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オオハムとシロエリオオハム

オオハム(千葉県銚子)
シロエリオオハム(茨城県旧波崎町)

撮影 2017.2.11

現在の分類は、キジ目キジ科から始まっているが、以前の分類はアビ目アビ科から始まっていた。
だから図鑑の1ページ目は、アビ、オオハム、シロエリオオハムという順番で、初心の頃には聞きなれない名前に戸惑ったものだ。

アビ類は総称して、”Diver”あるいは”Loon”と言う。(日本では一般的に”Diver”を使っている)
”Diver”は、この仲間がよく潜るからだろう。
”Loon”はハシグロアビの鳴き声に由来している。
ハシグロアビは日本では極めて稀な迷鳥だが、北米では最も普通に見られるアビである。
その「ルウウウウン」と聞こえる鳴き声は、1981年公開のアメリカ映画「黄昏」の中で象徴的に使われた。
主演のキャサリン・ヘプバーンが鳴きまねをしてハシグロアビを呼び寄せるシーンが印象的だった。
映画の中では単に”Loon”,字幕では「アビ」となっている。
「アビ」と「ハシグロアビ」は違う、とクレームを言うのは、バードウォッチャーの悪い癖かも知れない。

なお、アビ、オオハム、シロエリオオハムの声については、手元のCDにも収録されていないので、詳細はわからない。




シロエリオオハム
成鳥冬羽
のどにチン・ストラップがあるのが、本種の特徴とされる。
日本で見られるのは、シロエリオオハムが多いと言われている。







オオハム
幼鳥
頭が平らに見え、嘴も若干太くて長い傾向
チン・ストラップがない。
3羽の小群になっていた

シロエリオオハム@千葉県



シロエリオオハム
アビ目アビ科
体長65cm
撮影 2016.7.3 千葉県

一応、シロエリオオハムではないかと判断した。
7月なのに夏羽ではなく、全体的に汚れているように見える。
羽ばたいたところを見ると、体下面に油汚れのようなものが見えた。

シロエリオオハム@大洗





シロエリオオハム
アビ目アビ科
体長65cm
撮影 2014.5.7 茨城県大洗町

連日やや珍し系の鳥を観察しているが、今日はシロエリオオハムを見ることが出来た。
日本周辺で見られるアビ類では、本種が一番多いと言われる。
オオハムとの違いの第一は、首の細い輪(チン・ストラップ)があることだが、この個体はそれがわかりやすい。
正面顔を見ると何やら少年の顔のようだ。

アビ@大洗


アビ
アビ目アビ科
体長63cm
撮影 2014.2.17 茨城県大洗町

港内を見渡すと、遠くにアビ1羽を見つけたので、反対側に廻って見た。
アビは出航する船のように、ゆっくりと沖に出て行った。

嘴が細く、やや上に反っているので、アビであるということは比較的わかりやすい。
嘴の色は黒く、成鳥冬羽と思われる。

オオハム@千葉県




オオハム(幼鳥)
アビ目アビ科
体長72cm
撮影 2013.3.9 千葉県

北海道では猛吹雪に見舞われているというのに、関東では上着を脱いでも汗ばむような陽気になった。
こんな中でのカモメウォッチングというのも珍しい。
ただ、カモメ類は依然として低調。カモ類その他も少なく、先週は結構いたアカエリカイツブリも今日は見られなかった。

そんな中、漁港内に今季初めてアビ類を確認した。

1 嘴が長く見える
2 額が出ていて、頭頂が平らに見える
3 チンストラップがない
4 腰の白色部が見える

という特徴から、シロエリオオハムではなく、オオハムではないかと思う。
ただし、
1については、その差は微妙
3については、どちらにしても幼鳥なのであまり参考にならないかも知れない
4については、写真によって微妙

アビ@銚子



アビ
アビ目アビ科
体長63cm
撮影 2012.3.25 千葉県銚子市

カモメ類も終盤だが、潮の具合もいいので、今月3回目の探鳥会を試みた。
自分も含めて6人が参加してくれたが、現地で2人と合流、その後また2人と合流して、10人での観察となった。
やっぱりこういうのは楽しい。今日企画して本当によかったと思う。

「アビ?」
という声が上がったが、その鳥は400mほど先にいた。
大きさは? 色合いは? 模様は? 嘴は黒いか? 反っているか?
どうやらアビらしいということがわかった頃、急に雨が降って来た。
周辺部はいずれも晴れている。自分たちの上だけに雨雲があった。
そんな中で撮影したので、あまりいい色が出ていない。
ただ、最終的には鳥の方から至近距離まで近づいてきた。
私は動き回る性格なので、いつもあたふたする。わかっていることだが、じっくりと待った方が結果的にいい場合が多い。

ハシジロアビ





ハシジロアビ
アビ目アビ科
体長89cm
撮影 2011.1.20 茨城県

今日はこの方面で仕事でした。
お昼に、堤防上にずらりと並んだカモメ類をざっと見たところ、今シーズン初のミツユビカモメを見ることが出来ました。
夕方行って見ると、カモメ類の姿はありませんでした。
仕方がないので、車をゆっくりと走らせながら水路上の鳥を探します。
ここでは時々、変わった鳥が見られます。
変わった鳥と言っても、アカエリカイツブリ、ミミカイツブリ、シノリガモあたりですが。

ハジロカイツブリが2羽
スズガモが1羽
ヒメウが1羽
堤防上にカモが20羽ほど。見ると全部ヒドリガモでした。

と、1羽の大きな鳥が目に付きました。
肉眼でも”アビ類”であることはわかりましたが、まさかハシジロアビだったとは。

北日本の沖合に単独で生息するとされていて、沖合が荒れている時などに、内湾に入ることがあるようですが、この個体は盛んに潜水を繰り返していて、特に弱っているような感じではありませんでした。
関東地方で見られることは少なく、最近では2008年の春に銚子で観察されています。

アビ目の中では最大の鳥。
やや上に反った黄色っぽい嘴が特徴。
この個体は肩羽に白い羽縁が目立つので幼鳥と思われます。
もちろん、成鳥夏羽のような派手さはありませんが、その上品な美しさには見とれました。
バードウォッチングで一番楽しいのはこういう時。これがあるからやめられないのかも。

アビ@銚子

アビ
アビ目アビ科
体長63cm
撮影 2010.1.11 千葉県銚子市

鳥類の分類はアビ目アビ科から始まっているので、図鑑を開くと第1ページ目に出ているのがこの鳥です。
日本産のアビ類では最小。
なお、日本で見られるアビ類のほとんどはシロエリオオハムであるとされていて、アビはあまり多くありません。

今シーズン一番の冷え込みとなった銚子。
偶然、旧知のSさんに会い、昨日アビが2羽見られたと聞いた。
そのあたりの海上は波も静かで、鳥の姿は少なかったが、波打ち際にアビ1羽とクロガモ1羽が死んでいた。
場所を変えると、岸近くに別のアビ1羽が海上で羽繕いをしていた。
こんなに近距離でアビを見られるとは予想外の出来事だった。









下面は一様に白い。
上面はハの字形の白斑が点在するので、地味だがとても綺麗な模様。



落鳥のアビ
油汚染などがあったのかどうかはわからない。
体下面は真っ白で綺麗だった。



こちらはクロガモ。同じ場所で。

・・・・・・

ところで、
一般に常識と思われていることでも、実際には違うということがよくある。
大したことではないので誰も検証しない、ということが原因なのだが、アビの声が重要な役割を演じていると言われる映画「黄昏」のことである。
主演のヘンリー・フォンダとキャサリン・ヘプバーンがともにアカデミーを受賞した、1981年のアメリカ映画。
2人がボートに乗ってアビを観察するシーンはこちら。
http://www.youtube.com/watch?v=kWCZ2mqGfIE

これに登場する2羽の鳥は明らかにハシグロアビの冬羽であって、アビではない。
舞台となっているニューイングランド(アメリカ北東部)の湖沼ではよく見られる鳥であるらしい。
日本では極めて稀で、数回の観察例があるらしい。
まあ、ハシグロアビもアビではないか、と言われればそれまでだが。

オオハム@波崎




オオハム
アビ目アビ科
体長72cm
撮影 2009.3.28 茨城県旧波崎町(現神栖市)波崎漁港

日本で観察されるアビ類のほとんどはシロエリオオハムとされています。
オオハムは比較的稀れに、沿岸に飛来します。

オオハムとシロエリオオハムの識別点はちょっと微妙ですが
■首に黒帯がない(あるように見えないこともないが、シロエリの黒帯もあるか無しかの場合も多い)
■頭頂部が比較的平ら
■嘴が太くて長く、鉛色で先端が黒い
■体下面の白が水面上に見える
という特徴から、一応オオハムだろうと判断しました。

・・・・・・

今日から高速道路の上限1000円という割引がスタートしました。
今日、銚子でお会いしたある人(カモメの世界では有名人)は、東京都内から950円で来たそうです。
私は銚子行きでは高速道路とは無縁ですが、帰りに先週開通したばかりの圏央道稲敷IC~阿見東ICまで走って見ました。
一区間だけ、150円也。
実は茨城県内の圏央道というのは、現在ETC割引の対象外になっています。(理由はわかりませんが、差別的ですよね)
今回の制度ではもちろん割引対象になっているのですが、ことほど左様にこの制度は複雑怪奇になっています。
私はETCを丸3年使っているので、大体はわかっているのですが、福田政権下で去年から新たに導入された割引制度と今回の制度が加わって、俄かには理解しがたい制度になっています。
今回を機にETCを導入した方は、この制度の複雑さを理解するのに四苦八苦しているのではないでしょうか。

例えば今回の割引の対象外になっている大都市近郊区間には、別に早朝夜間割引があり、その他の区間には通勤割引があります。(距離100km以内)
両方の区間をまたいで乗った場合、早朝夜間割引が適用された場合はその全区間について50%割引になりますが、通勤割引が適用された場合はその区間だけの割引にしかなりません。
一例を挙げると
関越道練馬から前橋まで
■通常料金 2750円
■早朝夜間割引の適用を受けた場合 1400円
■通勤割引の適用を受けた場合 2000円
要するにETCのゲートを通過する時刻によって、微妙に損得があることになっているわけです。

中央道には、高井戸から八王子までの均一料金区間があります。(入り口で600円払う)
大都市近郊区間は八王子までなので、どこまでを100km以内と判断するのかという問題が生じます。
高井戸から100kmと、国立府中から100kmではもちろん差がありますから、便宜的に均一料金区間の距離は一律8.8kmとするという、特殊なルールがあります。
つまり、100km以内の限界は甲府昭和ICまでということになり、これは均一料金区間のどこから乗っても一緒です。(高井戸から甲府昭和までは113.2kmあるが、100km以内と判断される。ただし、均一料金は別にかかる)

社会実験と称する各種の割引もあって、例えば中央道で東京方面に行く場合、圏央道を経由して関越道の練馬方向に迂回するルートを通ると最大500円割引になる制度など。

こういうのはHPには載っているのですが、普通はそこまで研究しないのではないでしょうか。
ちょっとアナウンス不足だと思うのですがどうでしょうか。
アナウンス不足と言えば、今回の割引では、首都高の料金が通常700円が休日500円になると言っていますが、首都高のETC料金は、現在でも休日は2割引で560円ですから、今回の制度で追加される割引額は60円だけです。
首都高の場合は以前から割引内容がコロコロ変わっています。
「距離別料金制度」という名の大幅値上げ案は、この不況下では実施できないという理由で棚上げになっています。
とにかく政治主導の制度なので、とにかく場当たり的で複雑怪奇な制度ですね。

今回の制度でも、大都市近郊区間をまたいで利用した場合の2重徴収が問題になっています。
私は人がいいのかも知れませんが、これは当然2重徴収になるものだと思っていました。
これを解消するためには相当大変なシステム改変が必要だろうと、これに関しては高速道路会社に同情します。

今日のところは、大規模な渋滞はなかったようですが、心配なのはGWです。
私のグループでは、毎年恒例で山形に行くので。。。
一応複数のルートを考えてますが、場合によっては深夜の行動にならざるを得ないかも。

シロエリオオハム@波崎




シロエリオオハム
アビ目アビ科
体長65cm
撮影 2008.3.22 茨城県旧波崎町波崎漁港

普通、野鳥図鑑はアビ目アビ科から始まるのが通例です。
現在の日本鳥類目録第6版の分類ではそうなっているためで、シロエリオオハムは3ページ目にあります。
ただし、第7版になるとどうなるかはわかりません。
例えば、現在スズメ目ミツスイ科に分類されているメグロも、最新の研究ではメジロの仲間とされています。
第7版がシブリー版に基づいた分類になったりすると、現在の分類とは根底から違ってしまいます。
研究者の話ではそうなる可能性もあるかも知れません。
そうなると、また1から覚え直しです。
何しろシブリー版では、タカもカモもチドリも全部コウノトリ目ですから。

オオハムとシロエリオオハムの区別はよくわからないのですが、日本近海ではシロエリの方が圧倒的に多いようです。
冬羽では首に黒い輪があるのが特徴とされています。

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