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30番 塩ノ崎の大桜(福島県本宮町)


30番 塩ノ崎の大桜
福島県本宮町
2012年4月26日撮影

本宮も名桜の宝庫だ。
塩ノ崎の大桜は小高い丘の上に立ち、東北らしい落ち着いた田園風景の中にあって、前景のナノハナとともに非常に美しい。
この時はあまりいい天気ではなかった。快晴の時にまた出会いたい桜である。

29番 勝間薬師堂のシダレザクラ(長野県伊那市)2013年撮影


29番
勝間薬師堂のシダレザクラ
長野県伊那市(旧高遠町)
2013年4月15日撮影

高遠城址公園の桜は「天下第一の桜」と呼ばれ、日本3大桜の名所と言われている。
この桜は城址公園からも遠望することが出来る。

これは永年あこがれていた桜で、2013年に満開の姿に接することが出来た。
1本に見えるが、実は2本が寄り添う樹齢140年の桜である。

28番 西春近のシダレザクラ(長野県伊那市)2013年撮影


28番
西春近のシダレザクラ
長野県伊那市
2013年4月13日撮影

これはプロのカメラマンが見出した桜で、写真雑誌に紹介されて以来、ぜひ見てみたいと思っていた。
場所自体がなかなかわからず、2013年にやっと見ることが出来た。

これほど見事な桜が一般には知られていなかったというのも凄いことだ。信州にはまだまだこんな桜が隠れているのかも知れない。
知られていなかった理由は、これがかなり奥まった場所にあり、幹線道路から見えない位置だったからだと思われる。

西春近のシダレザクラ、あるいは宮の原のシダレザクラとも言う。
自分としては「西春近」という語感に惹かれるので、こちらを採用したい。

27番 乙ヶ妻のシダレザクラ(山梨県旧牧丘町)2012年撮影


27番
乙ヶ妻のシダレザクラ
山梨県旧牧丘町(現山梨市)
撮影 2012年4月16日

国道140号線は通称「雁坂みち」と呼ばれ、笛吹川に沿って北上する。
旧牧丘町に入り、笛吹川の支流である琴川を渡る少し手前を左に折れて県道に入り、琴川に架かる橋を渡ると、左手に乙ヶ妻のシダレザクラが見えて来る。

乙ヶ妻集落の狭い道を行き、公民館の駐車場に停める。
急な坂を10分ほど歩いて桜の真下に出る。
これは個人所有の桜だが、所有者の好意で公開されている。

2度行ったが、満開の時期は外してしまった。
次回はぜひ満開の時期を狙いたいと思う。
琴川を渡り、川上牧丘林道から遠望して見た写真。この桜の姿の良さがよくわかる。

26番 長興山のシダレザクラ(神奈川県箱根町)2010年撮影


26番
長興山のシダレザクラ
神奈川県箱根町
撮影 2010年3月28日

エドヒガン系の桜は、寒冷地を好む傾向があるようで、温暖な千葉県や神奈川県には古木の桜は少ない。
特に神奈川県には、よく知られたものはこの1本だけであるように思われる。
駅からも近いのだが、かなり急な坂を登らなければならない。
海が見えるところの桜というのも珍しい感じがする。
樹形としては、真っ直ぐに立ち上がった幹がかなり高い。独特の樹形である。

25番 発地のヒガンザクラ(群馬県沼田市)2011年撮影


25番
発地のヒガンザクラ
群馬県沼田市
2011年4月29日撮影

3月も半ばになり、ようやく春の気配が感じられるようになった。
今年も景気づけに過去の桜の写真をUPしたいと思う。

「名桜百選」なんて大層なタイトルを付けて24番まで載せて来たのだが、なかなか先に進まなくなってしまった。
原因はあまりに不遜な試みに尻込みし始めたことにある。
実見はしていないまでも、全国の名木についてはそれなりに把握しているつもりだったが、まだ知らない名桜がかなり存在しているのではないか、と最近つくづく思うようになって来たのである。
あまり厳選し過ぎると先に進まない。もし100を超えたら200にすればいいのではないかと、軽く考えて先に進むことにした。

ひとつ言えるのは、この試みはまず完成しないだろうと言うことだ。
例えば熊本の一心行の桜、高知のひょうたん桜、岡山の醍醐桜、それに広島県庄原市のいくつかの桜など、絶対欠かすことは出来ないだろうと思うが、実際にいい状態でそれらを見ることが出来るかどうかはかなり難しそうだからである。

・・・・・・

あの震災の年、いつものように桜の撮影に行けなかったので、4月末になってから、沼田市周辺の名桜を見て廻ることにした。
結果的に、念願だった上発地のシダレザクラと発地のヒガンザクラを満開の状態で見ることが出来た。

上発地のシダレザクラとともに、群馬県を代表する1本桜である。
小高い丘の上に立つ、形のいい桜。
福島の「越代の桜」の姿によく似ているようにも思う。

24番 芹ヶ沢桜(福島県三春町)2006年撮影


芹ヶ沢桜
福島県三春町
2006年4月21日撮影

その昔よく使っていたリバーサルフィルムは、コダックの「コダクローム」(略称KR)だったが、1980年代に富士が「ベルビア」を発売すると、その発色の良さに惹かれてそちらに乗り換えた。
「ベルビア」のiso感度は50だったが、100の「プロビア」(iso100)が発売されたのはかなり後になってから。
iso100はやっぱり使いやすかったので、もう少し早く出ていたらと思った。
間もなくデジタルに切り替えたので、フィルム選びの面白さというのは過去の話になった。
ただ、今でもベルビアの派手な発色が好きで、デジタルになった現在でもベルビア風の発色にこだわっているところがある。

その「ベルビア」の広告に使われた桜。
農家の庭先、つまり個人宅の桜である。
斜面に立っているので、必然的に見上げる形になるが、その形が絶品である。
磐越自動車道からよく見えるので、季節外でも通るときには注目して見る。

23番 麻績の里、舞台桜(長野県飯田市)2006年撮影


麻績の里、舞台桜
長野県飯田市
2006年4月10日撮影

ここ数年桜祭りのイベントが行われるようになったため、飯田で一番人気の桜と言ってもいい。
元善光寺にほど近いためか、観光客も非常に多い。
以前から色々な名称で呼ばれていたが「麻績の里、舞台桜」という名で統一された。
背景に見える建物は、明治初期、歌舞伎の舞台として建築中だったが、学制が施行されたために小学校に変更したと言う。
おおらかな時代の話。

22番 弘法桜(福島県三春町)2006年撮影


弘法桜
福島県三春町
2006年4月22日撮影

三春と言えば誰でも滝桜を連想するが、実は三春全体が桜の宝庫であって、観賞価値のある桜が何本ほどあるのか見当もつかない。
自分の地図には25本ほどプロットしてあるだけだが、その数倍はあるだろう。
弘法桜は色が濃い1本と、若干薄めの1本が寄り添う桜である。1本桜と言っても実は2本、という例は結構多い。
滝桜の喧騒とは程遠い。
道路が狭いので、観光客が大勢来たら大変なことになる。
丘の上に弘法大師を祀った小さな祠がある。
近寄って見るもよし、丘の下から眺めて見るも良し、1本離れた丘の上から引いて撮ってもよし。安達太良山をバックに撮ることも出来る。

21番 神田の大糸桜(山梨県北杜市)2004年撮影


神田の大糸桜
山梨県旧小淵沢町(現北杜市)
2004年4月12日撮影

古木の桜が集中するのは圧倒的に福島県と長野県だが、それに次ぐのが山梨県である。
内陸の寒冷地というのが共通点だと思う。
山梨県からは、すでにこのシリーズでも4本目になる。
その形、ロケーションとも最高の1本だが、実は一番心配な1本でもある。
この桜は、周囲に遮るものがなく、まさに孤高の1本桜なのだが、反面風当たりが強すぎるため、樹勢に衰えが目立ち始めた。
数年前から、一部にネットを設置して風よけとしている。
見る方からは目障りだが、この桜を枯死させないためには致し方ない。

この桜の魅力は、一説には日本一とも言われる枝張りの大きさと、遠景に甲斐駒と八ヶ岳が控えるロケーションの良さがある。
引いて甲斐駒と組み合わせた構図が好まれるが、思い切り近寄って甲斐駒を枝の間に入れた。こういう撮影が個人的には好みなので。
この写真は、満開の時期に撮り直したいのだが、なかなかチャンスがなく、早くも10年が経過してしまった。

20番 長姫の安富桜(長野県飯田市)2006年撮影


長姫の安富桜
長野県飯田市
2006年4月9日撮影

そう言えば、こんなシリーズをやっていたのだった。
今年もいつの間にかそんなシーズンがやって来た。

・・・・・・

古木の桜が集中する地域というのがあって、特に福島県の三春町が有名だが、長野県では高山村と飯田市がよく知られている。
古木の桜は都市部には少ないのだが、飯田は例外的である。
商業地に囲まれたお寺とか裁判所の裏庭のようなところに古木の桜がある。
この長姫の安富桜は、飯田市美術博物館の前庭にある。
巨木が多い信州でも、3本の指に数えられるほどの大きさがあり、満開の姿は圧倒的である。

19番 三春の滝桜(福島県三春町)2006年撮影


三春の滝桜
福島県三春町
撮影 2006年4月23日

樹齢1000年とも言われている滝桜だが、その樹勢は年齢を感じさせない。
いわゆる日本3大桜の中でも最も人気があり、観光客の数も半端ではない。

数々の写真で見る印象よりも、実際の滝桜は巨大で、名木の風格に満ちている。
ただ、撮影の自由度は低いので、撮影にはかなり手強い桜であると思う。

今日(4/7)、早くも滝桜は開花したらしい。
次の週末には見ごろになるのではないか。
あまりに早く、今年も見られそうにない。

開花情報はこちら↓
http://www.town.miharu.fukushima.jp/soshiki/7/01-0101kaika01.html

18番 山高神代桜(山梨県北杜市)2012年撮影


山高神代桜
山梨県旧武川村(現北杜市)
撮影 2012年4月16日

いわゆる日本三大桜(三春の滝桜、根尾谷の淡墨桜、山高神代桜)の中でも最も古く、一説には樹齢2000年とも言われている。
主幹はすでに朽ち果てて、樹形としては異形だが、老木にしては花つきもいい。
何度も枯死しかけたのだがその都度生き延びた。
木と言うより巨大な岩のようで、幾星霜を経た幹の表情が多くの人を魅了する。

17番 西丸尾のシダレザクラ(長野県中川村)2008年撮影


西丸尾のシダレザクラ
長野県中川村
撮影 2008年4月20日

早春の伊那谷ほど美しい場所はそうはあるまいと思う。
中川村という所はそんなに有名ではないかも知れないが、個人的には非常に気に入っている場所のひとつ。


別名「小池家のシダレザクラ」という通り、個人宅にこれだけの桜があるのは珍しい。
樹齢は450年と言われる。

16番 小沢の桜(福島県田村市)2007年撮影


小沢の桜
福島県旧船引町(現田村市)
撮影 2007年4月29日

ソメイヨシノの1本桜というのは案外少ない。
もちろんあるにはあるのだけれど、短命のソメイヨシノには古木が少ないので、名木と言えるような1本桜に育つのが稀だからである。
小沢の桜は、ソメイヨシノとしては古く、樹齢はこの撮影時で90年前後と言われていた。
そろそろ100歳になるかも知れない。


最近、アウディ・クワトロのテレビCMで、バックに数秒間この桜が登場するのを見た。

15番 王仁塚の桜(山梨県韮崎市)2004年撮影


王仁塚の桜
山梨県韮崎市
2004年4月10日撮影

この桜は人気が出すぎてしまったので、条件がいい時間帯にいい場所を確保することは最早限りなく不可能に近い。
今後は観光客気分で見るしかないだろう。観光客が動き回る時間帯になれば、カメラマンの罵声を浴びなくても済むだろうから。

鳥でも花でも風景でもそうだが、カメラマンの口から被写体の美しさを称賛する声は聞いたことがない。
聞こえて来るのは、シチュエーションへの不満、天気や光線への注文、自らの撮影遍歴と哲学、撮影の技術論ばかりである。

自分もちょっと愚痴が多くなってしまった。
できれば純粋にこの絶景を味わうことが出来れば望外の幸せと思う。

14番 中曽根のエドヒガン(長野県箕輪町)2008年撮影


中曽根のエドヒガン
長野県蓑輪町
2008年4月20日撮影

樹齢1000年とも言われる巨木で、木の下に熊野権現が祭られていることから「中曽根の権現桜」とも言う。
標高が比較的高いため、伊那谷では比較的開花が遅い。

これは素桜神社の神代桜(長野市)、長姫の安富桜(飯田市)とともに、信州の桜では3大巨木と言われている。

13番 雪村桜(福島県郡山市)2006年撮影


雪村桜
福島県郡山市
2006年4月22日撮影

昨日、福岡で桜が開花した。記録的な速さらしい。
いつの間にかそんな季節になった。
今年の撮影計画を練りながら、過去の撮影を振り返って見るのもこの時期の楽しみのひとつ。

去年始めた「名桜百選」という恐れ多いシリーズは、12本だけ紹介して中途半端になってしまったが、引き続き13本目から再開したいと思う。
今年は30本目ぐらいまで行けるかどうか。

・・・・・・

雪村周継(せっそんしゅうけい)は常陸の国に生まれた画僧。
彼は晩年を三春ですごし、福聚寺の住職を務め、晩年ここに庵を結んだ。
雪村の死後再興された小さな庵と竹林とのコントラストが美しい、樹齢数百年のシダレザクラである。

12番 小倉のシダレザクラ(長野県安曇野市)2008年撮影


小倉のシダレザクラ
長野県旧三郷村(現安曇野市)
2008年4月21日撮影

信州に名木数多ありといえども、この桜ほど見事な樹形のものは少ないのではないかと思う。
小倉という地名なのでそういう名前になっているが、あくまでもカメラマンが付けた通称でしかない。
他県ならば観光客を集めそうな桜だが、ここでは普通の農家の畑を見守る、普通の桜なのである。

11番 田多井観音堂のシダレザクラ(長野県安曇野市)2008年撮影


田多井観音堂のシダレザクラ
長野県旧堀金村(現安曇野市)
2008年4月21日撮影

一般にはそんなに知られていないかも知れないが、安曇野は桜の宝庫である。
この地方では、お墓にシダレザクラを植える習慣があったので、そこかしこに見事なシダレザクラがある。
山国信州だが、安曇野は比較的開けているので、見渡せばあちらにもこちらにも桜が見える。
「田多井のシダレザクラ」と言われても、一体どれがその桜なのかわからない、という具合に、この地には多くのシダレザクラがあった。
「田多井観音堂のシダレザクラ」という名称は、比較的最近付けられた。
やっぱり、ほかの桜と区別しなければならなかったのだろう。
他の桜は依然、無名のままである。

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