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オオセグロカモメ@銚子

オオセグロカモメ
チドリ目カモメ科
体長64cm
撮影 2016.3.6~13 千葉県銚子市



夏羽に換羽した成鳥で、とても綺麗な個体だ。
オオセグロは”人相”が悪いと言われているが、そうでもない。




第2回冬羽




第1回冬羽
オオセグロカモメは非常に摩耗が激しい個体が多い




こんな不思議な個体がいた。
明らかにシロカモメではない。
オオセグロ風ではあるが、摩耗が激しいと言ってもさすがに白すぎるように思う。




翼を広げるとこんな感じだった。やっぱりオオセグロだと思われる。
確かにひどく摩耗しているが、これは白化個体と見た方がいいのだろうか。

白化個体とすれば、来年以降どういう色合いになるのか気になるところだ。

オオセグロカモメ@大洗




オオセグロカモメ
チドリ目カモメ科
体長64cm
撮影 2014.9.5 茨城県大洗町

オオセグロカモメの夏羽は、ボロボロに摩耗したものが多い。
第2回(?)夏羽と第4回(?)夏羽。
第4回の個体は、嘴先端から黄色に変わっていくような様子が見えて面白い。

オオセグロカモメ&ウミネコ@大洗

オオセグロカモメとウミネコ
撮影 茨城県大洗町



オオセグロカモメの第1回夏羽
この鳥はなぜか非常に摩耗が激しい傾向がある。




同じ個体の飛翔姿を見ると、初列風切が第2回冬羽に換羽中であることがわかる。
初列風切は基本的に内側から外側に向かって換羽し、左右対称である。




同様に、ウミネコの第1回夏羽から第2回冬羽に換羽中の個体。
こちらも全体的にはボロボロだが、カモメ類の摩耗した夏羽というのは皆こんな感じである。

オオセグロカモメ@銚子

オオセグロカモメ
チドリ目カモメ科
体長64cm
撮影 2013.1.26 千葉県銚子市

この日見たオオセグロは、特に第1回冬羽が多かった。







第1回冬羽




第2回冬羽




成鳥冬羽

オオセグロカモメ@銚子



オオセグロカモメ
チドリ目カモメ科
体長64cm
撮影 2012.7.26 千葉県銚子市

久しぶりに見る銚子漁港。
今時分いるのはウミネコばかりですが、少数のオオセグロカモメも見られます。
もう少し経つと、ウミネコもオオセグロカモメも、今年生まれの幼羽が見られるようになるでしょう。
写真の個体は、第4回夏羽か?

オオセグロカモメ@銚子



オオセグロカモメ
チドリ目カモメ科
体長64cm
撮影 2012.2.23 千葉県銚子市

同じ種類でもこれだけ違うところに、カモメ観察の面白さがあります。
1枚目は嘴に黒斑があるので、第4回夏羽。
換羽が早い個体で、すでに夏羽になっています。

2枚目は摩耗した第1回冬羽
オオセグロカモメは特に摩耗が激しい個体が多く、3月~4月になると、もっと白くなった個体が見られるようになります。


英名では「スレート色の背」と表現されます。
スレートは粘板岩を薄く割ったもので、硯に使われますが、屋根材としてはかなりの高級品です。
今年復元工事が完成する東京駅の赤レンガ駅舎には、宮城県産のスレートが使われていますが、保管されていたスレートが昨年の大津波で流される被害に遭いました。
その多くは回収されたようですが、無事に東京駅の屋根として使われるでしょうか。こんなところにも大震災の爪痕が残っています。

オオセグロカモメとワシカモメ

オオセグロカモメ
体長64cm

ワシカモメ
体長65cm

撮影 千葉県銚子市

「カモメ類は人相(?)が悪い」という記述をよく見ます。
特に大型カモメ類はそのように見られる傾向が強く、一番目つきがきついのがオオセグロカモメだと言われています。



成鳥冬羽の場合、虹彩が黄色で、目の周囲に黒斑が集中するのでそのように見えるのです。
夏羽になると黒斑がなくなるので目つきの鋭さは消えます。




第1回冬羽



こちらはワシカモメの第1回冬羽
ワシカモメは相対的に目が小さく見えるので、むしろオトボケ顔です。

オオセグロカモメの争い

オオセグロカモメ
チドリ目カモメ科
体長64cm
撮影 千葉県銚子市銚子漁港



1羽が何か餌を捕らえましたが、上から別の1羽が狙っています。




頭上から、かなり強引なアタック。




2羽で争っていますが、別の1羽が間に入って来ました。




3羽での取り合い。




2番目の個体があきらめました。




最初の個体と3羽目の争い。




4羽目も参入しかけましたが、結局3羽目が勝利しました。


これは餌の取り合いを見たかったわけではなく、オオセグロカモメ特有の初列風切のパターンを撮影したかったのです。

オオセグロカモメ@銚子

オオセグロカモメ
チドリ目カモメ科
体長64cm
撮影 千葉県銚子市銚子漁港

久しぶりの銚子。
この時期のカモメはウミネコばかりですが、オオセグロカモメもそれなりの数が見られます。
日本で唯一繁殖する大型カモメで、若い個体には越夏する個体もいます。早めに移動してくる幼鳥を見るチャンスも。












肩羽に鱗模様があるのは幼鳥の特徴ですが、換羽の過程によって様々な模様の個体がいます。
これが4羽とも幼鳥かどうかはわかりませんが、2番目の個体は典型的かなと思います。







飛翔姿を下から見るとよくわかりません。
翼上面(初列風切のパターン)を見ると、オオセグロであることははっきりしています。
これでセグロカモメが入って来ると、もう少し慎重に見ないといけません。

オオセグロカモメ@銚子

オオセグロカモメ
チドリ目カモメ科
体長64cm
撮影 2010.7.22 千葉県銚子市

夏の時期、銚子で見られるオオセグロは、繁殖に参加しない若い個体が中心です。
ボロボロの個体が多いのが特徴ですが、この鳥の羽根はどうしてこんなにボロボロに摩耗してしまうのでしょうか。



第1回夏羽
後頭部の乱れ方にも注目



漁港内には、水揚げされた魚がたくさん転がっています。
大きな獲物を咥えました。



あっ、盗られてしまった。



20cmほどの魚を飲み込むと、こんな風になります。



これは第2回夏羽と思われる個体。
やっぱり後頭部が乱れています。

オオセグロカモメ@銚子

オオセグロカモメ
チドリ目カモメ科
体長64cm
撮影 千葉県銚子市銚子漁港

ウミネコとオオセグロカモメは日本近海のみで繁殖する鳥なので、世界的に見ると珍しい種類と言えると思います。
ですからこの2種に関しては、日本に住むバーダーとしては十分に観察したいものです。



成鳥(セグロカモメ成鳥と)
こうして見ると背の濃さは全く違います。



オオセグロとは言うものの、セグロに比べて特別大きいわけではありません。
♂♀の違い(一般に♂の方が大きい)や、個体差を考えると、一概にオオセグロの方が大きいとは言えません。



第1回冬羽



第1回冬羽



これも第1回冬羽で、摩耗が目立つ個体



これも第1回冬羽と思われる。
ウミネコに囲まれているが、左の個体はカモメ。

オオセグロカモメ@銚子

オオセグロカモメ
チドリ目カモメ科
体長64cm
撮影 千葉県銚子市

大型カモメ類では唯一日本周辺で繁殖する種類。
北海道や東北地方北部で繁殖するほか、全国に冬鳥として飛来します。
銚子では、夏の間も若い個体が見られます。



第1回冬羽
全体にずんぐりした印象。
初列風切に淡色の羽縁が目立ちます。




第2回冬羽
濃い灰色の肩羽が出てきます。
オオセグロは第2回で虹彩は淡色になります。(この写真ではちょっと濃く見えます)
初列風切の淡色の羽縁が、第2回では目立たなくなります。

”人相”が悪いと言われるオオセグロですが、♂♀の差もあり(カモメ類は♀の方が小さい)、個体差が多いので、一概には言えないと思います。
なお、この日は近いところにいたものを車中から見ただけなので、成鳥は見つかりませんでした。

オオセグロカモメ@銚子

オオセグロカモメ
チドリ目カモメ科
体長64cm
撮影 千葉県銚子市銚子漁港

カモメ識別の第2の壁は
■若鳥の壁
である。

大型カモメ類は大体5年、小型・中型カモメ類は3~4年で成鳥になる。
生まれてから最初の冬を越す羽衣を第1回冬羽と言う。
大型カモメ類では、第2回・第3回・第4回冬羽を経て成鳥になる。
正確には、第1回冬羽になる前の羽衣を幼鳥と言い、第1回冬羽以降は便宜的に若鳥という場合がある。
若鳥は全体的に褐色味が強く、成鳥以上に識別が難しい。

フィールドでは、第1回冬羽が非常に多く見られ、第2回・第3回・第4回と順に少なくなっていく。
これは生存競争の厳しさを物語るもので、1年目の個体の多くが2年目を越せないということを示している。
一方、成鳥になれればある程度長生きが出来るもので、カモメ類では20年を越えるものも珍しくはない。
成鳥はそれ以上、年齢の判断は出来ないので、全体的には成鳥の数は第1回冬羽と並んで多くなる。

カモメ識別の要点は、まず成鳥、次に第1回冬羽ということになる。
その間の個体は両方の特徴を備えているので、成鳥と第1回冬羽の識別ができれば、おのずとわかるようになるだろう。


セグロカモメとオオセグロカモメは大型カモメの基本であり、国内では普通に見られる種類である。
この2種類を徹底的に見ることで、その他の大型カモメ類との区別が出来るようになるはずである。



第1回冬羽の飛翔
セグロとの違いは初列風切のパターンにある。



第2回冬羽
これは背に濃い灰色が出ている典型的な個体。



第2回冬羽
これは前の写真と比べると背の灰色味が少ないが、その濃さと虹彩の色(淡色)から、オオセグロの第2回と思われる。



成鳥夏羽
3月になると、すでに真っ白な夏羽になっているものが多い。
夏羽は瞼が赤く、嘴や足の色も鮮やかになる。



成鳥夏羽
手前のウミネコとの、背中の濃さに注目。
国内で見られるカモメで、最も濃いのがオオセグロ。

オオセグロカモメ@銚子

オオセグロカモメ
チドリ目カモメ科
体長64cm
撮影 2009.1.24 銚子漁港~波崎漁港

日本近海で繁殖するオオセグロカモメは、欧米では珍鳥だそうです。
銚子では、セグロカモメに次いで多い大型カモメ。



第1回冬羽
初列風切に、白い羽縁があります。




第1回冬羽
風切のパターンから、オオセグロと判断しました。




第2回冬羽
肩羽に濃い灰色の羽が出て、初列風切が黒くなってきます。
オオセグロは、第2回から虹彩が淡色になります。




第3回冬羽
初列風切に、白斑が出て来ます。








成鳥
この間に第4回冬羽があります。第4回は嘴にまだ黒斑があります。

オオセグロカモメ@銚子

オオセグロカモメ
チドリ目カモメ科
体長63cm
撮影 千葉県銚子市銚子漁港

セグロカモメとオオセグロカモメの識別は、成鳥の場合は背の色を見れば明らかなようだが、光線の具合や見え方、写真に撮った場合は露出の問題もあるので、意外に迷う場合もある。
昨日の記事の続きになるけれど、真木図鑑の写真を見ても、そのあたりは結構微妙。
結局のところ、何となくそれらしい感じ、というのが決め手だったりするので厄介である。
それにしても真木図鑑のオオセグロは結構可愛い顔をしている。



成鳥冬羽
嘴の赤は魚の血だろうと思う
オオセグロは翼後縁の白が目立つが、これが背に出ているのだろう。意外と図鑑に書いてない特徴かも
虹彩は淡色







第1回冬羽の虹彩は暗色で、いかにもオオセグロらしい顔つき。
初列風切の色のパターンがセグロと違う。これが一番わかりやすい。

オオセグロカモメ@銚子





オオセグロカモメ
チドリ目カモメ科
体長64cm
撮影 2008.10.17 千葉県銚子市銚子漁港

日本最大のカモメのメッカ、銚子漁港です。
オオセグロカモメは、大型カモメ類では日本国内で繁殖する唯一のカモメ。
今日の写真は全て第1回冬羽。
カモメの識別に頭を悩ます季節がまた巡ってきました。
今日のところは仕事のついでなので、ざっと眺めただけ。
ほとんどはウミネコでした。

オオセグロカモメ@銚子


オオセグロカモメ
チドリ目カモメ科
体長64cm
撮影 2008.7.6 千葉県銚子市銚子漁港

日本で唯一繁殖する大型カモメ類です。
そのため、銚子でも若い越夏個体が見られます。

これは第1回夏羽だと思います。
虹彩が暗色なのは第1回の特徴。
非常に擦れ方の激しい個体で、シロカモメか?と思わせるような白さです。
恐らく夏羽への換羽は部分換羽で、風切や尾羽は秋の完全換羽までそのままなのでしょう。

オオセグロカモメ@銚子




オオセグロカモメ(第1回冬羽)
チドリ目カモメ科
体長64cm
撮影 2008.3.29 千葉県銚子市

カモメ類の若鳥は、皆一様に褐色と灰色のまだら模様で、以前はお世辞にも綺麗な鳥とはいいがたい印象を持っていました。
写真を撮るようになって、飛翔時の美しさを改めて発見しました。
風切と雨覆の重なり具合とパターンの面白さ、ゾクゾクするような美しさを感じませんか?

ここに挙げたのは全てオオセグロカモメです。
実はセグロカモメとの比較をしようと思ったのですが、飛翔の写真をチェックしたらセグロのものがありませんでした。

オオセグロカモメ@銚子

オオセグロカモメ
チドリ目カモメ科
体長64cm
撮影 2008.3.9 千葉県銚子市銚子漁港

大型カモメ類の中で、日本で唯一繁殖する種類。
繁殖地は北海道や東北北部で、それ以外の地域では主に冬鳥ですが、銚子では夏にも少数見られます。



第1回冬羽
オオセグロの若鳥はセグロとの違いが微妙です。
この時期になると、オオセグロは特に羽がスレて白っぽくなります。



初列風切が褐色で、白い羽縁が目立ちます。



第2回冬羽になると、背にグレーが出て来ます。
虹彩が黄色くなり、初列が逆に濃くなる傾向はオオセグロ2Wの特徴と言われています。



成鳥冬羽は、セグロと比べると背の色の濃さが際立っています。
日本のカモメでは最も黒い鳥。
この個体はすでにかなり夏羽への換羽が進んでいるようです。

オオセグロカモメ

オオセグロカモメ
チドリ目カモメ科
体長64cm
撮影 千葉県銚子市銚子漁港

大型カモメ類の代表はセグロカモメ。
よく似たオオセグロカモメは、日本で唯一繁殖する大型カモメ類です。

セグロカモメという名称は誤解を生じやすい名前です。
セグロカモメの背は、あまり黒いとは言えません。
対してオオセグロカモメは最も背が黒い種類のカモメです。
英語名では「スレートのような背中のカモメ」
黒いということをスレート(粘板岩)に例えたもので、独特の表現に思えます。



成鳥冬羽
隣のウミネコとの黒さの違いに注目



嘴に黒斑が残っているので、第4回冬羽?



第1回冬羽
この辺はセグロとの違いが少ないのですが。。。



同じ個体の飛翔
内弁が白く、外弁が黒いという風切のパターンが特徴的
セグロカモメの場合は、初列風切の1~5枚目あたりが白く抜けています。

※追記
以前の記事で、セグロカモメの初列風切の様子がわかる写真をご覧ください。
http://blogs.yahoo.co.jp/papageno620/45940870.html
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