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今年撮影した桜から

今年は本当に変な年で、桜の開花が異常に早いと思ったら、梅雨明けも異常に早く、7月13日ごろから猛暑になり、今も続いている。
7月上旬には、西日本で歴史的とも言えるような豪雨があったかと思えば、東から西に進む変な台風も襲来した。(この台風はまだ健在である)
異常な気象は世界的規模で起きているようだ。来年以降もこんなことが続くのだろうか。
毎年春に、満開の桜を楽しむことが今後もできるのだろうかと、心配になってしまう。

今年は桜の時期には安定していい天気が続いたので、例年よりも多くの桜を撮影できた。
その中から、一応ベスト10のような形で10本を載せたいと思う。一応「未発表」の写真で振り返り、思い通りの写真が撮れなかった桜に関しては、また来年以降の期待を胸に。。。




般若院のシダレザクラ
茨城県龍ヶ崎市
3月25日撮影




弘道館左近の桜
茨城県水戸市
3月30日撮影




偕楽園左近の桜
茨城県水戸市
3月30日撮影




成願寺のシダレザクラ
栃木県宇都宮市
3月31日撮影




旌桜寺跡の旗桜
茨城県常陸太田市
4月7日撮影




高田家のシダレサクラ
栃木県日光市
4月8日撮影




矢野口のヤマザクラ
栃木県日光市
4月8日撮影




葛窪のシダレザクラ
長野県富士見町
4月15日撮影




中曽根のエドヒガン
長野県箕輪町
4月15日撮影




矢野愛宕様の桜
長野県阿南町
4月16日撮影

下伊佐沢のかすみ桜(山形県長井市)




下伊佐沢のかすみ桜
山形県長井市
撮影 2018.5.1

山形県の置賜(おきたま)地区は、樹齢800年から1000年に及ぶ桜が5~6本ほども集中している、日本でも珍しい場所だ。
今年はここでも開花が早く、すでに咲いている桜はないが、この桜は開花が遅いカスミザクラなのでちょうど間に合ったようだ。
前回、伊佐沢の久保桜を見た時には、この桜は当然ながら咲いていなかったので、今回見られたのはとてもよかった。

上杉家の重臣だった平子家の祖先が、越後から移り住んだ時に植えられたと伝えられる桜で、推定樹齢は450年。
桜の下には平子家の墓がある。

周辺は一面の田んぼで、あぜ道を歩いて行くしかない。
小さな桜だが、その存在感は際立っている。
今年の桜巡りの最後にふさわしい味のある1本だった。


さすがに引っ張りすぎで、撮影から3か月も経ってしまった。
次回、もう一本記事を書いて終わりにしたいと思う。

朝日町玉ノ井のシダレザクラ(山形県朝日町)




朝日町玉ノ井のシダレザクラ
山形県朝日町
撮影 2018.5.1

最上川のビューポイントを探しながら行くと、左手に若いが形の良いシダレザクラが咲いていた。
寒冷地ではあるが、周辺で咲いている桜はない。特に遅い桜なのだろう。


次回は今年の大トリ、下伊佐沢のかすみ桜

注連寺の七五三掛桜(山形県鶴岡市)

注連寺の七五三掛桜
山形県鶴岡市
撮影 2018.5.1












4月28日。行きがけに寄って見たがまだ咲いていなかった。
3度目の正直で見ごろに出会えた。感慨無量である。




湯殿山注連寺は825年、弘法大師が開いたとされる。
「注連」とは注連縄(しめなわ)のことで、開祖である弘法大師が桜に注連縄を掛けたという言い伝えによる。
注連縄の締め方は、中途に7本、5本、3本の縄を通して下げる七五三掛(しめかけ)で、このことから、注連縄は「七五三縄」とも書く。
注連寺は出羽三山の参道の入口に当たり、この参道が「七五三掛口」と呼ばれたのはこのことに由来する。













この地域特有の豪壮な建築だが、繊細な彫刻にも目を惹かれる。
直径5尺5寸という、日本最大級の鰐口。

次回は朝日町玉ノ井のシダレザクラ

朝日千本桜(山形県鶴岡市)






朝日千本桜
山形県鶴岡市
撮影 2018.4.28

月山ダムに隣接する「くわだいさくら公園」
1000本ほどのオオヤマザクラが植樹されている。
通常は5月上旬が見ごろで、今年はここでも開花が早かったようだ。

豪雪地帯だけに、ごく最近まで雪に埋もれていたことがよくわかる。
フキノトウが至るところから顔を出している。


次回は注連寺の七五三掛桜

豪雪地帯に咲く



山形県鶴岡市
撮影 2018.4.28

去年に続き、注連寺の七五三掛桜を見に行ったが、やっぱり咲いておらず、今回は帰りにまた寄って見ることにした。

注連寺に近い大網地区の風景。
この地方に多いオオヤマザクラだろうか。
足元にはフキノトウ。
このあたりには本当にフキノトウが多い。道端や畦の脇など至るところに顔を出す。
フキノトウとオオヤマザクラの組み合わせは、東北の春を象徴する風景だ。


次回は朝日千本桜

千人塚公園の桜(長野県飯島町)





千人塚公園の桜
長野県飯島町
撮影 2018.4.16

約800年前、船山城主の家来だった上沼氏がここに城を構えた。これを北村城(北山城)と言う。
戦国時代の天正10年、織田信忠の伊那路攻略の際、上沼左近が守ったこの城は落ち、敵味方の遺骸武具一切を埋めて塚としたと伝えられている。
この池はもと城の空掘で、昭和9年に国の灌漑事業の一環として土手を築き水を湛えたもので、現在は約3.3ヘクタールの池になっている。


この日の撮影は終了。次回から山形編

天龍峡八重桜街道(長野県飯田市)







天龍峡八重桜街道
長野県飯田市
撮影 2018.4.16

飯田市龍江、川路の天竜川沿い道路に、約2kmにわたって植えられた八重桜の並木である。
ソメイヨシノなどよりも遅く開花する八重桜だが、4月中旬に早くも見頃となった。

「天竜峡八重桜街道」は、昨年12月に「シャルルヴィル・メジェール通り」と命名された。
飯田市は、国内では人形劇のメッカとして知られている。
人形劇を通じて交流のある、フランスの「シャルルヴィル・メジェール市」の市内に、2011年、友好都市の証として、中心市街地から1キロほど離れた再開発地区内の約600メートルを「飯田通り(Rue de Iida)」と命名された。
今回、その答礼として命名されたものである。


次回は千人塚公園

矢野愛宕様の桜(長野県阿南町)





矢野愛宕様の桜
長野県阿南町
撮影 2018.4.16

再び道の駅「信州新野千石平」の前を通り、本日メインの矢野愛宕様に向かう。
国道418号線で天龍村方面に向かう途中で左折し、山道を進む。この先に集落があるのだろうか、疑わしいような道だったが、数キロ進むと左に矢野の集落が見えてきた。
狭い急坂の両側に、農地と数件の家がある。
その中を進むと、集落の一番奥にその桜はあった。
「矢野愛宕様の小彼岸桜」とも呼ばれている。推定樹齢は350~400年。

桜が立つのは愛宕神社の境内だが、手前にあるのは普通の民家だった。
この地方によく見られる、秀逸なデザインの土蔵との取り合わせが見事で、しばし見とれてしまう。
桜巡りの最後にこのような美しい風景に出会えたことに感謝するとともに、この風景が100年後も見られるのかそうか心もとないと考えると、逆に暗い気持ちになってしまった。


今回の桜巡りはこれで終了だが、番外としてあと2つほど

瑞光院のシダレザクラ(長野県阿南町)

瑞光院のシダレザクラ
長野県阿南町
撮影 2018.4.16

売木村で11本の桜を見たが、ちょっと消化不良気味の桜撮影だった。


売木村を出て、阿南町に入る。
交差点に道の駅「信州新野千石平」がある。
以前、浜松から奥三河を越えて天龍村に行ったことがある。100kmぐらいの距離だったが、ずいぶん日本は山深い国だと実感した。その時通りかかったのがこの道の駅である。



このモニュメントは、当地の伊豆神社で毎年1月14日に行われる「新野の雪祭り」に登場する、最も位の高い神「幸法(さいほう」














左折して2kmほど行くと目指す瑞光院があった。
高台にあり、桜と観音像が村落を見下ろしている。
瑞光院は曹洞宗のお寺で、新野の行人様(ぎょうにんさま)と呼ばれる行順の即身仏が安置されている。
日本には16体の即身仏が現存するが、禅宗系の即身仏は全国で唯一とのことだ。


次回は矢野愛宕様の桜

与助の桜(長野県売木村)




与助の桜
長野県売木村
撮影 2018.4.16

与助というのは人名ではなく、地名だと言う。
メイン道路から川を渡った1本先の道を行かなければならない。
わかりにくい位置にある桜だ。
枝ぶりはなかなか見事な桜で、何人かの撮影者が遠くから狙っていた。確かに寄って撮るには難しい桜だ。


次回は瑞光院のシダレザクラ

白鳥神社の桜(長野県売木村)




白鳥神社の桜
長野県売木村
撮影 2018.4.16

売木村の中心部近く。
観音堂に行く途中にあり、気になったので帰りに寄って見た。
白鳥神社(しろとりじんじゃ)の由来や、桜の情報については詳細不明である。
売木村の桜紹介のページにも載っていないが、なかなかいい桜だと思った。


次回は与助の桜

三太夫の桜(長野県売木村)



三太夫の桜
長野県売木村
撮影 2018.4.16

県道をさらに南下する。
売木村でも、最も南にあるシダレザクラで、県道に面しているため、探すのは容易である。
根元の石塔には明治6年の銘があり、三太夫という人が行き倒れたのを埋葬したと言う。


次回は白鳥神社の桜

大入のシダレザクラ(長野県売木村)




大入のシダレザクラ
長野県売木村
撮影 2018.4.16

県道に出て、300mほど先を再び左に入り、100mほど行った先にある。
売木村の桜の中では古いほうで、なかなか樹形も良い。
周囲にはスイゼンも見ごろで、穏やかな山里の春を満喫できた。


次回は三太夫の桜

福美桜(長野県売木村)



福美桜
長野県売木村
撮影 2018.4.16

売木村の桜には、特にルート案内の看板などはない。
ただ、この福美桜だけは例外で、銀一桜の少し先に「←福美桜」という小さな看板があった。
案内看板としては中途半端だ。メインルートにあった看板を見落としたのだろうか。
福美桜はそこからは間近の距離にあったが、道は極めて狭く、車が集中したらパニックになりそうな場所だ。
桜の前には数台停められるスペースがあるが、福美桜の駐車場ではない旨の表示があった。
村としても、この桜を宣伝するのならばもう少し親切な案内が欲しい。
この桜に関しては、メインルートの近くに駐車場を用意した方がいいように思った。

伊東福美さんと言う人が植えたという意味の命名である。
長く枝を伸ばした姿は、村の中でも人気の桜と言うが。


次回は大入のシダレザクラ

銀一桜(長野県売木村)



銀一桜
長野県売木村
撮影 2018.4.16

次の福美桜に行く途中にある桜。
明治時代、銀一という人が、農事の目安として植えたと言われている。
上部が広がった独特な姿で、このあと見る大入のシダレザクラによく似ているが、大入の子孫であるという記事がどこかにあった。
樹形というのも遺伝するのだろうか。


次回は福美桜

観音堂の桜と宝蔵寺の桜(長野県売木村)

観音堂の桜と宝蔵寺の桜
長野県売木村
撮影 2018.4.16

売木村は1本桜の里としてHPなどで宣伝している。
確かに、そこかしこに1本桜があり、この日はちょうど見ごろの桜が多く、その意味ではとてもよかった。
だが、売木村の桜は多くが数10年から100年程度で、まだ細い桜が多い。
1本桜の里としては、長野県内でも、飯田市、須坂市、高山村などがあるが、それらに比べると役者が不足している感は否めない。
好意的に見れば、これから期待の桜というところだろう。







観音堂の桜は最も古いとされる桜で、推定樹齢は140年。古木の風格もあり、立派な姿である。
隣の宝蔵寺から見る観音堂の桜。




宝蔵寺の桜は、赤みが強いシダレザクラで、駐車場のすぐ脇に立っている。
宝蔵寺は高台にあって見晴らしがよく、逆に周囲からもよく見える。


次回は銀一桜

正平桜(長野県売木村)


正平桜
長野県売木村
撮影 2018.4.16

売木村の中心部に近づいてきた。
比較的名の通った桜である。

桜の周囲に柵が巡らしてあり、「電気柵」と書いてある。
電気柵は普通、動物対策に設置するのが普通が、桜の周囲に設置するとは珍しい。本当に電気柵なのだろうか。危険ではないのか?
売木村でも宣伝している桜でもあり、何かしらの説明は必要だろう。
ちょっと違和感を感じた桜撮影だった。


次回は観音堂の桜と宝蔵寺の桜

神重の桜(長野県売木村)


神重の桜
長野県売木村
撮影 2018.4.16

これも国道418号線沿いの斜面に咲いていた。
根本に小さな祠があり、「神重の桜」という看板が立っていた。意味ありげな名前だが、読みも含めて意味はわからない。


次回は正平桜

今朝平桜(長野県売木村)


今朝平桜
長野県売木村
撮影 2018.4.16

売木村に来た。
自分は信州好きで、年に5回ぐらい訪れる。
長野県には19市23町35村、計77市町村が存在するが、唯一売木村だけが未訪問だった。
これで全市町村に訪問できたことになる。

売木村に来たことがない理由は、単に来る機会がなかっただけだ。
売木村は長野県の南部、愛知県との県境にあり、村内には1本の国道と2本の県道が通っているだけで、なかなかアクセスしにくいところにある。
何か目的がなければ行く機会はなく、どこかに行く途中に通るという位置関係でもない。
以前、国道151号線を奥三河から天龍村に抜けたことがあるが、国道151号線は売木村を通っておらず、わずかの距離をかすめていた。

今回、平谷村から国道418号線の平谷峠を越えて売木村に入った。
平谷峠は標高1160m。意外に高い。
長野県でも最南部に位置するが、標高が高いために桜の開花が遅い。
今朝平桜は村の中心部に向かう途中、国道沿いにあった。
若い桜だが、名前の由来等はわからない。


次回は神重の桜

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