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ワシカモメ@銚子



ワシカモメ(第1回冬羽)
チドリ目カモメ科
体長65cm
撮影 2009.1.24 千葉県銚子市銚子漁港

ワシカモメの分布域は千島列島~カムチャッカ~アリューシャン列島~北アメリカ西海岸あたりなので、日本は分布域の西端に当たります。
そのせいか、北日本に多く、西日本では稀れです。

昔の文献には、銚子でもごく稀れに見られる鳥であるかのように書いてあるものがあります。
思うに第1回冬羽が見逃されていたのかも知れません。(銚子では成鳥が少なく、第1回冬羽が多い)
カモメウォッチャーの数も少なかったのでしょう。
そのぐらい、カモメに関しては最近になってからの知識の蓄積が大きいように思います。
デジタルカメラの普及で、撮影される個体が飛躍的に多くなったせいもあるのでしょうね。

他のかたのブログのコメントを読んでいると、ワシカモメの名前の由来に興味が集まるようです。
嘴がワシのように大きくてゴツイのが理由ですが、ワシカモメを探す時にはそこではなく、初列風切の薄さと顔つきで判断します。
この鳥は目が小さいので、名前に反してオトボケ顔です。
なお南半球にはハシブトカモメという、ものすごく太い嘴を持ったカモメがいます。

タイミレンシス@銚子

タイミレンシス
チドリ目カモメ科
体長55cm
撮影 2009.1.24 銚子漁港~波崎漁港

早いもので、1月ももう終わりです。
1月の最終日である明日はまた銚子の予定でしたが、雨のため中止しました。
来週は無理なので、この次は2月11日か14日になるでしょう。

今年のカモメ類は多いのか少ないのか。
長く通っている人は、カモメ類は年々少なくなっているという人もいます。
そのあたりはよくわかりませんが、日によって相当の違いがあることも事実です。
最近は「礁前」にあまりいないことが多いのが気になります。

銚子・波崎にはどんなカモメ類がいるのでしょうか。ちょっとまとめてみます。

小型カモメ類
■ユリカモメ
 銚子ではそんなに多くない。ユリカモメは他でいくらでも見られるのであまり気にしていないせいもあるかもしれない。
■ミツユビカモメ
 今期はまだ少ない。これから増えてくると思うが、もともと大群が見られるわけではない。

中型カモメ類
■ウミネコ
 これは主役なので相当の数がいる。ウミネコは夏でも見られる。
■カモメ
 日によってかなりの差があるが、今年は比較的多い気がする。
 色々なパターンの個体が見られるので面白い。

大型カモメ類
■セグロカモメ
 これは大型カモメの主役。数多くのパターンがある。何度見てもやっぱり難しい。
■オオセグロカモメ
 特に若い個体は難しい。特に第1回冬羽はスレた個体が多い。
■シロカモメ
 最近の銚子にはシロカモメがとても多い気がする。特に第1回冬羽が多い。
■小型シロカモメ
 これは別の種なのか、亜種なのか、個体差もあるだろうしよくわからない。
■アイスランドカモメ
 これは小型シロカモメとの区別が難しい。アイスランドではないかと思われる個体が時々いる。これにも2亜種ある。
■ワシカモメ
 これも比較的多いような気がする。第1回ばかりで、成鳥が少ない。
■ホイグリンカモメ(タイミレンシス)
 足に黄色味があるものは、よく見ると結構多い。
 heugliniと思われるものはほとんどいない。
■カナダカモメ
 ベテランウォッチャーによれば、今年の銚子には多いらしい。
 これがひと目でわかるようになりたいものだ。
■モンゴルカモメ
 今年は、なかなかこれだと思う個体に出会えない。
■アメリカセグロカモメ(通称スミス)
 これも微妙なので、決定的なものの写真を取りたいものである。

やっぱり大型カモメは難しい。ただ難しいとばかり言っていても仕方ない。
カモメに限ったことではないが、大事なのは普通種を普段からじっくり見ておくことだ。
その意味では、銚子に比較的近いところに住んでいるのは幸運なことだと思う。

・・・・・・



タイミレンシス(Larus heuglini taimyrensis)

ホイグリンカモメ(Larus heuglini heuglini)とセグロカモメの中間的な種であると考えればいいのかも知れません。
ホイグリン系などという言い方もあります。

はじめは、嘴の赤斑が大きいのが特徴、というところに注目していたのですが、これで判断するのは困難。
とりあえず足が微妙に黄色いところで判断しています。



第1回冬羽は、肩羽のウロコ模様が特徴とされていますが、この個体は3列風切の白い羽縁が広すぎるような気もします。
そんな微妙な判断が必要な大型カモメ類の識別はやっぱり難しい。

シロカモメ@銚子

シロカモメ
チドリ目カモメ科
体長71cm
撮影 2009.1.24 銚子漁港~波崎漁港

土日(24、25)の銚子は結構人が出たらしい。
私は24日に行ったのだが、確かに天気の割には人は多いように思った。
実はその前の週(18、19)に、カスピキアシセグロカモメが出たので、その影響らしい。
私はその情報は知らず、通常のカモメ観察のつもりで出かけたのだが、現地で偶然会った知り合いから聞いて知った次第。
カスピキアシセグロカモメ(Larus cachinnans cachinnans)は、モンゴルカモメ(Larus cachinnans mongolicus)の親戚のようなヤツだ、という程度の知識しかない。
氏原図鑑にも成鳥の図はない。
”鳥くん”の図鑑には、1枚だけイラストがあった。
仮にいたとして、自分に識別できるだろうかとも思ったが、あとでウェブ上で見せていただいた写真を見ると、非常に特徴的な鳥だった。

結果的には19日以降は見られていない。

18日に来れば見られたのだろうか。
だが、この日は地元で定例の探鳥会があったので、いずれにしても無理だった。
それにしても、うちの定例探鳥会の日はどこかで珍鳥が出ることが多いのだ。
以前も、谷津干潟にヤマショウビンが出たり、去年の3月には三番瀬でヒメカモメが出たり。
第3日曜日は珍鳥が出る日なのか?
要注意ですよ、皆さん。

・・・・・・

冗談はともかく、
今シーズンの銚子にはシロカモメ(Larus hyperboreus)が目立つように思う。
大半が第1回冬羽。









セグロカモメとの比較。
シロカモメはセグロカモメよりも大型のカモメ。
だが、銚子には明らかに小型の個体もよく見られる。
それはアイスランドカモメ(Larus glaucoides)かも知れないし、アラスカシロカモメ(Larus hyperboreus barrovianus)かも知れない。
この種類はまだまだわからないことだらけである。

ミツユビカモメ@銚子




ミツユビカモメ
チドリ目カモメ科
体長41cm
撮影 2009.1.27 千葉県銚子市銚子漁港

ミツユビカモメは外洋性のカモメで、航路上でよく観察されます。
銚子で見られるのは比較的遅く、3月ごろからの方がよく見られます。
第3漁港の岸壁では、時々全く人を恐れない個体に出会うことがあります。
この個体も2mほどの距離で観察できました。

ミツユビカモメはとても可愛らしいカモメですが、憂いを含んだ表情に魅せられる人はことのほか多いようです。
モーツァルトのクラリネット五重奏曲のような魅力。(わかりにくい比喩ですみません)

オオセグロカモメ@銚子

オオセグロカモメ
チドリ目カモメ科
体長64cm
撮影 2009.1.24 銚子漁港~波崎漁港

日本近海で繁殖するオオセグロカモメは、欧米では珍鳥だそうです。
銚子では、セグロカモメに次いで多い大型カモメ。



第1回冬羽
初列風切に、白い羽縁があります。




第1回冬羽
風切のパターンから、オオセグロと判断しました。




第2回冬羽
肩羽に濃い灰色の羽が出て、初列風切が黒くなってきます。
オオセグロは、第2回から虹彩が淡色になります。




第3回冬羽
初列風切に、白斑が出て来ます。








成鳥
この間に第4回冬羽があります。第4回は嘴にまだ黒斑があります。

セグロカモメ@銚子

セグロカモメ
チドリ目カモメ科
体長61cm
撮影 2009.1.24 銚子漁港~波崎漁港

国内での個体数が多いセグロカモメは、大型カモメの基本です。
大型カモメは似た種類が多いので、基本種であるセグロカモメをなるべく多く見ることが肝要かと思います。
そうは言うものの、とても変化が多く、迷う場合もしばしばです。



第1回冬羽
初列風切は真っ黒で、肩羽は碇模様。







第1回冬羽の飛翔
初列風切のパターンが典型的。




第2回冬羽
背中に灰色の羽が出る。







成鳥
結構見た目が違う。
カモメ類は、♀の方が小さくて可愛いらしく見えるといわれている。




成鳥の飛翔
P10(初列の一番外側)に大きな白斑がある。
P5~P10まで、6枚に黒が入るのがセグロの特徴とされているらしいが、7枚の個体も多い。




この個体は7枚目(P4)に小さな黒斑がある。




これはとても綺麗な個体。

カモメ@銚子

カモメ
チドリ目カモメ科
体長45cm
撮影 2009.1.24 銚子漁港、波崎漁港

毎度同じことを書きますが、
ここで言うカモメは、カモメ類の総称ではなくカモメ、フィールド用語で言う「ただカモメ」のことです。

日本で見られる中型カモメのほとんどはウミネコで、カモメは多くありません。
ただ、ときどき大きな群れが見られます。
この日の銚子では、比較的多くのカモメが見られました。

波が荒く、風が強いせいか、岸壁近くの空地に多くのカモメ類が集まっていました。
一様に風上に向かい、頭を低くして風を避けています。
一面にびっしりとカモメたちが並んでいるので、飛ばさないように、カタツムリのようなスピードで車を動かし、カモメの群れの中に分け入って行きます。
どこかで見たような光景。
そう、ヒッチコックの「鳥」のラストシーンにそっくり。




第1回冬羽
スマートな体型で、かわいらしい顔
カモメは第1回でも肩羽に灰色味がある場合が多い



第1回冬羽の飛翔
初列のパターンはセグロカモメに似ている。
P1~P5あたりまで、白く抜けている。



第3回冬羽
嘴はかなり黄色味が出てくる。
初列風切に、小さな白斑が出る。
隣のセグロカモメ(第1回冬羽)と比べると、やっぱり可愛らしい顔つきをしている。



成鳥



成鳥の飛翔
P9とP10に大きな白斑がある。
初列に黒が出る枚数は7枚(P4~P10)で、典型的と思われる。

ウミネコ@銚子

ウミネコ
チドリ目カモメ科
体長46cm
撮影 2009.1.24 千葉県銚子市銚子漁港

初めに余談から。。。
「世界で一番正確な時計は、止まっている時計である」
というパラドックスがあります。
仮に1日1秒遅れる時計があったとすると、この時計が次に正確な時刻を示すのは43200日後、すなわち、約118年後です。
これに対して全く止まっている時計は1日2回正確な時刻を示します。
つまり、止まった時計の方が正確というわけ。
現代で最高の時計は100万年に1秒しか狂わないそうです。
ということは、その時計が次に正確な時刻を示すのは432億年後ということになります。
そんな時計、当てになりませんね(???)

今日はとても感心しました。
この日は銚子で一日カモメ観察をしようと思い、朝6時に起きて天気予報を確認しました。
新聞ではこんな予報です。



よく当たることで有名な(皮肉ですよ)ウェザーニュースではこんな予報です。
(これは朝撮影しておいたわけではありません。帰るまでこのままの画面だったのです)



結局、終日冷たい雨に、時折り霙が混じる天気。
雨でも鳥がいないわけではないんですが、遠くから来る人もいるんです。
私は比較的近いからいいんですが、今日も東京、神奈川、群馬方面などから人が集まっていました。
皆さん、一応晴れを期待していたと思うんです。
カモメウォッチャーは寒さは気にしないんですが、この天気ではね。
雨なので終日車中からの観察になり、とても楽な鳥見にはなりましたけど。


ここまで完璧にはずした天気予報も珍しいですが、それに対して何の説明もなく「明日は晴れるでしょう」としれっとして解説する気象予報士たち。
とてもプロの仕事とは思えません。
「気象占い師」と名乗った方がよさそうだし、「天気予報」ではなく「天気事後報告」とでも言ってもらった方がいいのでは?
先のパラドックスに習って
「明日は晴れ、所により曇り、場合によっては雨か雪が降るでしょう」
と毎日同じ予報をすれば100%当たるはず。
気象庁にはぜひそれをお勧めしたいと思います。

・・・・・・

今日は波が荒いせいか、カモメたちは岸壁に上がり、風を避けている感じでした。
種類的には一通り見られましたが、暗いため写真としては今ひとつでした。
また来週行きます。



ウミネコ第1回冬羽
褐色の幼羽が残る定型的な個体



ウミネコとセグロカモメ(ともに成鳥)の飛翔
銚子を代表するカモメ類
下に写っているのはカモメ(第1回冬羽)

オオジュリン@霞ヶ浦



オオジュリン
スズメ目ホオジロ科
体長16cm
撮影 茨城県土浦市霞ヶ浦総合公園

冬の葦原では多くの鳥が暮らしています。
葦の中に住むカイガラムシの仲間を食べているのです。
その「パチパチ」という音で、鳥の存在がわかります。
よく見られるのは、シジュウカラ、メジロ、エナガ、ウグイス、セッカ、アオジ、ホオジロ、カシラダカ、オオジュリンなど。

ホオジロの仲間は外側尾羽が白いのが特徴です。(クロジは例外)
これは飛んだ時に肉眼でもわかるので、これを確認する癖をつけておくといいと思います。
尾羽の外側が白いのは多くの鳥に共通した特徴で、仲間の鳥に対する警戒信号の意味があると言われています。

・・・・・・

さて、昨日のクイズ(シメの体重の問題)

正解に行く前に、計算で推定してみましょう。
シメの体長は19cmとしておきます。
先日、エナガの体重が7gであるという記事を書きましたが、シメと比べるにはエナガは体型が違いすぎるので、メジロと比べてみます。
■メジロ 12cm 体重10g
と、仮定します。
19÷12=1.58倍
体重は体長の3乗に比例するという、大まかな法則によって
1.58の3乗=3.94
10g×3.94倍=39.4g

もうひとつ、キクイタダキとの比較
■キクイタダキ 10cm 体重6g
19÷10=1.90倍
1.90の3乗=6.86
6g×6.86倍=41.2g

この推定では、大体40g前後かな、という感じです。
実際の体重は
 46g
でした。

やっぱりシメは、ずんぐりした体型のために若干重いようです。

シメ

シメ
スズメ目アトリ科
体長19cm
撮影 群馬県館林市多々良沼

昨日のクイズの答えは
 シメ
でした。
難しいかと思ったのですが、やっぱり当てられてしまいました。

初列風切の内側(P1~P5)は、先端がえぐれたような独特な形をしています。
先端にブルーの光沢があり、白い翼帯も目立ちます。



止まった状態でも、特徴ある初列風切の形がわかります。
この個体は♂のようで、そのえぐれ方がより目だっています。







♀の落鳥




クイズに出したのは、一番特徴が出るP5でした。
ブルーの光沢はなかなか写りません。

・・・・・・

さて、調子に乗ってもう一回クイズを。
このシメの体重は何グラムだったでしょうか。
参考までに、先日載せたエナガの体重は7グラムでした。

タゲリ@東

タゲリ
チドリ目チドリ科
体長32cm
撮影 茨城県旧東町



毎年タゲリが越冬しています。
去年ほどの数ではありませんが、必ず見られる場所です。

タゲリの羽の微妙な金属光沢はとても美しいものです。
雨覆にバフ色の羽縁が目立つのは幼羽の特徴ですが、冬羽にもある程度見られます。
この個体は冠羽が充分に長いので、成鳥冬羽だと思います。

・・・・・・

今日もクイズを出します。
今度は結構難しいと思います。
この羽の持ち主は誰?

左の初列風切の5枚目(P5)です。
白い翼帯が目立ちますが、先端の形が独特です。
先端にブルーの光沢が見えます。
なお、長さは75mm程度です。





ヒヨドリ@牛久

ヒヨドリ
スズメ目ヒヨドリ科
体長27cm
撮影 2009.1.18 茨城県牛久市牛久自然観察の森

昨日のクイズの答えは
「ヒヨドリ」でした。
↓再掲



結構当てられてしまいました。
耳羽の褐色が見えていたのがヒントになったようです。

↓元の写真はこれです。




ネイチャーセンターの裏にある餌台に、色々な鳥が来るようになりました。
ヤマガラは落ち着かないので撮影できませんでした。
やっぱり撮影しやすいのはヒヨドリでした。



至近距離で見たヒヨドリの顔

シロハラ@牛久

シロハラ
スズメ目ツグミ科
体長25cm
撮影 2009.1.18 茨城県牛久市牛久自然観察の森

シロハラは落ち葉をガサゴソひっくり返して、昆虫やミミズを探しています。
そういう時はあまり警戒心がないのか、意外に近寄れることがあります。
油断が多い鳥なのかもしれません。よくオオタカの餌食になります。




このシロハラは浅い池にいます。
魚を食べていた、という報告がありました。
シロハラが魚を食べるというのは初耳でした。


この日は通常の探鳥会と平行して、ボーイスカウトの団体が入りました。(午後の巣箱調査のメンバー)
小さい子供は双眼鏡やプロミナーの扱いに馴れていないので、デジスコのモニターを直接見てもらいました。
この方法だと数人位一度に見てもらえるので、いい方法だと思いました。
結局一人一人がレリーズを押して、シロハラの写真を撮ることになりました。

・・・・・・

さて、今日はクイズを出します。
次の写真の正体は一体何でしょうか。かなりの難問か? 意外と簡単か?

※追記:ちなみに、これはシロハラではありません。


巣箱調査

1/18

今日は7時からセンサス調査を行いました。
珍しくタシギが飛び、クイナが見られるなどの収穫がありましたが、全体的には先月よりも低調でした。
朝早くから11人も集まるというのは、つくづく熱心だなと感心しました。

9時から定例の探鳥会。
ポカポカ陽気になるという天気予報は例によってはずれ、寒々とした天候のなかの探鳥会になりました。
結果、29種類の鳥が見られました。
ここでは30種越えは珍しいので、まずまずの成果。
 アトリを初めて見た、という参加者。
 ルリビタキをこんなに近くで見たのは初めてという参加者
 声だけ知っていたコジュケイを初めて見たという参加者
など、とても喜んでいただけました。
そのほかにも、
 池のほとりで延々と餌を探していたシロハラ(ある人によると、魚を食べていたらしい)
 ルリビタキ♂♀とジョウビタキ♀による三つ巴の縄張り争いにヒヨドリが参戦するという、珍しい光景
などが見られました。
シメの落鳥も見てもらいました。
実に中身の濃い探鳥会、これでオオタカでも出てくれたら最高でした。

午後からは園内に設置してあるシジュウカラの巣箱調査を行いました。
巣箱の利用状況の調査と、今年の繁殖期に備えての清掃が目的です。




巣箱を一旦取りはずして中を確認します。




巣箱製作に関わった子供たちに参加してもらっています。
(この写真の処理方法は、ブログ仲間の「えみこちょさん」のやり方を参考にしました)




園内17箇所の巣箱を調査した結果
シジュウカラが巣として利用していたものが7箇所ありました。
シジュウカラは、主にコケを使います。
白いのは獣毛(恐らく犬)、黄色いのは人工の繊維と思われます。
その他、ウスタビガの繭や、他の鳥の羽も見られます。
フカフカのベッドです。

他に、シジュウカラ以外の巣(恐らくスズメ)として利用されていたもの1箇所
途中放棄されていたもの2箇所がありました。
利用状況としてはかなりの高率だと思われます。


午後3時過ぎ解散
とにかく、中身の濃い休日ではありました。

アトリ@土浦


アトリ
スズメ目アトリ科
体長16cm
撮影 2009.1.17 茨城県土浦市霞ヶ浦総合公園

冬鳥というのは、その年によって飛来数が大きく異なります。
色々な地方から聞こえてくる便りが大体一致しているので、こういうのは全国的な傾向があるのだと思います。

今シーズンの傾向(私のフィールドでの印象)
■アオジ 普通
■ジョウビタキ 普通
■ルリビタキ やや少ない
■ビンズイ やや少ない
■タヒバリ やや少ない
■カシラダカ やや多い
■シメ 非常に多い
■アカハラ 少ない
■シロハラ 非常に多い
■アトリ 多い
■ベニマシコ やや多い
■ヤマガラ 少ない
■カケス 少ない
■マヒワ いない
■ウソ いない
■キクイタダキ いない

今年はアトリが多いということは確かだと思います。
渡り時期、時として数10万羽もの群れになると言う鳥。
私が見た記憶では300羽程度の群れが最高ですが、空が真っ黒になるほどの群れを一度は見て見たいと思います。

写真は♀の冬羽
この時は10羽程度の群れでしたが、この場所では珍しいことです。

シジュウカラを捕らえたトビ@霞ヶ浦


トビ
タカ目タカ科
体長 ♂59cm ♀69cm
撮影 2009.1.17 茨城県土浦市霞ヶ浦

トビは留鳥として最も普通に見られるタカで、海岸近くから山地に至るまで広く分布しています。
ところが、茨城県の取手市から龍ヶ崎市、土浦市附近ではあまり見られません。
霞ヶ浦でも比較的海に近い地域では普通に見られますが、海から遠い土浦市附近では時々見られる程度です。
先月行った琵琶湖では、トビの群れが数多く見られたので、似たような環境でも鳥の分布は随分違うものだと思いました。

猛禽の中では一番識別しやすい鳥でもあります。
尾羽の形が凹尾なのが、他のタカにはない特徴なのですが、この写真のように凹尾には見えない場合もあります。
全体に褐色で、翼角部分の白斑が目立ち、翼先分離は6枚。

つかんでいるのはシジュウカラの幼鳥のようです。

カイツブリ@井頭公園


カイツブリ
カイツブリ目カイツブリ科
体長26cm
撮影 栃木県真岡市井頭公園

毛玉が浮いているような、と形容されるカイツブリ。
フワフワで実によく水をはじきますが、そのためにいつも手入れを怠りません。

こういうシーンを見ると、今更ながら鳥の軽さを感じます。
氷山の一角という言葉があって、氷山は水上に出ている部分の7倍が水中にあると言われています。
カイツブリはその反対ぐらいか? と感じますがどうでしょうか。

さて、カイツブリの向うにいる鳥は何でしょうか。
簡単かな?

ツグミ3兄弟@土浦

ツグミ
シロハラ
アカハラ
いずれもスズメ目ツグミ科 24~25cm

探鳥会でツグミ3兄弟と言って紹介するようになったのは、言うまでもなく「ダンゴ3兄弟」という歌が流行ったからで、今ではわかりにくいかと思います。

冬によく見られる大型ツグミとして、3兄弟と言うにふさわしい存在ではあるし、初心者向けの探鳥会には格好の題材でもあります。
私が初めて参加した探鳥会でも、その日のパンプレットには「今月の鳥」としてアカハラが紹介されていました。

ツグミは誰でも知っているでしょうが、アカハラ、シロハラは一般には知られていません。
冬には普通に見られる3種類も、繁殖地は全く異なります。
その話題も探鳥会には欠かせないものです。



ツグミは主にシベリアで繁殖します。
日本で越冬するものの多くはカムチャッカ方面で繁殖したものかも知れません。
茨城県土浦市上高津



シロハラは主に中国北東部で繁殖します。
国内でも少数ながら繁殖例はあるようです。
茨城県土浦市霞ヶ浦総合公園



アカハラの繁殖地はほぼ国内です。
亜高山帯や高原では典型的な夏の鳥。
この鳥の囀りは高原の主役で、大河ドラマやラジオCMのバックでは頻繁に聴かれます。
茨城県土浦市霞ヶ浦総合公園

ミス”淡水ガモ”コンテスト

第1回ミス(ミセスかも知れませんが)淡水ガモコンテストです。
いずれ劣らぬ”地味可愛い”面々。
それぞれにチャームポイントがあります。




マガモ
体長59cm
茨城県土浦市宍塚大池

オレンジ色に黒斑が混じる嘴。
黒い過眼線。
白い尾羽も特徴。




コガモ
体長37.5cm
茨城県旧美野里町池花池

この写真では、緑色の翼鏡が見えている。
尾羽に沿って白線がある。




ヨシガモ
体長48cm
茨城県土浦市乙戸沼

3列風切と翼鏡が特徴的。
灰色がかった顔には過眼線はない。




オカヨシガモ
体長50cm
茨城県土浦市乙戸沼

白い翼鏡が特徴だが、この写真では見えていない。
マガモに似ているが、3列風切の形が違う。




ヒドリガモ
体長48.5cm
茨城県土浦市乙戸沼

嘴は灰色で先端が黒く、やや太くて短い。
体は褐色味が強い。




オナガガモ
体長53cm
茨城県土浦市乙戸沼

尾が長めでスマートな体型。




ハシビロガモ
体長50cm
茨城県土浦市乙戸沼

これは嘴を見れば明らか。

マガン&シジュウカラガン@群馬

マガン
カモ目カモ科
体長72cm

シジュウカラガン
カモ目カモ科
体長67cm

撮影 2009.1.12 群馬県





マガンとシジュウカラガンが仲良く並んでいる珍しい光景ですが、すでに2ヶ月ほど見られています。



マガン幼鳥
日本で越冬するマガンは10万羽ほどですが、その約8割は宮城県に集中します。
関東に飛来するのは少数。



シジュウカラガン
北米に分布するカナダガンの亜種のひとつ。
白い首輪があるのが本種の特徴で、これがない大型の亜種が各地で飼育されています。
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papageno620

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