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琵琶湖探鳥記

はじめに、あまりと言えばあまりにオマヌケな失敗談から。

日曜日
7時から野鳥の生息調査(環境省の「モニタリングサイト1000」という調査の一環)を行った。
1キロのコースを1時間かけて往復し、確認した鳥を記録するという調査である。
9時から定例の探鳥会の案内をする。
午後は別のボランティア活動をちょっと手伝ってから、早めに出発した。

琵琶湖はさすがに遠い。
日曜のうちに岐阜県あたりまで行って、休みを取った月曜日、なるべく朝早くから探鳥をやろうと思っていたわけである。

横浜附近を走行中、家から連絡が入った。(運転中受けてはいけないのだが、そのあたりはちょっとご容赦を)
何とプロミナー(望遠鏡)を三脚とデジカメごと忘れていると言う。
これを忘れてきた経緯はあまりに恥ずかしいので省くけれど、これには愕然としてしまった。
双眼鏡ならば、当座の間に合わせに安いのを買うという手もあるが、プロミナーはどうにもならない。
勿論、双眼鏡も一眼もあるので、探鳥が出来ないわけではないが、今回の目的には合わないのである。
しばらく(と言っても1分ぐらい)考えたが、やっぱり戻ることにした。
東名の横浜町田ICから断腸の思いで東京方面に向かい、首都高速で都心を通り抜け、常磐道で戻った。
幸い、さしたる渋滞も無くそこは順調だった。
荷物を受け取り、とんぼ帰りで常磐道に乗る。
ところが、三郷線で事故渋滞があって、流山から小菅まで2時間ぐらいかかりそうだ。
素早く計算して、柏で降り、16号を走って千葉北ICへ。
湾岸と狩場線を経由して、再び横浜町田IC。
今度こそ”名古屋方面”に向かい、ひとまず安心。
今夜は富士川までしか行けなかった。
時間にして4時間、距離にして200kmのロスである。
あまりのバカさ加減にあきれてしまった。

・・・・・・

琵琶湖に行こうと思ったのは、勿論お目当てもあったのだが。。。
以前なら「ちょっと琵琶湖まで」とは思わなかった。
ETCの深夜割引が50%に拡大されていることと、今月マイレージの還元で8000円分無料走行が出来るという事情があったのである。
高速料金がほとんどかからないので、ほぼガソリン代だけで行けるというのは大きい。
加えてガソリン代は、夏には史上最高値を記録したのに、現在では第2次オイルショック以降の最安値ではないかと思われる暴落ぶりである。
今回満タンにして行った価格は、現金会員価格に割引チケットを併用して、リッター94円だった。
私の車は高速だと12キロは走るので、琵琶湖までの片道はこれでOK。
4ヶ月前なら考えなかった旅である。
もっとも、冒頭に挙げたミスで6000円ぐらい損をしたので、この計算は無意味になった。

・・・・・・

目的地の湖北。
天気が心配だったが、朝のうちに雨はあがった。
終日曇りベースだったが、風もなくまずは快適な一日だった。




湖北野鳥センター
情報も豊富で、とても親切に対応してくれる。
この日はここをベースに周辺の探鳥を行った。




竹生島が正面に見える。
琵琶湖の最北に近く、福井県も間近である。
本来ならばすでに積雪がありそうな場所。




コハクチョウ
ここの名物だが、この日は終日田んぼの方に出ていた模様。
これは、朝のうち早崎のビオトープで撮影したもの。




これでは何の写真かわからないが、ヘラサギである。
早崎のビオトープに5羽滞在している。
寝てばかりいる。




オオヒシクイ
先日紹介したように、茨城でも1箇所越冬地があるが、さすがに規模が違う。


今回、探鳥としては初めての琵琶湖だったが、なかなかに素晴らしい探鳥地だった。
数的には霞ヶ浦と大差ないが、鳥相も違うのでとても興味深い。
夕方琵琶湖を後にすると、関が原あたりは雨になった。
この日は浜名湖まで戻り、翌日は駿河湾で探鳥。

とりあえず、この日確認できた鳥
(8:30~15:00)
カイツブリ
ハジロカイツブリ
カンムリカイツブリ
カワウ
ダイサギ
コサギ
アオサギ
ヘラサギ 5 早崎
コクガン 1
マガン
オオヒシクイ
コハクチョウ
マガモ
カルガモ
コガモ
オカヨシガモ
ヒドリガモ
オナガガモ
ホシハジロ
キンクロハジロ
ホオジロガモ ♂1
ミコアイサ ♂1 早崎
カワアイサ ♂♀
ミサゴ 1
トビ
オオワシ 1
チュウヒ 1
オオバン
イカルチドリ 2
ハマシギ 50+
イソシギ 1
ユリカモメ
カモメ
キジバト
ハクセキレイ
セグロセキレイ
ヒヨドリ
モズ
ジョウビタキ ♂
ツグミ
ウグイス
エナガ
シジュウカラ
ホオジロ
アオジ C
オオジュリン C
カワラヒワ
スズメ
ムクドリ
ハシボソガラス
ハシブトガラス
以上51種

航路探鳥(その2)

往復航路探鳥の1日目は、余りにも素晴らしい探鳥だった。
写真をチェックし、記憶を反芻しながら一人静かにビールを飲む。




さて2日目
6:00前、デッキに出て見る。すでに下北半島沖。
寒さは思ったほどでもないが、どんよりとした天気である。
雨の方も大したことはない。時折パラパラ落ちてくる程度。
ただ、この日は椅子に座っての探鳥は難しそうだ。
右舷には狭いながら屋根付きのスペースがあるので、そこに集まっての探鳥になった。



上部デッキの様子


同行講師によると、大抵9時ごろまでがピークになることが多いと言う。
その言葉通り、昨日と同じく大出現となった。
鳥の種類は、昨日と大きくは変わらない。
ところが9時前後に、何とミナミオナガミズナギドリが2個体続けて現れたのである。
何としたことか、慌ててよく探せず、撮影どころかしっかり脳裏に焼き付けられないまま過ぎてしまった。
「まだ出るでしょう」という言葉とは裏腹に、そのあとは出ず、午前のピークは過ぎ、雨もやまず、後悔だけが先に立ち、気分はすっかり落ち込んでしまった。
鳥の影も薄くなり、精神的にやや疲れたので、昼前後30分ほど部屋で休んだ。

気を取り直し、再びデッキに向かう。
雨は止む気配はない。
これは立ちっぱなしで4時までと覚悟した。



13時過ぎ、金華山沖。
海の方は異様なほどベタ凪ぎになって来た。
こうなると鳥はとても探しやすくなる。
ウミスズメ、ウトウの類もパラパラと出るようになった。
南下するに従い、オオミズナギドリの大群が目立つようになる。

16:15、写真を撮るには厳しい暗さ、そろそろ撤収かという時間帯である。
突然、かなりの近さで1羽の鳥が船と並んで飛んだ。
「ミナミオナガ!!」という講師の声に、今度こそその鳥を視界に捕らえた。
明瞭な背中のM字模様、頭が黒く、下面は真っ白。
夢にまで見た憧れの鳥がそこにいた。

場が突然はじけ、お祭り状態になったことは言うまでもない。
それにしても、最後の最後にこれほど劇的に現れるとは、話として出来すぎである。
それを見逃さないプロの眼にも感服した。



19:45
大洗港に着岸
1500km、36時間15分、トータル42時間の船旅を終えた。
生涯ないのではないか、と思えるほどの充実した航路探鳥だった。
欲を言えば、もう少しアフターバードウォッチングを楽しみたかったが、それは言うまい。
船を下り、同行者に別れを告げ、駐車場に向かう。
高速を飛ばし、わずか70分後には家に着いた。

航路探鳥(その1)

11/14(金)

この夜から一風変わった旅に出た。
同様の記事は去年も書いているので、ご記憶の方もいらっしゃるかも知れない。
初めての方は、きっと驚くやらあきれるやらの内容に違いない。




22:30、大洗港のフェリーターミナルに集合する。
乗るのは「さんふらわあ・しれとこ」
総トン数11410トン、全長190m。
深夜1:45発、苫小牧港には19:45の到着予定、18時間の船旅である。

・・・・・・

11/15(土)
早朝6:00ごろからデッキで探鳥。
とりあえず右舷に出て見る。
思ったほど寒くはなく、快適な航路探鳥になりそうだ。




6:13ごろ太平洋から日が昇る。
福島県沖である。

7時過ぎ、金華山沖を通過。
このあたりから最初のピークになる。
オオミズナギドリはこのあたりの海域に多い。
トウゾクカモメ、フルマカモメが断続的に飛ぶ。
コアホウドリが出始めたの思ったら、そのうち物凄い数が出始めた。
コアホウドリ数十羽の群れなど、想像もしていなかった。
クロアシアホウドリも数個体確認できたが、思った通りアホウドリは出ない。
ただ、亜成鳥1羽を見たという人がいた。







昼前、宮古沖。
本州最東端あたり。
この時間帯は、あまり鳥が出ない。

14:00ごろ、下北半島沖。
北に行くに従ってハシボソミズナギドリ、ミツユビカモメが多くなり、2回目のピークになった。
信じられないほどのコアホウドリがわらわらと飛んでいる。
ミツユビカモメ、ハシボソミズナギドリの大群。
唖然とするような乱舞が見られた。




11月中旬、日没は早い。
16:30ごろ撤収、この日の探鳥を終えた。
部屋に戻り、写真の確認。
ボツ写真を削除して、250カット程度残った。

19:45、予定通り苫小牧港に接岸。
苫小牧は雨だった。これも去年と同じ。
今回は港のレストランで食事にしたので、港の外には出なかった。







ターミナルの前、一応北海道の「大地」に降り立つ。


これだけで20:00には再度集合。
鳥合わせのあと、20:30には再び船に乗り込む。
つまり、乗って来た船でとんぼ帰りなのである。
帰りは深夜1:30発、大洗到着は同じく19:45の予定。
潮の影響だろうか、微妙に15分ほど余計にかかる。
明日は曇りベースで、雨も予想される。
ウミスズメ類を見ていないし、この日見たという人もいたミナミオナガを内心期待して床についた。(いや、それはウソで、夜中まで飲んでいて顰蹙を買ったかも知れない)

白樺峠探鳥会(その3)

2008.9.14(日)

土曜日が雨だったため、急遽この日に延期した探鳥会である。
平湯を7:30ごろ出て、安房トンネル~前川渡~乗鞍高原を経て、8:40ごろ白樺峠の駐車場に着いた。
坂道を20分ほど歩いてタカ見の広場に到着。
まずまずの天気である。
昨日の記録を見ると、やっぱり出ていない。わずか7羽。
今日は期待できそうだ。




タカ見の広場から見る風景はこんな感じ。
正面は松本市。


9:10過ぎ、最初の1羽が現れた。
ハチクマのようだ。
午前中は右に流れる個体が多いが、そのうち左の方から、割りと低い位置で真上を飛ぶ個体が出て来た。

今日は旋回しながら高度を上げ、急降下して森に入ってしまうハチクマが多い。
ディスプレイとは違うようだが、時折り変な動きをする個体もいる。
ハチクマがツミ(?)にモビングされるシーンも見られた。
南に渡って行ったと思われたハチクマがまた戻り、森の中に消えてしまう、という場面も再三見られた。

遠くにタカではない影、と見るとハリオアマツバメ。
一度、15羽程度の群れが至近距離を猛スピードで通り過ぎた。
時折り、ヒラヒラと飛ぶアサギマダラは、この季節の風物詩のような印象だ。




ちょっとヒマな時、蝶を探して見る。
草の間からクジャクチョウが見える。


期待したほどの出現ではなく、比較的のんびりとした探鳥が続く。
午後になると気流が変わったのか、タカが飛ぶルートは真上だがとても高くなる。
15時前撤収


9:10~9:20 1羽
9:20~9:30 5羽
9:30~9:40 6羽
9:40~9:50 
9:50~10:00 5羽
10:00~10:10 6羽
10:10~10:20 11羽
10:20~10:30 7羽
10:30~10:40 1羽
10:40~10:50 1羽
10:50~11:00 7羽
11:00~11:10
11:10~11:20 4羽
11:20~11:30 11羽
11:30~11:40 2羽
11:40~11:50 19羽
11:50~12:00
12:00~12:10
12:10~12:20 7羽
12:20~12:30 9羽
12:30~12:40 1羽
12:40~12:50 4羽
12:50~13:00 17羽
13:00~13:10 7羽
13:10~13:20 3羽
13:20~13:30
13:30~13:40
13:40~13:50 3羽
13:50~14:00 12羽
14:00~14:10 13羽
14:10~14:20 8羽
14:20~14:30 1羽
14:30~14:40
14:40~14:50 8羽

内訳
■サシバ 44羽
■ハチクマ 111羽
■ノスリ 3羽
■ツミ 2羽
■トビ 1羽
■オオタカ 1羽
■遠くて判別できず 17羽
合計179羽

トビは公式記録には載っていないので、見間違えかも知れない。横から見るのは難しい。


暑くなく、寒くなく、極めて快適なタカ見の一日。
半日のんびりと空を眺め続ける得がたい一日。

白樺峠探鳥会(その2)

2008.9.14(日)

2日連続の3時起床である。
前日に手配しておいたタクシーは、やや早めに3:20には来た。
これから乗鞍スカイラインを走り、標高2704mの畳平まで約40分である。
到着した畳平には観光バスが数台。
どうやら、ご来光を見るツアーのようだ。

4時をやや廻る。
風もなく、それほど寒くはない。
ガスはかかっていないが、周辺の山は雲の中のようだ。

とりあえず大黒岳に登る。
大黒岳は畳平の東側にあり、標高は2772m。
15分ほどで頂上に着いた。
やや風も出て、さすがに寒い。
頂上には小屋のようなものがあり、風をよけることが出来る。
名だたるご来光の名所だけに、ご来光を見る人のためのシェルターだと思う。
バス停のようなものだと思っていただけるといい。

先ほどのツアー客が40人ほど登って来た。
私の方は三脚を立てて待つ。
夜明け前30分からが、一番フォトジェニックな時間帯である。
今日は雲の動きが早く、周辺の山が一瞬見えたり、また隠れたり、上空に星が見えたと思ったらまた隠れ、一瞬として同じ風景はない。
これが山の朝の面白さでもあり、結局ご来光は見られなかったが、変幻自在の山の朝をまずは堪能して下山した。



5時ちょうど
本来は八ヶ岳方面から日が昇る。



5:45
南アルプス方面



畳平から少し下ったあたりを桔梗が原という。
ここには見事なハイマツ帯が広がる。
ここを桔梗が原という理由は、イワギキョウの群落にあるのかも知れない。
アスファルト舗装の割れ目からイワギキョウが顔を覗かせる光景はここだけのものだと思う。
前穂高と吊尾根の一部が見えた。
雲の下が上高地である。

今日はこのあとの予定があるのでこれだけで下り、7時には平湯に戻る。
朝食後すぐ出発。メインの白樺峠に向かう。

白樺峠探鳥会(その1)

2008.9.13~14

毎年恒例になっている白樺峠、タカの渡り観察会である。
この観察会は例年9月下旬に行っているが、今年はちょっと早めである。
今年はサシバの渡りが例年よりも早く、すでに1回目のピークが訪れたようだ。

今年の参加者は5人で、ちょっと寂しい。
人気がないわけではないのだろうが、タカの渡り観察というのはかなりマニアックな分野ではある。
一度その魅力に取り付かれると病みつきになる人は多い。

・・・・・・

4:00に牛久を出発。
7:30には早くも松本インターを出て、国道158号線を上高地方面に向かう。
奈川渡ダムの手前、入山トンネル内で左折、野麦街道で旧奈川村へ。
上高地乗鞍スーパー林道A区間に入ると、あろうことか雨が降って来た。
8:40ごろ白樺峠駐車場に到着。雨はやむ気配はない。
天気は悪いものの、やはり3連休の初めとあって20台ぐらいの車があった。
タカの渡り関しては天候の影響が大きく、雨の場合はほとんど渡ることはない。
とりあえず乗鞍高原に下り、しばらく様子を見ることにした。

上高地乗鞍スーパー林道は、ABCの3区間に分かれている。
 A区間は旧奈川村の黒川渡から乗鞍高原まで
 B区間は乗鞍高原から白骨温泉まで
 C区間は白骨温泉から、旧安房峠道路の最終カーブまで
A区間は、もともと黒川渡に料金所があった。
そのうち乗鞍高原側の白樺橋のたもとに料金所が出来て、通過する場合はチケットを見せればいいが、ピストンの場合は2倍取られることになった。
評判が悪かったのか、数年前に2箇所とも廃止し、白樺峠に新たに料金所が出来た。
それも束の間、今年からはA、B区間とも無料開放になったようだ。
C区間はずっと通行止めになっている。

・・・・・・

雨は上がったが雲は取れない。
今日は無理と判断して、午前中は乗鞍高原附近を散策した。



牛留池
休暇村乗鞍高原の裏手にある。
天気がよければ、乗鞍岳を映して美しい。




昼は中之屋でそばを食べ、白骨経由で平湯に向かった。
ここはもちろん有名店だが、私のお気に入りの店のひとつ。

安房トンネルを抜けると、まずまずの天気になった。




お気に入りの鍋平園地
このあとは新穂高ロープウェイに乗る。
笠ヶ岳や槍ヶ岳は雲に隠れて見えなかったが、今日のところは観光客となって、新平湯温泉の民宿に投宿した。

今回、いつもの乗鞍高原ではなく岐阜県側に宿を取ったのは、翌朝の畳平に行きやすいからである。
長野県側、岐阜県側とも早朝のバスはあるが、タクシーに関しては長野県側からは6時にならないと通行できないのである。
夕方のうちにタクシーの手配を済ませ、翌朝3:30に新平湯を出発することにした。

飛島探鳥記(3)

3日目(5/5)

最終日。
昨日と同じく4時起床。
窓の外を見ると、今日は対岸の鳥海山が朝焼けに染まっている。
急いで海岸近くに行ってみた。






残念ながら、太陽は雲に隠れてしまったようだ。

昨日と同じルートで早朝探鳥。
トイレの前で、昨日から情報があったヒレンジャクの群れにやっと出会うことができた。

今日は11時の船で帰らなければならないので、あまり時間がない。
朝食後、8時過ぎに宿の車を頼み、ヘリポートまで送ってもらう。
ヘリポートから学校までに絞って探鳥。
あまり成果はなかったが、最後に学校のグラウンドでキマユホオジロが出た。
なかなか見難い状況だったが、何とか確認。
これを最後に海岸沿いに宿まで戻る。

11:00出港
帰りもさしたる揺れもなく、デッキで航路探鳥を楽しんだ。
オオナギが多いが、ウミガラスらしき1羽を発見した。



遠くから見ると、飛島はテーブルのような島である。

12:30、定刻に酒田港に到着。
実はここから波乱があった。
うちのグループは、最後の昼食はソバにするのが慣例である。
今回は「生石 大松家」を考えていたのだが、大変な人気で満席である。
13:30ごろ行ったのだが、15時過ぎになりそうだとのこと。
16時過ぎに酒田を出ると夜中になりそうだが、渋滞を避けるには遅い方がいいのではないかと考え、待つことにした。
結局昼食が終わったのは16時過ぎ。
酒田市内で土産の地酒を物色して、酒田を出たのが17時ちょうど。
最終的には全く渋滞知らずで、22時ごろには常磐道に入る。
どうせなら夕食を済ませて、深夜割引が利く0時過ぎに高速を出ようということになった。
2人を家まで送り、帰宅は1:30。
さすがに疲れたが、翌日は浮島にシギチを見に行った。

飛島探鳥記(2)

2日目(5/4)

今日は4時に起床、5時前から早朝探鳥を開始する。
昨日とは別の階段道を行くと、コマドリ、コルリの声がよく響く。
朝はそれほど時間が取れないので、畑附近を中心に見る。
遠くでカラスバトの牛のような声が聞こえた。
海水浴場の上から洋上を探すと、数キロ先の海面にウミスズメの群れが見えた。

7:30ごろ宿に戻り、朝食後少し休憩、9時前から探鳥を開始する。
再び朝の階段道を行き、今度はダムに沿って登る。
上空にはアマツバメが多い。時折ハヤブサが飛ぶ。

畑ではツアーの団体に遭遇。
よくお会いする東京のOさんに聞くと、あまりいい情報はない。
天気は昨日よりもいいぐらいで、とても暑い。
鳥も出ないし、グラウンドで休憩にした。

この辺が疲労のピークだったようで、気分的に少しダレて来た。
少しウトウトしかけると、仲間が何か見つけた。
ビンズイのようだった。
ここまでタヒバリ系は全く出ていないし、去年はヨーロッパビンズイが出た経緯もあるので、一応チェックする。
結局は普通のビンズイだったが、ビンズイ1羽でいくらか元気が出て、ヘリポートに向かう。
ヘリポート前では先のツア-客20人ほどが手持ち無沙汰のようだ。
周りを確認するが、目ぼしい鳥はいない。
団体さんは法木の方に移動した。

と、その時、木の天辺に1羽の鳥。
横向きで顔がよく見えないが、とりあえず今までに出ていない鳥のようだ。
頭の中で図鑑をめくるが、該当する鳥がなかなか出てこない。
額が見えたが、ちょっと赤いようだ。
「ベニヒワじゃないか」
仲間に確認を求める。
鳥は反対側に移動し、タンポポの種を啄ばみ始めた。
間違いなくベニヒワだった。

朝出会ったグループがその時に下からやって来た。
苫小牧航路で一緒だった群馬のSさんの顔もある。
先に移動した団体も急いで戻り、別のグループも加わり、数十人がベニヒワにレンズを向ける状況になった。

ベニヒワ1羽で突然元気になったのは言うまでもない。
島の先端にある展望台に昇って昼食にした。
天気は絶好、ベタ凪ぎが続く。


展望台からの風景

学校に下り、更にもう一度ヘリポート方面に向かう。
ヘリポート前ではかなりの人数が集まっていた。
ベニヒワは出ていない様子だったが、我々のグループの目の前にベニヒワが突然現れた。

1人で来たという埼玉のAさんに会い、ひとしきり話したあと、グラウンドから別の道を降りる。
カメラマンが、マミチャジナイがいるのを教えてくれた。
途中ではカラスバトの声がかなり近かった。
海岸沿いから沖を見ると、ウトウがいた。


ベタ凪ぎの日本海

17時ごろ本日の探鳥を終えて宿に戻る。
ここまで60種と少し。やっぱり数は少ない。
夕刻からかなり風が出てきた。
夜はまたアオバズクを観察、今日は姿を確認できた。
夜はまた飲んで盛り上がり、鳥三昧の一日を終えた。

飛島探鳥記(1)

去年に引き続き、GWの飛島探鳥。
まずは1日目(5/3)

今年の飛島探鳥は、6人のグループになった。
4人は前日鶴岡で宿泊、うちは2日の夜に出発して、3日朝、酒田港で合流した。
少し早く着いたので、酒田の名所「山居倉庫」を散策した。


山居倉庫は、1893年に建造された酒田米穀取引所の倉庫で、今も現役の農業倉庫である。

7:30ごろ港に着く。
すでにかなりの人が集まっている。
漫画家のやくみつる氏がTV取材で乗船とのことで、撮影クルーが来ていたが、やく氏には結局会わなかった。
まあ、鳥の取材ではあるまいと思う。

予定通り8:45に出港した。
飛島までデッキから航路探鳥を楽しむ。


船に並走するウミネコ

この他はオオミズナギドリ中心。ハシボソのようなのを見た気がしたが確認は出来ず。
変わったところでは、コシジロアジサシ1羽が観察できた。
波もなく穏やかな航海は90分間、定刻10:15に飛島に到着した。
宿に荷物を預けて10:30過ぎ、今日の探鳥を開始する。

飛島は周囲12キロ、面積は2.7平方キロの島で、ここには約300人の人が住む。
集落は島の東側に集中し、海岸沿いにメインの道路が通る。
島の中央部が小高くなっていて畑があり、農道が1本通っている。
探鳥はこの農道沿いを中心に、適当に脇道を行ったり来たりしながら行う。

さて絶好の天気で風もないが、実は離島探鳥では天気が良すぎるのはマイナスなのである。
鳥が島に寄ってくれないし、また立ち去るのも早いからである。
気温も上がり、夏のような陽気になった。

葉の間からチラチラ覗くムシクイ類を見ながら、いくつかある階段道のうちの1本を登り、畑に出る。
普通種としては、メジロ、カワラヒワ、ヒヨドリ、ウグイスが非常に多い。
とりあえず、あまり歌が上手でないオオルリを観察する。
今年はオオルリがとても多く、そのうち注目されなくなった。


オオルリ♂

グラウンドで昼食、そのあとヘリポートに移動する。
ホオジロ類が多いポイントだが、今年はあまり姿がない。
ちょっと色のコントラストが変わったハクセキレイ、亜種のタイワンハクセキレイを見たのが収穫だった。

少し先の法木(ほうき)の集落まで行き、ヘリポート附近まで戻ると、10人程度のグループが集まっている。
何を見ているのか聞くと「アオジ」だと苦笑された。


落ちていた巣
渡り鳥が立ち寄る島だが、もちろん繁殖もする。
種類はわからなかったが、直径は8cm程度の巣。

ここから学校までのルートは、ヒタキやムシクイ類が多く見られる。
学校ではホオアカが見られた程度で、あとは海岸沿いの道をブラブラ戻る。
ベタ凪ぎの海面を見ていると、日本海とは思えない。
もともとこの島は対馬暖流の影響で、山形最北であるにもかかわらず、山形で一番温暖である。
植生も照葉樹林が広がっているので、北の島とは思えない。
今日の暑さを考えると、ほとんど南の島の雰囲気である。
帰りは漁港にハギマシコがいたのが目立つ程度で、17時ごろ宿に戻った。

ここまでは45種類程度で、鳥はやっぱり少ない。
夜はマリンプラザ近くの神社で、アオバズクの声を聞く至福の時。
宿では鳥談義に花を咲かせながら大いに飲んだ。これも至福の時。
プロフィール

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