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トウネン@三番瀬

トウネン
チドリ目シギ科
体長15cm
撮影 2009.8.29 千葉県船橋市三番瀬

スズメ大の小型のシギ。
シベリアで繁殖し、主に東南アジアから南半球で越冬する鳥です。
トウネンを見ると、見た目に似合わない、その潜在能力に驚かされます。
干潟で見られることが多い鳥ですが、淡水域でも見られます。
今年の秋の渡りでは多くは見られず、茨城県南では、利根・東・西ノ洲で少数見られただけです。




雨覆、3列風切の軸斑が目立たず、肩羽に赤褐色の羽縁がある。
典型的な幼羽と思う。



上と同一個体?



比較的褐色味が強いが、これも幼羽だと思う。



同一個体。
姿勢の関係で、とてもスラッとして見える。
尾羽が初列風切よりも突出しているのが、トウネンの特徴をよく示している。

アカアシシギ@茨城県

アカアシシギ
チドリ目シギ科
体長27.5cm
撮影 2009.8.29 茨城県

昨日のアカアシシギの写真が遠かったので。。。






磨耗した夏羽と思われます。
その根拠は次の写真



アカアシシギの特徴として、翼の後縁が白いことがあります。
それを撮影したつもりだったのですが、大分擦り切れていました。

ナガボノシロワレモコウ@デコ平


ナガボノシロワレモコウ
バラ科ワレモコウ属
撮影 福島県裏磐梯高原、デコ平

アサギマダラを観察しながら、デコ平湿原まで歩いてきたが、あまり時間もないので、ここから引き返すことにした。
西吾妻山が見える気持ちがいいベンチで一休みしていると、背後にある白い花に気がついた。
遠目にはイブキトラノオみたいな花だと思ったが、近づいてみるとナガボノシロワレモコウだった。
漢字で書くと「長穂白吾亦紅」である。

・・・・・・

ゴマシジミというチョウがいる。
花の蕾に産み付けられたゴマシジミの卵は、孵化したあと花の中に隠れたまま成長するが、その後はクシケアリというアリの仲間によって、アリの巣の中に大事に運ばれる。
幼虫は背中から甘い汁を分泌するので、アリはそれを目当てにゴマシジミの幼虫に居候させるのである。
幼虫はその見返りに、アリの幼虫や蛹を食べながら越冬し、7月ごろに成虫になる。
成虫になるとアリに襲われてしまうので、ゴマシジミは巣の出口近くで蛹になり、羽化すると同時にさっさと逃げるのである。

そのゴマシジミの卵が産み付けられる花がナガボノシロワレモコウなのである。
ゴマシジミの不思議な生態は、以前、NHKで放映されたことがある。

できれば、どなたかにゴマシジミの写真をトラックバックしていただけると有難い。

アカアシシギ@茨城県


アカアシシギ
チドリ目シギ科
体長27.5cm
撮影 2009.8.28 茨城県

旅鳥として干潟や水田などに飛来するが、数は少ない。
これは冬羽に換羽中の個体と思われる。

よく似たツルシギ冬羽との相違点
■嘴は真っ直ぐ(ツルシギは先端がやや下向きに曲がる)
■嘴の基部は上下とも赤い(ツルシギは下だけ赤い)
■飛翔時、翼の後縁が白い

・・・・・・

昨日、友人からメールがあって、アカアシシギがいたとのこと。
アメリカウズラシギの情報もあったので、仕事の前に廻ってみた。
平日のいいところは、一人で見られることだが、それでも数台の他県ナンバーの車を見た。
アメウズもヒバリシギの冬羽も確認できたが、遠すぎて写真にはならなかった。

今年、茨城の休耕田で確認できたシギチは、今のところ以下の20種類
タマシギ
コチドリ
ムナグロ
ヨーロッパトウネン
トウネン
ヒバリシギ
オジロトウネン
アメリカウズラシギ
エリマキシギ
キリアイ
アカアシシギ
コアオアシシギ
アオアシシギ
クサシギ
タカブシギ
キアシシギ
イソシギ
オグロシギ
オオジシギ
セイタカシギ

ウミネコ@銚子

ウミネコ
チドリ目カモメ科
体長46cm
撮影 2009.8 千葉県銚子市銚子漁港

ウミネコは、銚子では通年見られます。
8月になると、今年生まれの幼羽が目立つようになります。



典型的な幼羽は、全身褐色で背の鱗模様が見事。



肩羽の一部で、第1回冬羽に換羽が始まっている。



幼羽の飛翔。



第2回夏羽の飛翔。



第3回(?)夏羽の飛翔。

8/15 裏磐梯高原

2009.8.15
裏磐梯高原

3時前に目が覚めてしまったので、ちょっとコンビニに寄った。
3時だというのに、結構混んでいる。
若者が多い。釣りだろうか。大学の合宿か。それにしても早い。

・・・・・・

前日ロケハンしておいた、曽原湖の対岸に行ってみる。
湖面を前景に磐梯山が見える絶好のポイントである。
湖畔に建つペンションが設置している湖上のデッキの上で、チェアに腰掛けて夜明けを待つ。
夜明け35分前、いつものように鳥が鳴き始める。
8月なので、鳥のコーラスというわけにはいかないが。。。

このペンションは「誰でもご自由に湖畔を散策してください」との看板を出しているので、気兼ねなく撮影ができた。










日の出の方向はかなり左に寄っているので、とりあえず中瀬沼に移動することにした。



中瀬沼は夜明けの磐梯山撮影のポイントだが、今日はあまり霧が出なかった。

レンゲ沼周辺を散策したあと、6時ごろもう一度曽原湖のポイントに戻る。



このあとは八方台から磐梯山に登る。

オナガ@習志野

オナガ
スズメ目カラス科
体長37cm
撮影 2009.8.22 千葉県習志野市



巣立ったばかりの幼羽。
親を呼ぶ表情にはまだ幼さが残る。



親が飛んで来た。



餌を受け取る。


ツバメではよく見る光景。
カラスでも、巣立ったばかりの時期はこうやって親から餌をもらう。
だんだんと自力で餌を取る術を覚えていく。

コチドリ@茨城県




コチドリ(幼羽)
チドリ目チドリ科
体長16cm
撮影 2009.8 茨城県

コチドリは、黄色いアイリングが目立つ鳥ですが、冬羽では目立たなくなります。
この鳥は真冬に夏羽になり、真夏の今頃にはほぼ冬羽になっているので、アイリングが目立つ個体は少なくなります。
冬羽と幼羽は似ていますが、幼羽は上面の羽にバフ色の羽縁があり、鱗模様に見えます。
色が薄いから幼鳥と思わずに、冬羽と幼羽の区別で見た方がいいかと思います。
白い眉斑が目立たないのも幼羽の特徴のひとつ。

羽を広げると、わずかに白い翼帯が見えます。


「バフ色」というのは、野鳥図鑑にはよく出てくる用語ですが、実際にどんな色を指すのか、よく知られていない用語です。
もともとは、バッファロー(Buffalo)の皮をなめしたものをバフ(Buff)と言ったのですが、その後鹿皮なども含めて、皮の色を総称するようになったものと言われています。

実はこの語には、日本語で「羽布」という漢字が当てられています。
機械研磨ではバフ仕上げという工程があり、布や皮などで作られた「バフ」に研磨剤を塗りこんで、回転させながら金属に押し付けて磨く方法のことを言います。
この場合、バフは皮だったり布だったりするので、色の名前としては非常に曖昧になります。
一般的には”皮の色”と理解するのがいいかと思いますが、実際問題としてわからないまま使っている傾向が強いような気がします。

ダイゼン@三番瀬

ダイゼン
チドリ目チドリ科
体長29cm
撮影 2009.8.22 千葉県船橋市三番瀬

ムナグロより大きく、干潟を好む。
ムナグロは淡水域を好むが、干潟でも少数見られる。
ダイゼンは、淡水域ではほとんど見られない。
三番瀬では普通に見られる鳥で、越冬個体も多い。

ムナグロはアジアに分布し、アメリカムナグロ、ヨーロッパムナグロと大体住み分けている。
ダイゼンは全世界的に分布する。



夏羽は白黒のコントラストが鮮やかで、模様は粗い。




冬羽に換羽中の個体。
ダイゼンの特徴は腋羽が黒いことで、飛翔時によく目立つ。

ホシガラス@吾妻山


ホシガラス
スズメ目カラス科
体長35cm
撮影 2009.8.14 福島県福島市、浄土平

高山鳥であるホシガラスは、森林限界附近に生息します。
ハイマツやオオシラビソの天辺にいるのがよく観察されます。
カケスのようなフワフワした飛び方、カケスよりもちょっとだけ美声(?)の鳴き声を頼りに探すといいかも知れません。

ホシガラスを見るのに苦労されている、という方も多いようですが、私はこの鳥には縁があるようで、色々な場所で出会っています。
実はこの鳥を初めて見たのは立山でも乗鞍岳でもなく、ここ吾妻山です。
一切経山の山頂附近でした。

この日の朝、浄土平から樋沼の南側に廻りこんで見ました。
以前、樋沼を前景にした一切経山の写真を見たことがあったので、その場所を探したいと思ったのです。
実際にはそのような風景に出会える道は見つかりませんでした。
ホシガラスの声が聞こえたので探してみると、オオシラビソの天辺にいました。
望遠を持っていなかったので、70mmで撮影してトリミングしたものです。
望遠を取ってくると、以後は現れませんでした。鳥見というのはそんなものです。

8/14 浄土平~裏磐梯高原

福島県吾妻山 浄土平~裏磐梯高原

8/13
早朝、休耕田にシギチを探しに行く。
6時ごろという時間にもかかわらず、Aさんの車とすれ違った。
今頃帰るようでは鳥はいないな、と思ったが案の定で、早々に切り上げた。


午後から、のんびりと北に向かう。
今回の目的地は裏磐梯周辺。
とりあえず今日は浄土平に行こうと決めていただけである。
常磐道~磐越道~東北道を乗り継いで行くだけなのだが、最近は東北道の渋滞を嫌って常磐道を利用する車が多く、常磐道も結構な渋滞になる。
特に日立附近の渋滞がひどい。
あのあたりはトンネルが連続するのが原因だろう。
以前は高速料金を節約するために、水戸~大子~棚倉~白河と、下を通って行ったものである。
今日は上限1000円なので、どこから乗っても同じ。

この日は浄土平に行ければいいだけなので、とりあえず日立市内まで一般道で行った。
日立市内というのは、海と山に挟まれた狭い地域に幹線道路が2本しかなく、慢性的に渋滞する。(今回も、帰りにひどい目に合うことになる)
結果的に日立中央ICから乗ることになった。
時刻はすでに16:40
高速の渋滞もすでに解消し、18時過ぎには二本松ICを降りる。

岳温泉を通過、道の駅「土湯ロードパーク」で18:45ごろまで時間調整。(磐梯吾妻スカイラインの料金所は、19時以降は無人になるため)
土湯峠の旧道に入るとに雨になり、凄い濃霧になった。
意外に際どい時間に料金所を通過、次第に高度を上げると、雨はさほどでもないが、5m先も見えないような濃いガスの中、センターラインとガードレールを頼りにそろそろと進む。
この時間に降りてくる車があるはずもなく、1台とも出会わないまま浄土平の駐車場に着いた。
標高1600m。
この高さではすでに雲の上で、視界は良好だが、強風が吹き荒れる一夜となった。


8/14
3:30ごろ起き出して見ると、相変わらず風が強い。
上空は晴れていて、天気はよくなりそうである。





朝日を浴びる一切経山

浄土平の湿原を散策した後、裏磐梯高原に向かうが、あまり天気がよくないので、喜多方方面に降りることにした。



午後、再び裏磐梯高原に向かい、デコ平湿原の散策。
アサギマダラの記事



デコ平から西吾妻山



夕刻はレンゲ沼から磐梯山を眺めて過ごす。


この夜は雲ひとつなく、見事な星空になった。
月齢24.8の月明かりが残念だったが、それでも見事な天の川が天空を横切っていた。
ペルセウス座流星群の片割れが2個ばかり飛んだ。

エリマキシギ@茨城県




エリマキシギ(♀幼鳥)
チドリ目シギ科
体長 ♂28cm ♀22cm 
撮影 2009.8.19 茨城県

シギの仲間は♂♀の区別は難しいのですが、エリマキシギは♀の方が明らかに小さいので、比較対象があれば大きさで識別できます。
この個体は、近くにいたキアシシギとの比較から♀であると判断しました。
毎年8月には、小群で飛来することが多くなります。
今年は今のところ3箇所で確認、いずれも単独での飛来です。

幼羽は全体に褐色味が強く、黒褐色の軸斑が目立ちます。
非常にはっきりした模様があり、雨覆や3列風切が大き目の印象があります。
3枚目は、足元に飛んで来たトンボに驚いて飛び上がったところです。

アサギマダラ



アサギマダラ
撮影 2009.8.14 デコ平(福島県北塩原村)

「浅葱色(あさぎいろ)」と言うのは、しばしば「浅黄色」と表記されるので、淡い黄色と思われている節もありますが、実際はやや緑色がかった淡い藍色です。
藍色と花色の中間的な色という説明も見受けられますが、花色という色も誤解されやす名前です。
「花色」と言うのは本来「縹色(はなだいろ)」と呼ばれる色で、ツユクサの色を言います。

江戸時代には着物の裏地として花色木綿がよく用いられました。落語の「花色木綿」という噺が生まれました。
貧乏な男が家賃を催促に来た大家をだます噺で、
「実は泥棒に入られまして」
「何を盗られた」
「着物です」
「袷か。裏は?」
「裏は花色木綿」
「あとは?」
「箪笥」
「お前のところに箪笥があったかな」
「裏は花色木綿」
「バカ、箪笥に裏があるか」
と、こんな噺で、花色木綿が決して高級品ではないことがわかります。

落語には「浅葱裏」という言葉もよく登場します。
吉原の遊郭などで、江戸勤番の田舎侍を侮蔑して言う言葉で、彼らが紺色の着物の裏地に浅葱色の木綿を用いたことを指しています。
藍色は何回も繰り返し染める高級な色なのに対し、浅葱色は1~2回で染まるため、安物の代名詞だったわけです。

アサギマダラの翅には、鱗粉がない、白っぽい部分があります。
この部分の透き通るような淡い青色を浅葱色に見立てた命名なのですが、実はずっと薄い色ですね。

・・・・・・

デコ平は、西吾妻山の中腹に当り、グランデコスキーリゾートからゴンドラが通じています。
ヨツバヒヨドリの大群落が広がる高原では、この花を食草とするアサギマダラがたくさん見られます。
秋になると、アサギマダラは南西諸島や台湾まで、数千キロもの旅をします。
翌年の春にまた日本に渡って来て繁殖し、その子孫が南に渡ります。
いまだにその生態がよくわからない不思議なチョウですが、ヒラヒラと優雅に飛ぶその姿はとても人気があり、日本の国蝶の候補にもなった経緯があります。(実際にはオオムラサキが選ばれました)

オグロシギ@茨城県


オグロシギ(幼鳥)
チドリ目シギ科
体長
撮影 2009.8.18 茨城県

オグロシギとオオソリハシシギはよく似ています。
飛んだ時、尾羽に太い黒帯があるのがオグロシギ、数本の細い黒帯があるのがオオソリハシシギです。
オオソリは干潟に多く、淡水域にはほとんど入りません。
オグロは淡水域に多いのですが、干潟にも少数入ります。
田んぼではオグロの可能性が高くなりますが、干潟では一応見分ける必要があります。

毎年8月中旬になると、少数のオグロシギが入ります。
秋の渡りはほとんどが幼鳥です。
成鳥と幼鳥では渡りのルートが違うのだと考えられていますが、不思議なことですね。


※追記
秋の渡りは幼羽が多いということと、全体的な色合いから、単純に幼羽と書きましたが、腹にある横斑は夏羽であり、この個体は夏羽から冬羽への換羽中であると思われます。

ショウドウツバメ@東




ショウドウツバメ
スズメ目ツバメ科
体長13cm
撮影 2009.8.17 茨城県旧東町(現稲敷市)

夏鳥として北海道に飛来し、砂岩や泥炭などの崖に小さな巣穴を明けて営巣する鳥です。
それで「小洞燕」
ツバメに比べると小さく(燕尾ではないので)、上面は暗灰色。
胸に灰褐色の横帯と縦線があるので、T字型の模様に見えます。

8月になると渡りが始まり、旧東町周辺では数100羽程度の群れになることがあります。
シギチを探して歩きながら、ふと上を見ると群れが乱舞していたりするのですが、注意して見ないと普通のツバメだと思ってしまうかも知れません。
ツバメよりもスピードが遅く、滑空が多くてフワフワ飛ぶ印象があります。

磐越西線一ノ戸川橋梁





磐越西線一ノ戸川橋梁


私を含めて、建築ウォッチャーという人は多いのだろうが、橋ウォッチャーというのはどれだけいるのだろうか。
面白い橋は鉄道橋に多いので、鉄道マニアの中には”橋鉄”という分野が、もしかするとあるのかも。
そういう人にはお馴染みの橋かも知れない。

とりあえず、新しい書庫を作ってみた。


そばの里として知られる、福島県山都町にある。
別名「山都の鉄橋」としても有名な橋である。
1910年の建設というから、来年で100年になる。

16支間、445m、高24mで、中間の一支間(7連目)が上路式ボルチモアトラスである。
ボルチモアトラスとは、一般的なトラスの斜材を支える副材が入っているものを言う。
長大橋にはよく使用された形式だが、現在ではこの橋を含めて5本だけ残っているらしい。
このトラスはアメリカンブリッジ社製200フィートのトラスで、ピン接合のディテールに、どことなくアメリカらしさが感じられる。

橋脚は地元産の花崗岩が使われていて、明治の面影を色濃く残している。

なお、磐越西線には「ばんえつ物語号」というSLが休日を中心に運行されており、この橋の上を通るSLは鉄道マニアにとって絶好の被写体になっている。

熊野神社長床(福島県喜多方市)

熊野神社長床(福島県喜多方市)







1055年、源義家とその子である八幡太郎義家が、現在の河東町に熊野神社を勧進し、その後1085年に義家がこの地に遷宮したものと伝えられる。
この長床(ながとこ)と名づけられた建物は、参道の正面、本殿の手前に建ち、拝殿の役目を果たしている。
桁行9間、梁間4間、直径1尺5寸の柱が44本林立する空間で、壁も建具もない吹きさらしの建築である。
このような形式は修験道に由来するものとされているが、現存するものとしては唯一のものかも知れない。

1611年の大地震で倒壊、翌年再建されたが、創建当時の姿と変わってしまったため、1971~74年にかけて行われた解体修理で、当初の姿に近い形で再建された。




足元と内法(うちのり-柱の頭を繋ぐ部分)に長押が通り、水平線を強調する。
現代においては、長押は鴨居の上に通す意匠的な部材だが、昔は構造部材であって、長床ではこれが耐震要素になっている。




44本の柱が林立する空間。

全体のイメージ、細部のデザインに至るまで、簡素で力強さが漲る建築となっている。
国の重要文化財

キジ

キジ
キジ目キジ科
体長 ♂80cm ♀60cm
撮影 茨城県取手市

今年の田んぼには、シギチの姿がまばらです。
代わりにキジをよく見かけます。



♂と♀



別の日に見た♀と幼鳥(右)



♀成鳥



幼鳥

吉島家住宅

吉島家住宅
岐阜県高山市

吉島家は、江戸時代中期から代々造り酒屋を営み、江戸時代後期からは生糸の売買などで栄えた旧家である。
明治8年の大火で焼失、翌年に再建されたが、明治38年に再び焼失した。
現在の建物は、明治40年に名工西田伊三郎により建てられた。
隣の日下部家住宅とともに、国の重要文化財に指定されている。
日下部家の男性的な力強さに対し、女性的な繊細さに溢れていると称される。




正面入口部分



軒先には、造り酒屋であることを示す杉玉が下がる。



格子の意匠はとても繊細である。


この建物は2階建てだが階高は低く、一種のスキップフロアになっていて、内部構造は意外に複雑である。




土間の吹き抜け部分の意匠は、この住宅の白眉と言える空間。
柱は檜、梁は赤松が使われている。
棟まで1本で通した大黒柱は太く美しい。
梁は鉋で仕上げられ、漆を塗られている。
高窓から差し込む光が、斜めにこの吹抜けを通り、陰影をもたらす構成はこの上もなく美しい。



中庭と裏庭があり、茶室、仏間、本座敷、次の間から眺められる。



裏庭に面した縁側は、ケヤキの一枚板で、厚さは2寸。



自在の意匠はシンプルかつ機能的である。


1977年、アメリカの建築家チャールズ・ムーアが「最高の日本建築」と絶賛した。
観光客が行き交う三之町からはちょっと離れていて、静かな雰囲気を味わえる。
隣の日下部家は「民芸館」と銘打っているので観光客にも人気だが、できればこちらも見学されることをお勧めしたい。

立山の花(1)

立山の花
撮影 2009.7.20

今年は花が少なく、あまりいい写真がないが、とりあえず2点だけ。
お馴染みの花と、やや珍し目の花と



■ハクサンイチゲ
キンポウゲ科イチリンソウ属
ミクリガ池

高山のお花畑の代表的な花。
ハクサンイチゲの大群落を見ると、いかにも高山に来たという印象がある。
背景のブルーはミクリガ池の水面。




■キヌガサソウ
ユリ科ツクバネソウ属
地獄谷

みくりが池温泉のテラスから、地獄谷に下る石段を見ていると、バードウォッチャーが何かを見ていた。
雷鳥がいるのだろうと思ったので、そちらに移動してみた。
そこでは雷鳥は見られなかったが、思いがけなくキヌガサソウの群落に出会った。
登山道からやや離れているのが残念だった。

通常「衣笠」と書くが、本来は「傘」だと思う。
昔、高貴な人の後ろから差しかけた傘のことを言い、大きな葉が輪生するところをそれに見立てたものである。
その昔、豊臣秀吉が朱傘を許されたという故事があり、今でも大きな寺院で使われているのを見ることがある。
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