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「落語 昭和の名人」第1巻-三代目古今亭志ん朝

小学館から「落語 昭和の名人」CD付きマガジンが刊行中。
隔週発売で全26巻、今年いっぱいの企画である。
落語ブームなどと言われて久しいが、昭和の名人たちの全盛期の録音が中心、本寸法のところに切り込んで来た企画であると言える。
登場する噺家は26人。
全て故人から選ばれていて、当然のことながら当代の談志、小三治、圓楽などは含まれていない。
東京の噺家中心だが、上方からは松鶴と、東京で活躍した小南が入っている。
これも健在の米朝は入っていない。
枝雀が入っていないのは残念だが、米朝が入っていないのに入れるわけにはいかなかったのかも。

巻数と人数が同じだが、1人1巻というわけではない。
1人2巻与えられているのが、
 志ん生、文楽、圓生、金馬、正蔵、小さん、馬生、志ん朝
の8人。
美濃部家だけで6巻というのはやっぱり凄い。

それにしても、第1巻が志ん生でなく志ん朝だったところにちょっと驚いた。
比較的若い聴き手には志ん生よりも馴染みが深いだろうとは思うが、志ん生から入った自分にはちょっと意外だった。

演目を見ると、それぞれの十八番を揃えている。
演目が発表になっているのは13巻まで。
最終巻が三木助になっているところに、最後は暮れの噺である「芝浜」で締めようという編集者の意図が見える。
今年の暮れは、三木助の芝浜を聞きながら旨い酒を呑みたいものである。
もちろん、夢にならないように。。。



とりあえず、第1巻から
華があり、艶があり、何ともいえない色気のある噺家だった。
変な表現だが、自分が女だったら絶対惚れるだろうと思う。
口跡も良く、啖呵も切れ、誰が聴いても面白い、理想の芸と言ってもいい。

この本の中には、文楽が志ん朝を評して、圓朝を継ぐのは彼しかいない、と語っていたという面白い逸話が紹介されている。
圓生を買っていなかった文楽がそんなことを言っていたというのはとても興味深い話である。
圓生よりも志ん朝の方が上だ、という文楽の意思表示か?
一方、その圓生も志ん朝を非常に高く評価していたようである。

収録されている録音は、40歳前後の脂が乗り切った頃の録音で、やっぱりいいものを選んでいると思う。
これを聴いて面白くなければ、落語はあきらめた方がいいかも知れない。
あまり落語を聴いたことがないと言う人は、ぜひ一聴を薦めたい。
■夢金
「ああ、夢だった」という話は「鼠穴」「心眼」「夢八」「夢の酒」など数多い。
ここでの主人公は強欲な船頭だが、一面憎めないところがある人間である。
船頭が出てくる噺でも「船徳」は初夏の噺で、暑いというところの表現が必要。
こちらは寒い雪の夜であって、その寒さ、冬の夜の静けさまでを表現するのが芸の真髄だろうか。

■品川心中
客を客とも思わない海千山千の花魁と、間抜けな客が心中するという噺。
客は結局一人で海に飛び込む羽目になり、女は金が出来たので逃げてしまうというひどい話。
男は命からがら親分のもとに逃げ帰り、ドタバタのひと騒動があって、そこで笑わせて切る。
多くの録音と同様、志ん朝もここで切っているが、本来はこの先があり、女に仕返しに行くことになる。
「品川心中」は名作であるだけに多くの噺家が手がけているが、志ん朝のものが最高と言われているらしいが、この録音を聞けば納得。

第2巻は志ん生
現在、第4巻まで出ている。

ヒドリガモ@霞ヶ浦


ヒドリガモ
カモ目カモ科
体長48.5cm
撮影 2009.2.27 茨城県土浦市霞ヶ浦

今週は月曜から雨続き。
今日はとうとう雪になりました。
ヒドリガモの背中にも雪がつき、さすがに寒そうな光景です。

2月にこれほど悪天候が続くのは、関東地方では珍しいことです。
関東は、冬型が強くなればなるほど快晴になるので、これは暖冬の証拠かも知れません。
暖冬になると太平洋側を低気圧が通りやすくなり、かえって雪が多くなります。
今年はそれでも雪にならず、雪を見ないまま冬が終わるかと思っていましたが、やっぱり1回ぐらいは降るものです。
ただし、午後には雨に変わりました。
午後3時ごろには雨もやむと、天気予報は自信満々でしたが、案の定現在(10時過ぎ)になっても降り続いています。

関東での大雪というと、1983年を思い出します。
あの年は慣れない雪道での運転に苦労させられました。
その後は暖冬傾向が主流です。
思い出すのは1988年に袋田の滝を見に行った時のことで、真冬と言うのにほとんど凍っていなかった様子に、暖冬を実感しました。
袋田の滝の全面結氷を見たのは、その後は1996年だけです。

ミコアイサ@乙戸沼


ミコアイサ(♂)
カモ目カモ科
体長42cm
撮影 茨城県土浦市乙戸沼

自分がよく行くフィールドで、この鳥が一番多いのは渡良瀬遊水地ですが、今年はそれほど多くの数を見ていません。
霞ヶ浦や牛久沼でも今シーズンは見ていないし、乙戸沼でも少ないようです。
そもそもそんなに多い鳥ではないのですが、見られないとちょっと寂しい鳥です。
警戒心が強いのか、岸から遠く離れた場合が多いのですが、ここでは比較的近くで見られます。

チョウゲンボウ&コチョウゲンボウ

チョウゲンボウ
タカ目ハヤブサ科
体長 ♂33cm ♀39cm

コチョウゲンボウ
タカ目ハヤブサ科
体長 ♂28cm ♀32cm

撮影 2009.2.21 千葉県我孫子市


チョウゲンボウはハヤブサ特有の、いわゆるハヤブサ髭が目立ちます。
眉斑は目立ちません。

コチョウゲンボウはハヤブサ髭は目立ちませんが、その代わりに白い眉斑が目立ちます。




チョウゲンボウ
ユーラシア大陸の広い範囲で繁殖する。
これはちょっとわかりにくいが、♀成鳥と思われる。



コチョウゲンボウ
こちらは、ユーラシア大陸のほか、アメリカ大陸でも繁殖する。
北半球一帯に広く分布する鳥。
冬の田んぼは色が単調で、見事に保護色になっている。
♀成鳥か、幼鳥か、この写真だけでははっきりしない。

メジロ、♂♀の識別

メジロ
スズメ目メジロ科
体長12cm
撮影 千葉県我孫子市他

ジョウビタキのように♂♀の区別がはっきりした鳥もいますが、ほとんどわからない鳥もいます。
メジロはかなりわかりにくい鳥で、野外での識別は困難な場合が多い鳥です。



目先と喉の黄色味が少なく、腹に黄色い羽がないことから♀と思われる個体。



こういう写真だとよくわからない。
黄色味が強い、弱いというのも相対的な表現なので、はっきりしたものと比べないと難しい。



腹に黄色い羽があるようにも見える。♂?



標識調査での写真
腹と脛毛に黄色味があり、♂と思われる。

「メジロ祭り開催」という記事があったので、載せてみました。TB先をご覧ください。
2/22にメジロの記事をUPするというイベントですが、日付が変わってしまいました。

タマシギ@我孫子

タマシギ(♂)
チドリ目タマシギ科
体長23.5cm
撮影 2009.2.21 千葉県我孫子市

今日は、気温はさほどではないものの、北風が冷たい一日でした。
ここは一面の田んぼで、遮るものがありません。
こういう時は横着して車からの鳥探しになります。
車中からだと鳥が逃げないと言う利点もあり、シギチウォッチングは大体こういうスタイルになります。
だからというわけでもないのでしょうが、今日はタシギ6羽に混じってタマシギが現れました。


私はこの鳥を探すのが苦手で、地元でもなかなか見つけられません。
こういう鳥とか、ジシギ類を探すのは別の目玉が必要なのかも知れません。
それにしても、泥田の中で全く絵になりませんね。



ムクドリと並ぶと、ほとんど同じ大きさです。
頭の中で描いているよりもずっと小さな鳥です。


多くの鳥は♂の方が綺麗なので、綺麗な方を見ると反射的に♂だと考えますが、タマシギの場合は綺麗なのは♀です。したがってこれは”地味な♂”
一妻多夫で、♂が子育てをするという、雌雄逆転した興味深い生態を持つ鳥。

ヤマガラ@土浦

ヤマガラ
スズメ目シジュウカラ科
体長14cm
撮影 2009.2.19 茨城県土浦市




ブログを開設して、今日で4年になりました。
こんなに続けてこられたのも、訪問して下さる皆様のおかげです。
これからもよろしくお願いします。

もともと、フィールドノートの覚書のような感じで始めてみたブログです。
1本目の記事を再掲してみます。

日付:2005.2.18(金)
場所:茨城県土浦市マイ・フィールド
コガモ         いつもの花室川
キジバト
コゲラ(C)
ハクセキレイ
セグロセキレイ
ヒヨドリ
モズ
アカハラ        今年は割りと多い
ツグミ         とても多い
ウグイス(C)
エナガ         混群ではなかった。見たのは1羽だけ
シジュウカラ
メジロ(C)
ホオジロ
カシラダカ       毎日同じ場所に群れ
アオジ
イカル         大聖寺境内。ここで初の確認。綺麗な声でS
スズメ
ムクドリ
ハシボソガラス
ハシブトガラス
(ドバト)
以上21+1種
イカルの囀りが聞こえたので探してみたら、1羽確認できた。ここでバードウォッチングを始めて5年目での初確認。今年は、先日の高萩でも囀りが聞こえていた。
明日は、牛久自然観察の森での定例探鳥会。

全く同じことをやっているので笑ってしまいます。
思えばMFでイカルを見たのは、この年だけでした。
冬鳥の飛来数は年によって随分違います。
ヤマガラも今年は少ないですが、今日は楽しませてくれました。

アオジ@土浦



アオジ(♀)
スズメ目ホオジロ科
体長16cm
撮影 2009.2.18 茨城県土浦市

「シッ」と鳴く鳥なので、「シトド」と名づけられた鳥。
青い(緑色)シトドという意味でアオシトドと呼ばれ、アオジに変化しました。
シトドという鳥は古くから霊鳥とされ、「神鳥」や「巫鳥」という字が宛てられました。

栃木県小山市には「神鳥谷」という地名があります。国道4号線と50号線が交差する地点に、交差点名として出ています。
難読地名として知られていますが、これを「ひととのや」と読む理由がこれでわかります。

霊鳥とされたシトドがアオジのことかどうかはわかりませんが、この霊鳥の背には1本の青い筋があるとされていて、ここから「一青」と書いて「ひとと」と読む地名、あるいは人名が出来ました。
一青窈という歌手の姓がそれですが、北陸地方に多いとされています。

「巫鳥」が後に「鵐」という一字になりました。アオジの漢字名は「青鵐」です。

シメの「シ」も「シトド」のシと同じで、地鳴きの声から来た名前です。
シメの地鳴きもアオジとよく似ていますが、このあたりの聞き分けは冬の鳥見の面白いところです。
ウグイスとホオジロとアオジの聞き分けが出来たら、次はシメを聞き分けてみましょう。
それが出来たらカシラダカ、次の難関はクロジです。

ハシビロガモ@乙戸沼



ハシビロガモ
カモ目カモ科
体長50cm
撮影 茨城県土浦市乙戸沼

スコップのような嘴が特徴的なハシビロガモの英名は”Northern shoveler”です。
と書いてハタと気がついたのですが、英語ではシャベル(あるいはショベル)と表現していますね。
まあ、スコップはオランダ語らしいので、それだけの違いかも知れませんが、実際スコップとシャベルはかなり混同されています。

シャベルは先がとがっていて、スコップは平ら?
シャベルは園芸などで使う小さなもので、土木作業に使うのはスコップ?

本当は足を使って掘るようになっているのがシャベルで、手だけで使うのがスコップだそうです。
先が尖っているスコップが剣スコで、平らなのが角スコ。

写真上が♂、下が♀

カモ類の雑種についての考察-餌付け問題に関して



最も餌付けを受けやすい、オナガガモ♂
(写真は本文と直接の関係はありません)


鳥類画家、氏原巨雄氏のブログにこんな記事があった。
http://redshank2.exblog.jp/10329768/

「過剰な餌付けによって、繁殖期まで居残るカモが増え、その結果として多くの雑種が生まれている」という説はここ数年でかなり広まってしまったが、本当にそうか?
私もこのことに関しては思うところがあるので、素人ながらちょっとまとめてみたいと思う。
問題点は3つ
(1)カモの雑種は、言われているほど多いのか?
(2)餌付けと雑種には本当に関連があるのか?
(3)餌付け自体に、それほど問題があるのか?

上のブログで紹介されている記事の出典はこれ
http://www.nationalgeographic.co.jp/animals/special_article.php?special_topic_id=1&episode_no=5
プロナチュラリスト、佐々木洋氏による記事の要旨
東京都心部には多くの野鳥が生息しているが、それらの中には雑種の鳥が見られる。
2007年4月には、ハクセキレイとセグロセキレイの交雑個体と思われる野鳥を確認している。
カモ類の交雑は、マガモとカルガモ、ヒドリガモとアメリカヒドリの組み合わせを筆頭に多くの例がある。過去に不忍池でトモエガモとオナガガモの交雑個体などを目撃している。
それら雑種の個体数は、年々増加しているが、発見数が多いワースト3は、不忍池、石神井公園、浮間公園で、いずれも野鳥に餌をやる人が多い。
交雑が起きる理由は、繁殖地が近いため、両種が非常に近い間柄であるため、という理由のほか、日本における人間からの過剰な餌づけが考えられる。
本来は種類ごとに固まって冬を越しているはずなのだが、人間による過剰な餌やりによって、さまざまな種類のカモが狭い範囲に集中してしまい、種間交雑のチャンスが増えていると考えられる。
この記事は、巷間流布されている説をほぼ踏襲したものだ。
この説が流布するに当たって大きな力になったのが、2007年から始まった東京都の「餌やり防止キャンペーン」であることは言うまでもない。
その少し前にこういう新聞記事が出ている。

2007年3月15日 読売新聞の記事より抜粋
「マルガモ」と呼ばれるカモが東京に出現している。頭はマガモのオス特有の鮮やかな濃い緑色、嘴の一部や羽の色はカルガモそっくりだ。マガモとカルガモという2種類のカモが交雑してできた個体、それがマルガモだ。
不忍池や清澄庭園では、約10種類のカモがひしめき合い、マルガモを始めとするさまざまな雑種が生まれている。カルガモとヒドリガモ、マガモとオナガガモなど、組み合わせも多彩だ。日本野鳥の会東京支部が昨年行った調査では、都内で少なくとも29羽の交雑種が確認されている。

その後、東京都のキャンペーンに沿った多くの類似記事やテレビ報道と内容はほぼ同じである。
「メタボガモ」といういかにもマスコミ好みの用語も生まれ、一種の都市伝説になった。
この伝説は伝播するごとに大げさになり、
「交雑が進んで、今や純粋なカルガモは存在しない」
という言説までもが現れた。


問題点1 カモの雑種は言われているほど多いのか?

マガモとカルガモ、ヒドリガモとアメリカヒドリの雑種に関してはよく観察されている。
ただし、前者についてはマガモではなく、アヒルかアイガモである可能性が高い。
後者については近縁種であり、繁殖域もある程度重なっていることから、交雑が多いことは実際に観察されている。
ただしアメリカヒドリは、東京都内の公園で餌付けに群がるほど個体数はいない.
トモエガモとオナガガモの雑種も事実確認されているが、この両種も繁殖域が重なっているので、ある程度交雑があることは理解できる。
だが、少なくとも関東地方においては、トモエガモの個体数は少なく、餌付けされている可能性も少ないので、この組み合わせを餌付けのせいとするのは筋違いだろう。

また、前段で「ハクセキレイとセグロセキレイの交雑個体」という、少なくとも餌付けには関係ないと思われる例が出てくる。
写真がないので、交雑と判断された理由がよくわからないが、4月と言えば幼羽が観察される時期であり、これらの幼羽は紛らわしい個体が多い。

また読売新聞の記事中、カルガモとヒドリガモという注目すべき組み合わせが出ているが、実際に存在するかどうか疑わしい。
事実だとしても相当珍しい個体だと思う。

実際には、カモ類の雑種というのはほとんど観察されていないのではないかと思う。
唯一例外的なのはいわゆる「マルガモ」である。
この雑種については私も以前記事にしたこともあるので、若干責任を感じるのだが、これらの雑種のほとんどはマガモが関係したものではなく、アヒルかアイガモだろうと思われる。
その理由として、マガモとカルガモは繁殖域が異なり、殊更この組み合わせが多い事情は見当たらないのに、アヒル・アイガモは、通常公園などでカルガモと一緒に見かけることが多く、繁殖期も渡りをしない種類であるから、国内で雑種を作っても不自然ではないからである。
「マルガモ」を見かけるのは、アヒル・アイガモが多い都市部の公園であり、山奥の湖沼などではほとんど見かけないことからもそう判断して良いと思われる。
先の新聞記事にある「東京都内で29種」という数も、ほとんどがこれ(と、少数のヒドリとアメヒの雑種)だとすれば、別段不思議な数字ではない。


問題点2 餌付けと雑種には、本当に因果関係があるのか

この問題を考えるに当たって、予備知識として最低限必要だと思うのだが、カモ類が皆餌付けされやすいわけではない。
一般に餌付けを受けやすいカモは
オナガガモ、ヒドリガモ、ハシビロガモ、ホシハジロ、キンクロハジロ
の5種類である。(他にハクチョウ類、オオバン、ユリカモメがある)
これに対し、
マガモ、カルガモ、コガモ、ヨシガモ、オカヨシガモ
などはほとんど餌付けされない。

餌付けが雑種の原因であるのならば、
■上記オナガガモ以下の5種同士が繁殖期まで居残り、国内で異種間の繁殖をした証拠。
■オナガガモ以下の5種と、通常国内で繁殖するカルガモとの交雑。
のいずれかが相当数観察されるはずである。

結論から言うと、そのような雑種はほとんどいないに等しい。
ネット上を検索しても、そのような写真はほとんど出てこない。
雑種が多い証拠として引き合いに出されるのは、やはりマガモとカルガモの雑種である。


また、佐々木氏の記事の中には「カモ類は、本来は種類ごとにかたまって冬を越しているはず」
という記述。
上記の新聞記事にも「約10種類のカモがひしめき合い、マルガモを始めとするさまざまな雑種が生まれている。」
との記述がある。

これは通常カモ類を観察している立場から見ると、ちょっと首を傾げたくなる記述である。
私が通常観察している、茨城県内各地を例にとると
■霞ヶ浦(土浦市)
マガモ、ヒドリガモが圧倒的に多い。
カルガモ、コガモ、オナガガモ、ハシビロガモ、ヨシガモ、オカヨシガモが見られ、ミコアイサ、ホシハジロは少数。
9~10種類程度

■乙戸沼
ヒドリガモが圧倒的に多い。
オナガガモ、ハシビロガモ、ヨシガモ、オカヨシガモが比較的多い。
カルガモ、コガモ、ミコアイサ、ホシハジロは少数
マガモ、トモエガモ、アメリカヒドリ、スズガモが稀
9~13種類程度

■宍塚大池
マガモ、コガモが圧倒的。
ハシビロガモ、ヒドリガモ、カルガモ
トモエガモなど、その他は稀
ここは比較的種類が少なく、5~6種類

■涸沼
スズガモ、ホシハジロ、キンクロハジロ、カルガモが多い。
マガモ、コガモ、ヒドリガモ、ミコアイサ
稀にホオジロガモなど
8~9種類

以上のように、大体10種類程度が混じっているのが普通である。
餌付けを行うと、先に挙げたオナガガモ等が支配的になり、他のカモ類は逆に少数になる。
こういうことは、バードウォッチャーならば普通に観察していることであり、餌付けが雑種を生む原因になっているという説は相当無理があるように思われる。


問題点3 餌付けは本当に問題なのか

ここでひとつ紹介したいのは、「東アジア・オーストラリア地域渡り性水鳥重要生息地ネットワーク(ガンカモ類)支援・鳥類学研究者グループ:JOGAの第10回集会「ガンカモ類外来種の現状と対策及び今後の課題」の中で発表された、「新潟県瓢湖におけるカモ類の雑種についての報告」
である。

要旨
新潟県瓢湖には、毎冬ハクチョウ類約3500羽、カモ類約15000羽が渡来しているが、その中に種間雑種が現れた。
オナガガモとトモエガモの雑種は少なくともこれまでに4例、2007年にはヨシガモとヒドリガモの雑種が渡来した。
アヒルとカルガモの雑種3羽も観察された。これは当初マガモ×カルガモと考えていたが、細部を検討した結果、アヒルとの交雑である可能性が高いと判断された。
水原町では管理事務所が与える以外は給餌を禁止していたが、1995年から観光協会が販売する餌を自由に与えて良いこととした。
このことによって、一般見学者にはこれまで以上に親しまれるようになった反面、持参したパンなどを与える人が後を絶たず、ニワトリ、アイガモやアヒル、ガチョウなどが捨てられたり放されたりして来た。
瓢湖で繁殖するカルガモは少ないが、雄だけのアヒルはアイガモやカルガモの雌を求めて雑種を作る可能性が高く、こうした状況の中でアヒル×カルガモが生まれたものと考えられるが、アヒルやアイガモを放置しておくことは人工的に雑種を作ることを助長するものと考えられる。
この報告によれば、15000羽ものカモ類が越冬する瓢湖において、雑種と思われるカモは過去に数例観察されているに過ぎない。(ここでは餌付けが行われているにもかかわらず)
しかも、餌付けと関連づけることが出来そうな雑種は、ここでも「マルガモ」だけであり、冷静な観察によってアヒルとの雑種である可能性が指摘されている。

私は餌付けについて、全面的に肯定しているわけではないが、都市公園などで限定的に行われている行為について、そんなに目くじら立てて禁止するほどのものではないと考えている。
餌付けをするのは日本人だけではなく、ヨーロッパでも冬季の餌やりは普通に行われている。
むしろ上の報告にもあるように、家禽類の管理不十分にこそ問題があるように思える。
私のフィールドでも、アヒルやニワトリを捨てる人が後を絶たず、可哀相だからと餌をやる人がいて、その結果どんどん増え、そうなるとさらに捨てる人が出てくるなど、悪循環に陥っている。
そのような状況の中でアヒルとカルガモの雑種が見られるようになり、餌付け批判の波に乗って、餌付け主犯説が出てきたものと思われるが、その根拠はいずれも薄弱で見当違いと言わざるを得ない。
野鳥への餌付けに関しては、本当に野鳥にとって害があるのか、科学的に検証する必要があると思われるが、最近では鳥インフルエンザ対策の一環として餌付け禁止の方向に走る傾向が出てきたようだ。
言うまでもなく、鳥インフルエンザは深刻な問題であり、軽々に論ずることは出来ないが、論拠は変わっても「餌付け禁止」という方向だけが一方的に敷かれている状況に、何か納得できない気がしてならないのである。

オオジュリン@手賀沼



オオジュリン
スズメ目ホオジロ科
体長16cm
撮影 2008.2.14 千葉県我孫子市

以前に記事にも書きましたが、オオジュリンは冬羽が磨り減ることによって換羽します。
先端が褐色の羽が磨り減って、根本の黒が出てくるという、巧妙な仕組みです。

http://blogs.yahoo.co.jp/papageno620/57227649.html

関東地方で真っ黒な♂成鳥夏羽が見られることはないかも知れませんが、少し黒っぽい個体が見られるようになってきました。

シメ@東京都



シメ
スズメ目アトリ科
体長19cm
撮影 2009.2.11 東京都小金井市

非常に太い嘴の持ち主で、固い木の実を難なく割ってしまいます。
噛まれたくない鳥の筆頭。
指の肉など、喰いちぎられてしまいます。

アトリの仲間は木の実を食べるため、多くはこういう嘴を持っています。
でも、ベニマシコに噛まれても全然痛くありません。

バレンタインデーに


最近は逆チョコとか言って、男性から女性にも贈ろうなどという”キャンペーン”が行われているようです。
まあ、チョトレートを喜ぶのはどちらかと言うと女性の方だから、その方が売り上げ増につながるだろう、という思惑が余りにも見え透いていてイヤーな感じですね。

そんなことはともかく、これはサッポロとロイズが限定醸造した「ショコラ・ブルワりー」
焙煎チョコレートビールというのは以前からイギリスにありますが、これはなかなかよく出来たビールだと思いました。
 香りはチョコレート
 色はスタウト風の黒さ
 味はビールですが、ほんのりとチョコレートの風味があります。
時々はこんなのもいいかな、と思います。
グラスにチョコレートの香りがつくのがちょっと難点

トラツグミ@東京都


トラツグミ
スズメ目ツグミ科
体長29.5cm
撮影 2009.2.11 東京都

トラツグミは夏鳥か冬鳥か?
これは漂鳥と言うべきであって、冬は低地で越冬、夏は山地で繁殖する鳥です。
冬の公園で初めて見た人は冬鳥の印象が強いだろうし、夏の山で出会った人は夏鳥の印象が残っているのだと思います。
ルリビタキやアオジも同様。
冬鳥として見ていたアオジを夏の山で見たときの印象は忘れられません。

トラツグミの声を初めて聞いたのは夏の奥日光での深夜でした。
初めて姿を見たのはやっぱり夏の裏磐梯です。
そんな鳥を冬の地元で見た(落鳥でしたが)のも新鮮でした。

意外と冬の方が見やすいのでしょうか。
夏は声を聞くばかりで、あまり見たことがないのです。
去年の例で言うと、妙高高原で夜明け前に聞きました。
駒ヶ根高原で聞いたのは、すっかり明るくなってからだったので、雰囲気的には今ひとつでした。


ところでトラツグミにはちょっと変わったところがあります。
それは尾羽の枚数。
スズメ目の鳥のほとんどが12枚なのに対し、この鳥は14枚で、2枚多いのです。

ヒクイナ




ヒクイナ
ツル目クイナ科
体長23cm
撮影 2009.2.11

昔はそんなに珍しい鳥ではなかったのですが、生息環境が悪化したのか、現在では見ることがとても難しい鳥になっています。
絶滅危惧Ⅱ類(VU)

本来北日本では夏鳥で、この鳥の「キョッ、キョッ、キョッ、キョキョキョキョキョキョ」と、次第にテンポが速くなる独特の声は夏の風物詩と言われて来ました。
九州などでは、少数が越冬するようです。

住宅地を流れる小さな川で越冬している珍しい個体。
ここにたくさんの観客が集まるのも、これが珍鳥になってしまった証拠でしょうか。

コクチョウ@涸沼



コクチョウ
カモ目カモ科
体長 115~140cm(ネット上の資料による)
撮影 茨城県茨城町涸沼

これは野鳥ではなく、主にオーストラリアで繁殖するハクチョウの仲間を移入したものです。
飛翔は初めて観察できましたが、翼の大部分が白いということがわかります。
黒と白の体と真っ赤な嘴のコントラストがとても鮮やかです。
ハクチョウはとても人気がありますが、拗ね者の私はこの鳥の方が美しいと感じてしまいます。

ミサゴ@涸沼


ミサゴ
タカ目タカ科
体長 ♂54cm ♀64cm
撮影 2009.2.7 茨城県茨城町涸沼

タカ科とハヤブサ科は、遺伝子的には結構遠いという研究もあるらしいです。
タカ科の中ではミサゴは特に変わっていて、別の科とすべきだという研究者もいます。
形態的には、特に翼が長い印象があります。
翼先分離は4枚ないし5枚。(この個体は5枚)
次列風切の先端が尖っているのは幼鳥の特徴とされています。

カワセミ@涸沼


カワセミ
ブッポウソウ目カワセミ科
体長17cm
撮影 2009.2.7 茨城県茨城町涸沼

カワセミは言わば一番人気の鳥なので、プロアマを問わず多くの写真が撮影されています。
ウェブ上には素晴らしい写真がたくさんあるので、生半可な写真では笑われそうです。
普通のモニターだと実物大かな、という感じで載せてみました。
色が赤味がかっているのは夕日を浴びているせいです。

カワセミは近年非常に増えた鳥だと思います。
以前は「渓流の宝石」などと言われました。
昔のカワセミと今のカワセミは種類が違うのではないか、という人もいます。(もちろん冗談ですが)

この日の涸沼では、3時間の間に5箇所のポイントを廻りました。
3箇所目で♂♀各1羽
4箇所目で♀1羽(写真の個体)
5箇所目で♂1羽
3箇所目はかなり離れた場所なので、いずれも別個体だと思います。
これだけの確率で見られるということは、やはり個体数の多さを感じます。

ミヤマガラス&コクマルガラス@群馬県

ミヤマガラス
スズメ目カラス科
体長47cm

コクマルガラス
スズメ目カラス科
体長33cm

撮影 2009.2.8 群馬県


今日はうちの会の第1週探鳥会。
場所は渡良瀬遊水地です。
毎度のことながら物凄い強風でした。
ここのところ、穏やかな天気が多い渡良瀬だったのですが、思うに”風男”か”風女”がいたのでしょう。
うちの会には”晴れ男”は多いのですが。。。

12人の参加者がありました。
今日はここで探鳥会をするグループは他にはほとんどなかったようです。
収穫は
■かろうじてカワアイサの♂1羽
■トモエガモの♂1羽
■板倉にいたはずのマガンとシジュウカラガン
■100羽を越えるヨシガモの群れ
といったところ

午後から場所を移動して、車中からミヤマガラスの群れを探しました。
程なく発見して観察しましたが、300羽ほどの群れの中に、数十羽を数えるほどのコクマルガラスが混じっていました。
淡色型だけでも10羽前後。
正直言ってこんなにコクマルが多い群れは初めて見ました。

結局この日の観察種は46+1種(そのあとも含めて49+1種)
強風は鳥見の大敵で、この場所としてはこれでも少ない方です。



ミヤマガラス




ミヤマガラスとコクマルガラス(淡色型)

コクマルガラスはキジバト大の、日本最小のカラスです。
全身黒い暗色型と、白黒の淡色型があります。




ミヤマの群れの中にコクマルの暗色型と淡色型。
1羽ドバトが混じっているのがご愛嬌。

オオバン@涸沼



オオバン
ツル目クイナ科
体長39cm
撮影 2009.2.7 茨城県茨城町涸沼

昨日の記事の続きのようですが。。。

今日は偶然オオバンの飛翔が撮れました。
あまりいい写真ではありませんが、これが撮りたかったのです。(そんな人いないかも知れませんね)

アビ類やカイツブリ類も、あまり飛ぶところが見られません。
遠くてよくわからない場合の識別方法
■アビ類は、背中が真っ直ぐで翼の上面が黒い。
■カイツブリ類は、背中が丸く(猫背)、次列風切が白い。(←これ、意外に知られていない)

オオバンの飛翔について注目した文献は知らないのですが
「どちらかと言うとカイツブリ類に近い」
という印象です。
まあ、オオバンとカイツブリ類を見間違える人はいないかも知れませんが、シルエットはハジロカイツブリに近いということは覚えておいていいかも。
 

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