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8月4日の室堂

立山室堂
撮影 2019.8.4

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一番の臨時バスに乗ると、7時5分には室堂に着く。



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7:19
富山県警のヘリコプターが飛来した。

アグスタウェストランド社製AW139
JA139T


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雄山の少し下、標高でいうと2900mあたりで人が誘導している。


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左上に見える建物が雄山神社(標高3003m)


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7:31
隊員が一人を抱きかかえて救助し、飛び去った。

滑落事故などの情報はなかったので、急病人か?
時間帯から推測すると、前日室堂平周辺に宿泊し、早朝から登り始めた人かと思われる。


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気温は22℃ほど。少し風もあって、快適だった。
この日は花を中心に撮り歩く。

テーマ : 風景写真
ジャンル : 写真

立山室堂へ

立山室堂に行く場合、長野県側(扇沢)から行くコースと、富山県側(立山駅)から行くコースがある。
関東からだと当然扇沢の方が近い。立山駅へは片道150kmほど余計に走らなければいけない。
それでもあえて富山県側から行くのにはいくつか理由がある。

まずお金の問題。
扇沢からは、トロリーバス、地下ケーブル、ロープウェイ、トロリーバスを乗り継いで往復9050円。
立山駅からは、ケーブルカーとバスだけで、往復4310円である。
もちろん、往復300km余計に走る分の燃料代、高速料金(と時間)を考えれば、さほどのメリットはない。

2番目に、立山ロープウェイの待ち時間の問題。
合計6つの乗り物の中で、ロープウェイの輸送力が一番低いので、繁忙期にはかなりの待ち時間を覚悟しなければいけない。

黒部ダムを見るのもいいし、立山ロープウェイも楽しい。
最後にそのコースを歩いたのは1997年なので、久しぶりに扇沢から行って見ようかとも考えた。
だが、そこには一番大きな問題があった。

この時期、立山駅からのケーブルカー始発は6時である。
美女平で臨時バスに乗ると、最速7時5分に室堂に着く。
ところが扇沢発のトロリーバスは、始発が7時半なのである。
 7時半?
 夏休みのこの時期に?
 意味不明

これだと、最速でも室堂には9時。ロープウェイの待ち時間を考えると、現実的には9時半から10時になってしまう。
室堂周辺で5時間程度のハイキングを考えると、この時間差は致命的。
しかもこれには黒部ダムの見学などは考えていないし、午後になれば帰りのロープウェイはもっと待たなければならない。

結局そのコースならば室堂で1泊が必要だろう。それはまたの機会ということで。




予定通り7時5分には室堂ターミナルに到着。
一ノ越方面に500mほど歩くと、左に立山室堂山荘、右に浄土山及び室堂山展望台に行く登山道が分岐する。
立山室堂山荘前。
正面に見える立山連峰に、今年はほとんど雪がない。
これほど雪がない立山は初めてだ。

今回は、室堂山展望台まで往復する。
ターミナルからは約250mほどの登りである。




登山道途中から、浄土山を見る。
これに登って一ノ越を回って室堂に戻るコースもある。それも面白そうだ。




室堂平全体を見下ろす。
剱岳には雲がかかっている。




ミクリガ池も見える。




立山
室堂山展望台からは北アルプス方面と立山カルデラが一望できるはずだったが、雲がかかってしまい、残念ながら展望は得られなかった。




別山方面
中央に立山室堂山荘




室堂平に下りて、周辺を散策する。
ミドリガ池は、ミクリガ池の東側にある静かな池だ。




ミクリガ池にも全く雪がない。
立山じゃないみたいだ。


少し雲も出てしまったので、12時ごろには下りのバスに乗った。
天狗平の下あたりから雨になり、立山駅では予想外の土砂降りになっていた。
称名滝に行くつもりだったがあきらめて富山市方面に下ると、途中から雨は上がり、富山市内は例によって猛暑だった。

立山室堂





撮影 2015.8.9

少し遅めだったせいか、咲いている花の種類がいつもと違うように思った。
次回から花の写真を中心に載せたいと思う。

立山~帰りのバスから





撮影 2014.7.26

この日は一年に数日しかないような素晴らしい天気だったと思う。
帰りのバスから撮影した画像から。
昼過ぎには夏の雲が湧いて来て、剱岳も雲に隠れてしまった。
資材運搬のヘリコプターが盛んに行き来する。


一方、下界では一年に数日しかないような猛暑だった。
天国のような立山から下りて来ると、あまりの暑さに眩暈がした。

みくりが池パノラマ


撮影 2014.7.26

実は、今回金沢から立山までの記事に載せた写真のほとんど全ては、一眼レフではなくコンデジで撮影したものである。

基本的に一眼には望遠を付けている。
旅行の際などには広角に交換するのが面倒なので、風景やスナップなどが撮りにくい。
そこでサブとしてコンデジを使うということが考えられるわけだが、これまで使っていたものでは、使い勝手や画質に不満があった。
スマホのカメラも2070万画素もあるのだが、如何せん画質が不満だ。(そもそもスマホのカメラに2000万画素は無駄ではないか)

そこで今回、新しいカメラを導入することにした。
ソニーのDSC-RX100である。

メーカーHP
http://www.sony.jp/cyber-shot/products/DSC-RX100/


大型のイメージセンサーとカール・ツァイス製バリオゾナーT*レンズ搭載で、コンデジとしては最高の画質ではないかと思う。
ソニーでは今年RX100M2とM3という上級機種を発売して、3種併売となっている。
結果的にRX100の値段が下がることになった。
現在、4万円前後で買えるので、これはお買い得だと思う。(実際には38200円で購入した)

ソニーの本気度を感じる製品で、逆光でも3枚連射して合成したり、夜景を手持ちで6枚連射して合成するなどのハイテクを駆使していて、撮影していても面白い。
今日の写真は、ソニー得意のスイングパノラマという手法で、手持ちでカメラを動かしながら連射し、カメラ内で合成する。

反面、接写は苦手である。そのあたりの得手不得手は仕方がない。

別売りのアダプターを取り付けて、PLフィルターを使えるようにした。
実はこうなるとファインダーが欲しい。
実はM2にはアクセサリーシューに別売りのファインダーが取り付けられ、M3にはポップアップ式のファインダーが付いている。
なるほどとは思ったが、コストパフォーマンスを考えるとRX100の魅力は捨てがたい。

今後、デジスコにも使うことを考えている。

室堂平

撮影 2014.7.26

「室堂」とは本来修験者の宿泊施設のことで、山小屋の前身みたいなものだ。



みくりが池から立山
「室堂」と、現在の室堂小屋が見える。




みくりが池
左にみくりが池温泉




雷鳥沢を見下ろす
左に雷鳥荘




みどりが池と立山




ターミナルの前から
夏らしい雲が湧き上がって来た。

とにかく気持ちがいい一日だった。
翌日は大雨になったらしい。山の天気は複雑である。

大谷から室堂へ

撮影 2014.7.26



天狗平から大谷へ
途中から室堂方面を見る。




大谷は「雪の大谷」として有名だ。
GWの頃には、高さ20mにも及ぶ雪の回廊が出現する。




7月末でもこれだけの雪が残っている。




この断面で4mほど。




8:30
室堂に到着。
気温は20°ほど。下界の猛暑が信じられないような快適さである。

天狗平へ

撮影 2014.7.26

2週間前になるが、今年も立山に行って来た。

前日は猛暑の中、金沢方面を歩き、夕方立山駅前に入って車中泊。
この日は絶好の天気になりそうだった。



早朝の立山駅前
雲ひとつない青空。久しぶりに雨の心配がなさそうな状況だ。




ケーブルカーに乗って美女平まで




標高差500mを約7分で上る。
GPSで速度を計って見る。




美女平からは高原バスで行く。
車中から、このルートで一番大きなタテヤマスギ(帰りに撮影)




称名滝が見えるポイント(帰りに撮影)




弥陀ヶ原ホテル(車中から)
ここで途中下車も出来る。
今回はもう少し先まで。




今回は室堂の少し手前、天狗平で降りる。
天狗平は標高2300m
奥に見えるのは天狗平山荘




奥大日岳方面
左端に改装中の立山高原ホテル




ここからは剱岳がよく見える。
このルートは絶景だが、朝方は逆光になる。




資材運搬のヘリコプターが盛んに行き来する




剱岳を望遠で見る。
8時過ぎ、早くも多くの登山者でにぎわっている。

称名の滝

称名の滝
2010.7.31

この週末、本当は月山と鳥海山方面に行こうと思っていました。
その方面の天気予報があまり良くなかったので、急遽立山に切り替えたのです。


立山に行く時はいつもそうなのですが、扇沢(長野県側)ではなく、富山側からです。
これは長野側からの混雑を避けるため。
今回は金曜日の夕方、仕事の関係で水戸から出かけることになりました。
常磐道の水戸から北陸道の立山に行く場合、一番近いのは北関東道経由で関越道、上信越道を行くルートです。この場合、北関東道が一部未開通のため、22kmほど一般道を走ることになります。これで462km。
今回は磐越道経由で行きます。立山に行くのに、新潟に向かうという変則的ルート。
531kmで、69kmの遠回りになります。これで料金1000円。こういうことをやるのは今回限りになるでしょう。

ところが世の中というのはうまくいかないもので、磐越道で事故があり、通行止めになってしまいました。
強制流出になるのは勿体無いので、急遽磐梯山SAで早めに仮眠することにしました。
立山に行く途中の人が、磐梯山の近くで足止めを食っているという、誠に変な図です。

結局夜通し走るような感じになり、2時過ぎに立山駅前に到着。ここで2度目の仮眠を取る。
4時半に起きだしてみると雨。
ちょっと当てがはずれたか?


ところで立山駅でのチケット販売が今年から変わりました。
構内ではなく、駅の外に面した場所で発売します。
つまり外で待たせるわけで、この日のように雨の時は誠に不愉快です。
どうしてこうなってしまったのでしょうか。


雨は5時前後には上がったのですが、結果的にはこの日の立山は濃いガスの中でした。
雨にはならなかったのが幸い。この日は花と鳥の観察に終始しました。
そんなわけで、立山での風景写真は1枚もありません。

室堂の天気があまり良くなかったので、早めに下りて称名の滝を見に行きました。
数日前に、すみれママさんの記事
http://blogs.yahoo.co.jp/junkohiroshi86/62268634.html
で、通行止めの情報があったのですが、その後開通したという情報をすみれママさんからいただいたので、行ってみる気になったのです。

称名の滝は初めてではありませんが、前回は朝早く行ったので、まともに逆光になり、写真にならなかったので、是非もう一度行きたいと思っていたところでした。






立山周辺に降った大量の雪は称名川となって弥陀ヶ原を流れ、ここで落差350mという日本一の滝になります。
4段になって落ちます。4段目だけで126mあります。




雪解け水が多い時は、右側に落差497mというハンノキ滝が出現します。
2つの滝が∨字型になって落ちる様子は実に素晴らしいものですが、この時期のハンノキ滝はやや寂しい水量になってしまいます。




水しぶきを浴びながら撮影します。水滴がついてしまうので、レンズは数秒しか向けられません。

この滝の素晴らしさを素人写真で表現するのは、ちょっと無理かも知れません。

7/20 立山

7/20

関東甲信は梅雨明け宣言が出されたものの、実質的には8月初旬に至っても梅雨の最中だった。
北陸はそれでなくても梅雨明けが遅い。
18日は曇り時々雨
19日も同様
こんな中で、霧ヶ峰⇒乗鞍高原⇒上高地⇒飛騨高山⇒白川郷、と廻って来たのである。
最後の20日は立山。
この日が雨だったら散々な旅になるところだったが、最後に至って晴れ上がった。


実のところ、立山の記事がまとまらない。
今回、室堂の高山植物はちょっと物足りなかったし、それにも増していい写真がないのである。
とりあえず2枚ほど、ちょっと風変わりな立山の風景を。



有名な地獄谷の亜硫酸ガス噴出口と剱岳の雄姿。




11時ごろ、雄山の上空に見事な彩雲が現れた。

立山の旅(その4)

2008.7.28(月)

午前3時半
外を見ると分厚い雲の中である。
夜明けはあきらめ、5時まで寝た。
今年はどうも夜明けに恵まれない。

6時に朝食。
雨は降りやまず、時折遠くから雷鳴も響く。

三々五々登山者たちが出かけていく。
予定通りの登山を目指す人。
登山はあきらめ、山小屋をキャンセルする人。
ここに連泊を決める人。

雨の中、我が家は7:30に出発。
と言っても、室堂ターミナルまでは30分ほどである。
視界は10mほど。
ホテル立山のラウンジでコーヒーを飲んでいると、雨も止んだようだ。

これからトロリーバスで大観峰に向かう。
今回は立山-室堂往復ではなく、立山-大観峰往復の割引チケット(6000円也)を買って来たのである。
ちょっとだけ”黒部”を覗いてみましょう、というプランである。



昔は東京でも走っていたトロリーバスだが、今は扇沢-黒部湖間と、この立山-大観峰間の2ルートのみである。



恐ろしく狭いトンネルを10分ほどで通過。
雄山の直下700mを貫くトンネル。
雄山の山頂に立った人は、この真下にトンネルがあることを実感できるだろうか。


大観峰駅
立山ロープウェイは標高差488m
1700m、支柱なしのワンスパン構造。
大観峰駅は豪雪地帯にあるため、雪崩の危険が少ない位置が慎重に選ばれた。
資材は全てヘリコプターで運ばれたという。

数年前、このロープが張り替えられた。
営業していない時期、つまり厳冬期に行われた想像を絶する作業をNHKで見た記憶がある。




雲が切れ、黒部湖が姿を現した。
正面には針ノ木岳(雲がかかっている)

さてここから黒部ダムの本体が見えるかと言うと、見えるとも見えないとも言える。
黒部ダムは日本最大のアーチダムと言われているが、正確に言うとこれはアーチダムではない。
黒部ダムを見たことのある人は、堰堤の両側に下流側に出っ張っている構造物があることがわかるだろう。
つまり上流側から見ると、ダムの平面形状がU型ではなくM型をしているということ。
これは、当初アーチ式で設計されたものが、工事途中で重力式併用に変更されためである。
随分と大胆な変更をしたものだと思うが、ここから見下ろすと、重力式部分が見てとれる。

さて、再びトロリーバスで室堂に戻る。
雨は降っていないが、視界はさらに悪くなった。
風はさほどでもないが、とても寒い。10℃以下であろうか。
ここまで来てライチョウを見ずには帰れない。
室堂からミクリガ池まで探し、意外にあっさり親子のライチョウに出会うことができた。
これで室堂でのライチョウ対面は4回目。

高原バスに乗り、美女平まで。
途中にある称名の滝が見えるポイント。



この滝は、以前間近まで行ったが、朝のうちでまともに逆光になり、満足に写真が撮れなかった。
そのうち、もう一度行ってみたい。
立山駅から称名滝探勝バスというのもあるらしい。
駐車場から歩くと30分程度かかった覚えがある。



親不知海岸
ここまで来て、ようやく晴天になった。
今日はここから高速に乗る。(新潟県内フリーパスなので)
ちょっと遠回りだが、長岡経由にした。



越後川口SAから見る風景。
この風景が好きである。

事故のため、六日町で強制流出というハプニングもあったが、その他はスムーズに流れ、9:30ごろ帰宅した。


最後はとりとめのない記事になってしまいました。
ちょっとハプニングの多い旅でしたが、収穫も多く、楽しめました。

立山の旅(その3)

2008.7.27(日)続き

山の夕食は早い。
5時半にはテーブルにつく。
以前に比べると、ここの食事は随分立派になった。
もちろん、以前が悪かったというわけではなく、山の食事としては普通だったと思う。

この日、何人ものボッカ(歩荷)さんを見た。
尾瀬ではお馴染みのボッカさんだが、北アルプスでも一部で見られるらしい。
尾瀬は鳩待峠からずっと下りなので、こういう運搬法が成り立つのだろう。
尾瀬には女性のボッカさんがただ1人いる。スラリとした綺麗なお嬢さんである。
ちなみにここ雷鳥荘の標高は2380m、室堂ターミナルは2450mである。
生ビールの樽をいくつも背負うボッカさんの姿を見ると、つくづく有難いものだと思う。



食堂からは地獄谷が見える。
その向うには富山市街と富山湾。
ようやく青空が見え初め、食事も早々に外に出た。



強烈な風雨のあとだけに、空気が格段にクリアーになった。
立山の全景
右から、雄山、大汝山、富士の折立
これを立山三山という



真砂岳と別山



雷鳥坂の彼方に剱御前小屋が見える。
左に剱岳の稜線がわずかに覗く。



立山の夕映え



ここから見ると太陽は奥大日岳の方角に沈む。
悪天候の後でこの光景に出会い、誇張でなく本当に泣きたくなった。






恐ろしいような色の夕焼けは、時に悪天候の予兆になるようだ。
あとから見ると確かに不気味な色である。
この時点では、天気予報は全く信じられなくなっていて、明朝の朝焼けを期待して、アラームを3時半にセットした。

立山の旅(その2)

2008.7.27(日)

妙高高原から立山に行く場合、長野側から行くか、それとも富山側から行くか。
富山側だと、随分遠回りのようだが、
■長野側の場合 120km(麻績IC経由)3時間03分
■富山側の場合 165km(立山IC経由)3時間12分
で、時間的には大差はない。(時間は「NAVITIME」による)
もちろん、茨城の我が家から行ったら大差があることは言うまでもない。
ただ我が家の場合、長野県側の混雑を嫌って、富山県側から行くことが多い。

ちなみに
■扇沢⇔室堂往復は8800円
■立山⇔室堂往復は4190円
である。
長野側は、輸送力に劣る立山ロープウェイが混雑のネックになる。
もちろん、あのロープウェイは魅力だけれど。。。

・・・・・・



立山に向かう前に、いもり池で妙高山の夜明けを狙って見た。
残念ながら赤く焼けることはなく、とりあえずこれだけ撮影して立山に向かう。

・・・・・・

右手に日本海を見ながら、トンネルが連続する北陸道を走り、立山ICで降りる。
コンビニで買物をしていると、少しだがパラパラと降って来た。
富山市の方向で稲妻が走るのが見える。
この時点でまだ6:30ごろだが、ちょっといやな感じがした。



7:20、立山駅到着
この時間は閑散としているが、駐車場はさすがに一杯である。



7:40発のケーブルカーに乗る。
美女平まで、標高差502mを7分で結ぶこのケーブルカーの変わっているところは、貨車を連結しているところである。



美女平からは、日本最高所を走る路線バス。
このバスは、弥陀ヶ原または天狗平で1回のみ途中下車も可能である。



天狗平下から見えるソーメン滝。
地獄谷から流れる滝で、ソーメンを流したように見えることからついた名だが、赦免滝とも言われる。
立山地獄に堕ちた亡者がここで赦免されると言う。
この流れは称名川に合流し、称名滝となる。



9時前、室堂に到着。
棚の荷物を取るのにもたつき、最後にバスを降りると、係員が「・・・・・・早目の行動をお願いします」と言っているのが聞こえた。
遅く降りたので文句を言われたのかと思ったらそうではなく、朝から雷注意報が出ているのだった。
確かに雲の感じがよくないし、朝方のこともあるので、今日の天気は要注意だと思った。

今回は風景や花、鳥の撮影を中心に考え、レンズ3本と三脚をかついで来たのである。
もとから登山は考えていなかったが、今日の登山はちょっと危険な感じがした。






室堂、ミクリガ池周辺をのんびりと散策する。
今年は残雪がとても多く、地獄谷に下る階段も一部雪渓に覆われていた。
残念ながら今年は花は少ない。
鳥も少ない。
ライチョウは出ず、ホシガラスも時々飛ぶだけ。
イワヒバリ、メボソムシクイも声だけで、カヤクグリも遠い。



雷鳥荘附近から



雷鳥沢を見下ろす

昼過ぎには雷鳥荘に荷物をデポして、附近を散策するが、1時過ぎには早くも雷雨になった。
このあとは生ビールを飲みながら山の風景を眺め、温泉につかってのんびり過ごす。
2時半ごろには明るくなり、天候も回復するかの思われたがそれも束の間、3時ごろには風も伴って土砂降りの雨になった。

滝を浴びたような登山者が次々に入ってくる。
登山者は慣れているだろうが、室堂周辺は軽装の観光客も多い。
何より、1時過ぎに立山の稜線上にいた人たちや、雷鳥沢を剣御前方面に登っていた人たちは大丈夫なのだろうかと、他人事ながら心配になってしまう。



天気予報は明日も一日中雨。
数日前の天気予報では「晴れ・晴れ・晴れ」だったはず。
結果的にこの翌日は、上空に寒気が入り、広い範囲で大気が非常に不安定になり、ご承知の通りの大荒れになった。
山の天気は変わりやすいとは言え、今回の気象状況は局地的な現象とは言えない。
結果的には多くの死者が出たのだから、天気予報としてはちょっとおかしいのではないか。
まあ、一旦旅に出てしまうと情報不足になり、最新の情報を知らずにいた面もあるけれど。

とにかくこの時点では、これは散々な山旅に終わるか、と思われた。

立山の旅(その1)

今年の立山行きの記事を書こうと思う。
その前段階として、少々見当違いの方角から。

ETC以前には、よく周遊チケットというのがあった。
 東北周遊3日間
とか
 信州周遊2日間
とかいうチケットで、行きと帰り、その間指定された区域内乗り放題というチケットである。
ETCでもそんなフリーパスがボチボチ出始めた。
今回利用したのは
 えちごトキめきフリーパス3日間
というもの。
新潟県内フリーパスで、3日間10000円というものである。
悪くはないが、新潟県内に宿泊しなければならない、という条件がついている。
「震災復興」という名目も見え隠れする。

もともと立山の雷鳥荘は予約済みで、前泊をどこにするかは決めていない。
新潟県内で食指が動くのは、当然のことながら妙高高原であった。
妙高に一泊するのなら戸隠に行けるし、その前に松之山はどうだろうか。
戸隠&松之山ならば、”赤い鳥”を求める旅となりそうだ。
 松之山→戸隠→妙高→立山
というルートが一瞬にして出来上がった。


7月26日(土)



関越道、塩沢石内インターから国道353号線で十二峠を越えると、こんな風景が広がっている。
信濃川の支流、清津川が作る河岸段丘の町。棚田の町でもある。
この先は日本有数の豪雪地帯。

旧松之山町はブナと棚田と温泉の町。
バードウォッチャーには、”赤い鳥”と”青い鳥”の町と言えようか。
まずは美人林(びじんばやし)と名づけられたブナの森。



この日は小雨模様でとても蒸し暑い。
”青い鳥”ブッポウソウらしき声は2度ほど聞いた。
この近くでは繁殖しているはずだが、そこはちょっと近づけない。




美人林に隣接して建つ、森の学校「キョロロ」と名づけられた施設。
この地域で3年に一度開催される、越後妻有アートトリエンナーレの関連施設のひとつで、手塚貴晴+手塚由比の設計になるもの。
キョロロとは何を意味するものかは、バードウォッチャーにはすぐわかるだろう。



隣接する旧松代町
同じく越後妻有アートトリエンナーレの関連施設である、まつだい雪国農耕文化村センター。
オランダの建築家グループ「MVRDV」の設計。

こういうイベントや公共施設のあり方については、色々な意見があるだろう。
とりあえず、4回目は来年開催されると思う。


午後は戸隠に移動して、まずは昼食。
今回は「奥社の茶屋」
もちろん、そば屋である。



隈 研吾の設計になるもの。
それにしても最近の隈さん、よく仕事をしているなあ、と感心する。

このあとは戸隠森林植物園でバードウォッチング
妙高、池の平温泉で露天風呂につかる
いもり池で散策
と続き、赤倉温泉のペンションに投宿、一日目が終了。
やや波乱の多い旅のスタートである。

立山室堂

立山室堂
7/29(日)



立山黒部アルペンルート、富山側の起点「立山駅」です。
長野県側の「扇沢」ほどの混雑はありません。
ハイシーズンの長野県側は、立山ロープウェイがネックで渋滞になるので、もっぱら富山県側を利用しています。




朝一番のケーブルカー(6:00)で美女平に向かいます。
標高470mの立山駅と、標高970mの美女平を7分で結ぶケーブルカー。
これは大きな貨車を連結した珍しいケーブルカーで、黒部ダム建設の際にも工事関係の資材運搬に使われました。




美女平駅
美女平周辺は、ブナやスギ(立山杉)の巨木が生い茂る原生林が広がっています。
立山を開山したのは佐伯有頼という当時16歳の少年で、1300年前のことだそうです。

美女平から、標高2450mの室堂までは高原バスで行きます。
これは日本最高所を走る路線バスで、弥陀ヶ原あるいは天狗原で1回のみ途中下車ができます。
今回は直通の方に乗り、約50分で室堂に到着。




みくりが池
左端に剱岳が見えます。




みくりが池越しに室堂のターミナル




みくりが池の上流側にある「みどりが池」




立山の右に一ノ越の鞍部。
今年は春先に雪が多かったようで、例年よりも残雪が多いようです。




室堂平を歩き回って正午ごろ、少し雨が降ってきました。
この時間に着く団体客が多く、ターミナルは大混雑。
観光バスの群れ。




バスの中から撮った「雪の大谷」
開通時には、高さ19mにも及ぶ雪の壁。
真夏の今でもこれだけの高さがあります。

ちょっとはっきりしない天気でしたが、花を堪能した室堂散策でした。

立山黒部(その2)











2005.7.30
今日は雄山登山。
雷鳥荘の標高は約2370m
ミクリガ池、ミドリガ池、立山室堂前を経て、標高2705mの一ノ越まで、2時間20分。
もちろん、普通はこんなにかかりません。
登山地図のコースタイムだと1時間30分ぐらい。
花の写真を撮りながらの、超スローペース。
一ノ越までは、ごくなだらかで整備された道です。
途中、5箇所ほど雪渓を横切るところがやや危険。(馴れてないので)
一ノ越には小屋があり、長野側が見えます。
今日は雲が多いが、時折針ノ木岳方面が見えます。
ここから標高3003mの雄山までは、急登の連続。
直線距離600mで標高差300mだから、かなりの急勾配。
何とか60分で到着、登山地図のコースタイムと同じでした。
立山山頂は雄山神社の境内なので、拝観料(祈祷料)500円が必要。
ここにはちゃんと宮司がいます。
標高3003mの山頂で祈祷を受けることになりました。
そういえば、乗鞍山頂にも仙人みたいな宮司がいて、お守りなんかを売っていたことを思い出しました。
一ノ越までの下りは約40分。
室堂ターミナルまでは約50分でした。
室堂はさすがに観光客でごったがえしていました。
中国人観光客がとても目立ちます。
どこの山でもそうですが、関西人が多いです。(賑やかなだけか?)

15時ごろ、立山駅に戻りました。
駐車場に向かうと、誰かに呼び止められました。
見ると、昨日会った成田のご夫婦。奇遇でした。
やはり、今日は宇奈月泊まりとのこと。

本日の走行距離 67km

■私が山に登る目的は3つあります。
◇展望を楽しむため。
◇高山植物を愛でるため。
◇山で飲む1杯のビールのため

山の展望関係では、フリーソフトの「カシミール3D」(DAN杉本氏作成)が極めつけです。
フリーソフトですから、無料でダウンロードできます。
使用する地図は別途用意する必要がありますが、私は国土地理院の数値地図をオンラインで使用しています。(確か年間2700円位の会費)
登山関係のガイドブックに載っているCGはほとんどこのソフトで作成されています。
標高、距離、断面を見る、見えるかどうかの判定など、さまざまに使えます。
もちろん、上空からの展望図も作成可能だし、実際には登れない山からの展望図の作成も簡単です。
ハンディGPSを持っている人は、歩いた自分のデータを読み込んで、地図上でチェックも出来ます。
面白いと思ったのは、ハンディGPSを持ってハンググライダーに乗り、飛行の軌跡を3D地図に表わすという方法です。

今回用意したのは、雄山山頂からの展望図。
360°を10枚ほどに分け、つなぎ合わせて巻紙にします。
山頂でこれを見ながら実際の風景と比べてみます。

時に、思いもよらない遠方の山の名が現れます。
磐梯山から北アルプスの五竜岳が見えること。
月山から槍ヶ岳が見えること。
もちろん、理論上見えるということであって、実際には相当難しいと思いますが、実際、磐梯山から妙高山が見えたときは感動しました。

■写真1
朝の雷鳥荘前

■写真2
一ノ越への途中から室堂
立山室堂山荘が見える

■写真3
登山道から立山方面

■写真4
一ノ越から長野側を見る
少しだけ、針ノ木岳方面が見えた

■写真5
雄山山頂
雄山神社を見る
10年ほど前に建て替えられた

■写真6
雄山山頂からの見下ろし

■写真7
雄山山頂の標石と娘の足

■写真8
下山途中、室堂方面を見下ろす

■写真9
展望図

■画像
展望図の一部
槍穂高方面
カシミール3Dで作成したもの
国土地理院の数値地図を使用

立山黒部(その1)








2005.7.29
早朝3:45発
常磐道→外環→関越道→上信越道→北陸道を乗り継ぎ、立山ICで降り、立山駅に10:30着
走行距離493km
10:50発のケーブルカーに乗り、美女平で高原バスに乗り換え、12時少し前に室堂に到着。

やや雲は出ているものの、まずまずの天気。
今日は室堂からミクリガ池周辺で花を求めて散策。
お目当てのライチョウにも会えたし、花の山の名に恥じないお花畑に大満足。
今日の泊まりは雷鳥荘。
室堂ターミナルから約15分でミクリガ池、さらに15分で雷鳥荘。
地獄谷や雷鳥沢のテント村が下のほうに見えます。
立山から真砂岳、別山、奥大日岳への稜線がよく見えますが、ここからは残念ながら剣岳の姿は別山乗越の陰。

花の写真を撮っていると、成田から来たというご夫婦に話しかけられました。
家からはごく近所だし、成田は自分にとっておなじみの場所。
こういうことがあると嬉しくなってしまいます。

■立山黒部アルペンルート
立山黒部アルペンルートは、長野県側の扇沢と立山駅を結ぶ人気のルート。
全線開通は1971年ですから、意外と最近(?)
ここでしか味わえない色々な乗り物のオンパレードです。

扇沢の駐車場は、無料と有料があります。
アルペンルートを通り抜けたい場合は、車の回送サービスがあります。(数社あり)
どちらからも回送できます。
普通乗用車で25000円程度、ワゴン車で30000円程度だと思います。
ただし予約割引、ネット割引等ありますので、事前に調査されるといいでしょう。

◇扇沢→黒部ダム
黒部ダム建設は映画にもなった大工事。
関西の電力危機を救ったと言われています。
その中でも関電トンネル(針ノ木トンネル)は極めつけの難工事。
そのトンネルをトロリーバスで通り抜けます。

扇沢(標高1420m)
黒部ダム(湖面標高1444m)

黒部ダム駅から、階段を約200段上るとダム展望台
最近、下の方に新しい展望台が出来たらしい。
観光用の放水が間近に見られる新しいポイントとのこと。

◇黒部ダム堰堤上は徒歩、黒部湖には遊覧船もあります。
黒部ダム(正式には黒部川第4ダム)は、日本最大のアーチダム

◇黒部ダム→黒部平
日本唯一の、全線地下を走るケーブルカー
黒部平は標高1830m

◇黒部平→大観峰
全長1700m、支柱無しのワンスパンという立山ロープウェイ
大観峰(だいかんぼう)は標高2330m
雪崩の危険がない場所が慎重に選ばれました。
ロープウェイは輸送力がないため、ここがネックになります。
ケーブルを降りたら、すぐ整理券をもらうことです。

◇大観峰→室堂
日本で今トロリーバスが走っているのはこのアルペンルートだけです。
昔は東京でも走っていました。(年がばれる?)
室堂は標高2450m
日本一高所を走るバスです。
ターミナルはホテル立山とつながっています。

◇室堂→美女平
日本最高所を走る路線バス
定員制で、必ず座れます。
美女平の標高は970m

◇美女平→立山駅
貨車を連結した珍しいケーブルカー。
工事関係の資材運搬に使われます。
立山駅の標高は約470mです。


とりあえず、今回は富山側からのコース
関東からかなり遠回りしているようですが、長野側の混雑を嫌ったのと、2日目が宇奈月泊まりなので。
立山駅前は、駐車場は無料。駅前が満車の時は河原の方に臨時駐車場があります。
立山ケーブルカーは、標高470mの立山駅から、標高970mの美女平まで、標高差500mを7分程で結んでいます。

美女平からは高原バス。
バスは、室堂直通便の場合、約50分で標高2450mの室堂に着きます。
このチケットの特徴は、途中「弥陀ヶ原」、又は「天狗平」で1回だけ途中下車できること。
途中下車する場合は、直通便でない方に乗ります。
弥陀ヶ原は標高1930mの高原
通過するには惜しい場所なので、時間に余裕がある場合は是非散策してみてください。
途中下車したら、係員に乗る便を予約してください。(このバスは、定員を超えては乗せません)
バスのルートから、1箇所だけ称名の滝が見える場所があります。これを見るためには、進行方向左側に座るのがお勧めです。弥陀ヶ原の展望も左側の方がgoodです。

称名の滝を間近で見るには、立山駅前から称名川沿いに6.5kmほど走ると駐車場があり、徒歩20分ほどで落差日本一の滝に着きます。
一度は見ておきたい滝です。

弥陀ヶ原散策は、最低1時間は必要です。
ここには、弥陀ヶ原ホテルや県営国民宿舎立山荘があります。
立山荘は吉坂隆正の設計になる建築。
立山カルデラを望む展望台もあります。(徒歩40分)

室堂のターミナルは、ホテル立山とつながっています。
ゴールデンウィークごろに見られる雪の大谷(時に20mもの高さになる)は、このターミナルのすぐ近くにあります。
4月下旬、期間限定でこの雪の大谷を歩くイベントもあります。
今年は、真夏の今でも3mぐらいの壁になっています。

なお、立山市街から室堂まで直行のバスもあります。(美女平まで車道があるので。ただし、一般車は通れません)

■写真1
立山全景
右から雄山、大汝山、富士の折立

■写真2
ミクリガ池

■写真3
ミドリガ池

■写真4
立山室堂
江戸時代に建てられた日本最古の山小屋。
とても美しい建築。
現代の山小屋もこうであってほしいと思わせます。

■写真5
雷鳥沢方面
手前が雷鳥荘
別山の稜線の左に剣岳が見えます。

■写真6
雷鳥荘テラスにて
これを極楽と言わずして...

■写真7
雷鳥沢と別山方面の稜線

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