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タイミルセグロカモメ@ひたちなか

タイミルセグロカモメ
チドリ目カモメ科
体長55cm
撮影 2011.1.30 茨城県ひたちなか市

ホイグリンカモメについては、前回記事にしました。
ホイグリンカモメ@銚子

今回は亜種タイミルセグロカモメ
この鳥の特徴は、足の色が幾分黄色味を帯びていて、背の色はセグロカモメ程度であることです。



奥のセグロカモメよりも小さく見えますが、個体差の範囲内だと思います。
手前に見えている初列風切がP8までしか見えません。換羽が遅いという、ホイグリンカモメの特徴が表れておるかと思います。
向こう側に見える最長の風切はP9の旧羽?
風切の換羽は基本的に左右対象だと思いますが、この個体はそうではないようなので、若干左右の換羽の時期にずれがあるのかも知れません。
いずれにしてもこの個体は「換羽が完了していない」ということは言えると思います。




この個体は足の色がさらに微妙な感じで、タイミルかどうか判断が難しい感じです。
向こう側の初列風切を見ると、P10のミラー(大きな白斑)が見えます。P10が伸長中ということがこの写真からわかるので、この個体も換羽途中ということはわかります。

カナダカモメ@ひたちなか

カナダカモメ
チドリ目カモメ科
体長58cm
撮影 2011.1.30 茨城県ひたちなか市

銚子に何羽ぐらいのカナダカモメが来ているのでしょうか。
私はカナダカモメの識別には自信がないので、1日の探鳥で1~2羽程度。最高で4羽ぐらいですが、それも本当にカナダなのかどうか、という疑問はあります。
銚子以外では、そもそもカモメ類の総数が少ないので、カナダカモメを見たことはありません。

今日は所用があって茨城の県北に。
合間を見て海岸に行ってみました。
30羽程度のカモメの群れの中に、初列風切が薄い個体を見つけました。
初列の裏側が白いので、カナダであることが確認できました。
30羽程度の中に、カモメ、ウミネコ、セグロ、オオセグロ、カナダ、タイミルの6種。
非常に効率のいいカモメウォッチングでした。



黒斑がモヤモヤした具合がカナダ風



背の色の薄さ
右のセグロ、左のウミネコとの差に注目

カモメ(カムチャッカ)@霞ヶ浦




カモメ
チドリ目カモメ科
体長45cm
撮影 2011.1.29 茨城県土浦市

土浦は霞ヶ浦の一番奥に位置しています。
海からはかなり離れているので、ユリカモメ以外のカモメ類は少数派です。
それでも少数のセグロカモメとカモメ(カムチャッカ)は毎年必ずやってきます。

この日、かなり遠くに1羽のカモメがいたのでそれを観察していたのですが、ふと近くを見ると、波打ち際に別のカモメがいました。
一眼向きの距離でしたが、この日はバッテリーが切れてしまっていたので、デジスコでの撮影。
カモメ(カムチャッカ)は個体差が大きい種類ですが、一目惚れしそうなほどに可愛らしい個体でした。

バン@乙戸沼

バン
ツル目クイナ科
体長32cm
撮影 茨城県土浦市乙戸沼

泳ぐ鳥の足には大抵水かきがあります。
カモ類やカモメ類は指の間に膜があり、これを蹼足(ぼくそく)と言います。
カイツブリ類やアビ類は、指自体がカヌーのパドルのようになっていて、これを弁足(べんそく)と言います。
オオバンには独特の弁足がありますが、バンにはそれがありません。






非常に長い指で、蓮の葉の上を歩くような用途には適しています。




こういう足なので、泳ぎにはあまりスピードがありません。

ハシビロガモ@乙戸沼


ハシビロガモ
カモ目カモ科
体長50cm
撮影 2011.1.26 茨城県土浦市乙戸沼

ハシビロガモ♂は、エクリプスのあとサブエクリプスという段階があるので、完全な夏羽(繁殖羽)になるのは1月になることが多いです。
この段階になると、遠くからもこの白さが目立ちます。

シメ@土浦


シメ
スズメ目アトリ科
体長19cm
撮影 2011.1.23 茨城県土浦市

アオジの名前は「青いシトド」という意味です。
シトドとは「シッ」と鳴く鳥という意味で、地鳴きからの連想。ホオジロ類の古名だと言われています。
シメの「シ」は、シトドの「シ」と同じ。やっぱり地鳴きが元です。
「メ」は鳥に対する愛称で、スズメ、ツバメ、カモメの「メ」と同じです。
つまり、シメという名前は「シッと鳴く小鳥ちゃん」みたいなニュアンスで、極めて地味な地鳴きからついた名前ということです。
命名するに当たって、そのずんぐりした体型や太い嘴に注目されなかったのはなぜなのでしょうか。

余談になりますが(全部余談みたいなものですが)
「シトド」というのは死語のようですがそうでもなく、現在でも残っています。
日本産鳥類では、ミヤマシトド、キガシラシトド、サバンナシトドの3種類あります。
サバンナシトドにはクサチヒメドリという別名も付けられました。
熱帯の草原(サバンナ)にいる鳥だからそういう名前になった、というのは真っ赤な偽りで、サバンナはアメリカ南部、ジョージア州にある港町のことです。
大雑把に言うと、フロリダ半島の付け根に近い位置にあります。
古くは奴隷貿易で栄えた町ですが、現在では観光都市として栄えています。

上記の鳥は全てホオジロの仲間です。
シメはアトリ科ですが、”シ”の一文字が意外な共通点を持っているというお話でした。

カモ類のカウント(乙戸沼) 1/27

茨城県土浦市乙戸沼
2011.1.27

■コハクチョウ 56
■コガモ 11
■ヨシガモ 17
■オカヨシガモ 47
■ヒドリガモ 240
■オナガガモ 97
■ハシビロガモ 12
■ホシハジロ 1
■ミコアイサ 1
合計 482

コハクチョウとオナガガモは安定している。
オカヨシガモが戻って来た印象。

ワシカモメとシロカモメの雑種


ワシカモメとシロカモメの雑種と思われる個体
撮影 2011.1.20 千葉県銚子市銚子漁港

全体的にはシロカモメ風だが、嘴と虹彩を見る限りシロカモメとは違う。
シロとワシの組み合わせは意外に多いようで、通称「ワシロ」と言う。
第1回冬羽が多いと言われている。
もっとも、成鳥ではシロカモメとワシカモメの顔つきの違いは微妙なので、いてもわからないのではないかと思う。

ツグミ@茨城県

ツグミ
スズメ目ツグミ科
体長24cm
撮影 茨城県

ツグミの雌雄の判断は難しいのですが、一般的に♀は黒味が少ないとは言われています。
ただ、ツグミの色合いは個体差が大きいので、なかなか判断が難しいです。
幼鳥は、雨覆に白っぽい羽縁が目立つと言われています。

今シーズンは、ツグミが多いように思います。
1羽ぐらいハチジョウが混じっていないか、と注目しているところですが、どうなりますか。




1/26、土浦市




1/3、茨城町

カモ類のカウント(乙戸沼) 1/24

茨城県土浦市乙戸沼
2011.1.24

■コハクチョウ 54
■マガモ 1
■カルガモ 1
■コガモ 37
■ヨシガモ 16
■オカヨシガモ 17
■ヒドリガモ 168
■オナガガモ 115
■ハシビロガモ 10
■ホシハジロ 2
■ミコアイサ 1
合計 422

ヒドリガモは減少傾向。
オカヨシガモは前回から一気に減ってしまった。
マガモはここでは珍しく、「珍鳥」と言える。

ホイグリンカモメ@銚子


ホイグリンカモメ
チドリ目カモメ科
体長55cm
撮影 2011.1.20 千葉県銚子市

ホイグリンカモメは、西シベリアのコラ半島からタイミル半島にかけての地域で繁殖します。
それよりも東側で繁殖するセグロカモメとの交雑個体群とされるのが亜種タイミルセグロカモメです。
以前から「ホイグリン系」、略して「ホイ系」、亜種名から「タイミレンシス」など、さまざまな名で呼ばれて来ましたが、「カモメ識別ハンドブック改訂版」で「タイミルセグロカモメ」という新称が提唱されたので、カモメウォッチャーの間ではこの名前が浸透し始めました。

タイミルセグロカモメは、背の色がセグロカモメ程度で、足の色に黄色味があります。
ホイグリンカモメは背の色がウミネコ程度、足の色は黄色味がより強いのが特徴です。
写真の個体は、タイミルセグロカモメよりもホイグリンカモメに近い感じがするので、一応「ホイグリンカモメ」としました。
背の色は、左のセグロカモメよりも濃く、奥のウミネコに近いようには見えます。
ただ、これは光の当たり方によって見え方が異なるので(この場合は斜光線)、タイミルの個体差の範囲内かも知れません。

シロカモメ@銚子



シロカモメ
チドリ目カモメ科
体長71cm
撮影 千葉県銚子市

このところ、シロカモメがかなり見られるようになって来ました。
この日は、成鳥2羽を確認。ただし、1羽はまだ嘴に黒斑が残っています。これは第4回と考えていいでしょうか。

サカツラガン


サカツラガン
カモ目カモ科
体長87cm
撮影 2011.1.22 群馬県

前川國男の設計による、上野の東京文化会館は、日本におけるモダニズム建築の最高峰とも言える建築です。
この建築を特徴付けているのは、言うまでもなくコンクリート打放しの大庇。
以前、この改修工事が行われた際、このコンクリート面にカラークリヤーが塗られました。
クリヤーなのでコンクリートの素地は見えるのですが、色が付けられるので、そのころまだ存命だった前川さんが「酔っぱらいが夕陽を浴びたような色」と指定されたそうです。
その結果、幾分赤みを帯びた色になりましたが、個人的にはコンクリートはコンクリート素地の色が美しいと思います。
現在はコンクリートそのままの色に戻りました。

サカツラガンの連想で、そんなことを思い出しました。
”酒面雁”というのは、赤みを帯びた顔を「酒を飲んだよう」と見立てたもので、面白い見方をしたものだと思います。
英語名も学名も”白鳥”を示しているのは、かなり大きくて首が長いことからの命名でしょうか。

・・・・・・

数少ない旅鳥または冬鳥。
越冬地は主に中国の南部なので、どちらかというと西日本に多いようです。
以前は東京湾に100羽以上の群れで飛来していたようですが、現在では見られず、関東地方では稀。
ここではマガン1羽とともに行動しています。

カモメ@銚子

カモメ
チドリ目カモメ科
体長45cm
撮影 2011.1.20 千葉県銚子市~茨城県旧波崎町



カモメ第1回冬羽
この個体は、
■嘴が小さい
■足が短い
■初列風切が長く見える
という特徴から、コカモメの可能性があると思います。
ただ、色合いを見ると、カモメの個体差の範囲内かとも思います。




この個体は典型的な第1回冬羽。
肩羽にグレーの羽が比較的多く出ています。

問題は後ろの大型カモメで、全体的にベッタリとした黒褐色で、アメリカセグロカモメの第1回冬羽の可能性があると思います。
この1枚の写真だけではちょっと断定しにくいですね。

ハシジロアビ





ハシジロアビ
アビ目アビ科
体長89cm
撮影 2011.1.20 茨城県

今日はこの方面で仕事でした。
お昼に、堤防上にずらりと並んだカモメ類をざっと見たところ、今シーズン初のミツユビカモメを見ることが出来ました。
夕方行って見ると、カモメ類の姿はありませんでした。
仕方がないので、車をゆっくりと走らせながら水路上の鳥を探します。
ここでは時々、変わった鳥が見られます。
変わった鳥と言っても、アカエリカイツブリ、ミミカイツブリ、シノリガモあたりですが。

ハジロカイツブリが2羽
スズガモが1羽
ヒメウが1羽
堤防上にカモが20羽ほど。見ると全部ヒドリガモでした。

と、1羽の大きな鳥が目に付きました。
肉眼でも”アビ類”であることはわかりましたが、まさかハシジロアビだったとは。

北日本の沖合に単独で生息するとされていて、沖合が荒れている時などに、内湾に入ることがあるようですが、この個体は盛んに潜水を繰り返していて、特に弱っているような感じではありませんでした。
関東地方で見られることは少なく、最近では2008年の春に銚子で観察されています。

アビ目の中では最大の鳥。
やや上に反った黄色っぽい嘴が特徴。
この個体は肩羽に白い羽縁が目立つので幼鳥と思われます。
もちろん、成鳥夏羽のような派手さはありませんが、その上品な美しさには見とれました。
バードウォッチングで一番楽しいのはこういう時。これがあるからやめられないのかも。

ヨシガモ@乙戸沼

ヨシガモ
カモ目カモ科
体長48cm
撮影 2011.1.18 茨城県土浦市乙戸沼






この沼でよく飛び回っているのは、オナガガモ、ヒドリガモ、ハシビロガモで、ヨシガモ、オカヨシガモはあまり活動的でない印象があります。
陸上に上がることもほとんどないので、オカヨシガモやヨシガモのこういう姿はあまり見られません。
もちろん「この沼では」ということなので、先日の銚子では堤防上にオカヨシガモがずらりと並んでいました。
それはそれで、あまり見られない光景でしたが。




この♂はまだ換羽途中です。




先日来、♀の姿が見られませんでしたが、この日は2羽確認できました。

モズ@乙戸沼




モズ(♀)
スズメ目モズ科
体長20cm
撮影 2011.1.18 茨城県つくば市乙戸沼

「小さな猛禽」とか「タカになりそこねた小鳥」などと呼ばれるモズ。
精悍な印象の♂に比べ、♀はやっぱり可愛らしく見えます。
この個体は、嘴に肉色が残っているので第1回冬羽と思われます。
今日のモズは、デジスコには少し近すぎました。

肉眼でモズを見分ける時の注意点
 モズは枝先に止まることが多く、地面近くを低空で飛んで別の木に移ることが多い。
 飛び方は波状飛だが、ヒヨドリやセキレイよりも浅い傾向がある。
 ジョウビタキのように体を立て気味に止まる。
 ジョウビタキは尾を縦に細かく振るが、モズは尾をゆっくりと回す。

ビンズイ@竜ヶ丘公園



ビンズイ
スズメ目セキレイ科
体長16cm
撮影 茨城県龍ヶ崎市竜ヶ丘公園

タヒバリとビンズイはよく似た鳥。

タヒバリは農耕地のような開けた場所を好みます。
ビンズイは松林のような場所を好むので、大体は見る場所で判断できます。
茨城県南の開けた農耕地には、ヒバリとタヒバリがたくさんいます。
この2種は大体鳴きながら飛ぶので、地鳴きで判断することが出来ます。

で、この公園。
公園と聞くと木がたくさんあって、ビンズイが好む環境と思われるかもしれませんが、ここはニュータウンの造成に伴い、調整池の周辺に作られた公園なので、非常に開けた印象がある公園です。
奥の方には湿地帯のような場所があり、タヒバリやイカルチドリ、時にはタゲリが観察できます。
ここにいるのはタヒバリだろうと軽く考えていたのですが、よく見ると目の後方に白斑があり、全体的に緑色味があるビンズイでした。

クロジ@つくば



クロジ
スズメ目ホオジロ科
体長17cm
撮影 2011.1.15 茨城県つくば市

色合いが地味な上に、まず明るいところには出てこないので、非常に撮影しにくい鳥です。
今回もISO1600でやっと、という感じ。最近、そんな撮影が多いです。

ホオジロの仲間は外側尾羽が白いのですが、クロジは例外で、全体が黒褐色です。外側尾羽が白いと飛んだ時には目立つので、アオジと迷ったらそこを見ることです。
何しろ、アオジとクロジの地鳴きはそっくりです。アオジよりも幾分澄んだ声、とも言われますが、私は聞き分ける自信がありません。

日本の鳥の中でも、クロジとノジコの囀りが特に好きです。
クロジの囀りは、ノジコのそれほど派手なものではありませんが、非常に味わい深いものです。
夏には山地の針葉樹林で聞かれることが多いですが、アオジやノジコと違って、夏でも目立つところにはなかなか出てきません。
私も繁殖地でクロジを見たのは1回だけです。夏に囀るクロジの写真を撮ってみたいとずっと思っていますが、いまだに叶いません。
もっとも冬のクロジでさえろくに撮影したことがないのですから、それは結構高いハードルかも知れません。
当ブログでも、クロジはこれが初登場です。

ところで、ノジコとクロジは正反対の性質を持っています。
 ノジコは日本以外で越冬し、日本だけで繁殖する鳥。
 クロジは日本以外でも繁殖するが、日本だけで越冬する鳥。
ほぼ日本のみで繁殖する鳥はほかにもありますが、日本のみで越冬する鳥はクロジだけだと思います。

都心のカモメ

撮影 東京都台東区不忍池


不忍池は何となく人工の池に見えますが、もとは海だった海跡湖です。
縄文時代にはこのあたりまで入り江になっていました。
ここは意外に海に近いのです。
もっとも東京湾は埋立地が多いので、海と川の境がよくわからないのですが、とりあえず竹芝桟橋まで6kmほどの距離にあります。

上野東照宮の唐門には、左甚五郎の作と伝えられる昇り竜と降り竜の彫刻があります。
これが夜な夜な抜け出して不忍池で水を飲んだと言われ、
 「甚五郎 左が過ぎて 水を飲み」
という川柳が残っています。
江戸初期には庶民に親しまれていた池であることが想像できます。


ベンチに座っていると、鳥が寄ってきます。
ここに座る人は餌をやる人が多いからでしょうか。
「あなたはくれないのですか」と言うような顔で、オナガガモに睨まれました。




第1回冬羽
目の前の手摺に止まったまま、しばらく動きませんでした。




顔のアップ




嘴と足の赤味が少なく、尾羽に黒帯がないので、第2回冬羽と思われる個体。
意外といない第2回




成鳥冬羽
明らかに、足と嘴が赤いのが目立ちます。




こちらはセグロカモメ成鳥冬羽
かなり綺麗な個体




ウミネコ
まだ1月ですが、すでに夏羽
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