FC2ブログ

狩宿の下馬桜(静岡県富士宮市)





狩宿の下馬桜
静岡県富士宮市
撮影 2014.4.13

この日は思うような撮影が出来ず、消化不良気味になったので、最後は静岡県に出て「狩宿の下馬桜」を見ようと考えた。
身延から富士川に沿って走る国道52号線を南下し、国道469号線で富士宮に抜ける。
国道469号線は、これが国道かというような、所謂「酷道」だが、個人的には好きな峠道だ。
こういう道で楽しいのは、峠を越えると景色が一変するところである。
静岡県だから、ここはいきなり富士山が目の前に現れるのが魅力であることは言うまでもない。
ただ、空が白く飛んでしまっているので、撮影する気にはなれなかった。

・・・・・・

狩宿の下馬桜に近づくに連れて交通量が増え、ついには渋滞になった。
普段、渋滞は好まないのだが、渋滞しているぐらいだから咲いているのだろう、とこの場合は歓迎。
「桜まつり」が開かれていて、結局30分ほど待って臨時の駐車場に入れることが出来た。無料なのでそこは良心的。
雑踏の中を数分歩いて、狩宿の下馬桜に出会うことが出来た。

 三春の滝桜(福島県)
 山高神代桜(山梨県)
 根尾谷の薄墨桜(岐阜県)
の3本を日本三大桜と言う。これはいずれも有名だ。
これに
 石戸蒲桜(埼玉県)
 狩宿の下馬桜(静岡県)
を加えて日本五大桜と言う。
三大桜はともかく、この2本を加えて五大桜というのはどうなのだろうか、と思わないでもないが、1922年にこの5本が国の天然記念物に指定されたことが根拠のようだ。
天然記念物は希少性を重視している。狩宿の下馬桜の価値は、樹齢800年のヤマザクラということにあるのだろう。
往時は樹高35m(本当か?)もの巨大な桜だったと言うが、度重なる台風の被害などで衰え、現在の姿になっているらしい。

富士山を背景に撮れるのがここの値打ちだが、この日の空の色ではいかんともしがたい。
桜まつりに集まった人々は、桜にはあまり興味がないようだった。
「あんなに待ったのにこれだけ?」みたいな不満を漏らす人もいたが、一本桜というのはそんなものである。


これで今年の桜紀行を終了します。
長々と見ていただき、ありがとうございました。

本郷の千年桜(山梨県南部町)



本郷の千年桜
山梨県南部町
撮影 2014.4.13

位置的に原間のイトザクラとセットで廻ることが出来る。
これも2007年以来の訪問だが、時期ははずしてしまった。天気も前回と同じ。

ここには昔、妙善寺というお寺があった。
高さ12m、根廻り5.3m、樹齢500年のエドヒガンだが、地上5mほどの位置で幹に出来た空洞に根を下ろしているところが面白い。
周辺はとても雰囲気のよい山里である。


次回は今年の最後、狩宿の下馬桜

原間のイトザクラ(山梨県南部町)




原間のイトザクラ
山梨県南部町
撮影 2014.4.13

朝のうちはよかったのだが、次第に雲が出て来た
原間のイトザクラは、前回2007年に訪れたが、青空ではなかった。
今回はいいかと思ってこちらに回ったのだが、結局同じ状態になってしまった。


次回は本郷の千年桜

清春芸術村のソメイヨシノ(山梨県北杜市)

清春芸術村のソメイヨシノ
山梨県北杜市(旧長坂町)
撮影 2014.4.13






清春芸術村は、武者小路実篤や志賀直哉を始めとする白樺派同人たちが果たせなかった美術館構想を、親交のあった吉井画廊社長の吉井長三が私財を投じて実現したものである。
ここは旧清春小学校の跡地で、山梨県の天然記念物にも指定されている桜群は、小学校の落成記念に植えられたものである。
甲斐駒をバックに咲く満開のソメイヨシノの風景は、名桜が多い北杜市の中でも特に人気が高いものだ。
この日は7時前だったので、当然施設は開いていない。外部からの撮影のみで切り上げた。

清春芸術村内には、有名建築家の手になる作品が多い。



左から、
 藤森照信設計の茶室「徹」
 安藤忠雄設計の「光の美術館」
 奥に谷口吉生設計の「清春白樺美術館」
茶室「徹」は、藤森がツリーハウスの形で設計した茶室シリーズのひとつ。
茅野の高過庵と比べると柱が太いので安定感はある。
細川護煕元総理大臣のために設計した「一夜亭」に近い形態。

「光の美術館」はコンクリートの箱の一部から自然光を入れるという、安藤らしさが出た作品。

「清春白樺美術館」は1983年の建築で、谷口作品としては初期のもの。
後年の谷口作品と比べると若干地味な作品だが、谷口らしい抑制の利いたものである。

・・・・・・



この地域の風景には、やっぱり甲斐駒は外せない。
走っていても目移りがするが、いいポイント探しは結構難しい。
何気ない風景だが、こんな風景を探して歩くのも楽しいかも知れない。


次回は原間のイトザクラ

清光寺の糸桜(山梨県北杜市)



清光寺の糸桜
山梨県北杜市(旧長坂町)
撮影 2014.4.13

2月14日から翌日にかけて、山梨県や埼玉県を中心に記録的な大雪が降った。
甲府で114cmという、にわかには信じがたいような数字を記録したことはまだ記憶に新しい。
清光寺は山梨県の北部、旧長坂町にあり、標高は726m。それなりの寒冷地ではあるが、ここにまだその時の雪が残っていたのには驚いた。

清光寺の糸桜は、樹齢200年とも250年とも言われるが、かなり痛々しい姿である。
数年前の写真を見ると結構立派な枝ぶりだったが、最近になって衰えたのだろうか。
有数の巨木という評判もあったようなのだが、ちょっと残念である。


次回は清春芸術村のソメイヨシノ

御射山神社のシダレザクラ(長野県松川町)




御射山神社のシダレザクラ
長野県松川町
撮影 2014.4.12

御射山神社というのは諏訪大社に関係が深い。
諏訪大社では、鎌倉時代から上社・下社それぞれに御射山祭が行なわれていた。
その風習が全国に広められ、各地に「ミサヤマ」と呼ばれる地名や神社が残っている。
松本の北にある「三才山」も同様の語源であると考えられる。


これでこの日の撮影を終了。
このあとは迷ったのだが、結局小淵沢まで戻り、次回は山梨県から清光寺の糸桜

端応寺のシダレザクラ(長野県松川町)



端応寺のシダレザクラ
長野県松川町
撮影 2014.4.12

御射山神社のシダレザクラに向かう。
左手に1本のシダレザクラが見えたので、これかと思ったら別の桜だった。
端応寺というお寺に咲く形のいい桜。
これも形のいい鐘楼とともに。


次回は御射山神社のシダレザクラ

林叟院のシダレザクラ(長野県松川町)


林叟院のシダレザクラ
長野県松川町
撮影 2014.4.12

国道153号線は、長野県内では三州街道と呼ばれている。三州つまり三河の国に通じる道。
その三州街道とJR飯田線の間に建つお寺のシダレクザラ。
駐車場は線路の反対側にあり、線路の上に専用の歩道橋がかかっている。


次回は端応寺のシダレザクラ

高森南小学校のソメイヨシノ(長野県高森町)

高森南小学校のソメイヨシノ
長野県高森町
撮影 2014.4.12

この日は駒ヶ根以外はほぼ無計画で来たので、ここからどちらに行くか迷ってしまい、結局前も行ったことがある高森南小学校を再訪して見ることにした。
少し地味な感じの桜が続いたので、思い切り派手なところをと思ったフシもある。












「ソメイヨシノが数10本」というカテゴリーで考えたなら、日本一というレベルの風景であることは間違いない。
かつて「日本一の学校桜」と呼ばれたのも頷ける。




余談になるが、これは校庭の正面に建つ屋外トイレである。
学校の屋外トイレとしては秀逸なデザインのもので、正面に堂々と建てられているのも面白い。
見事な桜並木とその下で寛ぐ人々、この屋外トイレを見ただけで、高森町というのはいい町だと思わせてくれる。


次回は林叟院のシダレザクラ

桜堂の桜(長野県高森町)


桜堂の桜
長野県高森町
撮影 2014.4.12

ここにはかつてお堂があり、数本の桜並木があった。
それで桜堂という名がついたらしい。
樹齢は約300年。
ヤマザクラ系のエドヒガンとのことだが、雑種のようなものなのだろうか。


次回は高森南小学校のソメイヨシノ

西の宮の桜(長野県喬木村)


西の宮の桜
長野県喬木村
撮影 2014.4.12

鳥居の奥は、ちょっとした公園になっているようだった。
背の高いエドヒガンで、樹齢は約400年であると言う。
あまり知られていない桜で、詳細は不明。


次回は桜堂の桜

百体庚申のシダレザクラ(長野県豊丘村)



百体庚申のシダレザクラ
長野県豊丘村
撮影 2014.4.12

庚申信仰は、中国から伝わった道教の影響を受けているという。

人間の体内には、三尸(さんし)という虫がいる。
庚申(かのえさる)の日の夜、人が眠りにつくと、三尸が体内から抜け出して、天帝にその人の悪事を告げに行く。
悪事が露見すると、地獄に落とされたり、寿命が縮んだりする。
眠らなければ三尸は体内から出られないので、庚申の日には皆で集まり、徹夜で過ごす。それを庚申講、あるいは庚申待ちなどと言った。
その信仰が次第に社交的なものとなり、何度か庚申講を繰り返す間に塚を建てるようになった。それが各地に残る庚申塚(庚申塔)である。

斜面に100基を超える庚申塚が並んでいるのは珍しい。
守るように立つ桜はかなり高さがあるものである。


次回は西の宮の桜

泉龍院のシダレザクラ(長野県豊丘村)




泉龍院のシダレザクラ
長野県豊丘村
撮影 2014.4.12 

豊丘村も天竜川の河岸段丘に出来た町なので坂が多い。
急な坂を上ったところにあるお寺。
ここも2回目の訪問だが、今回は見頃に出会うことが出来た。


次回は百体庚申のシダレザクラ

生田円満坊の桜(長野県松川町)

撮影 2014.4.12
長野県松川町



松川町生田福与地区にある円満坊は真言宗の寺院の旧跡と言われている。
江戸時代には美しい桜並木があったと伝えられている。
ここには平安時代の阿弥陀如来像が安置されていて、長野県宝に指定されている。

かなり古いエドヒガンもあるようだったが、見頃ではなかった。
実は円満坊の桜というのは、道路を隔てたところにコヒガンザクラがあるらしい。

今回はとりあえず、見頃のソメイヨシノの写真。




天竜川を右手に見ながら行くと、土手の上に1本のソメイヨシノがあった。
近くに寄って見ると、樹冠全体から「ブーン」という音がする。
たくさんの小さなハチの仲間が蜜を求めて飛んでいるのだった。
そんな音が聞こえるというのも、都会ではありえないことだと思う。


次回は泉龍院のシダレザクラ

大洲七椙神社のソメイヨシノ(長野県松川町)




大洲七椙神社のソメイヨシノ
長野県松川町
撮影 2014.4.12

道を間違えたのでUターンする場所を探していると、何やら立派な神社が目についた。
大洲七椙神社(おおしまななすぎじんじゃ)と言う神社だった。

とりあえず立派なソメイヨシノに目を惹かれたのだが、この神社の凄いところはその奥にあった。
社殿前のひな壇のような斜面に、樹齢1000年にも及ぶという7本の巨大な杉がある。
1本2本ならばともかく、これだけの巨木が7本もあるというのは珍しい。
こういう所があるということは知らなかった。道を間違えるのも、時にはいいことがある。


次回は生田円満坊の桜

南向発電所(長野県中川村)




南向発電所
長野県中川村
撮影 2014.4.12

信州を旅していると、福澤桃介の遺構によく出会う。
福澤桃介は、1868年、埼玉県生まれ。
旧姓は岩崎だが、福澤諭吉の婿養子となり、福澤姓となった。
多くの会社を設立し、日本の電力王と呼ばれる。
後年、川上貞奴とのロマンスでも知られる。
川上音二郎と貞奴を主人公にした、NHKの大河ドラマでは、重要な登場人物であり、風間杜夫が演じた。

南向(みなかた)発電所は、天竜川に作られた南向ダム(駒ヶ根市吉瀬にある)からの送水によって発電する。
福澤桃介が最後に関わった発電所とされている。
シンプルで洒落たデザインの建物だが、詳細は不明。
発電所の前には、福澤桃介の胸像がある。
周囲のソメイヨシノが見頃を迎えている。


次回は大洲七椙神社

慈福院のシダレザクラと満沢家のシダレザクラ(長野県飯島町)

慈福院のシダレザクラと満沢家のシダレザクラ
長野県飯島町
撮影 2014.4.12



慈福院は1678年に、前回紹介した西岸寺の大極唯一和尚に講じて創建された。
この桜はそれ以前からあったものらしく、樹齢は約400年と言われている。
南にある満沢家にあるシダレザクラとともに、この時期七久保宿の名所と言われてきた。




その満沢家のシダレザクラ越しに慈福院を見る。
満沢家のシダレザクラは、樹形はなかなかいいのだが、狭い場所にあって窮屈な上に、電線に包囲されていて撮影しにくい桜である。
この撮影も5年ぶりだが、残念ながら満開にはもう数日かかるようだ。
電線の処理を何とかできないかと考えたのがこの撮り方なのだが、桜全体の雰囲気はなかなか伝わらない。




ネタばらしになってしまうが、実際はこういう状態。
いい桜だけに、何とも残念なことではある。


次回は南向発電所

伊那の三女ゆかりの桜(長野県飯島町)


伊那の三女ゆかりの桜(西岸寺のシダレザクラ)
長野県飯島町
撮影 2014.4.12

この桜にも5年ぶりに会った。
いつものことだが、この地域を訪れるととても静かな空気に満ちていて、時間がゆっくり進行するように感じる。


「伊那の三女ゆかりの桜」という名は、約270年前、伊那谷に住む
  那須野さん
  河野清
  桃沢亀
という女性歌人3人が、この桜の前に集い、和歌を詠んだとされる逸話に由来する。

「色も香も盛りと聞きし花にまたこと葉の花の色も添ふらん」さん女
「吹く風に散らば惜しけん桜花はや来て見ませ咲きの盛りを」清女
「もろともに見てぞ嬉しきこの寺の花のむしろに来よまどゐせん」亀女

七久保(次回紹介する慈福院があるあたり)に住んでいた那須野さんが、この桜の噂を聞いて花見を誘い、清と亀の2人がそれに応じて花見を楽しんだという。


次回は慈福院と満沢家のシダレザクラ

吉瀬のシダレザクラ(長野県駒ヶ根市)その2

吉瀬のシダレザクラ
長野県駒ヶ根市
撮影 2014.4.12




天竜川と中央アルプスを望む斜面に立っている。
上から見ると、こんな風に見える。




近寄って見た。
大枝が1本折れた跡が見える。




下から見上げる。




反対側から見ると、こういうシチュエーションである。


次回は、伊那の三女ゆかりの桜

吉瀬のシダレザクラ(長野県駒ヶ根市)




吉瀬のシダレザクラ
長野県駒ヶ根市
撮影 2014.4.12

2012年に駒ヶ根市によって立てられた案内板には「南吉瀬のシダレザクラ」とあるが、とりあえず耳慣れた名称を採用する。
樹齢はその時点で93年という細かい数字が出ている。
今年で95年ということになるので、シダレザクラとしては古木と言うほどの年齢ではない。
若いだけに、勢いがある。
樹形、花付きともに申し分ない。
何より素晴らしいのはアルプスを背景にしたロケーションの良さであることは言うまでもない。


次回も吉瀬のシダレザクラ

プロフィール

papageno620

Author:papageno620
FC2ブログへようこそ!

最新記事
カテゴリ
月別アーカイブ
最新コメント
検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QR
フリーエリア