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スズメ



スズメ
スズメ目ハタオリドリ科
体長14cm
撮影 千葉県習志野市谷津干潟

ネタ切れなので、在庫から出します。

世界の鳥類は9500種前後
そのうち半分以上がスズメ目に分類されています。
ただし、スズメ科というのはなくてハタオリドリ科という分類になります。
ハタオリドリ科に属する鳥はアフリカ方面に多いと言われていますが、日本産ではスズメ、ニュウナイスズメ、イエスズメの3種。

スズメは人家があるところに生息する鳥なので、人里離れた山中には生息しません。

ライチョウ

ライチョウ
キジ目ライチョウ科
体長37cm
撮影 2007.9.23 乗鞍岳

北アルプス、南アルプス及び火打山、焼山周辺にのみ生息する特別天然記念物。
日本に生息するのは亜種ニホンライチョウとされ、世界で最も南に生息するライチョウです。
ライチョウの生息密度が最も高いのは立山で、それ以外の場所では見ることはそんなに簡単ではありません。
ここで見たのは2回目です。

ホシガラスを楽しんだあと、県境に出て大雪渓方面に歩いていくと、長野県側から雲が湧き上がってきます。
こういう時の方がライチョウが出やすい条件。
この鳥は晴天のときは天敵を恐れて出てこないのです。
そろそろと歩いていくと、ガードレールの外に1羽歩いていました。




下のお花畑を見ると4羽います。



この中に4羽います。わかりますか?






足輪をつけた子とつけていない子がいました。



合計5羽
今年生まれた幼鳥でしょう



翼を広げたところです

何度かライチョウをUPしていますが、♂成鳥が見られません。
5月の立山で♂に会って見たいものです。

ホシガラス

ホシガラス
スズメ目カラス科
体長35cm
撮影 2007.9.23 乗鞍岳畳平

「高山植物の女王」と呼ばれているのは、言わずと知れたコマクサです。
他の花が咲く場所には咲かないその孤高の姿勢と、その小ささが魅力の源泉だと思います。
以前クルマユリにも「高山植物の女王」たる資格があると書きました。
孤高であることと小さなことが共通しています。

ハイマツは「高山植物の王」と言っても過言ではないと思います。
亜高山帯から高山帯に生える常緑低木で、ハイマツ帯に来ると高山に来たという実感が湧くものです。
もっとも、東シベリアなどではごく標高の低いところにも存在しているらしく、ハイマツ=高山というのは日本独特の印象なのかも知れません。

真っ赤なナナカマドと緑のハイマツの対比は、高山帯の紅葉の醍醐味と言えるでしょう。
 ハイマツの下のライチョウ
 ハイマツの実を食べるホシガラス
 ハイマツの枝で囀るイワヒバリやカヤクグリ
など、高山鳥にはハイマツが欠かせません。

ところで、
「ハイマツは歩く」ことをご存知でしょうか。
この木はその名の通り、横に枝を這わせます。
枝が地面につくとそこから根を出し、先に先にと枝を伸ばします。
そして古い幹は枯れて白骨のようになって残ります。
これを「歩く」と表現するのですが、ハイマツの成長は10年で5~9cm、30年経ってやっと1mほどと言われているので、1歩歩くのに50年ぐらい要するのでしょう。
ハイマツの真っ白な枯れ枝はハイマツ帯の点景として欠くべからざるものです。
ゆめゆめ唯の枯れ枝と思うなかれ。

密生したハイマツ帯では、実が落ちても暗い林床では発芽できず、そのためハイマツ帯は1代で終わります。
ところが、この実を食べるホシガラスが明るい場所に種子を落とすと、そこから新しい芽が出ます。
ホシガラスの存在がハイマツの分布拡大に大きな役割を果たしているという、面白い事実です。

乗鞍岳のハイマツ帯はことのほか見事です。
ホシガラスが長年活躍したのでしょう。
最近でもホシガラスを見るなら乗鞍と言われているようです。



ハイマツの上に止まる



飛ぶ



ピョン!



ハイマツの実を咥えた



明るい所に運ぶ
ハイマツの下にはガンコウランのカーペット
コメススキが揺れる

柱が立つ


谷を挟んだ山から、上昇気流に乗ってタカが「湧いてくる」瞬間がホークウォッチングの醍醐味です。
時には100羽を超える鷹柱が出来ることもあります。
私が過去に見た最大の柱は50羽ぐらいでした。
この日は15羽程度の柱が数回立ちました。

高く昇ったタカが、スーッと流れて行く瞬間が次の醍醐味です。
上空で、1回2回と旋回してから流れて行くタカを見るのも醍醐味。
(醍醐味が多すぎますね)
期せずして「またおいで~」という声がかかるのはこんな時です。

・・・・・・

タカの渡りというのは、いつごろから知られていたのでしょうか。
伊良湖岬が渡りの名所として知られるようになったのは、1970年代だと言われています。
もちろん、伊良湖岬のように開けた場所では昔から知られていたはずです。
タカの渡りという生態が人々の注目を集めるようになったのがそのころだったということでしょう。
サシバは九州から沖縄、台湾を経て東南アジア方面に渡ります。
彼らにとって最大の難関は、沖縄本島から宮古島への320kmの渡りで、昔は疲れきったサシバを簡単に捕まえる、伝統的な猟が行われていたらしいです。
タカに限らず一般の鳥は、海鳥と違って海上で休息することはできません。
なるべく陸上を通りたいタカが、岬に集中するのは自然の流れです。
恐らく、関東から東海地方のタカは海伝いに移動し、伊良湖岬から紀伊半島に渡り、四国、九州と移動するのでしょう。

私の住む茨城でも、筑波山あたりの上昇気流を利用して渡っていくサシバ群の存在が知られています。
推定ですが、これらのサシバは千葉方面ではなく東京上空から神奈川方面に抜け、そのあとのルートはやっぱり伊良湖岬だと思います。
このサシバがどこで利根川を越えるのだろうか。
その疑問を解くべく、有志が何年もかけて調査した結果、
■旧岩井市内(茨城県自然博物館があるあたり)
■守谷市内(鬼怒川との合流地点、常磐道が利根川を越えるあたり)
■取手市内(新大利根橋のあたり)
の3箇所が、サシバの渡りのコースらしいということなどがわかってきました。
こういう地道な調査には頭が下がります。

白樺峠が渡りのポイントとして知られるようになったのは1990年代からで、そんなに昔のことではありません。
長野県内にも渡りのコースがあるはず。
安曇野から西に行くタカは、どこから岐阜県(または愛知県)に抜けるのか。
そう考えた人たちが山中を歩き回り、ついに白樺峠を発見したわけですね。
そのころ私は、白樺峠と言えば乗鞍岳を眺める絶好のポイント、としか知りませんでした。
あのころも、ふと空を見上げると渡るタカが見えたのでしょうか。

ツミも渡る


ツミ
タカ目タカ科
体長 ♂27cm ♀30cm
撮影 2007.9.22 長野県松本市白樺峠

最も小さなタカで、♂はヒヨドリぐらいの大きさです。
今年、地元の公園で子育てを観察、記事にしました。


あの鳥たちもこうして渡って行くのでしょうね。

小型のタカでは、ツミとハイタカは識別に迷います。
翼先分離が見えれば確実です。
ツミは5枚、ハイタカは6枚です。

ノスリが渡る


ノスリ
タカ目タカ科
体長 ♂52cm ♀56cm
撮影 2007.9.22 長野県松本市白樺峠

ノスリが渡ると言っても、ピンと来ない人も多いでしょうか。
夏はやや標高の高い山地で見られます。
冬は葦原や開けた農耕地で見られます。
渡る個体と、国内を移動する個体がいるということでしょう。
この日出現したノスリは5羽
いい写真ではないのですが、一応種類を押えておきたいので。

タカの仲間では識別しやすい鳥です。
ずんぐりした体型で、翼先分離は5枚。
翼角と腹に黒い部分があり、私の会では「ノスリ君マーク」と言います。

乗鞍岳畳平

9/23(日)

前日は白樺峠で鷹の渡り観察を楽しんだ。
その夜、飲みながら明日の予定を立てる。
明日の天気予報は曇り傾向である。
明日はタカは飛ばないだろう。
やっぱり乗鞍岳に行こうか。
曇りの日こそライチョウが狙い目だ。
そんなこんなで早朝の畳平に行くことにした。

畳平は標高2704m
かつては車で行ける日本最高所だった。
岐阜県側から乗鞍スカイライン、長野県側から乗鞍エコーラインが通じている。
マイカーで行けた頃
県境のゲートが開くのが7時だった。
夜明け前にエコーラインを上り、ゲート前に車を停めて夜明けを待つ。
コーヒーを沸かし、雲海を眺めながらゆったりとした時間を過ごす。
登山をせずにこんな至福の時を味わうことが最上の楽しみだった。
ちょっと贅沢過ぎたのかも知れない。
大体、標高2700mまでマイカーで行けることが異常だったのだろう。

今は畳平まで行けるのはバスかタクシーだけである。
定期バスのほかに、早朝のご来光バスもある。
カメラマンはこれに乗って上に行き、だらだらと歩いて下って来て、途中でバスに乗ると良い。
マイカーで行けた時に比べると不自由さは否めないが、静かな山になったことはよかったと言って良い。

ただ、タクシーで行くと三本滝のゲートは6時にならないと開かない。
昔のように、ぜひ県境までは制限なしで通してもらいたいと思う。
この制限は、ここの独占企業「M本電鉄」の圧力だという説が有力だ。

6時よりも前に畳平に行くには、岐阜県側から上る必要がある。
去年は大回りして見事なご来光を見ることができた。
今年はそこまではせず、おとなしく6時に三本滝を通り、畳平に向かう。
昔と比べると紅葉が遅く、ほとんど色づいていないが、あと10日ぐらいでナナカマドがいい色になりそうだった。



大雪渓下
森林限界を超え、槍穂高が顔を出すところ。



県境を越えて岐阜県側
桔梗ヶ原から槍穂高を見る
このあたりのハイマツ帯の見事さは他では見られないものである



左に槍の穂先
中央に奥穂高と吊尾根



雲が湧く
上高地は霧の中だろうか


ところで、お気に入りのブログの書き手である「たとさん」はこの日この時間に槍ヶ岳にアタックしていたらしい。
これはとても優れた記事であるし、ブログ仲間が同じ瞬間にお互いの方向を撮っているということが面白い。
たとさんの槍ヶ岳登頂記


さて今回はもっぱら鳥見に終始する。
乗鞍はホシガラスが多い。
飽きるほど見たあと、お目当てのライチョウを探して大雪渓方面に下る。

ハチクマが渡る

ハチクマ
タカ目タカ科
体長 ♂57cm ♀61cm
撮影 2007.9.23 長野県松本市白樺峠

ハチクマは不思議な鳥です。
夏の間、あまり見ることがありません。(少なくとも私は)
幸い今年は裏磐梯で上空を飛ぶハチクマを見ることが出来ました。
白樺峠を渡るハチクマを眺めていると、どこにこれだけいたのだろう、と言う思いにかられます。

ハチを食べる、クマタカに似たタカ
という意味の命名です。
ハチに刺されても平気なのでしょうか。

ハチクマは♂成鳥、♀成鳥、幼鳥の識別が面白い鳥です。
■♂成鳥は、尾羽の太い黒帯が特徴ですが、虹彩が暗色でかわいい顔をしているのが不思議。
■♀成鳥はその黒帯が細いのが特徴で、虹彩は黄色。♂よりも精悍な顔。
■幼鳥は初列風切が黒くつぶれていて、蝋膜(嘴と目の間の部分)が黄色いのが目立ちます。
蝋膜とか虹彩の色とかは、この距離では難しいですね。



♂成鳥 典型的な個体



♂成鳥 翼先分離が5枚に見えるが、P5が換羽中



♂成鳥



♀成鳥 これもP5が換羽中



♀成鳥 P5がまだ伸び切っていない



♀成鳥



♀成鳥 これもP5が伸長中



幼鳥 右のP8が欠けている。通常の換羽では左右対称といわれる。



幼鳥

サシバが渡る








サシバ
タカ目タカ科
体長 ♂47cm ♀51cm
撮影 長野県松本市白樺峠

渡るタカの代表がサシバです。
日本各地で渡りが観察されていますが、愛知県の伊良湖岬とここ白樺峠は有名です。
関東から東海地方の個体は、太平洋側を移動し、四国→九州と渡るものと思われます。
東北から北陸方面、長野県内の個体は安曇野から国道158号線沿いに移動して、白樺峠から岐阜→関西方面に渡るのではないでしょうか。
いずれにしてもサシバは沖縄→台湾→東南アジア方面に渡ると言われています。

サシバは低山の林で繁殖し、開けた農耕地で小動物を捕食します。
最近、私のフィールドではサシバを観察することが少なくなっています。

サシバはタカ識別の基本ですが、どちらかと言うとあまり特徴がないように思えます。
体に比べて頭が大きい感じがします。
喉に太い線が1本入り、翼先分離は5枚です。

白樺峠、タカの渡り観察

9/22(土)
3連休の初日、毎年恒例になった鷹の渡り観察に出かけた。
鷹の渡りでは、伊良湖岬と並んで2大メッカとなっている長野県の白樺峠。
旧奈川村と旧安曇村の境に当たる白樺峠は、上高地乗鞍スーパー林道A区間の最高地点にあり、乗鞍岳の好展望地として知られている。
ここが鷹の渡りのポイントとして知られるようになったのは1990年代からで、秋の2ヶ月間に18000羽程度がカウントされている。

渡るタカの代表は、サシバ、ハチクマ、ノスリ、ツミの4種類。
ここでは9月初めからサシバの渡りが始まり、下旬にピーク。
ハチクマは9月下旬から10月上旬がピーク。
渡り後半の10月は、ノスリ、ツミが中心となる。
9月下旬の連休時期は、毎年数的にはピークとなるので、多くのファンが訪れる。

毎年企画している探鳥会だが、今年は集まりが悪く4人の参加になった。
今年の白樺峠は、数はそこそこ出ているものの大きなピークがなく、今日あたりは大出現になるのではないかという予感があった。
今回ばかりは白樺峠に直行の計画で、4:30に牛久を出発。中央道経由で松本インターを出て国道158号線をひた走り、入山トンネル内で野麦街道方面に折れて旧奈川村、上高地乗鞍林道をひたすら登る。
9:10ごろ目的の白樺峠に到着して驚いた。
駐車場が一杯で、停める場所がない!
峠附近には100台近くの車がひしめいている。
何度も来ているけれど、これほどの混雑は初めてだ。
何とか1台分のスペースに車をねじ込んで、徒歩15分ほどの登りで観察場所に到着。
時刻は9:30
この時間では谷を見下ろせるポイントはカメラマンで一杯である。




後ろの方からのんびり観察していると、見たような顔がいくつか。
この世界では有名人の顔もある。
先週、大洗苫小牧航路の探鳥に参加していた人が3人ぐらい来ていた。
皆好きだね。




風がやや強いが、暑くなく寒くなく、至極快適である。
遠くの山は霞んでいたが、だんだんと姿を現し、松本市内や遠く美ヶ原の鉄塔がよく見えるようになった。




大きな鷹柱は見られなかったが、15羽程度の柱は数回見られた。
かなり高空を流れるタカが多かったが、近くを旋回するサービスのいい個体も多く、楽しい観察になった。

15:30撤収
6時間の間に私がカウントできたタカは459羽

9:30~9:40 5羽
9:40~9:50 
9:50~10:00 4羽
10:00~10:10 7羽
10:10~10:20 6羽
10:20~10:30 6羽
10:30~10:40 9羽
10:40~10:50 4羽
10:50~11:00 9羽
11:00~11:10 1羽
11:10~11:20 9羽
11:20~11:30 4羽
11:30~11:40 14羽
11:40~11:50 2羽
11:50~12:00 5羽
12:00~12:10 17羽
12:10~12:20 12羽
12:20~12:30 5羽
12:30~12:40 5羽
12:40~12:50 13羽
12:50~13:00 13羽
13:00~13:10 16羽
13:10~13:20 60羽
13:20~13:30 63羽
13:30~13:40 47羽
13:40~13:50 29羽
13:50~14:00 1羽
14:00~14:10 31羽
14:10~14:20 27羽
14:20~14:30 22羽
14:30~14:40 4羽
14:40~14:50 2羽
14:50~15:00 3羽
15:00~15:10 2羽
15:10~15:20
15:20~15:30 2羽

内訳
■サシバ 277羽
■ハチクマ 170羽
■ノスリ 5羽
■ツミ 4羽
■ミサゴ 1羽
■クマタカ 1羽
■小型不明 1羽
ただし、サシバとハチクマはそれぞれ±20程度の誤差はあるものと思う。
クマタカは公式記録には載っていないが、確かと思われる写真があったので。(ただし渡る個体ではないのかも知れない)

この日その他に見られた鳥
キジバト
ハリオアマツバメ
アマツバメ
アカゲラ
ツバメ
イワツバメ
キセキレイ
ヒヨドリ
ウグイス
オオルリ
シジュウカラ
ゴジュウカラ
カケス
ハシボソガラス
ハシブトガラス
合計21+不明1種

土浦全国花火競技大会まであと16日



会場案内の地図です。
土浦とつくばを結ぶ幹線道路「土浦学園線」が桜川を渡る「学園大橋」の際です。
この河川敷が桟敷になり、対岸から打ち上げられます。



桟敷席を作る工事が進行中
桟敷と土手の間が無料観覧場所で、当日の正午に開放されます。
桟敷が年々広くなり、無料観覧場所はどんどん狭くなります。
「ただでは見るな」ということか。。。



今年は、狭い場所取りからは戦線離脱しようかと考えています。
これは土手の後ろの田んぼ
遠くに見える高層ビルは、駅前の再開発ビルです。
駅からここまで徒歩1時間程度でしょうか。
このあたりで見るのは賢明な選択です。
見え方は桟敷とほとんど変わりません。
直前に雨が降らなければいいのですが。



これは川の反対側、スターマインの打ち上げ場所
この花火大会は、市街地からさほど遠くない場所で、広く平坦な場所が確保できるのがいいところです。
360°から見えるので、70万人もの観客を受け入れることができるのでしょう。



熾烈な場所取りもいやだし、駅からあまり歩きたくないという向きにはここが特等席
旧6号国道(土浦橋)のそのまた旧道に架かる「銭亀橋」の下流。
駅から徒歩20分程度です。
左岸だとスターマインが見えませんので、右岸から見ること。
土浦橋の上流では左岸(右岸は立ち入り禁止)


桟敷の工事が始まると、いよいよという気になってきます。
今年は天候に恵まれるでしょうか。

アカエリヒレアシシギ


アカエリヒレアシシギ
チドリ目ヒレアシシギ科
体長18cm
撮影 2007.9.16 大洗苫小牧航路

この鳥は北極圏の広い地域で繁殖し、南半球の一部で越冬します。
日本近海では、渡りの時期に大きな群れが泳ぐのを見ることがあります。
この航海では、5~20羽程度の群れが比較的頻繁に見られました。
写真の群れは14羽です。
海面スレスレに、ジグザグに飛ぶのが特徴です。

陸上では比較的稀に見られます。
今月8日あたりに、三番瀬~谷津干潟に入りました。
夏羽の特徴である赤い襟を見ることは少ないようです。

なお、これがハイイロヒレアシシギではないのかという疑問は当然あります。
特に幼鳥の場合の識別はベテランでも極めて難しいそうです。
冬羽の場合は肩羽に赤味があるのが特徴とのことで、そのような個体は見られました。
そんなわけで、アカエリの可能性が高いということで。

ほとんど何が写っているかわからないような写真ですが、一応こんな風に渡る鳥であるという写真です。
まともな写真を少しTBしておきます。

オオミズナギドリ



オオミズナギドリ
ミズナギドリ目ミズナギドリ科
体長49cm
撮影 2007.9.15 大洗苫小牧航路

日本近海で、最も普通に見られるミズナギドリ。
日本産ミズナギドリでは最大の鳥で、大体ウミネコぐらいの大きさです。
シロハラミズナギドリとともに、ほぼ日本近海でのみ繁殖する種類です。
時に数万羽の群れになることもあります。

ミズナギドリの仲間は波が作る気流に乗って飛ぶらしく、海面すれすれに帆翔します。
オオミズナギドリは翼の上面が黒褐色で下面が白く、遠くから見ると黒い面と白い面が交互に現れるのでよく目立ちます。
この鳥は顔から頭まで白いのが特徴。
頭が白くなければオナガミズナギドリの可能性があります。

この航海では、カワリシロハラミズナギドリやミナミオナガミズナギドリなどが期待されましたがだめでした。
ハジロミズナギドリが見られたのは大変よかったのですが、撮影できませんでした。

北海道への旅(2)

9/16(日)
往復の航路探鳥2日目

5:00起床
海上はやや天気が悪いが、気温は高めである。




風は非常に強い。
5:30、いきなり至近距離にハジロミズナギドリが出現した。
幸先がいい。今日はいい鳥見になりそうだ。

と、思いきや大粒の雨がたたきつけて来た。
一応屋根のある場所に集まったが、強風で全く役に立たない。
ほとんど嵐のようになった




雨に打たれながらも探鳥は継続。
ハジロミズナギドリはかなりの数が見られた。
数分間船と平行に飛ぶ、サービスのいい個体にも巡り合った。

8:30には雨も上がり、風は強いもののすっきりした青空になった。
あとはのんびりした探鳥になったが、鳥の方もさっぱりになった。




金華山沖
今日はかなり陸地に近いところを航行しているようだ。
小名浜沖からは三崎公園の展望台が見えた。




鹿島灘に入り、日没を迎える。

18:00ごろ撤収。
今日の鳥見の成果は実質8:00まで、残りの10時間はひたすらのんびり推移した。
時折見られるアカエリヒレアシシギの小群が退屈を紛らわせてくれた。

今日見られた鳥
 ハジロミズナギドリ
 オオミズナギドリ
 アカエリヒレアシシギ
 オオセグロカモメ
 ウミネコ
 アジサシ
以上6種
2日間で10種
この他にアカアシミズナギドリとクロアシアホウドリだと思う、という証言があった。
コシジロウミツバメを見たような気もするのだが、未確認なので参考までに。

これほど鳥が出ない探鳥会も珍しいが、今日はハジロミズナギドリが見られたので満足。
ただし、肝心のハジロの写真がない。
嵐のような状況だったのでどうにも撮影できなかったのである。

大洗に戻ってからの感想は「また行くぞ」
この次は相当出そうだから。
こういう風に考えるのはバードウォッチャーの病気だろうか。




最後にひとつご愛嬌
苫小牧港で、記念にマウスパッドを買ってきたら、どこか変。
オオワシの写真に「オジロワシ」とある。

北海道への旅(1)

9/14(金)
3連休を前に金曜の午後からちょっと風変わりな旅に出た。
この記事はさほど面白いものではなく、旅の内容自体、普通の人の反応は100人中98人ぐらいが「信じられない」という類のものである。
世の中には酔狂な人たちもいるものだ、とあきれていただけると有難い。


金曜日は連休前ということもあり、打ち合わせが重なって慌しかった。
何とか仕事を終えて出発、車内で着替えて休みモードに転換し、1時間ほど早く集合場所に到着した。
場所は大洗港のフェリーターミナルである。
大洗と北海道の苫小牧を結ぶフェリー。
今夜はこれに乗って北海道に向かう。



大洗-苫小牧航路は、今年から東日本フェリーが撤退し、商船三井が1日2便、夕方便と深夜便を運行している。
夕方便は大洗18:30発 苫小牧14:00着
深夜便は大洗2:00発 苫小牧19:45着である。
機材に大きな違いはないが、夕方便は個室でレストランもあり、若干豪華仕様になっている。
深夜便は安さが魅力、相部屋でレストランもない。軽食程度の自動販売機が用意されている。




今回乗るのは「さんふらわあ しれとこ」で、11410トン、全長190mというかなり大きな船である。


今回はあるバードウォッチングツアーに参加したもので、22:30ターミナルに集合である。
参加者は19人
簡単なミーティングのあと23:00ごろに乗船した。
深夜2時出航なので、本来あとは寝るだけなのだが、同室となった3人と話がはずみ、飲みながら盛り上がった。
寝ているうちに出航のはずだったのが、出航の記憶があるところから、2時過ぎまで飲んでいたらしい。
隣の部屋には迷惑をかけたかも。。。




9/15(土)
ちょっと寝坊して5:30起床。
同室の人に聞くと霧が出ているとのこと。
雨の心配はなさそうだったのだが、霧は想定外だった。
外に出るとなるほどあまりいい条件ではない。

霧の中からまずウミネコの若鳥が姿を現した。
ほどなく、オオミズナギドリ(オオナギ)がちらほら飛び始める。
時折アカエリヒレアシシギの群れが飛ぶ。




デッキでの探鳥風景はこんな感じ。
朝のうちは視界が悪かった。
福島県沖である。
飛ぶのはオオナギばかり。




金華山沖を8時ごろ通過。
天気は良くなってきた。
鳥は相変わらず出ない。

大きな鳥と見たらアオサギだった。
カモが飛んだので双眼鏡で追うと、カルガモだった。
そのあと何とキジバトが現れ、全員苦笑。まるで近所の公園だ。
洋上なのに、意外にトンボが飛んでいる。
チョウも見つけた。キアゲハのように見えた。

朝食は持参したパンで済ませ、昼食はこれも持参したカップ麺に軽食コーナーでお湯を注いで、デッキで食べる。
大方の人はそんな行動。いつ何が出現するかわからないから。
数分の間に「カワリシロハラミズナギドリが出ました」なんて言われたら泣くに泣けない。




遠くを郵船の豪華客船「飛鳥Ⅱ」が通る。
どこかから横浜に帰る途中だろう。
これは50000トンもある船である。

17:30、雨が降り始め、風も強くなって撤収。この日の探鳥は終了した。
12時間ぶっ通しの鳥見だったが、鳥合わせは以下の通り
 オオミズナギドリ(多数)
 アオサギ(1)
 カルガモ(1)
 アカエリヒレアシシギ(数羽~20羽程度の群れが多い)
 トウゾクカモメ(2回に分けて3羽だったらしい)
 オオセグロカモメ
 ウミネコ
 アジサシ(数回出現、この航路では珍しいとのこと)
 キジバト(1)
以上9種(他に不明の小鳥が数回出現)
記録的には惨憺たる結果と言っていい。
だが、これで落ち込まないところがバードウォッチャーの面白いところで、この人種は常にポジティブであることが身上なのである。







19:45 定刻に苫小牧港に到着、あまりに正確なのに感心。
20:00過ぎに下船、北海道の大地に降り立った。
天気は生憎の雨だが、気温はまずまず快適である。


さてこれからどうするかと言うと。。。

乗って来た船で、大洗に帰るのである。
要するに、航路上から海鳥を見るという目的のためだけに、往復35時間半、船に揺られようというツアーなのである。
北海道での滞在時間は5時間半、自由時間は2時間しかない。
朝昼がきわめて簡素なので、同室の人など7人で語らい、寿司屋に行こうと言うことになった。
この旅の間で唯一の散財をしたあと再び集合、同じように乗船してまた飲んで、昨夜よりは若干控えめに盛り上がり、今度は出航前に眠りについた。

オオセグロカモメ


オオセグロカモメ
チドリ目カモメ科
体長64cm
撮影 2007.9.9 千葉県銚子市銚子漁港

日本近海で繁殖する唯一の大型カモメ類です。
手前のウミネコとの大きさの違いは明らかです。
虹彩が暗色なのは第1回冬羽までと言われているので、虹彩が明るいこの個体は第2回夏羽以降と思われます。
スレた夏羽の年齢を判断するのは非常に難しいですね。


明日の夜から北の方に出かけますので、3日ほど更新を休みます。
面白いものが見られますかどうか。

トウネン



トウネン
チドリ目シギ科
体長15cm
撮影 2007.9.9 茨城県旧波崎町

波崎海岸と漁港に隣接する空き地の水溜りです。
周辺にはコアジサシの営巣地があり、ここでもシギチがよく見られます。
この日は近くでキョウジョシギが、上空をチュウシャクシギが通過しました。

2羽のトウネン
1羽は胸に褐色の夏羽が残っています。
この個体は片足がありません。
よくあることですが、小さなトウネンだけに余計痛々しく感じます。

土浦全国花火競技大会まであと25日


今年のプログラムが発表されました。
エントリーは例年どおり
 10号玉 45
 創造花火 22
 スターマイン 22
です。

■10号玉の注目
去年、愛知の豊橋煙火さんが五重芯を出しましたが、今年は豊橋煙火さんの他に、秋田の小松煙火さん、群馬の菊屋小幡さんが出します。

注目の野村さんですが、例年どおり「昇り曲導付四重芯変化菊」で手堅く3連覇を狙います。
今年の大曲で優勝した
 昇曲導付四重芯引先紅光露(のぼりきょくどうつきよえしんひきさきべにこうろ)
 昇曲導付五重芯冠菊先緑点滅(のぼりきょくどうつきいつえしんかむろきくさきみどりてんめつ)
のような手の込んだ玉名でなかったのがちょっと残念ですが、恐らく完璧な四重芯を見せてくれるのでしょう。

■創造花火の注目
最近は秋田の北日本さんの独壇場ですが、今年は「かざぐるま」という作品です。
具体的な形を出すことが得意な北日本さんのことですから、その形が想像できます。

長野の篠原さんの「あでやか銀の華」
色に注目でしょうか。
最近の花火は形とともに、色も見ものです。

千葉の国際煙火さんの「蛇の目傘」
これも想像はできますが、上手くいけば綺麗でしょう。

■スターマインの注目
ハイレベルな戦いになる土浦のスターマインはたっぷり楽しみましょう。
最後の3つ
群馬の菊屋小幡さん、長野の紅屋青木さん、去年優勝の山崎さん(茨城)が大注目
野村さんは中ほどに登場します。


写真は昨年のスターマインから、優勝の山崎煙火製造所の作品

キョウジョシギ



キョウジョシギ(幼鳥)
チドリ目シギ科
体長22cm
撮影 2007.9.9 千葉県銚子市銚子漁港

冬場、たくさんのカモメ類が群れている一角です。
石や貝殻などを嘴でひっくり返して虫や甲殻類を食べるのが、キョウジョシギの採餌方法です。

歌舞伎の隈取りのような模様は時に異様に見えますが、飛翔姿は間違いなく美しいものです。

セイタカシギ



セイタカシギ(幼鳥)
チドリ目セイタカシギ科
体長37cm
撮影 2007.9.9 千葉県銚子市銚子漁港

セイタカシギは今は珍鳥とは言えません。
それでも全国的に見ると数少ない鳥だということは間違いありません。
東京湾周辺には比較的多いので、本来は珍鳥であることを忘れてしまいがちです。

銚子漁港で見たのは初めてです。
台風と関係があったかどうかはわかりません。

羽縁が目立ち、頭や首に褐色味がある幼鳥はコアオアシシギにちょっと似ています。

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