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尾瀬-草紅葉(3)

2010.9.26

長蔵小屋から、南岸道を1時間半ほど歩くと尾瀬沼の西端に当たる沼尻に至る。




尾瀬沼の水は、ここから沼尻川となって尾瀬ヶ原に流れ、最終的には只見川になる。
ここから右に行くと尾瀬沼の北岸道、左に行くと尾瀬ヶ原に下るルートになる。260m下ると尾瀬ヶ原の東端、見晴に至る。




沼尻の休憩所はさながら展望台。風も爽やかで気持ちがいい初秋。




朝方は逆光だが、沼の眺めは素晴らしい。

ここでミステイク。
沼尻には美しい池塘があるのだが、うっかり素通りしてしまった。
また行かなければ。。。




北岸道は木道が新しいので歩きやすい。
南岸道、北岸道とも、アップダウンは多少はある。
ヤマドリゼンマイがちょっと赤くなっただけで、秋らしい風景になる。

・・・・・・

尾瀬が一番賑わうのは、6月上旬のミズバショウ、7月中旬のニッコウキスゲ、10月中旬の紅葉時期である。
尾瀬と言えばミズバショウと言われていて、例年6月上旬がピークだったが、最近はニッコウキスゲ人気の方が高い傾向がある。
9月下旬の草紅葉の季節は比較的人が少ないので、この時期は穴場とも言える。
木道上に立ち止まって三脚を立てることができる。ミズバショウの最盛期にはそんなことはできない。
もちろん、木道上に三脚を立てる際には片側を十分に空けることと、出来るだけ挨拶を。

尾瀬の適正入山者数は、1日5000人までと言われていて、1万人を越えないことを目標に分散化が図られている。
過去の記録と照らし合わせて見ると、私が行った日で一番混雑したのは2009年6月13日で、5700人と記録されている。

アマサギ@稲敷

アマサギ
コウノトリ目サギ科
体長51cm
撮影 茨城県旧桜川村

シギチの観察の合間に、サギの観察。
アマサギ、ダイサギ、チュウサギ、コサギ、アオサギが見られますが、案外少ないのがコサギ。
8~9月になると、アマサギが多くなります。
各地から集まるのでしょうか。




摩耗した夏羽




やや夏羽が残った冬羽

尾瀬-草紅葉(2)

2010.9.26

大江湿原の草紅葉を楽しんだあと、尾瀬沼の南岸へ。



尾瀬沼畔に建つ長蔵小屋。

平野長蔵が尾瀬に初めての小屋を建てたのは1910年。今年は100周年になる。
その小屋はここではなく、沼尻にあった。
現在地に移設されたのは1915年のことである。

・・・・・・

尾瀬周辺の地図をお持ちの方は、是非見ていただきたい。
尾瀬沼は群馬県と福島県の県境にある。
福島県側は、桧枝岐村の御池から沼山峠登山口まで道路が伸びている。
私も今回この道をバスに揺られて来た。
一方、群馬県側からは大清水峠から三平峠の下まで車道が通じている。

1960年代、双方からの道を延伸し、尾瀬沼附近でつなげる計画があった。
沼山峠への道も1970年に自然破壊の声を無視して建設された経緯があることは忘れてはならないだろう。
その建設計画が実現していたら、現在長蔵小屋が建つあたりには大規模な駐車場と土産物屋が並び、観光バスが大挙して押しかけ、どこにでもある観光地と同様になっていただろう。

1971年、平野長蔵の孫に当たる平野長靖が、大石武一環境庁長官に直訴。大石長官は自ら尾瀬を視察し、建設中止を決断した。
長靖はその冬、尾瀬から下山中に遭難、凍死した。
享年36歳。文字通り、命がけで尾瀬の自然を守りぬいた人物として記憶に残る。

・・・・・・

尾瀬には電源開発の問題もからんでいる。
実は、尾瀬のほとんどの土地は東京電力が所有している。
早くから豊かな水資源として注目されたからだ。
1922年、現在の東京電力が尾瀬ヶ原、尾瀬沼一帯の水利権を取得。
1944年、尾瀬沼からの取水による発電の計画を発表。
1947年、戦争で中断していた上記計画の可否を、関係者が長蔵小屋で協議したが、平野長英(長蔵の子息)一人が反対した。この時代、圧倒的に開発派が強かったのだ。
1948年、尾瀬ヶ原に高さ100mのダムを作り、尾瀬ヶ原全体をダム湖にする計画が発表される。
詳細については知らないが、常識的に考えると現在の温泉小屋あたりに計画されたのだろうか。
これが実現していたら、尾瀬ヶ原は尾瀬沼の8倍の面積のダム湖になっていた。
東京電力が尾瀬ヶ原の水利権を正式に放棄したのは1996年のことである。尾瀬沼の水利権に関しては今でも生きている。
今見られる尾瀬の自然も、案外危ういものだったのである。

・・・・・・



尾瀬沼南岸道をしばらく進むと、尾瀬沼越しに燧ヶ岳の威容。
東北地方の最高峰で、以北最高峰。(これより北に、これより高い山はない)




南岸道は木道が傷んでいて、やや歩きにくい。
長蔵小屋から1時間半ほどで沼の西端。
小さな湿原の向こうに燧ケ岳が大きい。

秋の渡りのまとめ

シギチの秋の渡りも、大体終息の模様です。
約2ヶ月間の観察をまとめて見たいと思います。

場所としては、茨城県の龍ヶ崎市、河内町、旧藤代町(現取手市)、旧新利根町、旧桜川村、旧東町(いずれも稲敷市)です。
合計12箇所、25枚ほどの休耕田や蓮田です。
毎年書いていることですが、シギチが入る場所は毎年替わります。
今年は休耕田が例年になく少なかったので、いい場所を探すのに苦労しましたが、それは鳥たちも同じだったかも知れません。



ここ数年の傾向と比べて、シギチの入り具合は早かったように思いますが、結局種類数はそれなりでした。
チドリ目全体で28種類。
もちろん、見逃したものもあるので、大体30種類は入っていることになると思います。


■タマシギ
 これは留鳥だが、1回だけ観察できた。

■コチドリ
 毎年かなりの数が見られる。9月に入ると数は減った。

■ムナグロ
 ここ数年、秋の渡りに多くなった。これも9月に入ると急激に減った。

■ケリ
 この時期、少数観察される鳥。

■キョウジョシギ
 春には多く飛来するが、秋は比較的珍しい。1羽だけ。

■ヨーロッパトウネン
 毎年少数通過する。越冬個体もある。

■トウネン
 3年ぶりに多く飛来した。

■ヒバリシギ
 非常に多かった。一度に9羽の群れを見た。

■オジロトウネン
 これも少数通過するが、3羽程度見られた。多いほう

■ウズラシギ
 5~6羽確認できた。

■エリマキシギ
 比較的よく観察できた。

■キリアイ
 今年は1回しか観察できなかった。

■オオハシシギ
 毎年少数が通過する。越冬する傾向があり、春の渡りにも見られる。

■シベリアオオハシシギ
 今年の目玉だが、長くは滞在しなかった。

■ツルシギ
 2羽観察できたが、1回だけだった。

■コアオアシシギ
 ここ数年、飛来数が増えた。多くは幼鳥、換羽が遅い印象。成鳥冬羽を見たのが収穫。

■アオアシシギ
 かなり頻繁に見られた。

■クサシギ
 いつもの年より多い印象。一度に7羽見たのが最高。

■タカブシギ
 期間を通じて見られた。大きな群れとしては15羽ほど。

■キアシシギ
 8月下旬には姿を消した。

■イソシギ
 留鳥だが、かなり頻繁に観察できた。

■ソリハシシギ
 8月前半に見られた。これは毎年少ない。

■オグロシギ
 去年からやけに増えた鳥。去年よりは少ないがそれでも20羽以上と思われる。

■タシギ
 30羽程度の群れになることもあった。

■チュウジシギ
 これは難しいが、1回だけ確認した。

■オオジシギ
 割とわかりやすい個体が見られた。

■セイタカシギ
 合計では4~5羽だと思う。

■ツバメチドリ
 今年の目玉。7月下旬から2ヶ月間観察された。最大7羽。



今年の傾向として、ちょっと撮影しにくい場所が多かった。
とりわけ難しい場所での撮影から
左からアオアシシギ、オオハシシギ、オグロシギ、クサシギ

尾瀬-草紅葉(1)

2010.9.26

本格的な紅葉シーズンには早いが、尾瀬では一足先に草紅葉が始まっている。
この時期の尾瀬は比較的人も少なく、静かな山歩きを楽しめる。
少し早めの紅葉を楽しんでいただけたら、と思う。

・・・・・・

それにしても暑い夏だった。
ほぼ2ヶ月間続いた猛暑も、秋分の日を境に一転した。「暑さ寒さも彼岸まで」とは良く言ったものである。
金曜日の予報では、土曜日午前中に台風が接近、日曜日は台風一過の秋晴れになるという。
今回の目的地は「原」ではなく「尾瀬沼」一本である。

別の記事にも書いたが、土曜日の午後は見事に晴れ渡った。
4時半ごろに土浦市内での会議を終え、常盤道の土浦北ICに。
北関東道経由で東北道西那須野塩原ICで降りる。
塩原の温泉街を通り抜け、田島、会津高原経由で福島側の玄関口、御池の駐車場に午後8時過ぎに到着。この間3時間半。意外に近いのである。

桧枝岐村は福島県の南西端にあり、横浜市ほどの面積に674人が住んでいる。人口密度は1.73人で日本一低い。
ちなみにこの数字はモンゴルとほぼ同じ。世界最低は西サハラと言われている。ほぼ1.0人。

・・・・・・

日曜日
夜半には雨になった。
4時に起きて外を見ると、どんよりと曇っている。
当てがはずれたか、と一瞬落胆したがとりあえず荷物をまとめ、始発5:30のバスに乗る。
20分ほどで沼山峠休憩所。




6:00
尾瀬沼への入山口。




以前の沼山峠ルートは木道がかなり荒れていたが、現在は新しくなり、とても歩きやすいルートになった。
入山口の標高は約1700m、尾瀬沼の標高は約1660mで大差ない。
沼山峠が約1800mなので、100m登って140m下ることになる。
往復では累積240mという計算。
ちなみに群馬県側の玄関口、鳩待峠(1590m)と尾瀬ヶ原(1400m)間は、190mの下りなので、大きな違いはない。

約100mの登りで、どこが峠かわからないような沼山峠。
少し下ると展望のきく休憩場所がある。ほとんどの人はここから初めて尾瀬沼を見ることになる。




以前はもっとよく見られたらしい。現在はコメツガが大きくなったので、木の間から見える感じである。
周囲の山には雲がかかっているが、尾瀬沼には陽が当たっている。どうやら天気は良くなりそうだ。




下り切ると大江湿原が広がっている。ここは尾瀬沼周辺で最大の湿原。夏にはニッコウキスゲの大群落になる。

草紅葉にも若干早い感じではある。
少し色づいているヤマドリゼンマイの葉。
レンゲツツジの葉は部分的に赤くなっていた。
正面には大江湿原のシンボル、3本カラマツ。




沼が近づくと、南岸道と北岸道の分岐点に至る。
ちょっとだけ北岸道の方に向かい、大江川(と言うのだろうか)に架かる橋から、尾瀬沼方向。




振り返ると大江湿原の全景。
この時点ではまだ燧ヶ岳は姿を現していない。
7:15
気温は7℃ぐらいだと思う。
いい一日を予感させる風景。

セイタカシギ@茨城県

セイタカシギ
チドリ目セイタカシギ科
体長37cm
撮影 茨城県

セイタカシギはこのあたりでは留鳥で、特別珍しいものではありません。
ただ東京湾と違って、いつでも見られるわけではなく、短期間滞在する印象です。
2羽がこの場所で1ヶ月ほど観察されていて、比較的長い滞在だと思います。






セイタカシギの頭から襟の色は個体差が多いですが、ややバフ色の羽縁が残っているので、幼羽から第1回冬羽への換羽中かと思われます。




オグロシギの群れと
右はコガモ




別個体
やや褐色味があるので♀か?

風雨の中で

オグロシギ チドリ目シギ科
マガモ カモ目カモ科
シマアジ カモ目カモ科

撮影 2010.9.25 茨城県

本来ならこの日は、白樺峠のタカの渡り観察に行っていたところだと思う。
私がこの日、会議の予定が入ってしまったので、白樺峠の方は10月に延期したわけである。
10月の白樺峠は初めてだが、ノスリとツミの渡りをのんびり眺めようと言う試み。ハチクマも少しは残っているだろうか。今年の渡りは遅れ気味のようだし。。。

実のところ、25日の白樺峠は大量のタカが飛んだらしい。
このところ天気が悪かったので、溜まっていたタカが一気に渡ったのだろう。
結果的にそれを見逃したわけだが、これも時の運というものだろう。

・・・・・・

問題の会議は午後2時過ぎからの予定だった。
午前中、鳥見仲間のKさんが主催する自然観察会が筑波山で予定されていたので、午前中はそちらに参加しようと考えていた。
ところが台風が接近した茨城は、この午前中横殴りの激しい雨になり、観察会は中止になってしまった。
時間が空いてしまった結果、性懲りもなく田んぼにシギチを見にいった。

・・・・・・

こんな日でも鳥見は出来る。
こういう日は誰も来ないので、独占状態になり、かえって有り難い面もある。
田んぼのシギチ観察は基本的に車中からだが、雨の日は尚更である。
助手席側の窓を開けて見るのだが、風向きを考えないとひどい目に合う。
この日は、都合よく東南から観察できる田んぼに鳥が集まっていた。

この日観察できたシギチはと言うと。。。
コチドリ(?)が1羽飛び、タカブが1羽、セイタカが2羽の他はオグロが16羽固まっていただけ。
シギチの渡りもさすがに最終盤かと思われる。




雨風を避けるように姿勢を低くしているオグロシギの群れ。
鳥の首は、姿勢によって随分長さの印象が違う。
首の長さは全体のプロポーションに大きな影響を与えるので、場合によっては厄介である。
哺乳類の首の骨は7個と決まっていて、人間でもキリンでも同じだそうだが、鳥類は大体その倍以上あるらしい。
そのため鳥の首はよく曲がり、伸び縮みが自在なのである。それはサギの首を見ると納得するが、オグロシギも同様の仕組みなのだろう。
フクロウの首がよく回るのも同じ事情である。


シギ類は低調なので、入り始めたカモの観察に切り替える。
200羽ほどの群れが入っていた。8割方はカルガモだが、マガモ、コガモ、ヒドリガモ、オナガガモ、ハシビロガモが入っていた。
今の時期としては珍しいキンクロハジロの姿も。



マガモの♂エクリプス
この時期は、こういう個体の観察が面白い。


コガモではない、比較的小型のカモが1羽いたので、シマアジではないかと思い、見やすい位置に移動したがわからず、再度移動してようやく確認できた。
シマアジはこの時期、少数が通過する。
春の渡りに見たいと思うが、チャンスに恵まれない。




遠いけれど、一応特徴はわかるかと思う。




こんな風に見ると、カルガモの子供に見えるかも知れない。

・・・・・・

ちょうど正午ごろには見事に晴れ渡り、久しぶりに「台風一過」という言葉を実感した。
3時に終わるはずの会議は、前が押したため4:30ごろまでかかって終了。5時前に土浦北ICから高速に乗って西那須野塩原ICで降り、8時過ぎ、人口密度日本最低の村に到着した。

オオセグロカモメの争い

オオセグロカモメ
チドリ目カモメ科
体長64cm
撮影 千葉県銚子市銚子漁港



1羽が何か餌を捕らえましたが、上から別の1羽が狙っています。




頭上から、かなり強引なアタック。




2羽で争っていますが、別の1羽が間に入って来ました。




3羽での取り合い。




2番目の個体があきらめました。




最初の個体と3羽目の争い。




4羽目も参入しかけましたが、結局3羽目が勝利しました。


これは餌の取り合いを見たかったわけではなく、オオセグロカモメ特有の初列風切のパターンを撮影したかったのです。

オオセグロカモメ@銚子

オオセグロカモメ
チドリ目カモメ科
体長64cm
撮影 千葉県銚子市銚子漁港

久しぶりの銚子。
この時期のカモメはウミネコばかりですが、オオセグロカモメもそれなりの数が見られます。
日本で唯一繁殖する大型カモメで、若い個体には越夏する個体もいます。早めに移動してくる幼鳥を見るチャンスも。












肩羽に鱗模様があるのは幼鳥の特徴ですが、換羽の過程によって様々な模様の個体がいます。
これが4羽とも幼鳥かどうかはわかりませんが、2番目の個体は典型的かなと思います。







飛翔姿を下から見るとよくわかりません。
翼上面(初列風切のパターン)を見ると、オオセグロであることははっきりしています。
これでセグロカモメが入って来ると、もう少し慎重に見ないといけません。

湯の丸高原の花

2010.8.13
長野県 湯の丸高原(池の平湿原)

唐突に花の記事が出てくるブログ。。。。


夏休みの一日、日帰りでどこかに行こうと考えた。
条件は
■なるべく標高の高い場所(異常に暑かったので)
■あまり遠くない場所(平日なので高速料金が1000円にならないので)
■花がたくさんあるところ
■混まないところ
ということで、湯の丸高原が頭に浮かんだ人はかなりの通か、よほど自然観察に長けた人だろう、というのはかなり前の雑誌に出ていた。

池の平湿原は、湯の丸高原の地蔵峠と高峰高原の車坂峠を結ぶ、湯の丸林道の中間にある。
この林道は、標高2000m以上を走る数少ない一般道路のひとつ。
シーズン中の休日はマイカー規制が行われるが、この日は平日のためOK.
この日は案に相違して、あまり天気はよくなかった。




■マツムシソウ
マツムシソウ科マツムシソウ属

高原の初秋を彩る代表的な花




■ヤナギラン
アカバナ科アカバナ属

山火事の跡などに、真っ先に群落を作る花として知られる。そのため、カナダやアラスカではFire Weedと呼ばれる。




■ツリガネニンジン
キキョウ科ツリガネニンジン属

高原には普通に生える多年草。
先端が5裂した花弁から花柱が突き出る。ソバナは出ない。ヒメシャジンは出るか出ないかという感じ。




■ヨツバヒヨドリ
キク科フジバカマ属

ヒヨドリバナの変種で、葉が4枚輪生する。
アサギマダラが食草にする。

ツルシギ@茨城県



ツルシギ
チドリ目シギ科
体長32cm
撮影 2010.9.22 茨城県

当地には、4月頃成鳥冬羽が飛来することがあります。
5月には夏羽に換羽中の個体が飛来します。
9月になると、幼羽が立ち寄ります。
いずれも少数ですが、大体毎年観察できます。
干潟でも見られるようですが、私は他所で見たことがありません。

この秋の渡りでも、仲間から聞いてはいましたが、自分としては今シーズン初。
幼羽が2羽。
換羽の状況は若干違いがあるようです。

これでこの秋、茨城県南の田んぼで観察したシギチ(チドリ目全体)の合計は28種になりました。
どうやら見逃したらしいのは、ハマシギとアカエリヒレアシシギ。
今後の期待はオバシギとアカアシシギ。

オグロシギなど@茨城県

オグロシギ
チドリ目シギ科
体長38.5cm
撮影 2010.9.20 茨城県

今年はオグロシギの飛翔姿をなかなか撮影できません。
オグロとオオソリの翼上面の模様は、過去の記事を参照してください。


↓オオソリハシシギの飛翔
http://blogs.yahoo.co.jp/papageno620/56051196.html




少し上面の特徴が出た写真。
手前はアオアシシギ




手前にアオアシシギとコアオアシシギ




コアオアシシギと




タシギと(9/4の撮影)

オグロシギ@茨城県




オグロシギ
チドリ目シギ科
体長38.5cm
撮影 2010.9.20 茨城県

やや大型のシギとして、オグロシギとオオソリハシシギはよく似ています。
オオソリは嘴が反っていて、オグロはまっすぐというのが、一般的な識別ポイントです。
その他にはどんなポイントがあるでしょうか。

オグロシギは”Black-tailed Godwit”で、オオソリハシシギは”Bar-tailed Godwit”。
オグロシギは翼の下面が白く、上面には白い翼帯があり、腰が白くて尾羽の先端にはっきりとした黒帯があります。
飛翔姿の場合、白黒のコントラストがはっきりしている傾向があります。

オオソリは海岸や干潟、オグロは淡水域を好みますが干潟でも見られます。
淡水域で見られるのはほとんどオグロです。

ここ数年、オグロシギの通過数が増加傾向にあるような気がします。
飛来は比較的遅く、9月になると徐々に増えて20羽ほどになっています。ほとんどが幼鳥です。

この鳥の色合いは個体差が多いようです。
換羽の過程にも個体差があり、すでに冬羽に換羽中のものも見られます。

口元に赤味があるものも目立ちますが、換羽の過程なのでしょうか。

エリマキシギ@茨城県




エリマキシギ
チドリ目シギ科
体長22cm(♀)
撮影 2010.9.19 茨城県

約2ヶ月間、常時2~3羽のエリマキシギが観察されています。
同じ個体が居ついているわけではなく、入れ替わり立ち替わり、色々な個体が通過していくようです。

前日の午後、色々なシギたちが入っていた田んぼは夕方逆光なので、この日の早朝に行ってみましたが、鳥の数はまばらでした。
エリマキシギ2羽は、タカブシギ(3枚目の左側)との比較から♀と思われます。

土浦全国花火競技大会まであと15日

一年が早い、と思えるのはこの話題になる時です。
土浦全国花火競技大会まで、気がついたらあと半月に迫っていました。
今年の開催は10/2(土)です。

プログラムは公式HPをご覧ください。
http://www.tsuchiura-hanabi.jp/gaiyou/program.html

まずはこれを眺めて、あれこれ想像を巡らすのが楽しみの第1歩です。


<10号玉の部>
定番の玉名「変化菊」以外に、今年は「~光露」が目立ちます。
普通は紅光露ですが、緑光露や紫光露など、何とかうまく撮影できるでしょうか。

気になった玉名
■13番 大洋花火 点滅曲導付点滅万華鏡芯銀冠先紅点滅(てんめつきょくどうつきてんめつまんげきょうしんぎんかむろさきべにてんめつ?)
見たことのない玉名ですが、あれこれ想像してみましょう。

■32番 佐藤煙火 昇木葉付三重芯錦冠柳先点滅(のぼりこばつきみえしんにしきかむろやなぎさきてんめつ?)
木葉は小花の間違いでは?


<創造花火>
この部門は、玉名から内容を想像するのも面白いですね。これぞ「想像花火」
優勝常連の北日本花火興業さんは「犬も歩けば棒にあたる」だって。犬が棒に当るところを花火で表現するのでしょうか。何でも出来そうな北日本さんだから出来るかも。


<スターマイン>
プログラムの最後は例年通りスターマイン3つ
今年は菊屋小幡花火店、和火屋、野村花火工業という何とも豪華な組み合わせ。
毎年帰りの混雑を嫌って最後を見ないで帰る人も多いのですが、大相撲で横綱の取り組みを見ないで帰る人はいないだろうと思うのですが。
もちろん、土浦のスターマインは全て見ごたえがあるし、特に後半は見逃せません。

ウズラシギ@茨城県




ウズラシギ
チドリ目シギ科
体長21.5cm
撮影 茨城県

シギが入っている休耕田は限られているし、観察できる方向ももちろん限られている。
いかに田んぼが長方形でも4方から見られるわけではない。
当然、いい光線になる時間帯は田んぼと道路の関係によって決まる。
あの田んぼは午前中順光、この田んぼは午後順光という具合。
終日ほぼ順光という田んぼが、今年1箇所だけあったが、多くの場合そうはうまく行かない。
朝のうち、こことここを廻り、午後はこことここを中心に、というような大まかな計画は立てるが、肝心の鳥の方はそう都合よく出てはくれない。

逆光の上に遠いので、特徴が何とかわかる程度の写真。
今年はウズラシギが比較的多かったが、なかなかいい条件で撮影できなかった。


畦を歩いて反対側から撮りたいのは人情ではあろうが、畦は脆弱なものであり、下手に歩くと崩してしまうので、なるべく避けたいものである。
それと、すれ違えない道に長時間車を停めて撮影する行為も。
農家は、バードウォッチャーに好意を持っている人ばかりではないことも念頭に入れておく必要がある。
もちろん、観察していると、農家の方が親しげに声をかけてくれることもある。そういう関係を大事にしたいものだと思う。

アオアシ&コアオ



■アオアシシギ 
高野図鑑 35cm
真木図鑑 35cm
氏原図鑑 30~34cm

■コアオアシシギ
高野図鑑 24.5cm
真木図鑑 24cm
氏原図鑑 22~25cm

多少の違いはあるけれど、概ね1.5倍程度ある。
実際に観察すると、アオアシシギはかなり大きく感じられる。
淡水域で見られるシギで、これより大きいのはオグロシギとかチュウシャクシギあたりだから、やっぱり大型の部類に入るように思う。

コアオアシシギはスマートな体型のせいか、実際よりも大きく感じる。
頭の中の印象ではキジバトぐらいありそうに思える。
シギの仲間は、概して頭で考えているよりも小さく、近くで見るとその小ささに驚くことがある。
コアオアシシギの場合も、数字で言うとムクドリ大である。

ハクセキレイ@稲敷



ハクセキレイ
スズメ目セキレイ科
体長21cm
撮影 茨城県旧東町

以前は、関東あたりでも冬鳥だったらしい。
全国的に分布を広げている鳥で、都市部でも多くなっている。いささか都市鳥の様相を帯びてきた感じもする。
このあたりの休耕田では、シギたちに混じってハクセキレイが盛んに餌を探している。

顔の色に黄色味がある。幼鳥にはよくある特徴。

トウネン@茨城県






トウネン
チドリ目シギ科
体長15cm
撮影 2010.9.11 茨城県

休耕田に飛来するトウネンは小群であることが多く、100羽を超えるような群れで見られたのは3年ぶり。
トウネンはいい顔をしている。
思慮深い、とでも表現したらいいだろうか。こういう表情を見せる鳥には、他にミツユビカモメがあるように思う。
それは極めて個人的な感想なのだが、この鳥は何か考えているに違いない。

ノスリ@藤岡


ノスリ
タカ目タカ科
体長 ♂52cm ♀56cm
撮影 2010.9.12 栃木県藤岡町

昨日のNHKの番組で、タカの狩りを特集していました。
ノスリは地上のネズミや地中(!)のモグラなどを捕食しますが、その目の良さは驚くべきものです。

番組中で出演者が、ノスリはハヤブサなどに比べて目つきが優しい感じがするという意味のことを言ってました。
ノスリの成鳥は虹彩が暗色なので、そんな印象を持たれるのだと思います。
幼鳥は虹彩が黄色(オオタカなどと同じ)なので、成鳥よりも精悍な感じがします。
写真の個体は、虹彩も黄色ですが、次列風切と尾羽の先端が尖っていることからも、幼鳥であると思われます。

・・・・・・

タカの渡りのシーズンになりました。
各地でサシバやハチクマの渡りが見られる時期です。
10月に入ると、やや遅れてノスリの渡りが盛んになります。
ノスリは関東では冬季に見られることが多く、一部は夏にも見られるので、サシバなどのように渡り鳥という印象は薄いかも知れません。
国内でも北方のものは南方に移動し、山地のものは低地に移動し、一部は南に渡るのでしょうか。
今年は10月に白樺峠に行きます。ノスリとツミの渡りを観察したいと思っています。

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