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ハチクマ@白樺峠












ハチクマ
タカ目タカ科
体長 ♂57cm ♀61cm
撮影 2017.9.24 長野県

枕草子風に言うなら「鷹はハチクマ」ということになるだろうか。
とにかくハチクマは面白い。

繁殖地で見ることが難しく、地元ではなかなか見る機会がない。
自分自身、止まった状態のハチクマを見たことがない。
渡り時期の白樺峠に来れば、多くの個体に出会うことが出来る。

色や模様に個体差が大きく、さまざまなパターンの個体がいて、飽きることがない。

ハチクマ@白樺峠
















撮影 2016.9.25
長野県白樺峠

ハチクマは色や模様に個体差が多く、1羽1羽が全て違うと言ってもいい。
それだけに観察していて面白い鳥だ。
地元で見ることはあまりないので、こういう場所ではどうしてもハチクマにレンズを向けてしまう。
サシバの方がはるかに多いのだが、撮影した写真を見るとハチクマの方が多い。

ハチクマが渡る@白樺峠


撮影 2014.9.27 長野県、白樺峠

今年も白樺峠でのタカの渡り観察と、乗鞍岳の紅葉を楽しんできた。
今回は5人の参加。

朝4時に自宅を出発。途中で2人を拾って圏央道から中央道へ。
八王子JCT附近で事故渋滞があり、40分ほど時間をロスしてしまった。上信越道経由という手もあったのだが。
途中のPAで1台と合流し、10:40ごろ白樺峠の駐車場に到着した。

11:05 観察開始
11:08 ノスリ1羽を皮切りに、11時台は12羽。その他、ハリオアマツバメ5~6羽が通過
12時台、退屈しない程度に23羽。13分、ハリオの小群が凄い速度で通過。
13時台は9羽。
その頃、御嶽噴火の情報が伝わる。
いくつかのメール。早くもYoutubeに画像が上がっていて、その衝撃映像に一同絶句。
あれを撮影していたことに加え、素早くWebにUPして無事に帰還したとは。
御嶽は白樺峠からは29.3kmの距離にある。
一応その方向を確かめて見るが、ここから御嶽は見えない。もちろん噴煙も見えなかったが、もっともここから見えるようでは大ごとだ。

14時台は22羽。
白樺峠では夕方に数が増えることがあり、15時台は40羽。
16時台は数が減り、16:07のノスリを最後に、16:30撤収。

11時台 12羽
12時台 23羽
13時台  9羽
14時台 22羽
15時台 40羽
16時台  5羽
合計  111羽

サシバ  11羽
ハチクマ 63羽
ノスリ  14羽
ツミ    6羽
トビ    1羽
ミサゴ   3羽
不明   13羽


この日は非常に遠くで上がる個体が多く、右方向、目の高さや低い位置を飛ぶものが多かった。
上を飛ぶものは比較的低い位置を飛んでくれたので、総数はさほどではないが、面白い観察が出来た。

写真は15:41分に飛んだハチクマ♂成鳥。
ピントは甘くなってしまったが、この角度でハチクマを撮影出来たのは初めてである。

ハチクマが渡る

ハチクマ
タカ目タカ科
体長 ♂57cm ♀61cm
撮影 2013.9.22 長野県旧奈川村(現松本市)白樺峠

毎年行っている白樺峠の探鳥会だが、今年は9月21~22日に日程を立てた。
渡りのピークとあってかなりの混雑が予想されるので、1泊して2日目の早朝から観察しようと考えた。
実際のところ、21日は多少渋滞もあって現地到着が昼近くになってしまったので、これでよかったと思っている。

結果的には、17日から25日までの9日間の中で、少ない方のピークに当たってしまった。
晴天続きの6日目とあっては仕方がなかったかも知れない。
カウント出来たタカの数は99羽だった。
種類はサシバ、ハチクマ、ノスリ、ツミ、チゴハヤブサの5種類
ミサゴも出たようだが、自分は確認できていない。
7時間半で100羽程度というと、この時期としてはハズレということになろうが、比較的近くを旋回する個体もいて、数の割には楽しかった。
というか、1年に1度、ここでタカの渡りを観察することが何よりも楽しみなので、あまり贅沢は言うまいと思う。



だんだんとハチクマが増えてくる時期で、30羽ほどのハチクマを観察することが出来た。
もちろん、他のタカも楽しみなのだが、地元で見るチャンスが少ないハチクマはここで特に見たいもののひとつである。




♂成鳥
左右の換羽状態が違うのか、左翼の翼先分離が6枚でなく5枚に見える個体
通常は左右対称に換羽は進行する
尾羽も換羽途中




これもP4が伸長中で、P5~10が旧羽の♂成鳥




これも♂成鳥




尾羽がボロボロで、♂♀がはっきりしない。
これもP4が伸長中

ハチクマは、渡り途中で換羽すると言われていて、このように風切が欠けている個体が多い。

ハチクマ@裏磐梯


ハチクマ
タカ目タカ科
体長61cm(♀)
撮影 2013.5.25 福島県、裏磐梯高原

ハチクマはなかなか手強い鳥だ。
渡りの時以外にその姿を見ることは難しい。
個人的には、地元の茨城県内で観察したことはない。恐らく北部の山地では繁殖しているとは思う。
渡り観察の長野県内以外では、福島県や山形県で観察したことがある程度である。
また、飛翔姿以外の様子を観察したこともない。

裏磐梯の同じ場所では、以前クマタカを見たので、現れた時には一瞬クマタカだと思った。
それぐらい大きく見えたことは事実。

ハチクマは淡色型、暗色型、中間型と個体差が大きい。
この個体は淡色型♀成鳥を思われる。

ハチクマ@白樺峠

ハチクマ
タカ目タカ科
体長 ♂57cm ♀61cm
撮影 2012.9.29 長野県白樺峠

ハチクマの渡りもそろそろ終盤。
地元ではほとんど見ることがない鳥なので、ここで見るのが楽しみになっている。
今回も大トリミングで荒い画像だが、ハチクマの特徴が一応出ている写真を。




尾羽がボロボロでよく見えないが、♂成鳥
ハチクマの翼先分離は6枚だが、この個体はP5が伸長中。
左右とも同じなのは、通常の換羽状態であることを示している。
ハチクマは渡りの途中で換羽するらしいので、こういう個体が比較的多い。




これも♂成鳥で、この個体はP6が伸長中。




同一個体。
♂特有の顔の雰囲気が一応わかるかなと思う。

ハチクマ@白樺峠

ハチクマ
タカ目タカ科
体長 ♂57cm ♀61cm
撮影 2011.9.23~24 長野県白樺峠

ハチクマは不思議な鳥で、地元ではほとんど見たことがありません。
渡りの観察以外では、福島県、山形県、長野県あたりの山中で見ることがある程度です。
色の変異も多く、個体差が大きいので、観察していても非常に面白い鳥です。
白樺峠では、比較的成鳥が多く見られますが、伊良湖岬では幼鳥ばかりだと言われています。
とにかく謎の多い鳥。






















いずれも♂成鳥




♀成鳥と思われるが、違うかも知れない




♂成鳥と幼鳥










幼鳥

ハチクマ@白樺峠

ハチクマ
タカ目タカ科
体長 ♂57cm ♀61cm
撮影 2009.9.26 長野県旧奈川村(現松本市)白樺峠

白樺峠は「上高地乗鞍スーパー林道A区間」の最高地点にあります。
この有料林道は、奈川村の黒川渡に料金所があって、乗鞍高原側にはありませんでした。
そのため、乗鞍高原側から峠までピストンすると無料でした。
タカの渡りの観察者が増え始めた頃でしょうか、乗鞍高原側にも料金所が作られました。白樺橋を渡った場所で新設された料金所を見て、慌ててUターンしたことがあります。
この時期は入る方で料金を払い、出口でチケットを見せる方式でした。
ピストンすると2重に払うという方式で、不評でした。
数年前に両方とも廃止し、峠に料金所が作られました。
去年からは無料開放になりましたが、今年はガケ崩れのため、乗鞍高原側が不通です。

ちなみにB区間は乗鞍高原から白骨温泉まで、C区間は白骨温泉から旧安房峠道路の途中までです。
C区間は結構好きなのですが、ずっと通行止めになっています。

・・・・・・

ハチクマという名前は「蜂を食べる、熊鷹に似た鳥」という意味だと言われています。
サシバと異なり、九州から中国大陸に渡り、主に東南アジアで越冬します。
謎が多い鳥で、生態については謎が多いとされています。
体色に変異がとても多いことでも知られ、その意味で観察が面白い鳥でもあります。



♂成鳥



♂成鳥



♂成鳥
ハチクマは渡り途中で換羽するので、羽が欠けた個体が多い。
通常の換羽は左右対称。



淡色型の♂成長



♂成鳥
ハチクマは♂の方がかわいい顔をしている。



♀成鳥
P5が換羽中



これは幼鳥のようにも見えるが、虹彩が黄色なので♀成鳥。



これも♀成鳥と思われる。



幼鳥



暗色型の幼鳥



中間型幼鳥



”そのう”がふくらんだ幼鳥

ハチクマ@白樺峠

ハチクマ
タカ目タカ科
体長 ♂57cm ♀61cm
撮影 2008.9.14 長野県旧奈川村(現松本市)白樺峠

サシバとともに、渡りをする代表的なタカ。
全国の低山から森林で繁殖するとされていますが、生態についてはわからないことが多いようです。
「ハチを好むクマタカのようなタカ」という意味の命名。

♀はタカらしい精悍な顔をしているのに、♂は可愛らしい顔をしている変なタカ。
体色の変化が大きい種類ですが、♂♀幼鳥の識別が比較的わかりやすいので、多くの個体を見ても面白い鳥です。

白樺峠では例年9月下旬から10月上旬に渡りのピークを向かえ、ひとシーズンに2~3千羽がカウントされています。
今年はちょっと早い傾向があるようで、この日サシバよりも多い数が見られました。




♂成鳥
淡色型
長くて広い翼に、翼先分離は6枚




♂成鳥
尾羽の太い黒帯と、翼後縁の黒帯が典型的




これは暗色型の♂成鳥
初列風切は内側から数え、タカの場合は10枚。
一番外側がP10なので、この個体が換羽中なのはP4である。
左右対称に欠けているのは、通常の換羽。
ハチクマは渡りの途中に換羽する。




これは中間型(?)♂成鳥
左右対称でないのは事故で欠けたものと思われる。




♀成鳥
淡色型
風切の横斑が細い。
角度的にはいいのだけれど、虹彩が見えないのは残念。
蝋膜は黄色いような気もするので、若い個体かも知れない。




これも淡色型の♀成鳥で、典型的な個体。
これはP5が換羽中。




中間型幼鳥
風切の先端が黒くつぶれているのは幼鳥の特徴。
なお、幼鳥の♂♀の識別方法はわかっていない。




これも中間型幼鳥
蝋膜(嘴の基部)が黄色いのは、飛翔中でもよく目立つ。
白樺峠では、成鳥と幼鳥の構成比は大体半々だが、伊良湖岬ではほとんどが幼鳥らしい。不思議。




これは下の2羽が幼鳥、右上が♀成鳥と思われるが、小さいので難しい。







2羽並んで交錯した。
上が♀で下が♂で、この2羽は典型的。
タカの仲間は♀の方が大きいが、ハチクマの場合はそれほどの差はないようで、個体差も大きいらしい。
だから大きさだけでは判断できない可能性もある。

参考:BIRDER 2006年10月号特集「ハチクマの8不思議」

ハチクマが渡る

ハチクマ
タカ目タカ科
体長 ♂57cm ♀61cm
撮影 2007.9.23 長野県松本市白樺峠

ハチクマは不思議な鳥です。
夏の間、あまり見ることがありません。(少なくとも私は)
幸い今年は裏磐梯で上空を飛ぶハチクマを見ることが出来ました。
白樺峠を渡るハチクマを眺めていると、どこにこれだけいたのだろう、と言う思いにかられます。

ハチを食べる、クマタカに似たタカ
という意味の命名です。
ハチに刺されても平気なのでしょうか。

ハチクマは♂成鳥、♀成鳥、幼鳥の識別が面白い鳥です。
■♂成鳥は、尾羽の太い黒帯が特徴ですが、虹彩が暗色でかわいい顔をしているのが不思議。
■♀成鳥はその黒帯が細いのが特徴で、虹彩は黄色。♂よりも精悍な顔。
■幼鳥は初列風切が黒くつぶれていて、蝋膜(嘴と目の間の部分)が黄色いのが目立ちます。
蝋膜とか虹彩の色とかは、この距離では難しいですね。



♂成鳥 典型的な個体



♂成鳥 翼先分離が5枚に見えるが、P5が換羽中



♂成鳥



♀成鳥 これもP5が換羽中



♀成鳥 P5がまだ伸び切っていない



♀成鳥



♀成鳥 これもP5が伸長中



幼鳥 右のP8が欠けている。通常の換羽では左右対称といわれる。



幼鳥

ハチクマ


ハチクマ
タカ目タカ科
体長 ♂57cm ♀61cm
撮影 2007.6.2 福島県北塩原村 裏磐梯野鳥の森

クマタカが去ったあとに現れた個体。
「ハチを食べる、クマタカに似たタカ」という意味の名前です。
サシバとともに、渡りをする代表的なタカ。
サシバは秋、陸伝いに九州から、沖縄、台湾などを経由して東南アジアに渡ります。
ハチクマは九州から直接中国大陸に渡るルートが一般的だと言われています。
ただ、日本海を経由する個体群の存在が、<山桜さんのブログ>でわかりました。
<えみコチョさんのブログ>には、千葉県内で見られたハチクマの記事があります。
どちらも興味深い記事なので、TB先をご覧ください。

ハチクマの特徴
■翼先分離は6枚
■ソアリングの時、翼は水平(チュウヒのV字と対照的)
■翼は幅広く、相対的に頭が小さく突出しているように見える
■♂成鳥は尾羽に太い黒帯
■♀成鳥は細かい黒帯
■幼鳥は初列風切先端が黒い
というわけで、写真は♂成鳥であることがわかります。

特に♂成鳥が可愛らしい顔付きをしている、というのがハチクマの面白い特徴になっています。
虹彩の色や蝋膜の話は細かくなるので省略しますが、顔つきがわかるような距離で見たいものです。

ハチクマ

ハチクマ
タカ目タカ科
体長 ♂57cm ♀61cm
撮影 2006.9.23 [長野県松本市(旧奈川村)白樺峠]

夏鳥として、主に低山の森林に住み、特にハチを好むと言われている。
白樺峠では、秋に数千羽の渡りが観察されている。

巾の広い翼と、小さめで長く突き出た顔が特徴。
翼先分離(飛翔時に指、のように分離する風切羽の枚数)は6枚である。
この白樺峠で見られる代表的なタカ4種(サシバ、ハチクマ、ノスリ、ツミ)で、翼先分離が6枚なのは本種だけ。

暗色型、淡色型、中間型と色の変異が多く、個体差が大きいが、識別ポイントがはっきりしているので、比較的わかりやすい種類である。
♂成鳥、♀成鳥、幼鳥の識別が面白い鳥。




♂成鳥 翼の後縁が黒い。尾羽に2本の黒い帯。羽がぼろぼろになっている。




これも♂成鳥。ハチクマの特徴がよくでているのだが、翼先分離が7枚見える変な個体。この日は♀成長の撮影ができなかった。




幼鳥 中間型? 初列風切の先が黒い。喉にW型の黒線が見える、ハチクマらしい顔。




これも幼鳥 淡色型?




これまた幼鳥 中間型というのだろうか。いかにもハチクマという写真
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