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霧ヶ峰の憂鬱

2011.7.24
長野県霧ヶ峰高原

夏の霧ヶ峰と言えば、ニッコウキスゲの大群落で知られる。
この花は年によって咲き具合が大きく異なり、当たり年は数年に1回と言われている。
去年はほぼ壊滅状態に近く、ファンをがっかりさせたが、今年はどうだろうか。

実はニッコウキスゲの激減には、シカの食害が大きく関わっていて、今年はシカ避けの電気柵が設置された。
電気柵の効果は絶大だったと見えて、今年のニッコウキスゲの咲き具合は10数年前を思い起こさせるほどだった。


が、、、、、、


電気柵が設置されているのは、車山肩の、いわゆる「ビーナスの丘」と呼ばれている地域のごく一部である。
柵の中は確かに今を盛りと咲き誇っているが、柵の外側はほぼ壊滅状態である。
自然観察というのは妙なもので、いかにたくさんの花が咲いていても、”保護されている場所だけ”というのには食指が動かないものだ。
加えて電気柵の高さを考えると、普通に撮影すれば必然的に柵が写り込むので、撮影対象としてはどうにもならない。
夏の霧ヶ峰らしい写真を撮るのはもはや不可能か、とも思ってしまう。




柵の間を狙って撮る。
今日は青空も見えなかったので、平凡な風景になった。




霧ヶ峰の霧ヶ峰たる風景、コロボックルヒュッテの裏から蓼科山方向を見る。
本来なら黄色の絨毯になるはずの草原は、一面のヨツバヒヨドリの群落になっていた。
朝4時からスタンバイしたが、結局霧が晴れず、車山山頂まで行ってみたものの、ますます霧は深くなり、今日はこんなところで諦めた。
山の天気はそもそも当てにならないので、そのこと自体にがっかりしたわけではない。


ニッコウキスゲだけではない。
夏の霧ヶ峰に林立するシシウドがほとんどない。
ツリガネニンジンもほとんどない。
エゾカワラナデシコもわずか。
ハクサンフウロもわずか。
コウリンカもない。
ヤナギランもない。
ワレモコウもない。
コオニユリすらない。

あるのはヨツバヒヨドリばかり。

蛙原(げえろっぱら)のグライダー滑空場周辺でも
白い花と見ればヒメジョオン。
赤い花と見ればアカツメクサ。
大きな白い花は、外来種のキクの花。

ここにコバイケイソウの大きな群落があることは今年初めて知ったが、この花は毒があるのでシカが食べないせいではないか、と考えたがどうだろうか。


シカが増えた理由は、暖冬傾向で雪が少なくなり、冬を越せる個体が増えたからで、遠因は温暖化にあり、一朝一夕に解決出来る問題ではないところに憂鬱が募る。

7/19 上高地

7/19
上高地

乗鞍高原から標高2700mの畳平へは、バスかタクシーでなければ行けない。
始発は6時だが、その前にご来光バスが運行されている。

この日、ご来光は無理だろうと思ったので、とりあえず6時のバスを待つことにしたが、結局6時のバスも運休、再開の見通しも立たないので、今回の畳平はあきらめた。


今日の宿は立山山麓である。
北アルプス最南の乗鞍と、北部に位置する立山とは意外に近い。
平湯から神岡を経由すると、富山まではさほどの距離ではない。
それだけでは面白くないので、飛騨高山経由で行こうと初めから考えてはいた。
まだ時間も早い。
沢渡にさしかかり、上高地に行こうか、と咄嗟に考えた。
タクシーに乗り、7時ごろにはターミナルに到着。
雨は降っていないが、時折強い風が吹き付け、あまり快適な状況ではない。
梓川も普段とは全く違う水量だが、それでも濁流にならないところはさすがである。



河童橋



河童橋から


今回は2時間ほどでさっさと撤収し、飛騨高山に向かう。

7/18 乗鞍高原

7/18

ニッコウキスゲの最盛期。
霧ヶ峰高原から車山に行ってはみたものの、生憎の天気で文字通りの”霧ヶ峰”
花付きはよさそうだったのでちょっと残念だった。
白樺湖あたりまで下ると雨は降っていないので、一応女神湖周辺を散策してみた。
濃いガスの中、扉峠から松本に下ると、下界はそれなりの天気だった。
浅間温泉の蕎麦屋「あるぷす」で昼食のあと、乗鞍高原に向かう。
乗鞍高原は曇りだが、時々薄日が差す天候だった。



牛留池
正面に聳える乗鞍岳は見えないが、雨に濡れた緑はことのほか美しい



乗鞍高原名物。おなじみの通称「ねじねじの木」



たっぷりと水を含んだ薄暗い林床には、ギンリョウソウがいっぱい



一ノ瀬
カメラマンの穴場「まいめの池」



池周辺を散策する。
晴れていれば正面に乗鞍岳が見える

・・・・・・

この日は畳平行きのバスは運休だったようだ。
何でも岐阜県側が通行止めなので、長野県側も通れないのだと言う。
どういうことかと言うと、
畳平は岐阜県に属しているので、岐阜県側が通行止めになると、県境のゲートが閉じられたままになり、長野県側からも入れないというわけ。
大体ゲートが閉まっているとバスはUターンできないのである。
結局岐阜県側の規制に従わざるを得ないということで、何となく両県の力関係がわかるような気がした。
以前から長野県側の規制が厳しいのはなぜだろうと思っていたが、畳平のゲートを開ける権限が岐阜県にあるのだ、と考えれば納得できる。


一般車が通行できた2002年までの規制
■岐阜県側は3:30から通行できる。
■長野県側からは、ゲートが7:00までは開かない。(それまで、ゲートの前で路上駐車することはできた)

現在の規制
■岐阜県側は、タクシーなら3:30から通行できる。
■長野県側は、タクシーも6:00にならないと、三本滝から上が通行できない。それより前に行けるのは、ご来光バスだけ。


この日は乗鞍高原で1泊。
翌日は乗鞍岳の予定だったが。。。

八方尾根-2008年夏

2008.8.11

白馬大雪渓の方から流れてくる松川の流れ。
これは姫川に合流して日本海に注ぐ。
姫川は普段は清流だが、姫とは名ばかりの暴れ川である。

松川にかかる白馬大橋は、日本の道100選にも選ばれている。
国道148号線とは離れているし、栂池に行く人も猿倉に行く人も通らないので、意外に交通量が少ない。
この橋から眺める白馬三山は絶景である。




川の流れを入れるために河川敷に下りる。
本当なら川の中から撮影したいところ。
これでも三脚の1本は川の中である。

午前5時前、いくらかモルゲンロートに染まった。
少し霞がかかったような空気である。
早いうちに標高の高いところから撮影したいと思った。


この日は黒菱平からリフトに乗るつもりだった。
黒菱展望道路の途中には絶景のポイントがある。
6時ごろにはそちらに向かうつもりで松川を後にした。

黒菱展望道路は和田野を抜けて行く。
ところが、和田野の入口に、
「黒菱第3ペアリフト 運休中」
の看板を見て愕然とした。

実は八方尾根には、ゴンドラリフト「アダム」と2本のリフトをつないでいく「八方アルペンライン」というのがある。
■1本目-ゴンドラリフト「アダム」
八方-兎平 高低差625m
■2本目-アルペンクワッドリフト
兎平-黒菱平 高低差285m
■3本目-グラートクワッドリフト
黒菱平-第1ケルン 高低差161m

これで標高1830mの八方池山荘まで行き、登山者はここから唐松岳や五竜岳に向かう。もちろん、白馬岳まで縦走する人も多い。
八方池までならハイキング気分で行ける。
私も今回のルートは八方池までの往復である。

黒菱第3ペアリフトはこの3本目のグラートクワッドリフトにつながるので、リフト2本で八方池山荘まで行けるのである。
リフト2本で往復1000円という値段も魅力。
こちらはハイシーズンにも混雑するようなことはないので、いつも利用している。

もちろん、黒菱の駐車場からリフト1本分を歩けばいいだけの話なのだが、ちょっと腰痛が不安なので楽をしたかったのである。


ゴンドラは、繁忙期のため7時の始発。
この時間に行く人は登山者ばかりだが、9時を過ぎると観光客が押し寄せる。

八方池山荘から八方山ケルンまで、ルートが2本ある。
一応白馬三山が見える方の右側のルートを行く。(左側の方が歩きやすい)




時折り雲が切れ、白馬三山が姿を現すが、すぐ隠れてしまう。




息(やすむ)のケルンから八方ケルンを見る。
ここに見えるピークの右下に八方池がある。




いくつかのケルンを経て、1時間ほどで着いた八方池は濃いガスの中だった。
この時点で8:48







山の天気は変わりやすい。
10分ほどで、雲が切れ始めた。
9:09の写真である。
白馬鑓ヶ岳の尖鋒と家型の杓子岳
この風景も束の間で、あとはまた濃いガスの中になった。


あとはゆっくり、花を撮影しながら下ると、月曜日とは思えないような大量の観光客が登って来た。

北横岳-2008年夏

2008.8.10(日)

広義の八ヶ岳は、夏沢峠を境に、北八ヶ岳と南八ヶ岳に分けられる。
一般に言われる八ヶ岳は赤岳を主峰とする南八ヶ岳だが、普通は南八ヶ岳とは言わない。八ヶ岳と言えば普通は説明不要。
北の方は親しみを込めて「北八ツ」と呼ばれる。
比較的なだらかな峰が多く、湖沼が点在し、北八ツと言えば湖沼巡りを楽しむ人も多い。
北八ツを代表するのは、蓼科山を別格として、北横岳や縞枯山が挙げられる。

蓼科高原を基点に縦横にルートが延びていて、麦草峠や大河原峠は標高2000mを越えている。
山容が優しげなので目立たないが、これは車で越える峠としては日本有数である。



霧ヶ峰で朝の撮影をしたあと、別荘地で有名な蓼科高原に向かう。
このあたり、別荘地より高い位置に、日本で最も高いペンション村がある。
ピラタス蓼科ロープウエイは、山麓駅の標高がすでに1771m、山頂駅の標高は2237mである。

始発は8:00




山頂駅を出ると、坪庭と名づけられた散策路があり、1周30分程度で気軽に高山植物の観察ができる。

坪庭の途中から北横岳への登山道がある。
縞枯山への道や、麦草峠に至る道など、色々なルートが楽しめる山域である。




1時間弱で北横岳ヒュッテ
ここから山頂までは10分程度。




北横岳山頂(北峰)2480m




山頂から蓼科山




蓼科山の右手に大河原峠、さらに右には双子山見える。
双子山の向うには双子池がある。そのうち行ってみたい場所のひとつ。




坪庭まで下り、縞枯山荘に寄り道

鳥の姿を求めて雨池峠方面を少し散策して戻る。
縞枯れ現象をここから見るのは難しいようだ。
ただ、この現象は蓼科山でも見ることはできる。

下りるころには周囲の山は霞んでしまった。
ヨツバヒヨドリに群れるアサギマダラが出迎えてくれた。




この日はもう一度霧ヶ峰に戻り、八島ヶ原へ。

車山高原-2008年夏

2008.8.10

霧ヶ峰は諏訪湖の北に位置する溶岩台地。
最高峰は標高1925mの車山である。
茅野市中心部(諏訪インター附近)から、蓼科高原、スズラン峠、白樺湖、霧ヶ峰を通り、美ヶ原高原美術館に至るビーナスラインがここのメインルートになる。
現在は全線無料開放されているので、地図上でも正式なルートがわかりにくくなっているかも知れない。



車山肩
通称ビーナスの丘からの風景
雲海の向うには、かすかに南アルプスが見える。

ここは、尾瀬、雄国沼と並ぶニッコウキスゲの最大の群生地である。
もちろん、8/10だからニッコウキスゲの姿はない。
だが、いまだに語り草になっている1995年には、8/6の時点で黄色の絨毯になっていた。
やっぱり最近の花の時期は確かに早いと思う。




富士見台から
ビーナスライン沿いには、富士山が見えるポイントがいくつかある。
条件がよければ、八ヶ岳と南アルプスの間に顔を覗かせる。
前衛には、ガボッチョとかカシガリ山と言った不思議な名前の山。




スズラン峠を過ぎ、蓼科に向かう。
標高1700mの女の神展望台。
南アルプスが見えるポイントである。
女の神山とは蓼科山の別称で、伊藤左千夫が命名した。



この時点で7時
今日は蓼科ロープウェイ利用で北横岳に向かう。
ロープウェイの始発は8時なので、極めてのんびりと進んでいる。

霧ヶ峰-2008年夏

8/10

ちょっと変則的な夏休みになり、10~11日に信州を旅して来た。
まずは霧ヶ峰。



午前4時
満天の星空の下、ビーナスラインの霧ヶ峰インター、グライダー滑空場の近くのポイントに三脚を立てて夜明けを待つ。
4:20ごろ、最初にノビタキの声。
夜明け35分前に鳥が鳴き始めるという経験則は今回も実証された。



4:30
東の空が明るみ始める。
左から霧ヶ峰の中心、車山(1912m)
右に蓼科山(2530m)と北横岳(2480m)




4:50
車山頂上のレーダードームがシルエットになっている。



この場所からは日本アルプスが全て見渡せるが、夏の時期はクリアに見えることは少ない。
この日もアルプスは霞んでいた。
大展望を楽しむには、秋がお勧めの場所である。

戸隠森林植物園のオオヤマザクラ




2008.5.11
長野県旧戸隠村 戸隠森林植物園

戸隠は今がミズバショウの最盛期。
そのあたりの写真はいずれUPしたいと思います。

戸隠森林植物園の入り口近くにあるみどりが池。
池のほとりあるオオヤマザクラは、今が見頃です。
多くのカメラマンが、池に投影する桜を熱心に撮影していました。

ただ、どうしても人が写りこんでしまいます。
ブツブツ文句を言うカメラマンもいるのですが、桜はカメラマンのために咲いているわけではありません。
人を写し込みたくなければ早朝に来るべきでしょう。
能書きが多すぎ、見える風景に対して文句が多すぎるのは、カメラマンの悪い癖だと思います。

駒ヶ池4景

長野県駒ヶ根市

駒ヶ根高原の中心地に位置する駒ヶ池は、昭和30年代に作られた溜池である。
池の周りに植えられたソメイヨシノとヤマザクラが見頃を迎えていた。



20日の午後12:10ごろの風景。
ようやく宝剣岳が姿を見せた。



日没後、18:35



21日の夜明け、5:20
左の方がちょっとだけ赤く染まった。



1時間後にはこんな風景になった。

山里の春



2008.4.20
長野県中川村美里

日本の山村風景は美しい。
「美里」とは付けも付けたりという地名である。

この風景を気に入っていただけた方に。
信州の場合、南信では中川村、北信では小川村がお勧めである。
今年のアルプスには残雪が多いので、くっきりと晴れた日にはうっとりとするような光景が眼前に広がるだろう。
咲き乱れる花、新緑の木々、残雪の山、プラス人々の生活、これこそ日本の原風景だと思えるのだが。。。

春爛漫の安曇野


信州の桜撮影から戻りました。
とりあえず、ご挨拶代わりに安曇野の春景色を。

ナノハナ畑と、安曇野のシンボル常念岳
長野県堀金村

湯ノ丸山

湯ノ丸山
8/12

午前中、志賀高原でのんびりしたあと湯ノ丸高原に向かう。
湯ノ丸・高峰高原、池の平湿原、三方ヶ峰というと、花好きには知られた場所だと思う。
わかりやすく言うと、浅間山の西側に位置する標高2000mクラスの山塊で、小諸や旧東部町の背後に優しげに横たわる山々という感じだろうか。

車坂峠、地蔵峠という2つの峠があり、いずれも南北からアクセスできる。
2つの峠は湯ノ丸林道で結ばれていて、その中間地点に池の平湿原がある。
林道は、夏の休日に限り一般車通行禁止で、両側からシャトルバスが通じている。
周辺には、湯ノ丸山、篭ノ登山、三方ヶ峰などの山々、浅間山の外輪山である黒斑山などにつながる登山道が縦横に通じている。

当初の予定では、地蔵峠からシャトルバスに乗り、池の平湿原から三方ヶ峰をゆっくり歩いて高山植物巡りをしようと思っていた。
しかし、地蔵峠に着いたのは1時過ぎ。
これから行ってもゆっくり歩く時間もないし。。。
と考えていたら、反対側に湯ノ丸高原行きのリフトが目についた。
湯ノ丸高原と言えばレンゲツツジの大群落で有名な場所である。
まあ、何かあるだろうと思って往復800円也のチケットを買って乗り込んだ。




リフトを降りた先は、しばらく平坦な道が続き、正面には湯ノ丸山。

地蔵峠から湯ノ丸山までは、70分程度の道のりらしい。
リフトで15分ぐらい稼いだとすれば、1時間弱か?
登るつもりではなかったのだが、ここまで来るとやめられない。
午後になり、さすがに遠方の山は霞んで来たが、高原の風は心地よい。




登山道途中から振り返る。
背後は篭ノ登山




約50分で標高2101mの山頂に到着した。
標高1732mの地蔵峠とは369m
リフトの終点が約1840mだから、260mほど登ったことになる。

なだらかな山頂には爽やかな風が吹き渡っていた。
「百の山頂に百の憩いあり」とは深田久弥の名言である。




北側には前日登った四阿山
志賀高原は霞んで見えるが、双眼鏡で見ると横手山のアンテナがよく見える。




山頂に立つと、ようやく見える浅間山
手前に見えるのが篭ノ登山


これで2日間のささやかな山旅を終えた。
下界に降りると、うだるような空気に包まれた。
また山に行きたいな。。。

志賀高原から、大展望を楽しむ。

8/12早朝

渋峠の手前、日本の国道最高地点、標高2172mの展望スポット。




草津白根山の向うに、噴煙を上げる浅間山と、左手の方に富士山が見える。




浅間山の右に八ヶ岳から蓼科山が見える。

時刻は5時を少し過ぎた。
長野県側の眺望を期待して、車を走らせた。




渋峠を越え、長野県に入ると、車中からでも槍の穂先がくっきりと見えた。
前日、夕日を撮影した「のぞき」からは北アルプスが全て見渡せる。




左から浅間山、八ヶ岳、蓼科山、四阿山




噴煙を上げる浅間山




前の日登った四阿山。
山頂の屋根状の形を四阿に見立てた、ということがよくわかる。
風格のある山容で、深田久弥がこの山を日本百名山に選んだことに納得する。




7時ごろ、朝日を撮影したポイントに戻る。
予定ではそろそろ引き上げ、別の場所に移動するつもりだった。
が、見ての通り真夏にしては珍しいほどの眺望である。
お盆休みの日曜日なのだが、時間が早いこともあって、閑散としている。
渋峠から「のぞき」にかけて、早起きのグループが数人いる程度。
紅葉の名所として知られる志賀高原だが、真夏のこの時期には風景カメラマンもあまり来ないようである。
まして観光客の姿はない。
去りがたい風景を前にして、もったいない、と思った。

横手山は志賀高原の最高峰で、標高は2305m
「のぞき」からは、スカイレーターという、動く歩道を斜めにした風変わりな乗り物と、リフトを乗り継いで山頂に行ける。
渋峠からもリフトが通じているが、この時間ではどちらも動いていない。
標高差は約140m、徒歩で30分程度なので、歩いて行くことにした。







山頂からの大パノラマ
ここから見ると、御嶽や木曽駒まで見渡せる。
この時間、この景色を見ているのは自分一人だけ。
何とも贅沢なことではある。




北から東にかけて
苗場山、越後3山、谷川連峰、至仏山、日光連山が見渡せる。
360度見渡せる展望台がないのが惜しい。
写っているのは、横手山頂ヒュッテ。
日本最高所のパン屋さんがあることで知られる。

渋峠まで、下りはリフトを使おうかと思ったら、昨日から故障中だそうである。
夏休みなのに。。。
歩いて渋峠に下り、再度「のぞき」に行く。昨日から7~8回往復しているかも知れない。
9:30を過ぎ、観光客が押しかけて来た。
駐車場はすでに満杯になり、スカイレーターには人が数珠繋ぎになっていた。

これからしばし観光客になって、草津白根山観光の中心に向かう。

志賀高原、渋峠からの夜明け

8/12
志賀高原、渋峠

この朝はペルセウス座流星群が見られる日。
極大日は次の朝だが、草津白根のターミナルからは素晴らしい星空が見られた。
朝3:00、車の外に出て見ると、天文関係の人たちがあちこちで流星群観察をしていた。
私もわずかの時間に8個ほど見ることができた。

4:00前、渋峠手前の駐車スペースに移動する。
ほぼ無風。
正面に草津温泉の街明かりがよく見える。
カメラマンたちの車が三三五五集まり始めた。



4:20ごろ
東の空が明るみ始める。
同時に、静寂を破って鳥たちの合唱が始まった。
ルリビタキに続いてメボソムシクイの声。
いつものことだが、夏の高原で早起きをする醍醐味がこれである。




太陽に先立ち、月が昇る。
新月の一日前の月。




日本の国道最高地点(2172m)
榛名山から日光、谷川岳方面の山が見えるポイント。
プロのカメラマンも集まる撮影の名所である。




日の出
これが意外に左の方から現れた。




朝日を浴びる草津白根山




遠方、中央に浅間山。
右奥に八ヶ岳と蓼科山。
左奥に富士山が見える。
真夏にしては眺望が利いているので、このあとすぐ長野県側に移動することにした。
長野県側は北アルプスの大展望が待っていた。

草津から志賀へ

8/11

四阿山を予定よりも早めに下山後、次なる目的地志賀高原に向かう。
当然草津を通ることになる。
夕刻までしばしの間、観光客となって関東随一の温泉を楽しむことにした。
巨大な露天風呂で有名な西の河原で汗を流す。
登山のあとの露天風呂、そして生ビールとくれば本寸法なのだが、まだ運転を控えている身ではそれができないのが惜しいところ。

さて志賀高原に向かう。
上信国境に位置する山岳リゾートである志賀高原には、旧志賀草津道路を通る。
以前は有料道路だったが、現在は一般国道の292号線。
日本の国道最高地点(2172m)を通る道路として知られている。
乗鞍エコ-ラインが走れなくなった現在、標高2000mを越えるところを一般車が走れる道路は7箇所あるが、これは第4位の高さになっている。



最高地点であり、県境である渋峠を越えて、長野県に入る。
レストハウスが建つ「のぞき」。
背後は志賀高原の最高峰である横手山。
のぞきは信州のサンセットポイント100選にも選ばれている。




志賀高原の象徴である笠岳(2076m)の方に日が沈む。













日の入り、しばしドラマチックな雲が西の空を赤く染めた。
上空はかなり風が強いようだ。
標高2000mを越える高原の夕刻は寒いぐらいの気温である。
この時点で15℃

この日は白根火山ターミナルの大駐車場で車中泊したが、寒くて夜中に眼が覚めてしまった。
明け方の夜空は見事な星空。
今日もいい天気になりそうだ。

霧ヶ峰

霧ヶ峰(車山山頂)
7/28(土)

霧ヶ峰はニッコウキスゲの名所。
最近は花が咲くのが早い傾向があるので、7月末では遅いだろうと思っていたが、今年は今が見頃のようでした。
今回は全く情報を仕入れずに、思いつきで来てしまったものです。
最近になくいい咲き具合です。



八ヶ岳には若干雲が出ています。左は蓼科山




南アルプスから中央アルプス方面
右に御岳山が見えます。




ニッコウキスゲの中に、イブキトラノオとミヤマシシウドが目立ちます。
霧ヶ峰らしい風景です。

志賀高原、渋峠

4:00、渋峠
標高2172m、日本の国道最高地点である。
草津白根山、遠景に浅間山、下に芳ヶ平が見える絶景の場所。
秋にはカメラマンの砲列が並ぶ。
この朝のギャラリーは20人ほど
上空は晴れているが、信州側から雲が流れてくる。
ちなみにこちらは群馬側

4:25、ルリビタキの第1声
今日の夜明けは5:00ごろと思われるので、やはり時間どおりである。
ヨタカの声も聞こえるが、これは夜更かし組だろう。




5:00ごろ、太陽が姿を見せる。
信州側からどんどん雲が流れ、眺望は隠されてしまう。




そのうち、だんだん雲が切れ、雄大な景観が現れた。
赤茶けた草津白根山と、緑の笹が特徴的な志賀高原




ここは、昔は有料の志賀草津道路だったが、無料開放された今では一般国道となり、日本の国道最高地点になっている。
おかげで国道最高地点の「称号」を奪われたのは国道299号線の麦草峠




山の楽しみ

山に行く楽しみは色々ありますね。
■眺望を楽しむ
■高山植物を愛でる
■達成感
■山頂で飲むビール
■下山後の温泉

今回は少し残念なことがありました。
H山荘でビールを買おうとすると、冷えていない。
生ビールがあるようなのだが、サーバーの用意ができていないという。
まあ、朝早すぎたのかも知れませんが、もう少し別の言い方がありそうなものだと思ったのですが...

そういうわけで、千畳敷まで下り山頂駅前でありつきました。





昼前にしらび平に戻りました。
ロープウェイの待ち時間は1時間半程度のようでした。
ピークは過ぎていたのでしょう。
直前の豪雨被害で、観光客が減ったのかも知れません。

こまくさの湯
昨日行ったこぶしの湯とともに、駒ヶ根では人気の温泉です。





昼は「丸富」でそば、と思ったのですが、2日続きは家族の賛同を得られず、「明治亭」で駒ヶ根名物のソースカツ丼を食べて帰りました。

宝剣岳

中央アルプス木曽駒ケ岳 宝剣岳
2006.8.6

千畳敷を登り切ると、乗越浄土
標高2850m

宝剣岳の眺め
木曽駒は標高2956m、このピークは乗越浄土からは見えない。
宝剣岳は2931m、最高峰ではないが、木曽駒はこれが主峰と言っても過言ではないと思う。




宝剣岳へは、20分ほどの登り
頂上付近は鎖場があって、かなりスリリングである。

頂上から千畳敷を見下ろす




空木岳、南駒ケ岳方面の眺望




遠くに航空母艦のような御岳が見える




これは八丁坂から見上げる宝剣岳
手前はハクサンイチゲの群落




千畳敷と宝剣岳の全景




ちなみに、積雪期の宝剣岳はこんな感じ
2002年4月撮影


中央アルプス、千畳敷

中央アルプス、千畳敷
2006.8.6

中央アルプスの主峰、木曽駒ヶ岳の東側斜面に広がる千畳敷は、氷河地形のカールである。
駒ヶ根からバスとロープウェイを乗り継いで、標高2600mの別天地に至る。
千畳敷は7月末から8月にかけて、見事なお花畑になる。

普通は「菅ノ台バスセンター」に車を置き、5:12始発のバスに乗って5:50ごろ「しらび平」に着く。
ロープウェイの始発は6:00(平日は7:00)
7分の快適な空中散歩で、6:07には標高2612m、日本最高所の駅に到着する。
ちなみにこの標高は、ロープウェイとしては東洋一、世界でも2番目の高さを誇る。

ただしこれはうまくいった場合で、ハイシーズンの土日には大変な混雑になる。
5:12発のバスに乗るつもりで、5:00ぐらいに駐車場に着くとすでに満車。
4:30でさえ危ない場合がある。
もっとも、上高地に行くときの、沢渡の第2も同じような状況であるが...
何とか駐車場を確保できても、4:30ごろには長い行列ができている。
5:12のバスは駒ヶ根駅始発なので、ここからは大して乗れない。
ここ始発の臨時のバスも出るので、6:00ごろには何とか乗れるかも知れない。
さて、7:00ごろしらび平に到着。
バスを降りたら早速整理券をもらう。
番号を見ると、すでに1時間半待ち。
8:30ごろやっとロープウェイに乗り、千畳敷に着くと8:40
かくして、予定よりすでに2時間半遅れてしまう。
頂上まで往復すると午後になり、下りのロープウェイで3時間待ちとなる。

菅ノ台に8時ごろ来た観光客は
9時ごろバスに乗り、9:30しらび平
3時間待ちで12:30千畳敷
さらに3時間待ちの整理券をもらって、15:30までお花畑を散策していればいいが
夏の午後は必ず雲が出て、悪くすると雷雨になる。

こういう目に合わないために
■平日に行くという方法が現実的(ただし、ロープウェイ始発は7:00)
■千畳敷で泊まるというのもよい(千畳敷ホテルはちょっと高い)
■駐車場には前夜着いて、4:00前には並ぶ

どうしてもハイシーズンの土日に行く場合は、今回の我が家の方法がベスト
つまり
「タクシー利用」
である。
前日に予約しておくと良い。
料金は5000円ぐらいかかる。
5人いればバスと変わらない。
2人だったら、3人連れを見つけて誘うといい。

前日、4:40ごろにタクシーを頼んでおいて、5:10ごろしらび平に着いた。
4人が先に待っていた。
ロープウェイは、6:00始発ということにはなっているが、団体バスが着けば臨時に出してくれる。
結局5:30のロープウェイに乗った。
5:37、千畳敷駅に到着

千畳敷カールの全景




木曽駒ヶ岳山頂はここからは見えない
木曽駒の象徴、宝剣岳の山容
今日はこれに登るつもりである




シナノキンバイの大群落の中を登る




八丁坂を登る。
宝剣岳の威容




標高2850mの乗越浄土まで、約45分の登り
次回は乗越浄土と宝剣岳からの眺め
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