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ノスリ@白樺峠




ノスリ
タカ目タカ科
体長50~60cm
撮影 2018.9.23 長野県、白樺峠

この場所では、ノスリは歓迎されていない。「何だ、ノスリか」という声をよく聞く。
確かにノスリは別に珍しくはない。ここに来たらハチクマを見たいという気持ちはわからないでもないが、ちょっと勿体ないと思う。

観察開始から7時間待って、ようやく大規模な渡りが始まった時間帯。
左から低く飛んで来た1羽のノスリが、とても精悍な表情を見せてくれた。
ノスリは面白い鳥で、上空を流れていくサシバやハチクマを追っていると、不意に違う方向から現れることが多い。

富士山とノスリ




撮影 2018.5.5 山梨県山中湖村

P3と4が伸長中で、P5から外側は新羽のように見える。
時期も時期だし、不思議な換羽状況の個体。
通常は秋口に、内側から順番に換羽するので普通とは違うように思う。

富士山をバックに撮りたかったが、遠くに行ってしまった。
左上にポツンと見えるのが同じ個体。

ノスリ@白樺峠

ノスリ
タカ目タカ科
体長 ♂52cm ♀56cm
撮影 2017.9.24 長野県白樺峠



ノスリはなかなか飛ばず、最初の1羽は9時40分ごろ。
太陽と同じ方向で、危険を冒して撮影した。







そのあともポツリポツリという感じで、この日確認出来たのは8羽。










12時過ぎに現れた個体は割と近くで撮影できた。

ノスリ@牛久沼



ノスリ
タカ目タカ科
体長 ♂52cm ♀56cm
撮影 2016.12.23 茨城県

野鳥の調査の最中、猛禽が頻繁に上空を飛ぶ。
ノスリの他、トビ、オオタカ、ハイタカなど。
ミサゴやチュウヒもいる場所だが、この日は見られなかった。
逆に小鳥類は少なかった。

ノスリが渡る



ノスリ
タカ目タカ科
体長 ♂52cm ♀56cm
撮影 2013.9.22 長野県旧奈川村(現松本市)白樺峠

この時期、渡るノスリの姿はまだ少なく、この日観察出来たのは2羽だけだったが、この鳥は比較的ゆったりと旋回してくれる傾向がある。

初列風切の換羽は、内側から順に行われる。
P7が伸長中で、尾羽も換羽途中で長さが不揃いになっている。

ノスリ@稲敷


ノスリ(幼鳥)
タカ目タカ科
体長 ♂52cm ♀56cm
撮影 2012.12.3 茨城県稲敷市

飛んでいるチュウヒを見ながらゆっくり車を走らせていると、すぐ近くから飛び立った。
至近距離にいたのに気がつかなかった。向こうも迂闊だったらしい。

虹彩が黄色なので幼鳥。
ノスリは成長になると暗色になる。

ノスリ@白樺峠

ノスリ
タカ目タカ科
体長 ♂52cm ♀56cm
撮影 2012.9.29 長野県白樺峠

白樺峠が一番賑わうのは、この1週間前である。
今年はそうではなかったが、秋分の日がらみで3連休になったりすると、非常に混雑する。
今回は22日に仕事が入ってしまったので、少し遅めの9/29に白樺峠の探鳥会を行った。
大型台風の進路を気にしながらの旅である。

・・・・・・

3:30 自宅を出る。
4:00 1人を乗せて、高速に乗る。
5:20 埼玉県内でもう1人を乗せる。
初狩PAでもう1台と合流。これで今回のメンバー7人が揃う。
諏訪湖SAで、今日だけ参加の2人と合流。合計9人。

10:40 白樺峠駐車場に到着。ピークが過ぎたので、思った通り車は少なかった。1週間前だと駐車場所の確保にまず一苦労する。

11:00 観察場所に到着。いきなり左手からハチクマが現れる。かなり低い高度で見やすい。だが、あとが続かなかった。
今年はホシガラスが結構多い。比較的見やすい位置を飛んでくれるが、近すぎて撮りにくい。
近づいている台風の影響か、弱い南風が吹いている。
まずは快適だが、太陽が出ると背中がジリジリと焼けるように暑い。

12時ごろから、ハリオアマツバメがビュンビュン飛び始め、上空を旋回しながら楽しませてくれる。

13時ごろ、右手の方に柱が立ちはじめるが、距離があるので特定できず、大きいとか小さいとしか言えない。

13:30ごろになると、非常に高いところを飛ぶようになり、識別も困難になった。
こういう、距離がある場合の識別にはまだまだ課題がある。

アサギマダラも比較的多いように思われた。
キアゲハ、イチモンジセセリ、ヒョウモンチョウの仲間も見られたが、ここで良く見られるクジャクチョウは、今回は見られなかった。
キベリタテハは1頭飛んだが、止まってくれなかった。



タカ類53羽の観察は、この時期としてはこんなものかと思う。
今回は、この場所が初めてという参加者が4人いたが、とりあえずは楽しんでもらえてよかった。

・・・・・・









この時期は、サシバ、ハチクマのピークが過ぎ、ノスリが増えてくる。
ただ、ノスリの渡りは11月まで、比較的ダラダラと続く。
短期間に、集中的に渡るサシバとは対照的。
ノスリは、時折り下を気にしながら悠然と渡る。

ノスリ@河内



ノスリ
タカ目タカ科
体長56cm(♀)
撮影 2011.12.7 茨城県河内町

成鳥と幼鳥の識別ポイントは、その種類によってさまざまである。
ノスリの場合は虹彩の色で見る。
成鳥は暗色、幼鳥は黄色。
幼鳥は、風切や尾羽の先端が尖っているという傾向がある。

♂♀の識別は難しいが、脛に横斑がないのは♀の特徴とされている。
近くにいたハシボソガラスとの大きさととの比較から、♀成鳥と思われる。

ノスリ@白樺峠





ノスリ
タカ目タカ科
体長 ♂52cm ♀56cm
撮影 2011.9.23~24 長野県白樺峠

ノスリの渡りは、サシバやハチクマに比べると遅く、10月に入ると多くなります。
中旬にかけてがピーク。
これから白樺峠に行く人は、ノスリとツミの観察が主になります。
ただし、ここは標高が1700m程度あるので、すでに冬支度が必要です。

ノスリ@藤岡


ノスリ
タカ目タカ科
体長 ♂52cm ♀56cm
撮影 2010.9.12 栃木県藤岡町

昨日のNHKの番組で、タカの狩りを特集していました。
ノスリは地上のネズミや地中(!)のモグラなどを捕食しますが、その目の良さは驚くべきものです。

番組中で出演者が、ノスリはハヤブサなどに比べて目つきが優しい感じがするという意味のことを言ってました。
ノスリの成鳥は虹彩が暗色なので、そんな印象を持たれるのだと思います。
幼鳥は虹彩が黄色(オオタカなどと同じ)なので、成鳥よりも精悍な感じがします。
写真の個体は、虹彩も黄色ですが、次列風切と尾羽の先端が尖っていることからも、幼鳥であると思われます。

・・・・・・

タカの渡りのシーズンになりました。
各地でサシバやハチクマの渡りが見られる時期です。
10月に入ると、やや遅れてノスリの渡りが盛んになります。
ノスリは関東では冬季に見られることが多く、一部は夏にも見られるので、サシバなどのように渡り鳥という印象は薄いかも知れません。
国内でも北方のものは南方に移動し、山地のものは低地に移動し、一部は南に渡るのでしょうか。
今年は10月に白樺峠に行きます。ノスリとツミの渡りを観察したいと思っています。

ノスリ@浮島

ノスリ
タカ目タカ科
体長 ♂52cm ♀56cm
撮影 茨城県旧桜川村



可愛い顔をしているが、虹彩が暗色なので成鳥。



精悍な雰囲気を漂わせる個体だが、虹彩が黄色なので、こちらは幼鳥。

ノスリ@涸沼


ノスリ
タカ目タカ科
体長 ♂52cm ♀56cm
撮影 2009.12.21 茨城県茨城町

ノスリは電柱やアンテナに長時間止まっていることが多い鳥なので、他のタカに比べるとこういう写真が多くなります。
虹彩が暗色なので成鳥ですが、ノスリの場合♂♀の識別が難しい。
脛毛に横斑が見られないのは♀と追われていますが、あまりはっきりしません。


ノスリの英語名は”Common Buzzard”と言います。
Buzzardには、スラングで「飲んだくれ」とか「最低のやつ」と言う意味があります。
しばしば頭に”old”を付けると「薄汚い性悪爺い」という意味になるそうです。
余りにもデリカシーを欠いた言葉で、悪意を感じます。
大体この鳥は、猛禽類にしては精悍でない顔付きなので、老人顔に見られたのかも知れませんが、虹彩が暗色であるところが顔付きを特徴づけているのだとも思います。

日本のある地方ではこの鳥のことをかつては「馬糞鷹」と呼んでいました。
馬糞のようにありふれたタカという意味ですが、今では通用しない比喩ですね。

「鵟」という漢字名も、考えてみれば不思議な字です。

ノスリ@涸沼


ノスリ
タカ目タカ科
体長 ♂52cm ♀56cm
撮影 2009.11.28 茨城県茨城町

このあたりは開けた農耕地で、冬場にはノスリが常連。
県道沿いの電線に止まったノスリを車中から見つけたが、交通量が多くて停めることができず、少し離れた農道から観察した。

虹彩が暗色なので成鳥。
恐らく♀。

ノスリ@白樺峠

ノスリ
タカ目タカ科
体長 ♂52cm ♀56cm
撮影 2009.9.26 長野県旧奈川村(現松本市)白樺峠

9月も終わりに近づいてくると、ノスリが多くなって来ます。
サシバと違い、ノスリは一般的に冬鳥と思われていますが、多くは漂鳥で、一部は南に渡ると考えるといいかと思います。
ノスリの識別は比較的わかりやすいのですが、この日、高かったり、遠かったりで、意外に間違えやすいことを実感しました。
なお、ノスリの♂♀幼鳥の識別は、わかったようなわからないようなところがあり、かなり迷います。



♂成鳥と思われる



幼鳥か?



これも幼鳥?



右 ハチクマ♀成鳥
左 ノスリ♀成鳥か?

ノスリ@牛久沼

ノスリ
タカ目タカ科
体長 ♂52cm ♀56cm
撮影 2008.12.27 茨城県龍ヶ崎市牛久沼

2日間、バンディング(標識調査)の手伝いをしました。
バンディングに関しては批判もありますが、そのことについてはいずれ書きたいと思います。

ともあれ、実り多い2日間でした。
その間、何度も猛禽類が上空を飛んで楽しませてくれました。







ノスリは何度も飛びました。
これは成鳥と思われますが、雌雄は判然としません。
脛に横斑がないのは♀と言われています。







同じ場所なので、同一個体かと思いましたが、別個体でした。
こちらは虹彩が黄褐色に見えるのと、風切の後縁が一様に揃っているので幼鳥と思われます。

ノスリ@白樺峠


ノスリ
タカ目タカ科
体長 ♂52cm ♀56cm
撮影 2008.9.14 長野県旧奈川村(現松本市)白樺峠

サシバは九州から沖縄を経由して東南アジアに渡るのが普通のルートです。
ハチクマは九州から直接中国大陸に渡りますが、越冬地はやっぱり東南アジアのようです。
この両種は渡るタカの代表として知られており、原則として国内で冬に見られることはありません。

ノスリは通常冬鳥として知られているので、渡り鳥と言うのは若干違和感があります。
これは主に国内での移動なのかも知れませんが、ノスリの渡りはまだわかっていないことが多いようです。

白樺峠では、サシバやハチクマよりも遅く、10月中旬あたりがピークとなるので、今の時期はパラパラと言う印象です。

ノスリ





ノスリ
タカ目タカ科
体長 ♂52cm ♀56cm
撮影 2008.2.1 茨城県龍ヶ崎市牛久沼

ノスリはずんぐりした体で、翼角と腹に褐色斑があるので比較的わかりやすい種類です。
野を擦るように飛ぶからノスリと言う、と言われていますが、本当にそうか?
実は違うらしいということが、ブログ仲間のえみこちょさんのブログにあります。
http://blogs.yahoo.co.jp/emi3merlin/27628879.html
この鳥はチュウヒと呼ぶべきだった、という目からウロコの話です。

ノスリの英名”Buzzard”は俗語で”飲んだくれ”の意味があるそうですから、これは私の仲間の鳥ですね。

このノスリは例によってカラス(声からすると、ハシボソ)に追いかけられていましたが、気になったのはそのカラスの方です。
これはカラスの部分白化個体でしょうか。

ノスリ


ノスリ
タカ目タカ科
体長 ♂52cm ♀56cm
撮影 2008.1.2 茨城県土浦市宍塚大池

宍塚大池はもともと農業用のため池で、広さは2ヘクタールほど。
大きな池という意味ではなく「大」の字の形をしている池というのが名前の由来です。
池を中心に、100ヘクタールほどの緑地が広がっています。
ここは東京から筑波山までの間にある、最も大きな緑地と言われています。
昔はどこにでもあった里山の自然が残されている貴重な場所です。

池へのアクセスはとてもわかりにくいので、土浦市民でさえも場所を知らない人が多いのが実態です。
私は土浦市民ではありませんが、土浦で仕事をするようになってから10年以上、この場所がわかりませんでした。

池に至るルートは2本あって、一応車も通行可能。
池そのものを一周するルートはありません。
池の西側に広がる林間のルートは迷う可能性が高いので、慣れない人は避けた方が無難です。
このルートで人に出会うことはほとんどありません。

オオタカがよく観察できる場所で、冬ならノスリ、夏ならサシバがよく見られます。
コース中一番開けた場所に立ち、「ノスリが出ないかな」と言ったら出て来たノスリです。

ノスリが渡る


ノスリ
タカ目タカ科
体長 ♂52cm ♀56cm
撮影 2007.9.22 長野県松本市白樺峠

ノスリが渡ると言っても、ピンと来ない人も多いでしょうか。
夏はやや標高の高い山地で見られます。
冬は葦原や開けた農耕地で見られます。
渡る個体と、国内を移動する個体がいるということでしょう。
この日出現したノスリは5羽
いい写真ではないのですが、一応種類を押えておきたいので。

タカの仲間では識別しやすい鳥です。
ずんぐりした体型で、翼先分離は5枚。
翼角と腹に黒い部分があり、私の会では「ノスリ君マーク」と言います。

ノスリ


ノスリ
タカ目タカ科
体長 ♂52cm ♀56cm
撮影 栃木県内

セツブンソウの星野から戻る途中、信号待ちの車中から電線に止まっているノスリを見つけました。
畑に向かって急降下し、ノネズミでも捕まえたのかと思いましたが、どうやら狩は失敗した模様。
「見たな」という感じで睨まれました。
虹彩が淡いのは幼鳥と思われます。

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papageno620

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