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標識付きユリカモメ再確認@霞ヶ浦

撮影 2019.12.8
茨城県土浦市、霞ヶ浦湖畔

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探鳥会の最中、標識付きのユリカモメ成鳥1羽を確認した。
左足のカラーリングにはH/Vの記号、右足の金属リングは「8A-34696」と読める。

帰宅して調べたところ、2017年1月2日に、同じ場所で撮影した個体だった。
この個体は山科鳥類研究所への照会により、2014年3月19日に千葉県市川市行徳野鳥観察舎で放鳥された個体であることがわかっている。

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2017年1月2日撮影

3シーズン前と全く同じ場所で確認できたので、毎年継続して飛来していることが推定できる。
今後も注意して観察してみたいと思う。

テーマ : 博物学・自然・生き物
ジャンル : 学問・文化・芸術

標識付きユリカモメ@霞ヶ浦


ユリカモメ
チドリ目カモメ科
体長40cm
撮影 2017.1.2 茨城県土浦市

標識が付いたユリカモメを娘が元日に見つけたが、確認できなかった。
翌日見つけ、撮影することが出来た。
山階鳥研に問い合わせたところ、2014年3月に行徳(千葉県市川市)で放鳥された個体であることがわかった。
放鳥時も成鳥だったということなので、少なくとも6年目以上ということになる。

この個体は2016年2月に東京都台東区で確認されていて、意外に広範囲を移動していることがわかる。

標識ユリカモメ@不忍池

ユリカモメ
チドリ目カモメ科
体長39cm
撮影 2013.12.30 東京都台東区

ユリカモメの群れの中に、標識を付けた個体を2羽確認した。



右足に金属リング 番号 8A33178
左足にプラスチックリング P8




右足に金属リング 番号 8A33***
左足にプラスチックリング F5




金属リングには
 KANKYOCHO
 TOKYO JAPAN
 「番号」
という情報が入っているが、ここでKANKYO”CHO”の文字に注目。
環境庁が環境省に昇格したのは2001年なので、単純に考えればそれ以前の放鳥ということになる。

フラッグ付きトウネン@谷津干潟


トウネン
チドリ目シギ科
体長15cm
撮影 2013.5.5 千葉県習志野市谷津干潟

この日多くのハマシギに混じって、少数のトウネンが観察出来た。
この時期のトウネンは、多くが夏羽になっていて、とても綺麗である。

中にフラッグを付けた個体が1羽いた。
右足に黄色と白のフラッグ、左足に金属リング。

日本では黄色いフラッグは使わないので、とりあえず海外放鳥であることはわかる。
ちなみに、日本では金属リングは右足に付けるのが決まりで、標識調査では厳密に守られている。
シギチに付けられるフラッグは左足に付けられ、右足には金属リングが付けられる。
ただし、北海道のコムケ湖だけは例外で、左足に金属リングが付く。その理由はわからない。


帰ってから調べて見ると、これはロシア、サハリン放鳥の個体であることがわかった。
海外で放鳥され、国内で記録されたトウネンの記録を見ると、オーストラリア放鳥の個体が多いようだが、サハリンのものはそれに次いで多い。
小さな鳥だが、その渡りはダイナミックなものである。

フラッグ付きオオソリハシシギ@三番瀬




オオソリハシシギ
チドリ目シギ科
体長39cm
撮影 2008.4.12 千葉県船橋市三番瀬

三番瀬、谷津干潟では比較的よく見られるシギです。
10羽前後の小群になっていることが多いようです。

左足の踵から上に青、下にオレンジ。
右足に金属リングが見えます。
熊本県の荒尾海岸(有明海)放鳥の個体のようです。
ただ、フラッグが斜めにカットされているように見えるのが気になります。
フラッグが斜めにカットされているのは谷津干潟放鳥のもので、ここではよく見られますが、それは青と白です。

ミユビシギ&ハマシギ

ミユビシギ
チドリ目シギ科
体長19cm

ハマシギ
チドリ目シギ科
体長21cm

撮影 2008.2.9&16 千葉県船橋市三番瀬

鳥の足は基本的に4本趾で、前3本、後ろ1本が普通です。
後ろが第1趾で、人間で言うと親指に当たりますが、これが退化して3本趾になっているのがミユビシギです。
3本指であることを名前に持っている種類はミユビシギ、ミユビゲラ、ミツユビカモメ。
実はそのほかにミツユビカワセミという鳥がいます。
2006年6月に沖縄で保護されたのが国内初記録。
ミユビとミツユビ、「ツ」が入っている鳥といない鳥と。
こういうのは、初めに名づけた人の特権のようなものでしょうか。
似たような鳥なのに、命名が変わっている鳥というのは他にもあります。
■アメリカヒドリガモではなく「アメリカヒドリ」
■アメリカキアシシギではなく「メリケンキアシシギ」
■ハリモモチュウシャクシギではなく「ハリモモチュウシャク」
ミユビシギは群れで見られることが多く、波打ち際で波と戯れるように忙しく動きながら餌を探すのがとてユーモラスです。


ミユビシギ



ミユビシギ(左)とハマシギ(右)

冬の三番瀬はハマシギが主役ですが、ハマシギは多すぎて、一羽一羽にレンズを向けることは少なくなってしまいます。
多くのハマシギの中に、ミユビシギが少数混じっています。
冬羽はこれと言った特徴がないのですが、ハマシギに比べると褐色味が少なく、翼角の黒い模様が目立ちます。



フラッグ付きのハマシギ
左足にカットされた青と白のフラッグ
右足に金属リング
これはお隣の谷津干潟で放鳥されたもの

ミユビシギ(幼鳥)


ミユビシギ(幼鳥)
チドリ目シギ科
体長19cm
撮影 2007.8.26 千葉県船橋市三番瀬

鳥の足の趾は、基本的に4本。
第1趾が後ろ、第2趾~第4趾が前です。
ミユビシギはその名の通り、第1趾が退化した種類です。
淡水域にはほとんど入りません。
波打ち際で、餌をさがしながら波と戯れるような様子がよく見られます。

右足にオレンジのフラッグを付けたミユビシギ
写真にはありませんが、間接の下に金属環をつけています。
オーストラリアで放鳥された個体です。

背や肩羽に黒い軸斑が見える幼鳥

トウネン



トウネン
チドリ目シギ科
体長15cm
撮影 茨城県龍ヶ崎市

夏羽のトウネンが、田んぼに20羽ほど見られました。
干潟などに多い鳥ですが、このあたりの田んぼではよく見られます。
スズメ大の小さな鳥ですが、北極圏と南半球を往復する凄い鳥。

右足の上下に青フラッグがある個体。
北海道紋別市のコムケ湖の個体です。

ハマシギ

ハマシギ
チドリ目シギ科
体長21cm
撮影 2007.4.21 千葉県船橋市三番瀬

この日はいつもと反対方向、首都高速の中央環状線から湾岸線経由で船橋へ。
「千鳥町」という、シギチを見に行くにはいい名前のランプですが、このあたりは昔は干潟が広がっていて、チドリ類がたくさんいたのですね。

昔の東京湾には至るところに干潟があって、干潟に依存するシギ、チドリの生息地であるとともに、潮干狩りができる場所もたくさんありました。
私が子供のころによく行ったのは、市原の姉崎と千葉の幕張です。
姉崎(あねさき、そのころはあねがさき、と呼んでいた)はそのころすでに工業地帯になりかけ、幕張はその後埋め立てられて、高層ビルが立ち並ぶ近未来都市になりました。
今、幕張メッセがあるあたりでアサリを掘っていたなど、今では想像もできません。

今や東京湾の干潟は、三番瀬を別にすると木更津まで行かなければ見ることはできません。
潮干狩りが出来る海岸も三番瀬だけだと思います。

この日三番瀬に行ったのは1:30ごろでした。
臨時駐車場に誘導されたので、何があるのかと思っていたら、潮干狩りの人で大混雑なのでした。
ちょうど干潮の時間。
三番瀬では見たこともないような人の波でした。
鳥たちも100mほど沖合いに集まっていました。




今、一番多いのはハマシギです。
しばしば大群をつくる鳥で、多くは旅鳥ですが、ここではかなりの数が越冬します。
夏羽では腹が黒く、赤褐色の羽縁が目立ちます。




嘴が長めで、やや下にカーブしています。




青と白のフラッグを付けた個体。
斜めにカットしたものは、谷津干潟のものです。

ダイゼン


ダイゼン(冬羽)
チドリ目チドリ科
体長29cm
撮影 2006.10.8 千葉県船橋市三番瀬

「大膳」という鳥です。
この鳥は美味なので、宮中で食膳に乗ったというのが名前の由来だとか。
「ご馳走」みたいな名前を付けられたわけです。
夏羽では、ムナグロのように胸から腹が真っ黒になります。
遠くにオオソリハシシギらしいのが見えます。

繁殖地はほとんど北極圏。
北半球の中緯度地方から南半球全域の海岸近くで越冬する、シギチの中でも分布域が広い鳥。

ちょっと変な写真ですが、見えているのは左足。
右足は頭を掻いたあとでしょうか。尾羽の方に半分隠れています。

左足に付いているフラッグが見えるでしょうか。
これは世界的な渡りのルートを調べるために、国際的な取り決めによって付けられているものです。
付けられている場所と色、形によってどこで付けられたものかがわかります。
左足のすねに青フラッグ、付蹠(ふしょ)に白フラッグ、ここでは見えていませんが右足の付蹠にメタルリングという組み合わせは、谷津干潟のものです。
フラッグの下角を落とした三角フラッグになっているのに注意。これが四角フラッグの場合は、木更津の小櫃川河口の個体ということになります。

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