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東名高速からの富士山

2007.12.24

静岡県側からの富士山を俗に表富士と言いますが、山梨県側を裏富士とは言いません。
筑波山も、表筑波という言い方はありますが、裏筑波とは言いません。
「裏日本」というと言うと、日本海側の人はあまりいいイメージを持たないでしょう。
「裏」を堂々と名乗っているのは裏磐梯だけです。
ここは逆に表磐梯という言葉がありません。

私は富士山に関しては山梨県側の方に親近感を覚えます。
茨城から見る富士山は北東側なので、山梨県側と同じ。
結局、見慣れた風景が一番なのでしょうか。
これは私にとっては馴染みが薄い、静岡県側からの富士山です。



由比パーキングエリアから
富士山の右手に愛鷹山。
さらに遠方に箱根山



富士川サービスエリアから

年末の不忍池にて

2007.12.29
不忍池(東京都台東区)

年末の休みに入った初日、「エサやり防止キャンペーン」が行われている現場に行ってみた。
年末ということもあるのか、特に見廻りの職員のような姿は見られなかった。
エサを蒔く人の姿はちらほら見られたが、それほど大々的に蒔いている人はいなかった。
その代わり、ユリカモメにエサをやっていた女性に向かって、傘を振り回しながら食ってかかるおじさんがいた。
その人は柵にかかっている張り紙を指して怒鳴っていた。
そのあと、おじさんは傘を振り回してユリカモメを追っ払っていた。
やれやれ。。。
何か、とてもギスギスした雰囲気で、居心地の悪い公園になってしまった。
東京都はここをどんな公園にしたいのか。



いくら何でもひどいだろうと思うのがこの張り紙である。
「エサやり防止」だったはずが、はっきりと「禁止」と歌っている。
これでは先ほどのおじさんのような”正義漢”が出現してもおかしくない。

この張り紙
どうにもこなれない文章なのはさておいて、
エサやりの弊害として、6項目挙げられている。

1.自分で餌を取る野生を失っていく。

これについては以前から言われていて、一般論としてはわからないでもないが、検証されているわけではない。
完全に人間に依存している家禽(アヒルなど)と野鳥を同列に論じるのは無理があると思うのだが。
餌付けを受けているカモたちも、春になるとちゃんと繁殖地に戻って行く。それは事実であり、短期間の餌付けで野生を失ってしまうなどということはない。
それは多くのバードウォッチャーの観察結果からも明らかである。

2.パンくずなどの餌による高カロリー摂取の蓄積で太り過ぎとなる。

右側の写真にも「太ったカモ」という説明がある。
これがこのキャンペーンで一番問題になった点だが、これまで何度も言ったように実際に確かめられたデータではない。「そういう話があった」「見た感じ、太っているように見える」などと言う極めて曖昧な根拠に基づいているらしいことが、徐々に明らかになって来た。
これもしつこいようだが、バードウォッチャーの目から見ると、写真のカモは全く普通の個体である。

3.行動が鈍くなり、猫などに襲われやすくなって、命を落として北へ帰れなくなる。

なかなかユニークな文章であるが、猫が野鳥を襲うことはよくあることである。
それより「猫を捨てないでください」と訴える方が本筋ではないか。

4.人を恐れず陸上を歩き回り、自転車などに轢かれやすくなる。

寡聞にして、カモが自転車に轢かれたというのは聞いたことがないが、右側の写真には「エサやりに群がったカモの群れに猛スピードの自転車が通り抜けたためショック死した」という驚くべき説明がある。
暴走自転車を取り締まるのが先なのでは??
カモよりもまず、歩行者を守るべきなのでは???

5.餌まきにより本来は河口附近に生息するユリカモメが多数飛来して餌を狙い、低空滑空をして、人を傷つけやすくなり危険が高まる。

ここでユリカモメに矛先が向けられ、あたかも危険な鳥であるかのような書き方になっている。
右側の写真には「餌取りが凶暴なユリカモメ」の表現があり、見過ごせない。
ユリカモメが多くの人を傷つけているのが本当ならば大問題であり、カモの太りすぎよりも後に来る話題ではないはずである。
ユリカモメに対する餌付けが行われている他の場所で、このような事実は全くない。
殊更ユリカモメを悪者に仕立てる意図が全くわからない。
なお、これも何度も言うようだが、不忍池は海から6キロしか離れておらず、遥かに内陸まで飛来するユリカモメがいるのは当然である。
この日、ユリカモメばかりでなく、ウミネコ、セグロカモメ、オオセグロカモメも観察できた。
セグロは別として、ウミネコとオオセグロは通常内陸までは来ない鳥である。

6.餌やユリカモメの糞で池が汚れる。

ここでも敢えてユリカモメの名前を出して糞害を訴えているのはなぜか。
この池を一番汚しているのは、ゴミや空き缶を捨てる人たちだと私は思うのだがどうだろうか。

「不忍池は羽休めの場所です」という記述も引っかかる。
ここは越冬地のはずである。
東京都は旅鳥の休憩地と見ているのだろうか。
越冬地ではないのに、餌やりのために越冬地になってしまっているという認識ならば、それは見当がはずれていると言わざるを得ない。

・・・・・・

東京都はこれ以上恥をさらす前に、こんな張り紙ははずした方がいい。
これがマスコミを通じて、全国に誤った知識を広めた罪は大きい。
「野鳥に対する過剰なエサやりは控えましょう」
東京都はせめてこれぐらいのキャンペーンにすべきだった。

三保の松原から

2007.12.24
三保の松原から

日本平から三保の松原を巡り、清水港で寿司と来れば、この地方の定番だろう。
我が家としては珍しく観光旅行をしている感じだ。

三保の松原というと、日本三景のひとつと思っている人も多いらしい。
日本三景は、松島・宮島・天橋立だから、ここは入っていない。

実は1915年に、実業之日本社主催による新日本三景の選定が行われ、大沼(北海道)・大分県の耶馬渓とともに、三保の松原が選ばれた。

日本三奇勝というのもあって、耶馬渓・小豆島の寒霞渓・群馬の妙義山だそうである。
大沼を除くと、どれも所謂日本的風景と言える。



伊豆半島を望む。
まるで夏のような雲。



駿河湾の向うに富士山。



三保の松原を代表する「羽衣の松」
能「羽衣」で名高い、樹齢650年の老松である。

ホシハジロ

ホシハジロ
カモ目カモ科
体長45cm
撮影 2007.12.29 東京都台東区不忍池

海ガモ類は潜水ガモとも呼ばれます。
マガモ、カルガモ、コガモ等に代表される淡水ガモは、基本的に水面採餌なのであまり潜ることがなく、一方で地上を歩くことが多いので、足が体の中央部(重心附近)にあります。

鳥は飛ぶために体がとても軽く出来ていて、本来潜ることが得意ではありません。
潜水ガモは足で水面を蹴り、反動で水中に潜ります。
そのため彼らの足は、淡水ガモに比べて体の後方についています。
さらにカイツブリやアビ類はもっと足が後方についていて、歩く姿はほとんど見られません。(アビ類は歩くことができないと言われています)
潜ることに特化したペンギンは、足が体の一番後ろにあるために、逆に立ち上がることで歩くことが可能になったと考えられます。

海ガモの中で最もよく見かけるホシハジロですが、そんなわけで歩く姿を見ることは比較的少ないと思います。








日本平から


2007.12.24

日本平は標高307m、清水港の向うに富士山が聳える景勝地。
右の方に見えるのが三保の松原です。

ここを訪れたのは20年ぶりぐらいでしょうか。
今年の富士山は雪が少ないようです。

12/24の夜明け

12/24 静岡県御前崎

23~24日の静岡は暖かかった。
全国的な傾向なのか、静岡だからなのかはよくわからない。
恐らく両方だろう。
一日で一番冷える夜明け前だがそれほどの寒さではない。
ただ、次第に北風が強くなった。
海岸沿いに三脚を立て、夜明けを待つ。



6:10
東の空が明るんで来る。
漁船の漁火と、金星(?)が一際輝く。



6:20
夜明け30分前
鳥が活動を開始する時間帯。
カモメの仲間、カモの仲間が盛んに飛ぶ。



6:46
上空が赤く輝いて来た。
水平線上に雲があるのかないのか、判然としない。



6:52
水平線に太陽が顔を現した。
この瞬間は格別だ。



6:53



6:54



6:57
太陽面をカモメが通過する。

・・・・・・

今は夜中の0時が一日の始まりだが、昔の人はどう考えたのだろうか。
朝日が昇る瞬間を一日の始まりと考えるのは自然な感覚だと思う。
それが一日の始まりであるならば、同時に一日の終わりでもあるわけだ。

だが、世界には日没を一日の始まりと考えた民族もある。
日没が一日の終わり、すなわち翌日の始まりというわけだ。
ユダヤ教の考え方がそうであって、その流れを汲むクリスマスは12月24日の日没を以って始まる。
それをクリスマス・イブと言う。
だからこの12月24日の日の出を「クリスマス・イブの日の出」というのは正しくない。
クリスマス・イブとは日没から翌朝の日の出までを言うからである。
写真の太陽が西に沈むと、クリスマス・イブの始まりである。
イブはこんな感じで始まった。



東名高速、足柄SAより

秋野不矩美術館

秋野不矩(あきの ふく)
旧天竜市(現浜松市)出身の日本画家。
本名秋野ふく
1908年生まれ
50歳を過ぎてからインドに魅せられ、独特の境地を切り開く。
1999年、文化勲章受賞
2001年、93歳で歿






前回紹介したねむの木美術館と同様、藤森照信さんによる設計。
藤森さんの最初の実作は、茅野市の「神長官守矢資料館」。
あの建築には衝撃を受けた。
「史家の矜持」と誰かが絶賛した。
秋野不矩美術館は神長官守矢資料館の流れを汲む作品であることは明らかだが、更に洗練の度を加えている。
もちろん、ヴァナキュラーな素材感を大事にする藤森さんには、洗練という言葉は似合わないかも。
1998年に開館したが、私は翌年訪れた。
今回、8年ぶりの再訪だったが、開館当初と変わらずいい感じに使われているのが嬉しい。
サインが見難かったと見えて、改修されていた。ちょっと残念。
なお、代表作の「オリッサの寺院」は今回見られなかった。






玄関で靴を脱ぎ、スリッパに履き替える。
この美術館の特徴は、展示室ではスリッパも脱ぐこと。
白い大理石の床の感触が心地よい。

2階は全く雰囲気が違う。
個人的には、2階は見ない方がいいと思う。

※訂正
神長官守矢資料館は、正しくは神長官守矢史料館でした。

トビ

トビ
タカ目タカ科
体長 ♂59cm ♀69cm
撮影 2007.12.24 静岡県旧清水市清水港









漁港に多いのはトビとカモメ類。
この港では、20羽前後のトビとユリカモメ、数羽のオオセグロカモメが見られました。

トビは最も普通に見られるタカの仲間ですが、翼下面の白斑と凹尾を確認すれば間違えることはありません。
猛禽を見たらまず尾羽を見て、三味線のバチ型をしているかどうかを見ます。



ところがこの日こんなトビを見ました。
ここに来る前に三保の松原で見た、尾羽がないトビです。
何があったのかわかりませんが、通常の換羽ではありえないことのように思えます。
尾羽で巧みに姿勢をコントロールするトビにですが、これは飛びにくそうです。

ねむの木美術館

2007.12.23
静岡県掛川市

天皇誕生日
1泊で、静岡方面へ出かけた。
美術館巡りと、我が家には珍しく観光主体の旅である。

ねむの木学園は、女優宮城まり子が1968年に設立した、肢体不自由児のための施設。
子供たちの描いた絵は、世界中の人たちを魅了した。
1997年、建築家坂茂(ばん しげる)が設計したねむの木美術館が開館。
照明のないこの美術館は日没とともに閉館となる。
梁に紙を使用した、恐らく世界で唯一の建築。
残念ながら、現在は休館中である。
再開が望まれる。







2007年開館の、ねむの木こども美術館「どんぐり」
建築史家、藤森照信による作品。
至るところ、藤森らしさが見える。







掛川には谷口吉生の傑作「資生堂アートハウス」があるが、残念ながら休館中。
年明けには再開するらしい。

メリークリスマス


今夜、クリスマスイブの画像。
首都高速湾岸線、大黒パーキングエリアの風景です。
横浜の夜景を載せたかったのですが、ここからはよく見えないのでした。
よいクリスマスを。

カイツブリ


カイツブリ(冬羽)
カイツブリ目カイツブリ科
体長26cm
撮影 2007.12.15 千葉県習志野市谷津干潟

日本産カイツブリ類では最小で、カンムリカイツブリ(56cm)と比べると半分以下です。
毛玉が泳いでいるようなフワフワ感がたまりませんね。
カイツブリを見ていると、鳥の羽はなぜあんなに水をはじくのか、不思議です。
この鳥は年中潜ってばかりいるのに、羽はいつ見ても乾いています。
鳥は自分で分泌する脂でいつも羽づくろいをしているものですが、やっぱり手入れが大事ということでしょうか。

メジロ



メジロ
スズメ目メジロ科
体長12cm
撮影 2007.12.15 千葉県習志野市谷津干潟

メジロは一年中見られる鳥で、囀りの見事さでも親しまれています。
この鳥はよく動く上に、緑の中では目立たない色なので、なかなか撮影が難しい鳥です。
冬の間は葉が落ちるので、割と見やすくなります。
枯葉の中のメジロ。
谷津干潟は小鳥との距離が近い場所でもあります。

「エサやり防止キャンペーン」批判

東京都による「エサやり防止キャンペーン」についてこれまで批判を加えて来たが、何度も言うように私は野鳥に対するエサやりを無条件に容認するわけではない。
ただ、荒唐無稽としか思えないことを、あたかも事実であるかのように捏造し、強権的に押さえ込もうとする行政当局の態度と、無批判かつ興味本位に伝えるだけのマスコミに怒りを覚えるのである。

・・・・・・

今回のキャンペーンを支えている”事実”は、「エサやりが原因でカモが太りすぎて、飛べないカモが多くなり、渡りに支障が出て来た。」というものであるが、これはほぼ100%事実無根で、荒唐無稽と言ってよい。
冷静に考えると笑い話のようであり、思うに鳥のことを知らない誰かが思いついた話か、アヒルを太ったカモと勘違いしたのか、はたまた悪質なデッチ上げか、どれかだろうと思う。
これがマスコミに乗ると”事実”になってしまう過程は、デマが広がる仕組みとして非常に興味深い。

このことを伝える新聞記事の内容が間違いだらけであることは以前の記事で指摘した。
以前の記事

私はテレビをあまり見ないので、これがどういう伝え方がされているのかはよく知らないが、伝聞によれば思ったとおりの報道であるらしい。
ネットで検索して見ると、テレビでの報道内容として「通常の1.5倍も体重が増えたカモ」と、具体的な数字が出て来た。
これは最初はなかった数字であり、これもデマが広がるときにはよくある現象で、デマに関する一種の研究対象になるかも知れない。

・・・・・・

今回のキャンペーンの特徴は「カモがかわいそうだ」という視点で語られていることである。
同じ「エサやり防止キャンペーン」でも、ドバトに対する同様のキャンペーンは、ドバトを減らそうというのが目的だったので、本質的に意味が違う。
行政が純粋にカモのことを心配してくれるなんていうことは信じられない。
このキャンペーンを胡散臭く感じる理由のひとつである。
カモに対するエサやり攻撃の副産物として、ユリカモメに対する誹謗中傷が非常に多いのは見過ごせない。
ユリカモメに子供が襲われた、という苦情が絶えないなどという話がどこから出て来たのか、本当に理解に苦しむ。

・・・・・・

カモの渡りが遅れている、ということの根拠に、4月になっても居座るカモが多い、というようなことが言われているらしいが、とんでもないことである。
4月に見られるカモなんて珍しくも何ともない。
以下は私の観察結果から抜粋したものである。

2004年
4/29 谷津干潟 オナガガモ ハシビロガモ ヒドリガモ
5/7 MF(土浦市内)コガモ 
5/8 谷津干潟 コガモ オナガガモ
5/12 宍塚大池 コガモ
5/21 宍塚大池 コガモ

2005年
4/24 浅川大池(長野県) マガモ コガモ キンクロハジロ
4/28 MF(土浦市内)コガモ 
4/30 谷津干潟 コガモ オナガガモ
5/7 裏磐梯高原 マガモ コガモ ヒドリガモ

2006年
4/28 宍塚大池 コガモ ハシビロガモ
4/29 谷津干潟 コガモ アメリカコガモ ヒドリガモ ハシビロガモ
5/12 MF(土浦市内)コガモ

2007年
4/27 宍塚大池 マガモ コガモ
4/28 三番瀬~谷津干潟 コガモ ヒドリガモ オナガガモ ハシビロガモ スズガモ

上に挙げた場所はいずれも餌付けがされていない場所である。
比較的遅くまでいるカモは、餌付けされないコガモが多いということは以前も書いた。
普通のバードウォッチャーならばこの程度の記録はすぐ出せるだろう。
東京都環境局には、残念ながら鳥を日常的に観察している人はいないようだ。
「渡りが遅くなっている」という主張が4月を基準に語られている限り、その論理は破綻しているといわざるを得ない。

・・・・・・

予期せぬ雑種が多く生まれているという主張も根拠がない。
カモというのは雑種が生じやすい種類であるが、東京都が言うように餌付けの影響で生じる雑種というのならば、
 カルガモとオナガガモ
 カルガモとヒドリガモ
などの雑種が多く観察できるのでなければ説得力がないが、このような個体は私の知る限り存在しない。
手元の図鑑にあるのは
 マガモとカルガモ
 マガモとオナガガモ
 トモエガモとオナガガモ
などの雑種である。
マガモとカルガモの雑種は俗にマルガモと呼ばれ、比較的多く見られるが、マガモではなくアヒルあるいはアイガモである可能性も高い。それならば国内で繁殖した可能性もある。
その他の組み合わせにしても、カモ類の繁殖地はほとんどが海外であり、餌付けが原因で国内(特に不忍池)で雑種が繁殖したと見られる証拠は何一つない。
この「雑種」に関する東京都の主張はほとんど意味不明である。
思うに東京都環境局の担当者はカモのことを全く知らず、アイガモの類いを野生のカモの雑種と勘違いしているのではないか。

以上、エサやり防止キャンペーンの欺瞞性について書いてきたが、集中キャンペーンとしては終了した模様である。
春になればいつものようにカモたちは渡っていくだろうし、夏まで居残るオナガガモはほとんどいないだろう。
東京都の主張が嘘であることは明らかになるが、その時には世間の関心はあるまい。
第一、東京都は「キャンペーンが功を奏して、カモたちが渡れないという状況は回避された」と言えるわけだから、私たちに勝ち目はないわけだ。
今後どのように推移するかは不透明だが、今年を代表する漢字のように<偽>に対しては<偽>と主張する姿勢は変えないつもりである。

・・・・・・

このキャンペーンに対する正当な批判は以下のブログにありますので、ぜひ読んでみてください。
氏原巨雄さんのブログ
氏原道昭さんのブログ

オオヒシクイ

オオヒシクイ
カモ目カモ科
体長85cm
撮影 茨城県旧江戸崎町稲波



大型のガン類で、マガン(72cm)より大きい。
亜種ヒシクイと亜種オオヒシクイが飛来しますが、オオヒシクイの方が多い。
ここは関東で唯一の越冬地で、毎年50~70羽ほどが越冬します。
この日は50数羽が確認できました。



画面上の方(矢印)に、1羽の鳥がいます。
ハヤブサです。
ガンの群れと猛禽が、互いに気にする様子もないのが面白いですね。
ハヤブサはこんな大きな鳥を攻撃することはないのかも知れませんし、お腹がいっぱいなのかも知れません。
どちらにしても危険はないということをオオヒシクイは知っているのでしょう。

※12/20追記
ハヤブサがオオヒシクイを攻撃することもあるらしいという記事がありました。
TB先をご覧ください。
ここで観察を続けている方たちのブログです。

ズグロカモメ

ズグロカモメ
チドリ目カモメ科
体長32cm
撮影 2007.12.15 千葉県習志野市谷津干潟






冬鳥として局地的に飛来する小型のカモメ。
この鳥は世界的にも分布が限られ、生息数は数千羽と言われています。
カモメ観察のメッカ、銚子漁港にもズグロカモメはいません。
この鳥はカニを主食とし、干潟に依存しているからです。
谷津干潟には毎年少数が飛来しますが、多くてもヒトケタ。
一度に見たのは4羽が最高です。
この日は1羽が見られました。

ユリカモメより小さなカモメですが、嘴が黒いのが見分けのポイント。
広い干潟に1羽だけのズグロカモメがどうして見つかるか。
この鳥は1羽だけ単独で、カニを探しながらあちらこちらと飛び回るので、意外に目立つのです。

このところ地球温暖化の問題がマスコミを賑わせることが多くなりました。
気候変動や氷河の後退など、その影響が目に見えて深刻になってきた証でしょう。
海面の上昇により、国家そのものの存続が危ぶまれる国まであります。

海面の上昇は干潟の消滅につながるので、信じられないほど多くの種が絶滅の危機に瀕します。
地球の歴史の中では、全体の数10%にも及ぶ大絶滅が何度も起こっていて、その多くは浅い海で起こる海面の変化で起こります。

干潟に生息するカニなどの生物、ズグロカモメや多くのシギチのように干潟に依存する鳥は、真っ先に絶滅に瀕することになります。



ダイシャクシギを撮影していたら、横切ったズグロカモメ

ハジロコチドリ(冬羽)




ハジロコチドリ
チドリ目チドリ科
体長19cm
撮影 2007.12.15 千葉県習志野市谷津干潟

ハジロコチドリ、通称ハジコチ
バーダーのフィールド用語では、よく省略形が使われます。
 ヨーロッパトウネンをヨロネン
 オジロトウネンをジロネン
 ハイイロチュウヒをハイチュウ
といった感じ。
 オオミズナギドリをオオナギ
 ハシボソミズナギドリをボソナギなんて言ったりします。
ハジコチは押えておいた方がいい用語です。

コチドリは普通夏鳥ですが、ハジコチは冬の方が多い。
少なくとも谷津干潟ではコチドリは少ない。
今時分ならばハジコチがいる可能性が高い場所です。

コチドリはアイリングが特徴ですが、冬羽だと目立たないので注意が必要です。
冬季に夏羽になり、真夏には冬羽になっていることが多いので、アイリングでばかり判断するのは危険です。
実際、アイリングが目立たないコチドリを他の鳥だと思ってしまうことがよくあります。

この日のハジコチはとても遠かったので、デジスコでもこれが限界でした。
「ハジコチにしては嘴が黒い」と思ってしまいましたが、嘴がオレンジなのは夏羽です。
図鑑はこまめに見なければいけないと反省しました。

冬の谷津干潟はシロチドリが主役。
シロチドリは胸の帯が切れているのと、足が黒っぽいことでわかります。

ダイシャクシギ




ダイシャクシギ
チドリ目シギ科
体長60cm
撮影 2007.12.15 千葉県習志野市谷津干潟

谷津干潟ではよく越冬する種類です。
ダイシャクシギとホウロクシギはよく似ていて、谷津干潟では両方見られますが、ホウロクの方が少ないと思います。
ダイシャクは、飛んだとき腰が白いのが目立ちます。
飛翔も見られたのですが、それは遠すぎました。

この日は午前中仕事だったので、午後から谷津干潟へ。
常磐道の桜土浦インターから首都高速の三郷線~中央環状線~湾岸線を通って湾岸市川をうっかり通り過ぎ、湾岸習志野から戻りましたが、この日はとても空いていて、1時間で着いてしまいました。
これぐらい快適だといいですね。
ただ、首都高速は来年から距離別料金導入を画策していて、このルートだと最高の1200円になってしまいます。そうなったら走れませんね。
評判最悪の改定案、結論はどうなったのでしょうか。

この日見られた鳥
13:00~15:00
カイツブリ
カワウ(今日は少ない)
ダイサギ
カルガモ
コガモ
オカヨシガモ
ヒドリガモ
オナガガモ
ハシビロガモ
ハジロコチドリ(1)
シロチドリ
ダイゼン
ハマシギ
イソシギ
ダイシャクシギ(2)
セイタカシギ
ユリカモメ
ズグロカモメ(1)
キジバト
ハクセキレイ
ヒヨドリ
シジュウカラ
メジロ
オオジュリン
スズメ
ムクドリ
オナガ
ハシブトガラス
(ドバト)
以上28+1種
今日は、あまり種類は出ませんでした。

メタボなカモ、不忍池に蔓延???

「あまり深入りしたくはない」と言いながら、あまりに荒唐無稽な話が蔓延していることに黙っていられないので、もう少し書かせていただく。
というか、ツッコミどころが多すぎて書かずにはいられない、というのが現状だ。

下はスポニチに載った写真である。


”不忍池に飛来しているオナガガモ。“脂”がのってそうだ…。右下は通常のマガモ”
という説明があるが。。。

異なる種類の鳥を並べた時点で、比較写真としては落第だが、それはさて置いて。
何度も言うようだが、このぐらいの見え方はカモとしては普通である。
首を縮めた個体と伸ばした個体の写真を並べて、「こっちはこんなに太っている」という言い方を見ると、この新聞は読者をバカにしているとしか思えない。
裸の人とダウンジャケットを着た人の写真を並べて「こっちの人はデブだ」と言っているようなものだ。

ついでに言わせてもらうと、写真のサイズが小さくて判然としないのだが、「通常のマガモ」とある写真はカルガモではないか。少なくとも種類ぐらい調べてから出した方がよろしくないか?

オナガガモの太って見える写真を探しているのだったら是非私に声をかけて欲しかった。
いくらでも提供できたのに。
軽々と飛べる鳥なので申し訳ないのだが。。。


土浦市内で撮影

※なお、前後の記事抜きだと誤解を受ける恐れがあるので、ちょっとひとこと。
私は野鳥へのエサやりに対しては推進派ではなく、若干疑問を持っているところもあるが、少しぐらいなら問題ないのでは?という立場だ。
ただ巷間流布している、太ったカモが飛べない云々の荒唐無稽な報道を批判しているだけである。

筑波山からの夜明け



先週は泊まりの忘年会がありました。
場所は筑波山にあるホテルです。
関東平野の真ん中にある筑波山からは東京方面の夜景がとても綺麗に見えます。

せっかく来たのだから朝日を見ようと思い、5時過ぎ、中腹まで登りました。
いつもの通り、夜明け35分前に鳥が鳴きはじめましたが、この場所らしくソウシチョウでした。
ちょっと雲が出てしまい、見事な朝焼けとはなりませんでした。
下に見えている水面は霞ヶ浦です。
冷え込んだ朝、靄がたなびく姿はなかなか美しいですね。

朝食のあと、頂上まで登ろうかと思いましたが、昨晩の酒が利いてちょっと無理。
ケーブルカーで登りました。
さすがに紅葉の時期は過ぎ、鳥の声もまばら。
静かな初冬の筑波山でした。

タゲリ



タゲリ
チドリ目チドリ科
体長32cm
撮影 茨城県旧東町

初心者のころタゲリを初めて見たのもこのあたりでした。
特徴的な冠羽ばかりでなく、グリーンの金属的光沢のある羽にも眼を奪われました。

よく見るととても可愛らしい顔をしています。
「チドリ顔」と言ってもいい独特の顔つき。
時々顔をピョコンと上げるしぐさが、チドリ科特有の感じがします。

淡色の羽縁がやや目立つのは若い個体だと思います。
よく見ると、12月だというのにオランダミミナグサが咲いているのが見えます。

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