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サギ6種@土浦

サギ6種
茨城県土浦市

サギ類は、異なる種が集団で営巣する習性があり、コロニーあるいはサギ山などと呼ばれます。
かつて埼玉県の見沼には「野田のサギ山」という大規模なコロニーがあり、国の天然記念物に指定されていました。
江戸時代から250年間も続いたサギの営巣地は今では見る影もなく、「さぎ山記念公園」として名残りを留めています。
野田で見られたサギは、ダイサギ、チュウサギ、コサギ、アマサギ、ゴイサギの5種類とされていますが、土浦のコロニーにはこれにアオサギを加え、6種類が営巣しています。




ゴイサギ




アマサギ




ダイサギ




チュウサギ




コサギ




アオサギ

釜の越桜(山形県白鷹町)


釜の越桜
山形県白鷹町
撮影 2010.5.1

「置賜さくら回廊」の中でも「伊佐沢の久保桜」と並んで代表的な名木である。
樹齢800年と言われるエドヒガン。
樹下に3個の巨石があり、八幡太郎義家がこの石でかまどを築き兵糧を炊いたとの伝説がある。「釜の越」の「釜」は、この伝説に係わりがありそうである。

古木であるため、枯れた大枝が切られた跡は致し方ない。
釜の越農村公園内にあり、駐車場は完備されているが、満開時には大混雑するかも知れない。

次回は薬師桜

ツツドリ@千歳


ツツドリ
カッコウ目カッコウ科
体長33cm
撮影 2010.5.28 北海道千歳市

図書館の裏庭にいたツツドリ。
渡り時期ならともかく、こんなところにツツドリがいるというのは、関東あたりでは考えられません。
北海道でのトケン類は、カッコウとツツドリが多く、ホトトギスは少ないようです。
ツツドリの托卵相手はセンダイムシクイが主で、このあたりのセンダイムシクイの生息密度の高さを考えると、ツツドリが多いのも納得です。

托卵習性があるカッコウの仲間は、他の鳥に子育てをまかせてしまう狡い鳥という印象を一般に持たれていて、カッコウは悪い鳥だ、というようなことを公共の電波で言う人もいます。
カッコウ類の托卵習性は、子孫を残すためのギリギリの戦略であって、仮親の方も警戒しているし、卵を棄てられてしまえばそれまで。
野生生物の習性を、人間の価値観で善悪を判断するのはそもそもナンセンスだと思います。

コヨシキリ@勇払




コヨシキリ
スズメ目ウグイス科
体長14cm
撮影 2010.5.29 北海道苫小牧市

関東地方で、葦原の夏鳥と言えばオオヨシキリです。
コヨシキリがいないわけではありませんが、圧倒的に少数派です。
尾瀬でこの鳥を見た時、こういう場所の鳥か、と実感しました。
北海道の海岸草原ではオオヨシキリは少数派で、コヨシキリがけたたましいほどに囀っています。

原のシダレザクラ(山形県白鷹町)


原のシダレザクラ
山形県白鷹町
撮影 2010.5.1

殿入桜から北上する。
わかりにくい場所だが、このルートは案内板が充実しているので迷うようなことはない。

前回の殿入桜とこの桜は、メインルートをはずれているため、訪れる人は少ない。
通好みの桜と言えようか。
花つきは今ひとつだったし、なかなか撮影しにくい桜だった。
ちょっと課題を残した桜。


次回は釜の越桜

北海道探鳥記(その4)

北海道探鳥記(その4)
5/30(日)復路

大洗-苫小牧間の航路探鳥記録。その復路編。



復路は「さんふらわあ・ふらの」
13539トン、全長192m、旅客定員705名
船の内部は、往路の「さっぽろ」と若干違う。
「さっぽろ」のように、直接海に面した展望スペースはないが、前方に展望室がある。
出港前後は、ここで写真や記録のチェックをして過ごした。




デッキから苫小牧のターミナルを見る。

今回は乗船するなり大騒ぎをする団体客が多く、その意味では不快だった。




18:45出港
工業都市、苫小牧の風景






・・・・・・



一夜明け、朝は4:10ごろからデッキに出て探鳥。
太平洋から朝日が昇る。




今日は天気がよく、波も静かだった。




この日、終日観察した右舷のデッキ




予定通り、大洗港に入港。
いつも思うのだが、この巨大な船をピタリと接岸させる手際には感服させられる。
接岸作業、ボーディングブリッジの取り付け作業が終わり、下船開始の時刻がピッタリ定刻の14:00だった。お見事。


■この日の航路観察
5:00 シロエリオオハム(あとで写真で確認)
6:10 コアホウドリ ウミガラスsp
6:15 ウミガラスsp(2)
6:25 ウミガラスsp
7:20 ウトウ(2)
7:30 ウトウ
7:40 ウミガラス
8:30 マダラウミスズメ(2)
11:00 クロアシアホウドリ
12:00 コアホウドリ
12:05 クロアシアホウドリ
12:15 コアホウドリ
12:20 コアホウドリ(2) クロアシアホウドリ(3)
12:25 コアホウドリ

ハシボソミズナギドリ、ハイイロヒレアシシギは朝のうち多数。
アカエリヒレアシシギの群れも若干あったようだ。(写真で確認)
オオミズナギドリは往路に比べて多かった。
大洗港でカワウ、ツバメ、ムクドリ

復路での観察種(4:10~14:00)
■シロエリオオハム 1
■コアホウドリ 6
■クロアシアホウドリ 5
■オオミズナギドリ やや多
■ハイイロミズナギドリ 少(ハシボソとの識別は難しいので、あくまでも参考)
■ハシボソミズナギドリ 多
■カワウ 港内 少
■ハイイロヒレアシシギ 多
■アカエリヒレアシシギ 中
■ウミネコ 中
■オオセグロカモメ 少
■ウミガラス類 5(ハシブトウミガラスの可能性が高いと思うが、7:40の個体はウミガラスと思われる)
■マダラウミスズメ 2
■ウトウ 3
■ツバメ 港内
■ムクドリ 港内


3日間での観察種(▲は航路上 ●は大洗港のみでの観察)
シロエリオオハム▲
コアホウドリ▲
クロアシアホウドリ▲
オオミズナギドリ▲
ハイイロミズナギドリ▲
ハシボソミズナギドリ▲
カワウ●
ウミウ
アオサギ
マガン
ヒシクイ(亜種オオヒシクイ)
オオハクチョウ
マガモ
カルガモ
ヒドリガモ
トビ
オジロワシ
ノスリ
コチドリ
オオジシギ
ハイイロヒレアシシギ▲
アカエリヒレアシシギ▲
ウミネコ
オオセグロカモメ
ウミガラス▲
ハシブトウミガラス▲
マダラウミスズメ▲
ウミスズメ▲
ウトウ▲
キジバト
カッコウ(S)
ツツドリ
アマツバメ
クマゲラ(S)
アカゲラ
コゲラ
ヒバリ
ツバメ●
イワツバメ
ハクセキレイ
キセキレイ
ヒヨドリ
モズ
ルリビタキ
ノビタキ
トラツグミ(S)
クロツグミ(S)
アカハラ
ヤブサメ(S)
ウグイス
マキノセンニュウ(S)
コヨシキリ
オオヨシキリ
センダイムシクイ
エナガ(亜種シマエナガ)
キビタキ
オオルリ(S)
コサメビタキ
ハシブトガラ
ヒガラ
ヤマガラ
シジュウカラ
ゴジュウカラ(亜種シロハラゴジュウカラ)
メジロ
ホオジロ
ホオアカ
アオジ
オオジュリン
カワラヒワ
ベニマシコ
イカル(S)
シメ
ニュウナイスズメ
スズメ
ムクドリ●
カケス(亜種ミヤマカケス)
カササギ
ハシボソガラス
ハシブトガラス
(ドバト)
以上79+1種

サシバ@河内




サシバ
タカ目タカ科
体長47cm(♂)
撮影 2010.6.8 茨城県河内町

最近、私のフィールドではサシバを見ることが少なくなっています。
今年はまだ2回目の確認。
いかにもサシバがいそうな場所、ではない、シギチが似合う一面の田園地帯です。

車で走っていると、電柱にサシバの姿。
少し通り過ぎてしまったので、慎重にバックする。
窓を開けてカメラを向けると、大体飛んでしまいますが、何とか撮影。
飛ぶにしても一応前方にテイクオフしてくれたのが有り難かったですね。

眉斑が目立たないので♂だと思います。

殿入桜(山形県白鷹町)



殿入桜
山形県白鷹町
撮影 2010.5.1

「どのいりざくら」
この名称の由来は、江戸時代、米沢藩主上杉斉定が巡察の折りに立ち寄ったというだけの伝説らしい。
「置賜さくら回廊」の中でも特に立派な桜と思われるが、若干ルートをはずれているせいか、見物客は意外に少ない。
昭和初期までは夜桜見物などで大いに賑わったらしいが、今は隠れた名木のような存在である。
樹齢は680年、枝ぶりも見事なエドヒガンで、隠れようがないような気もするが。
斜面に立っているので見上げても良し、朝日連峰とのどかな田園風景を背景に見下ろすのも良し。

入口は狭くてわかりにくい。
駐車場のようなものはなく、駐車可能なスペースが数台分ほど。

次回は原のシダレザクラ

キビタキ@ウトナイ湖






キビタキ
スズメ目ヒタキ科
体長14cm
撮影 2010.5.29 北海道苫小牧市ウトナイ湖畔

ギリシア神話に登場するナルキッソスは、水に映る自分の姿に恋をしてしまった。やせ細って死んでしまったナルキッソスは、そのままスイセンになった。

ナルシストの語源になっている話ですが、鳥の中でナルシストと目されたのがキビタキです。
英語名”Narcissus Flycatcher”
比較的見たままが多い英語名ですが、珍しく文学的な命名。

ハイイロヒレアシシギ@三陸沖


ハイイロヒレアシシギ
チドリ目ヒレアシシギ科
体長21cm
撮影 2010.5.30 三陸沖

この時期の航路探鳥の見もののひとつ。
沖合を大群で渡るハイイロヒレアシシギの群れ。
真っ赤な夏羽が朝日に照らされています。
数十羽から数百羽程度の群れがあとからあとから現れます。
時には数千羽の群れが波間に浮いています。

セキレイぐらいの大きさの鳥が、南米沖から北極圏まで渡って行きます。
小さな鳥だけに、悠々と飛ぶという雰囲気ではありません。
大海原を、海面スレスレにスピード感抜群に飛んで行きます。
時速45kmで走る船ですが、明らかに追いつけないスピードです。
この鳥たちは何に突き動かされて飛んでいるのでしょうか。
そんなことを考えながら海を見続ける日曜日

北海道探鳥記(その3)

北海道探鳥記(その3)

5/28(土)

4:00
まず手近なところで、苫小牧市内の緑ヶ丘公園に行って見た。
相変わらず、センダイムシクイとキビタキが多い。
ここでようやくハシブトガラを確認。
ニュウナイスズメがよく観察できた。



5:30ごろ
新緑がまぶしい、つた森山林。
苫小牧東部開発区域に残された山林である。
カッコウ、クロツグミ、トラツグミの声。
近くからオオルリの美しい声。
キビタキが多く、とてもいい条件で見られる。
遠くから「キョーン」という声。恐らくクマゲラだと思う。
この鳥は簡単に見られるものではないと思うが、一応それらしい声が聞けたのはよかった。

7:00ごろ
勇払原野の草原地帯を廻る。
オオジシギが盛んにディスプレイを繰り返す。
葦の天辺でコヨシキリが鳴く。
電線にはノビタキ。
高山草原の雰囲気だが、ここは海岸近く。やっぱり北海道はちょっと違う。
マキノセンニュウは声だけ何とか確認できた。
オオジュリンの真っ黒な夏羽も北海道ならでは。



8:00ごろ
ウトナイ湖に広がる葦原。
周辺の森の中では、ここでもセンダイムシクイやキビタキがとても多い。
湖には居残り組なのか、マガン、ヒシクイ、オオハクチョウの姿。
ベニマシコの真っ赤な夏羽が見られたが、撮影できず。残念。



ちょっとあちこちを巡ったのち
13:00ごろ 植苗
ウトナイ湖の東側に広がる森林である。
夏羽のシメ。
イカルの声。
湖が見える場所に出ると、頭上にオジロワシの若い個体。
コヨシキリの声も賑やか。



ウトナイ湖畔に出る。
この上空をオジロワシが舞った。

再びあちこちを巡り
15:00ごろ 再び勇払原野
マキノセンニュウは結局姿を表わさなかった。
海岸付近にノビタキ、ホオアカ、オオジュリン。


17:00ごろ、レンタカーを返却し、北海道での探鳥は終了した。
次の日はまた航路探鳥。


■本日の観察種
アオサギ
マガン
オオヒシクイ
オオハクチョウ
マガモ
カルガモ
ヒドリガモ
トビ
オジロワシ
ノスリ
コチドリ
オオジシギ
ウミネコ
オオセグロカモメ
キジバト
カッコウ S
ツツドリ S
アマツバメ
クマゲラ S
アカゲラ
コゲラ C
ヒバリ
イワツバメ
ハクセキレイ
キセキレイ C
ヒヨドリ
モズ
ノビタキ
トラツグミ S
クロツグミ S
アカハラ
ヤブサメ S
ウグイス S
マキノセンニュウ S
コヨシキリ
オオヨシキリ S
センダイムシクイ
エナガ(亜種シマエナガ)
キビタキ
オオルリ S
コサメビタキ
ハシブトガラ
ヒガラ S
ヤマガラ
シジュウカラ
メジロ S
ホオジロ
ホオアカ
アオジ
オオジュリン
カワラヒワ
ベニマシコ
イカル S
シメ
ニュウナイスズメ
スズメ
カケス(亜種ミヤマカケス)
ハシボソガラス
ハシブトガラス
(ドバト)
以上59+1種

オジロワシ@苫小牧


オジロワシ
タカ目タカ科
体長 ♂83cm ♀92cm
撮影 2010.5.29 北海道苫小牧市植苗

のどかに晴れ上がり、朝方の寒さが嘘のように気温も上昇した午後。
トビ10羽ほどの柱が出来ました。
その中に1羽、明らかに巨大な猛禽が。

これは右上のトビの方が高いところを飛んではいるのですが。。。
オジロワシの翼開長はトビの1.4倍ほどもあり、翼幅も広いので一層巨大に見えます。
成鳥になると、名前の通り尾羽が純白になりますが、それには6年ほどかかります。

伊佐沢の久保桜(山形県長井市)


伊佐沢の久保桜
山形県長井市
撮影 2010.5.1

GWは恒例の飛島行きである。
島に行く船は2日の朝に酒田を出る。だから前日の1日に家を出るのだが、下手な時間に行くと渋滞が恐ろしい。
とりあえず、1日のうちに酒田までは行くことにしたが、この日はどう過ごそうか。
裏磐梯か蔵王あたりで鳥を見ようか、とも思ったが、時期も良さそうなので前から行きたかった「置賜さくら回廊」で桜の撮影をしようと考えた。

午前3時半ごろ家を出て、圏央道~常磐道~磐越道~東北道と乗り継いで、さほどの渋滞もなく福島飯坂ICで降りる。
栗子トンネル、米沢経由で、8時前に長井に着いた。
福島県側はいい天気だったが、こちらは雲が多い。
朝のうちは小雨も降った。気温はやや低めである。

大物「伊佐沢の久保桜」を見る前に「かすみ桜」をと思ったが、まだ咲いていなかった。


伊佐沢の久保桜は推定樹齢1200年とされる。
「置賜さくら回廊」でも最古のもので、日本でも有数の古木である。
やはり低温傾向が響いたのか、まだ3分咲き程度だった。


次回は殿入桜

オオジシギ@勇払

オオジシギ
チドリ目シギ科
体長30cm
撮影 2010.5.29 北海道苫小牧市勇払原野

勇払原野は、釧路湿原、サロベツ原野と並んで、北海道の3大原野のひとつと言われていました。
1960年代からの高度経済成長期、空港に近く海にも面した広大な平地として注目され、国内最大規模の重化学工業地帯を目指した、苫小牧東部開発計画がスタートしました。
しかしその後、2度のオイルショック等の社会情勢の変化により、開発は事実上破綻しました。
1万ヘクタールを越える計画地の多くが未利用地域として残され、また農地として開拓された場所が放置され原野化しました。
結果的にオオジシギのような草原性の鳥には絶好の繁殖地になったという経緯があり、ここでの個体数は増えているとされています。


オーストラリア東部で繁殖し、日本とその周辺のみで繁殖するという、極めて狭い範囲をピンポイントで渡る鳥。
奇妙な声で鳴きながら上昇と急降下を繰り返す、その独特のディスプレイは一見の価値があります。
関東周辺で見やすいのは奥日光の戦場ヶ原、尾瀬、裏磐梯高原などですが、ディスプレイは早朝が多く、霧が出やすいので撮影はなかなか難しいものがあります。

本州では亜高山帯の草原でしか見られないこの鳥のディスプレイが、ここでは海岸草原で見られるのですから、やっぱり北海道は違うと感じました。
生息密度も高く、同時に5~6羽が飛んでいるのが見られたほど。



ズビー ズビー ズビー



ズビヤク ズビヤク ズビヤク



ゴーーーーーッ



ザザザザザザザザ
やっぱり急降下は速い。ピンボケになってしまいました。

関所破りの桜(長野県佐久市)


関所破りの桜
長野県佐久市(旧浅科村)
撮影 2010.4.19

道の駅「ほっとぱーく浅科」からよく見える小高い丘の上にその桜はあった。
浅間山の眺望が素晴らしく、絶好のロケーションにある。

「関所破りの桜」とは不思議な名称である。
桜の名称はその場所を冠したものがほとんどで、このようなものは珍しい。第一、関所破りとは穏やかでない。どうしてこんな名前がついたのか。
その由来は、この桜が立つ五郎兵衛記念館にあった。

旧浅科村は様々な変遷ののち、1955年に南御牧村、中津村、五郎兵衛新田村が合併してできた。
このうち五郎兵衛新田村は、寛永年間に、市川五郎兵衛真親という人が、私財を投じて、遠く蓼科山麓から用水路を築いたことで発展した。
この用水路は五郎兵衛用水路と呼ばれ、総延長は約20kmにも達するという。

五郎兵衛を祀るため、この場所に神社を建立することになったが、その際、彼の出身地(現在の群馬県南牧村)から桜の苗木をもらって来て、この地に植えることになった。
ところが苗木を取りに行った若者がうっかり通行手形を忘れたため、碓氷峠の通行が出来なかったが、訳を話したところ、役人が通してくれたという伝説に由来するそうだ。


これで3日間に渡った信州の桜撮影を終了した。
今年はこれで最後ではなく、次回から山形編!

カササギ@苫小牧



カササギ
スズメ目カラス科
体長45cm
撮影 2010.5.28 北海道苫小牧市勇払

「かささぎの渡せる橋におく霜の 白きを見れば夜ぞ更けにける」

小倉百人一首にある、中納言家持の歌です。
この中の「かささぎの渡せる橋」というのは、天の川に架かる橋のことを指しています。
織姫(ベガ)は天帝の娘で、機織の上手な働き者でした。彦星(アルタイル)もまた働き者の牛飼いで、天帝は2人の結婚を認めました。めでたく夫婦となった2人ですが、織姫は機を織らなくなり、彦星は牛を追わなくなってしまいました。このため天帝は怒り、2人を天の川を隔てて引き離し、年に1度、7月7日にだけ会うことを認めました。
この日、いずこからかやって来たカササギが天の川に橋を架けてくれるのです。

上の歌の意味は
七夕の夜、天の川にかささぎが架けるという天上の橋に似ている宮中の階に降りた霜の白さを見ると、しんしんと夜が更けていくのを感じるなあ。

そのころ日本にカササギはいなかったはずなので、あくまでも伝説上の存在です。
現在でも九州限定の鳥とされています。
秀吉が朝鮮出兵の際、朝鮮半島から持ち帰ったものが繁殖したとされていて、分布は局地的です。

それがなぜ北海道で見られるのか。
一説には苫小牧港に入港する韓国の貨物船に乗って来たという説が有力です。

カササギは雑食性で何でも食べ、また、特に金属類を集める習性があるらしく、ヨーロッパでは「泥棒」のキャラクターを与えられることが多いようです。
ロッシーニの歌劇「泥棒カササギ」が有名。

福王寺のシダレザクラ(長野県佐久市)




福王寺のシダレザクラ
長野県佐久市(旧望月町)
撮影 2010.4.19

福王寺は平安時代の創建で、坂上田村麻呂にゆかりのある寺とされている。
江戸期に山火事に巻き込まれて焼失したが、その後再建された。
裏山から望む、のどかな山里風景。

次回は信州編の最終回、関所破りの桜

ハシブトガラ@苫小牧



ハシブトガラ
スズメ目シジュウカラ科
体長13cm
撮影 2010.5.29 北海道苫小牧市

北海道でまず見てみたい鳥がありました。
それがハシブトガラです。
国内では北海道だけに分布するとされています。

問題はコガラにそっくりで、野外での識別が困難なこと。
北海道にコガラがいないわけではないので、見ただけでは判断が難しい。
頼りは声だけです。
体に似合わない力強い声で「チヨチヨチヨ」と鳴きます。
これはセンダイムシクイの「チヨチヨグイー」の前段によく似ています。
ところが、この北海道というところはセンダイムシクイがやたらと多いのです。
センダイムシクイの声も意外に個体差があり、ハシブトガラに似ている場合があることがわかりました。
結構難しかったハシブトガラ探しでした。

28日午後、千歳市内でそれらしき声を確認しましたが、目に入るのはセンダイムシクイばかりでした。
29日早朝、苫小牧市内の公園で囀りと姿を確認。かなり高い木の天辺でした。
午後、植苗でやっとそれなりの姿を撮影できました。
よく動くので、なかなか大変でした。
もう少しわかりやすい写真を撮りたかったですが、それはまたの機会に。


参考までにコガラの記事はこちら
http://blogs.yahoo.co.jp/papageno620/54008853.html (軽井沢)
http://blogs.yahoo.co.jp/papageno620/46525694.html (山中湖)

北海道探鳥記(その2)

北海道探鳥記(その2)

5/27(金)午後

苫小牧から支笏湖に向かう。
新緑の北の大地はやっぱり風景が違う。
交通量も少ないし、極めて快適なドライブ。




支笏湖
ちょっと天気が悪い。
観光はまたの機会ということで。

野鳥の森を散策。センダイムシクイが多い。
2日間でわかったのだが、北海道というところはとにかくこの鳥が多い。
休暇村の駐車場でシロハラゴジュウカラを観察。北海道限定の亜種である。(そうではないという説もあるが)
一応北海道らしい鳥見が出来たので、今度は千歳方面に向かう。

・・・・・・

千歳に目的があったわけではない。
来た道を戻りたくなかっただけである。
青葉公園というところが目に付いたので、寄ってみることにした。
シマエナガやハシブトガラはこういうところにいるのではないかと思ったからである。
駐車場に車を止めて出ると、ツツドリの声がした。見ると図書館裏の木に止まっている。
渡り時期ならともかく、こんな所にツツドリがいるのは、関東では想像できない。

公園ではハシブトガラを探すが、センダイムシクイの声ばかりが響く。
ハシブトガラとコガラの識別は難しい。ほとんど無理。頼りは声だけである。
センダイムシクイの前段「チヨチヨ」によく似ているのだが、センダイムシクイの声にもかなり個体差があるのが今回わかった。
関東周辺に、これほどセンダイムシクイがいる場所はないので、そのあたりは気づかなかったのである。
ハシブトガラ探しは意外と難しいかも。
一応、ここで声は確認したつもりだが、姿は見られなかった。

・・・・・・

千歳インターから高速に乗り、無料の日高道で苫東中央。
ここから勇払の海岸草原を何箇所か廻る。
狙いはマキノセンニュウだったが、今日のところは空振り。
勇払の市街地で、一応探していたカササギに出会うことが出来た。
この鳥は九州限定とされていた鳥だが、船を利用して北海道に来たらしい。


この日の観察種(15:00~17:30)
トビ
ウミネコ
キジバト
ツツドリ
アカゲラ
ヒバリ
ルリビタキ
ノビタキ
ヤブサメ S
ウグイス S
コヨシキリ
センダイムシクイ
キビタキ
ハシブトガラ S
ヒガラ
シジュウカラ
ゴジュウカラ(亜種シロハラゴジュウカラ)
アオジ
カササギ
ハシボソガラス
ハシブトガラス

クロアシアホウドリ@茨城県沖



クロアシアホウドリ
ミズナギドリ目アホウドリ科
体長70cm
撮影 2010.5.30 茨城県沖

大洗-苫小牧の往復で見られたのは合計8羽。
もちろん、一人では限界があるので、本当はもっといるはず。
初夏には比較的多く見られるとされています。

全身すすけたような黒で、嘴基部が白いのが特徴ですが、上尾筒と下尾筒には変異が多いと言われています。
往路、上尾筒がはっきりと白い個体を見たのですが、撮影できませんでした。ちょっと心残り。

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