヤブサ 1
小型不明 2(ハイタカ?)



今年の白樺峠はチョウがとても多い。
結構高いところを飛んでいるアサギマダラは、一瞬何かと勘違いする。これはタカが出ない時間帯には大人気の被写体となる。
キベリタテハもあちこちに飛んでいる。




クジャクチョウも多かった。
これはマツムシソウによく止まる。

・・・・・・

このあとは乗鞍高側に降り、一ノ瀬を散策。
休暇村でコーヒーを飲みながら歓談、これはいつもの恒例行事。

泊まったペンションでは、食事後、星空の観察会を催してくれた。
一点の雲もなく、月明かりもない絶好の条件で、久しぶりに満天の星空を満喫した。
明日早朝の畳平も色々あって今回は取りやめ、2日目の白樺峠観察に照準を合わせる。
結局夜中まで飲みながら鳥談義に花を咲かせていたので、翌朝は起きられなかった。
早朝の乗鞍高原を味わえなかったのは残念だったが、翌日は信じられないほどの幸運が待っていた。

コアオアシシギ@埼玉

コアオアシシギ
チドリ目シギ科
体長24cm
撮影 2011.9.19 埼玉県

足早に台風が通りすぎて行きました。
茨城は今、だいぶ静かになって来ました。

台風の最中に比較的大きな地震が発生。
台風と地震が同時に来ることはほとんどないのですが、これも地震が頻発していることの証明です。
M5.3、震源の深さ10kmという、中規模の地震でしたが、この程度の直下型で緊急地震速報が出せることに感心しました。
これはハズレが多いとして批判する人も多かったのですが、私は当初から極めて優れたシステムだと思っています。
このシムテムや、地震発生後数分で津波警報を出せるシステムなど、世界に誇るべきだと思うし、こういうのを世界に輸出したらいいと思います。原発などではなく。

・・・・・・



19日の埼玉の休耕田。
ここは前回の休耕田とは別の場所で、シギチの姿はまばらでしたが、コアオが1羽佇んでいました。
第1回冬羽に換羽中の個体ですが、嘴がやや反って見えるのと、嘴の根元がやや黄色いところが、やや典型的でない印象があります。(この写真だとそうでもないか。。。)




チュウサギと並ぶと、その小ささを感じます。
単独で見るとそんなに小さな鳥とは感じませんが、体長24cmと言うのはツグミと同じで、実は小鳥の大きさなんですね。

エリマキシギ@埼玉


エリマキシギ(幼鳥)
チドリ目シギ科
体長 ♂28cm ♀22cm
撮影 2011.9.19 埼玉県

5羽のエリマキシギが見られた埼玉県内の休耕田。
秋の渡り、初期には成鳥が通過、9月ごろになると幼鳥が多くなります。
自分が観察した範囲では、単独か2羽程度の場合が多く、5羽というのは多い方だと思います。
茨城県南では時々越冬個体が見られますが、多くの場合5~6羽の群れになります。

エリマキシギ幼鳥は、フレッシュなものほど黄褐色味が強く、黒い軸斑との対比が明瞭で、とても綺麗です。
だんだん灰色味が強くなって第1回冬羽に移行します。
また、この鳥は♂の方がはっきりと大きいので、比較的雌雄の識別がしやすい鳥です。

そんな目でこの5羽を眺めて見ると、左から
 フレッシュな♀
 フレッシュな♂
 換羽が進んだ♂
 換羽が進んだ♀
 フレッシュな♂
と、色々なパターンが見られます。
(左上にいるのはムナグロ)

今年、エリマキシギに関しては
 越冬の成鳥冬羽♂♀
 成鳥夏羽から換羽中の♂♀
 幼鳥の♂♀
の6パターンが見られたことになります。
♂♀の夏羽を国内で見るのは難しい注文なので、見られるパターンは大体見られたということになります。
1種類の鳥でも様々なパターンを観察できる、これは鳥見の醍醐味のひとつ。
加えてこの鳥は個体差も大きいので、興味が尽きることはありません。
冬になったらまた越冬個体を探して見たいと思います。

ウラギンシジミ@牛久




ウラギンシジミ(♂)
茨城県牛久市

裏が一面銀白色なので、飛んでいてもよく目立つ。
なかなか表を見せてくれなかったが、わずかに見えた橙色から♂であることはわかった。

ツルシギ@埼玉


ツルシギ(幼羽)
チドリ目シギ科
体長32cm
撮影 2011.9.19 埼玉県

連休の最終日。
もう一度、埼玉県内でのシギチ探し。

前回、アオアシシギ10+、コアオアシシギ2、エリマキシギ2
が見られた休耕田にまず行って見た。
今回は、ムナグロ10+、エリマキシギ5+、アオアシシギ2
に混じって、ツルシギ7羽程度の群れがいた。
私の地元茨城でも、秋の渡りにエリマキシギとツルシギがこれだけ集まるのは珍しい。

この休耕田は、東からも西からも見られるので、条件が悪ければ反対側に回れる。
一応すれ違える巾があるので、車中からじっくり観察出来る。
得難い条件で、こういう田んぼは滅多にない。

サトキマダラヒカゲ@牛久


サトキマダラヒカゲ
茨城県牛久市

今日は地元での定例探鳥会。
鳥はあまり出なかったので、さほど珍しくはないが、チョウを何種類か撮影して来た。

サトキマダラヒカゲとヤマキマダラヒカゲの識別は微妙なところなので、混在している可能性がある場所では注意が必要だろうと思う。

コアオアシシギなど@埼玉

コアオアシシギ
アオアシシギ
エリマキシギ

撮影 2011.9.11 埼玉県


シギチ観察の楽しさのひとつに、同じ田んぼに色々な種類が入れ替り立ち替りやってくる、ということがあります。
そういう田んぼを数箇所見つけることが出来れば、そのシーズンはしばらく楽しめます。
この秋、地元ではそういう田んぼが4箇所ほどありましたが、多くの鳥は入らず、長続きしませんでした。

埼玉の休耕田。
この時点ではまだしばらく楽しめそうでした。
もう一度行ってみたい気がします。




右:アオアシシギ
左:コアオアシシギ
コアオアシシギは非常に細くて真っ直ぐな嘴を持ち、とてもスタイルがいい鳥で、セイタカシギを思わせる雰囲気があります。
この鳥やアオアシシギは足が長いので、水深がある場所でよく見られます。




左から
エリマキシギ2羽、コアオアシシギ、アオアシシギ
今年、こういう風景が地元で見られないのはとても残念です。




畦の上にアオアシシギ




アオアシシギ6羽と、エリマキシギ2羽(1羽はちょっと目立たない)、右端にコアオアシシギ

エリマキシギ@埼玉

エリマキシギ
チドリ目シギ科
体長 ♂28cm ♀22cm
撮影 2011.9.11 埼玉県

エリマキシギは、1羽あるいは小群が次々と通過していく印象があります。
茨城県南では少数が越冬するほか、特に秋の渡りによく見られます。




埼玉県内
最初に見たのは成鳥でしたが、すぐ飛んでしまいました。
撮影できたのは次に見つけた幼鳥。




別の場所にいた2羽。これも幼鳥。

トウネン@埼玉


トウネン(幼鳥)
チドリ目シギ科
体長15cm
撮影 2011.9.11 埼玉県

茨城県南地方は、淡水性シギチのメッカと言われていて、関東一円から多くのバードウォッチャーが訪れる。
フィールドでよく見るのは
 千葉
 埼玉
 東京
 神奈川
のナンバー。
もっともこの地方は俗に”チバラキ県”と呼ばれるので、千葉県ナンバーはほぼ地元である。

地元茨城に鳥が来ないので、逆に埼玉に出かけて行く。
シギチが訪れるにはとてもいい環境だったが、毎年同じように来るわけではないようである。
そうでなければ、埼玉の人がわざわざ茨城に来るわけがない。


トウネンは春の渡りには少なく、秋の渡りには100羽以上の群れになることもある。
キョウジョシギやチュウシャクシギとは逆の傾向で、鳥によってこんな習性も微妙に違う。

震災半年

震災から半年が経過した。
節目ということで、今日の朝日新聞に注目の記事。

福島第一原発から放出された放射性セシウムの蓄積量を上空から航空機によって測定した地図が出ている。
福島県内は言うに及ばず、栃木県北部に伸びる汚染地域の帯が目に付くが、同様に茨城県南地域にいわゆるホットスポットがあるのがよくわかる。
牛久市、阿見町、取手市あたりは1㎡当り6万ベクレル以上、私の住んでいる地域も3万ベクレル以上の汚染地域になっている。(ちなみにチェルノブイリでは、3万7000ベクレル以上を「汚染地域」と定義したそうだ)
この地図には千葉、東京方面は出ていないのだが、すでに週刊誌などで柏、松戸周辺のホットスポットは話題になっているので、今更驚くことではないのかも知れない。

原因は3月15日に大量放出された放射性物質を含む雲が当日の風向きで南下し、運悪く雨が降ったためにホットスポットが出来てしまったのだろうと思う。
今になって言われても対処の仕様がないのだが。


1㎡当り3万ベクレルとは?
1平方キロ当りにすると300億ベクレルである。
私の住んでいる市は、大体75平方キロあるので、市全体では2兆2500億ベクレルとなる。
その量って、セシウム137がどれぐらいの量になるのか、大雑把に計算して見よう。

セシウム137-137gに含まれるセシウム原子の数は6×1023個になる。
これを昔はアボガドロ数と言った。今はアボガドロ”定数”と言うらしい。
この半数が30年間で崩壊する。(半減期30年)
3×1023個のセシウム原子が、30×365×24×60×60(秒)で崩壊する。
単純計算すると(30年間の平均という意味で)、セシウム1gの放射能は2兆3000億ベクレルという数字になる。
ここでWikipediaを見ると、セシウム137-1gの放射能は3兆2150億ベクレルと出ているので、当たらずと言えども遠からずであると言えるだろうか。

たった1gのセシウムから、1秒間に3兆個もの放射線が出ていて、30年経ってやっと半分になるのである。
わずかな物質にも、膨大な数の原子が含まれていることがよくわかる。

プルトニウム239(半減期24000年)で同様の計算をして見る。
半減期が長いということは、滅多に崩壊しないという風に考えがちだが、30年と24000年では8000倍、大きく見積もっても4桁しか違わない。
24000年は長い時間だと感じるのは人間の感覚で、104ほどの差は大したことはないと考えるべきなのだろう。
プルトニウム239-1gの放射能は、それでも数億ベクレルというオーダーになるはずである。

1gのセシウムの放射能が約3兆ベクレルならば、私の住んでいる市内全域に降ったセシウム137は1g程度ということになる。

新聞記事によれば、福島第一から放出されたセシウム137の量は15000テラベクレルだと言う。
計算してみると約4.7kgになる。洗面器に1杯分ぐらいだろうか。これが広範囲にばらまかれたのを想像しても、なかなか実感がわかない。
スギ花粉とか黄砂の量など、これとは比べ物にならない量だろうと思う。
これだけ小さな量が計り知れない影響を及ぼすのだから、放射性物質は怖いのである。


問題は1㎡当り3万ベクレルという数字がどの程度危険なのかが全くわからないことだ。

オジロトウネン@埼玉

オジロトウネン
チドリ目シギ科
体長14.5cm
撮影 2011.9.11 埼玉県

今年、茨城県南の水田地帯にシギチの数が少ない。
水が張られた休耕田が少ないからか。
震災の影響で、多くの水田が液状化の被害を受けた。その影響もあるのかも知れない。
東北の中継地の環境が激変したため、渡りのルートが変わったという説もある。
昨日、谷津干潟からの帰り、県南の主なポイントを廻って見たが、水もほとんど干上がり、鳥の姿はなかった。
この秋の渡りは終息気味なので、河岸を変え、埼玉方面に行ってみることにした。
この秋はそちらの方がどうやら盛況のようだからである。

本来は自分のフィールドでこつこつやるのが本筋だと思っている。
こちらにいないとなると別の場所に触手を伸ばすのもどうかと思うが、違う場所の状況も見てみたいという気持ちもあった。
土地カンのない場所に行ってすぐ成果が挙がるほど鳥見は甘くないし、そんな無駄足は慣れているから空振り覚悟で出かけてみた。

埼玉と言っても広いが、平野部分は宅地化が進んでいるので、広範囲に水田が広がっている場所はそんなに多くはないと思う。
大体の場所に見当を付けて、あとはしらみ潰しに農道を走り廻る。
茨城と違うところは、農道も結構舗装されていて走りやすいということと、稲刈りが遅いので農耕車が少なく、当方が邪魔にならないので探しやすいということだった。




今年、自分のフィールドでは見ていない。
水の少ない休耕田にいたので、うっかり見落とすところだった。
雨覆に、羽軸とサブターミナルバンドが目立つので、幼羽~第1回冬羽と思われる。







こちらは一様に灰褐色で、成鳥冬羽と思われる。


初めにクサシギ、イソシギを見つけ、コチドリと一緒にいたのがオジロトウネンだった。
これだけで来た甲斐はあったと言える。
が、このあともなかなか面白い面々が出迎えてくれた。

東館山の花

2011.8.28
長野県山ノ内町

東館山は志賀高原にある標高約2000mの山。
高山植物園がある頂上までゴンドラが通じている。
植物園なので、ここには自然の花と、栽培されている花とがある。




■イワインチン
キク科キク属

インチンとはヨモギのことで、別名イワヨモギ。インチンヨモギという別の名もある。




■コキンレイカ
オミナエシ科オミナエシ属

こちらはハクサンオミナエシという別名のほうが知られているかも知れない。個人的にはこちらの名の方が好み。




■カンチコウゾリナ
キク科コウゾリナ属

低地に生えるコウゾリナの高山型。茎や葉に黒い剛毛が多くある。




■コマクサ
ケシ科コマクサ属

この花が高山植物の女王と呼ばれるのは、他の花が咲かないような厳しい環境を好んで咲くからである。
その意味ではクモマスミレとよく似ている。
ここにあるのは、当然のことながら人為的に栽培されたものだが、コマクサの群落として有名なところも、実は人が植えたものであることが多い。




■マツムシソウ
マツムシソウ科マツムシソウ属

名前の印象からか、秋の訪れを感じさせる花。
止まっているのはウラギンヒョウモン。

チュウシャクシギ@谷津干潟




チュウシャクシギ
チドリ目シギ科
体長42cm
撮影 2011.9.10 千葉県習志野市谷津干潟

茨城県南の水田で、春の渡り時期にはチュウシャクシギは主役ですが、秋の渡りにはほとんど見られません。
干潟や海岸では秋の渡りにも見られますが、そんなに多くはないように思います。

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