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ハクセキレイ@利根



ハクセキレイ(幼鳥)
スズメ目セキレイ科
体長21cm
撮影 2008.8.3 茨城県利根町

休耕田でハクセキレイの写真を撮っているようでは、鳥が少ない証拠ですね。
シギチがまだ低調ですが、これからに期待したいと思います。

立山の旅(その4)

2008.7.28(月)

午前3時半
外を見ると分厚い雲の中である。
夜明けはあきらめ、5時まで寝た。
今年はどうも夜明けに恵まれない。

6時に朝食。
雨は降りやまず、時折遠くから雷鳴も響く。

三々五々登山者たちが出かけていく。
予定通りの登山を目指す人。
登山はあきらめ、山小屋をキャンセルする人。
ここに連泊を決める人。

雨の中、我が家は7:30に出発。
と言っても、室堂ターミナルまでは30分ほどである。
視界は10mほど。
ホテル立山のラウンジでコーヒーを飲んでいると、雨も止んだようだ。

これからトロリーバスで大観峰に向かう。
今回は立山-室堂往復ではなく、立山-大観峰往復の割引チケット(6000円也)を買って来たのである。
ちょっとだけ”黒部”を覗いてみましょう、というプランである。



昔は東京でも走っていたトロリーバスだが、今は扇沢-黒部湖間と、この立山-大観峰間の2ルートのみである。



恐ろしく狭いトンネルを10分ほどで通過。
雄山の直下700mを貫くトンネル。
雄山の山頂に立った人は、この真下にトンネルがあることを実感できるだろうか。


大観峰駅
立山ロープウェイは標高差488m
1700m、支柱なしのワンスパン構造。
大観峰駅は豪雪地帯にあるため、雪崩の危険が少ない位置が慎重に選ばれた。
資材は全てヘリコプターで運ばれたという。

数年前、このロープが張り替えられた。
営業していない時期、つまり厳冬期に行われた想像を絶する作業をNHKで見た記憶がある。




雲が切れ、黒部湖が姿を現した。
正面には針ノ木岳(雲がかかっている)

さてここから黒部ダムの本体が見えるかと言うと、見えるとも見えないとも言える。
黒部ダムは日本最大のアーチダムと言われているが、正確に言うとこれはアーチダムではない。
黒部ダムを見たことのある人は、堰堤の両側に下流側に出っ張っている構造物があることがわかるだろう。
つまり上流側から見ると、ダムの平面形状がU型ではなくM型をしているということ。
これは、当初アーチ式で設計されたものが、工事途中で重力式併用に変更されためである。
随分と大胆な変更をしたものだと思うが、ここから見下ろすと、重力式部分が見てとれる。

さて、再びトロリーバスで室堂に戻る。
雨は降っていないが、視界はさらに悪くなった。
風はさほどでもないが、とても寒い。10℃以下であろうか。
ここまで来てライチョウを見ずには帰れない。
室堂からミクリガ池まで探し、意外にあっさり親子のライチョウに出会うことができた。
これで室堂でのライチョウ対面は4回目。

高原バスに乗り、美女平まで。
途中にある称名の滝が見えるポイント。



この滝は、以前間近まで行ったが、朝のうちでまともに逆光になり、満足に写真が撮れなかった。
そのうち、もう一度行ってみたい。
立山駅から称名滝探勝バスというのもあるらしい。
駐車場から歩くと30分程度かかった覚えがある。



親不知海岸
ここまで来て、ようやく晴天になった。
今日はここから高速に乗る。(新潟県内フリーパスなので)
ちょっと遠回りだが、長岡経由にした。



越後川口SAから見る風景。
この風景が好きである。

事故のため、六日町で強制流出というハプニングもあったが、その他はスムーズに流れ、9:30ごろ帰宅した。


最後はとりとめのない記事になってしまいました。
ちょっとハプニングの多い旅でしたが、収穫も多く、楽しめました。

立山の花(その6)

立山の花
撮影 2008.7.27



タテヤマリンドウ
リンドウ科リンドウ属
雷鳥荘前

ハルリンドウの高山型とされていて、普通は青いものが多い。
「本場」のタテヤマリンドウはこんな感じで白っぽい。
シロバナタテヤマリンドウという名称もあるようだ。
尾瀬では6月の花で、7月の尾瀬では花が終わったあとのものが多く見られた。




カンチコウゾリナ
キク科コウゾリナ属
雷鳥荘附近

高山に生えるコウゾリナの仲間にはカンチコウゾリナとミヤマコウゾリナの2種類があって、同じような環境にあり、互いに似ていて区別が難しい。
カンチコウゾリナの方が全体に大きく、茎に密生する毛が黒い。葉先は尖る。




ミヤマコウゾリナ
キク科ミヤマコウゾリナ属
雷鳥荘附近

こちらはミヤマコウゾリナ属という、別の分類になる。
ミヤマコウゾリナは、茎に密生する毛は白く、葉の先は丸い。




クロトウヒレン(つぼみ?)
キク科トウヒレン属
ミクリガ池

これは蕾なのか、花が終わったあとなのかちょっと迷ったが、恐らく蕾だと思う。
蕾だとすると、これからアザミに似た紫色の筒状花が出てくるだろう。
アザミもトウヒレンも筒状花から成るが、先端が5裂していて、雌蕊が2裂しているところまで同じ。
アザミは2裂している雌蕊がまっすぐで、トウヒレンは曲がっているらしい。
とても細かい識別が必要なので、次に見る機会があれば拡大して見たい。

いくらか花が咲いた様子はTB先をご覧ください。

コチドリ@利根

コチドリ
チドリ目チドリ科
体長16cm
撮影 茨城県利根町

夏鳥として各地に飛来する鳥。
日本産チドリでは最小。

このあたりの休耕田では、場所によって20羽程度の群れが見られています。






成鳥夏羽は黄色いアイリングが目立ちます。
今は真夏ですが、この仲間はそろそろ冬羽に変わる時期です。




幼鳥はアイリングや過眼線が目立たず、淡色の羽縁が目立ちます。




これは第1回夏羽か。

立山の花(その5)

立山の花
2008.7.27






チングルマ
バラ科チングルマ属
室堂

この花は、小さいながらも立派な「木」である。
以前、この木の年輪を撮影した顕微鏡写真を見たことがあるが、マッチ棒ほどの太さでも樹齢10年以上になる。
高さが10cm程度で樹齢30年にも及ぶ。

花が終わったあとの綿毛は、初めはねじれていて、それが次第にほぐれて来る。
その様子を子供のおもちゃである風車(かざぐるま)に見立てて、稚児の風車→稚児車→チングルマとなったと言われている。
植物の和名のなかでも傑作のひとつであると思う。
この1本1本はタンポポの綿毛と同じで、根元にひとつの種がある。
秋口には風に乗って飛んで行く。




ツガザクラ
ツツジ科ツガザクラ属

高山の岩場に咲く小さなツツジの仲間では、イワヒゲやコケモモなどと並んで代表的な花のひとつ。
今年は雪解けが遅いためか、あまり咲いていなかった。
葉がツガに似ていて、花がサクラのように淡いピンク色をしているという意味だが、この種類は変異が多く、よく雑種をつくるそうである。




アオノツガザクラ
ツツジ科ツガザクラ属
ミクリガ池附近

高山の雪田近くでよく見る、代表的な高山植物のひとつ。
壷型の小さな花を多数つける様子はドウダンツツジとよく似ている。
こういう色なので、ちょっと地味だが大群落になると見ごたえがある。
花は下向きだが、花が終わって実になると逆に上向きになり、赤い花柱を天に向けて屹立する。




ハクサンシャクナゲ
ツツジ科ツツジ属
雷鳥荘附近

亜高山帯から高山帯にかけて分布するツツジの仲間。
高山帯に行くほど樹高が低くなる傾向があり、ハイマツやナナカマドと同じ環境に咲く。
花の色は、赤味が強いもの、白っぽいものなど変異が多く、写真のものはややピンク色を帯びている。
花弁に緑色の斑点があるのが特徴。
園芸品種のシャクナゲのような派手さはないが、高山でこの花に出会うととても嬉しくなる。
この独特な葉を見ただけでも得した気分になるのはなぜだろう。

クサシギ@利根


クサシギ
チドリ目シギ科
体長22cm
撮影 2008.8.3 茨城県利根町

8月に入ると、休耕田に次々にシギチがやってきます。
今のところは低調ですが、
 コチドリ 
 キアシシギ
 アオアシシギ
 コアオアシシギ
 タカブシギ
 ヒバリシギ
などが、少数ながら見られます。

この日クサシギが10羽以上の群れで見られました。
これだけの群れは珍しいと思います。

クサシギはタカブシギやイソシギと似たところがあって、なかなか特徴がつかみにくい種類です。

立山の花(その4)

立山の花
2008.7.27



イワイチョウ
ミツガシワ科イワイチョウ属
雷鳥荘前

以前は、ミツガシワはリンドウ科ミツガシワ属、イワイチョウはリンドウ科イワイチョウ属とされていたが、ミツガシワ科として独立したようだ。
ミツガシワ科には、そのほかにアサザ属があり、アサザやガガブタなどが含まれる。
確かにイワイチョウ、ミツガシワ、ガガブタは白い5弁花に毛が生えた様子がよく似ている。




ヤマガラシ
アブラナ科ヤマガラシ属
室堂

高山の砂礫地に生える多年草。
別名ミヤマガラシとも言い、高山のナノハナといった印象の花。







ハクサンイチゲ
キンポウゲ科イチリンソウ属
ミクリガ池

高山の、比較的乾燥した場所に大群落をつくる。
チングルマと並んで、高山植物では代表的な白い花である。
花弁はなく、白いのはガク。
学名からは「水仙のようなアネモネ」の意味が見てとれる。




ミヤマクロユリ
ユリ科バイモ属
ミクリガ池

富山城主佐々成政の「さらさら越え」伝説。
富山から厳冬期の立山を越えて信州に遠征したという記録。
なぜそんな無謀をしたかと言うと、駿府の徳川家康に極秘裏に会うためである。
加賀には前田利家、越後には上杉景勝という、秀吉に通じた武将がいるため、立山を越えるしかなかったのである。
このルートについては諸説あるが、常願寺川沿いにザラ峠を越え、黒部川の源流部を渡り、針ノ木峠を越えて長野の大町に出たという説が有力である。
家康との会談の甲斐もなく、世は秀吉のものとなり、成政は秀吉に降る。
結局は一揆の責任を取らされる形で切腹する。

■クロユリにまつわる伝説
成政には小百合という愛妾がいたが、讒言を受けて斬首されてしまう。
小百合は「もし、立山に黒百合が咲いたら佐々家は滅亡するだろう」と、恨みを残して死んだ。
成政は小百合の亡霊に悩まされ、ついには秀吉に降る。

別の伝説もある。
成政は北政所の機嫌をとるため、立山の黒百合を珍しい花であるとして、わざわざ運ばせた。
北政所は大いに喜んだが、そのことを知った淀殿が白山からもっと立派なクロユリを取り寄せて、これ見よがしに生けて見せた。
恥をかいた北政所は怒り、成政を失脚させたという。
そんなわけで、クロユリの花言葉は「呪い」

ミヤマクロユリは文字通り高嶺の花で、ざらにあるものではない。
ましてそんな時代に立山から生きた状態で運ぶのは大変な苦労だったはず。
今でも白山にはクロユリの大きな群落があるようだ。

アオアシシギ@河内


アオアシシギ
チドリ目シギ科
体長35cm
撮影 2008.8.2 茨城県河内町

そろそろ茨城の休耕田ではシギチの渡りが見られるシーズンですが、今期はまだ低調のようです。
今日、かなり広い範囲を見てまわりましたが、シギチがいたのは2箇所だけ。
これから増えてくるとは思いますが、明日探鳥会を予定しているので、ちょっとやきもきしています。

アオアシシギはシギの基本種のひとつ。
中型で、長い嘴がやや反っているのが特徴。
アオアシとは言うものの、色はあまり当てにしないのが無難です。

記録を点検して見たら、これが今年の初確認でした。
意外と見ていないものだということがわかりました。
今年はサシバも見ていません。
サシバがいるような環境を歩いていないのだなということを実感しますが、私のフィールドにサシバが少なくなっていることは確かだと思います。

立山の花(その3)

立山の花(その3)
2008.7.27



コイワカガミ
イワウメ科イワカガミ属
室堂

高山の代表的な「赤い花」
イワカガミの高山型とされ、雪田周辺でよく群落をつくる。
葉が丸く、テカリがあるので岩鏡という。
コマクサ同様とても小さくて、いかにも高山植物の趣きを持った花。




ノウゴウイチゴ
バラ科オランダイチゴ属
ミクリガ池附近

岐阜県と福井県の県境に位置する、能郷白山で発見された花。
葉が3出複葉であるところは、ミヤマキンバイに似ている。花弁は7~8枚。
この植物の実は、大変に美味だそうである。
もちろん、国立公園内の実は採取してはいけない。




ゴゼンタチバナ
ミズキ科ゴゼンタチバナ属
ミクリガ池附近

ハクサンイチゲ、ハクサンシャクナゲ、ハクサンフウロなど、白山の名を冠する植物は数多い。
ゴゼンタチバナは白山の御前峰に由来する名前であり、ややローカルな名称である。
各地でよく見る花だが、ハイマツやナナカマドの陰に咲く控え目な花なので、見逃しやすい。
葉が6枚輪生し、中央にひとつの花をつけるが、白いのはガクである。
花をつけないところは、葉が4枚輪生する。

雷鳥荘の部屋から下を見ると、この花の綺麗な群落があったので撮影しようと思っていたのだが、雷雨に会ったため、うっかり忘れてしまった。




ミヤマアキノキリンソウ
キク科アキノキリンソウ属
雷鳥荘附近

アキノキリンソウの高山型である。
低地で見られるアキノキリンソウはセイタカアワダチソウとよく似た花だが、一方は嫌われ者の帰化植物である。
秋に咲くキリンソウに似た花という意味だが、キリンソウはベンケイソウ科の花である。ちょっとややこしい。
ミヤマアキノキリンソウは高山ではどごでもよく見かける花で、黄色い花と見るとこればかりということもある。

名前のもとになったキリンソウは見たことがないが、TB先に記事があったのでご覧ください。

ライチョウ@立山

ライチョウ
キジ目ライチョウ科
体長37cm
撮影 2008.7.28 富山県立山室堂

南北アルプス、新潟県火打山と焼山に生息する特別天然記念物。
中央アルプス、八ヶ岳、蓼科山の個体群は絶滅したものと見られます。
北岳では絶滅したかと思われていましたが、今年親子が確認されたという話題が新聞に載っていました。
最も生息密度が高いのは立山で、以前は300個体ほどと言われていましたが、現在では150~200個体とも言われています。


今ひとつ天気に恵まれなかった今年の立山でした。
最後にどうしてもライチョウを見ないと収まらないので、10m先も見えない濃いガスの中、室堂周辺を探しました。




♀成鳥



ライチョウの目はとても優しげ



ヒナ



意外と面白い顔をしています



このヒナは、すでに親の半分程度の大きさになっています。

立山の花(その2)

立山の花(その2)
2008.7.27



イワギキョウ
キキョウ科ホタルブクロ属
ミクリガ池

イワギキョウとチシマギキョウはよく似ている。
チシマギチョウは全体に毛があり、やや下向きに咲く。
イワギキョウは毛がなく、横向きに咲く。
ここはミクリガ池の斜面で、この場所ではよく見る花である。




ミヤマタンポポ
キク科タンポポ属
室堂ターミナル附近

高山型のタンポポで、主に北アルプスの高山で見られる。
総苞片はカントウタンポポなどと同様、反り返らない。
ミヤマタンポポの変種とされるシロウマタンポポはよく似ているが、総苞片が茶褐色に染まるのが特徴らしい。

バックに見えるのはカヤツリグサ科のアシボソスゲかも知れないが、この仲間は難しいのでよくわからない。




ヨツバシオガマ
ゴマノハグサ科シオガマギク属
室堂平

塩竈というのは、言うまでもなく海水を煮て塩を作る釜のこと。
それが花の名前になる理由は
 シオガマギクは花も良いが葉まで良い。
 ハマで良い(浜で良い)のは塩竈
という、なぞなぞのような命名である。
命名の通り、葉も鑑賞に値する花である。




コケモモ
ツツジ科スノキ属
雷鳥荘附近

山に行くと、コケモモのジュースとかコケモモのジャムをよく売っている。
これはブルーベリーに近い種類らしく、ネットで検索すると、広く栽培されているらしい。(そうでもなければ商品になるわけがない)
園芸をやる人にはお馴染みの花なのかもしれないが、私にとってはやっぱり高山で見たい花のひとつである。

なお、この写真に写っている細い葉はツガザクラである。
プロフィール

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