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晩秋の裏磐梯(その11)-細野の無名の沼


2008.11.3

裏磐梯というのは、日本の観光地のなかでも独特の雰囲気がある。
大体、否定的なイメージが強い「裏」という言葉を堂々と使っているのはここだけではないだろうか。
団体客が観光バスで訪れるのは五色沼だけで、他の地域はごく静かである。
裏磐梯を訪れるのは、登山者、ハイカー、キャンパー、釣り人、カメラマン、バードウォッチャーなどが多い。
個人客、リピーター中心というのはここの特徴だと思う。

裏磐梯に無数にある名も無い沼のひとつ。
数年前には沼の名前を記した看板があったようにも思うのだが、今は朽ち果てた。


次回は剣が峰とその周辺

晩秋の裏磐梯(その10)-桧原湖西岸




2008.11.3

裏磐梯で最大の湖、檜原湖。
この湖はとても複雑な形をしていて、面積に対する湖岸線の長さでは日本一と言われている。
小野川湖、秋元湖と異なり、湖を一周する道路が整備されている。
観光スポットとして人が多く訪れるのは東岸であり、西岸は訪れる人も少ない。

私が初めてここを訪れたのは、子供のころの家族旅行である。
今でも人が少ない檜原湖西岸だが、その頃はもっと静かだった。
夏の時期、ここで聴いたウグイスの見事な囀りは生涯忘れ得ない経験になった。
後年、鳥に興味を持つようになった遠因は、ひょっとするとその声だったのかも知れない。


次回は細野の無名の沼

晩秋の裏磐梯(その9)-レンゲ沼


2008.11.3

休暇村磐梯高原の反対側に位置する小さな沼である。
一角に、裏磐梯サイトステーションという建物がある。
ここにはライブカメラが設置されていて、レンゲ沼の向うに磐梯山が見える。

裏磐梯高原は日本有数のバードウォッチングスポットだが、レンゲ沼から中瀬沼を巡るコースは中でも代表的なコースである。

次回は檜原湖西岸を巡る

晩秋の裏磐梯(その8)-大沢沼



2008.11.3

曲沢沼の手前にある、この「大沢沼」という名前もほとんどの地図に載っていない。
大沢という沢筋に出来た沼で、正式な名前かどうかもわからない。
この沢は小野川湖に流れ込み、猪苗代湖に注ぐ。
猪苗代湖の水は、最終的に阿賀野川となって日本海に至る。
阿賀野川と信濃川の河口は、5kmほどしか離れていない。
福島の吾妻山に降った雪と、槍ヶ岳に降った雪が、新潟沖で出会うような、そんなことを考えると、川というものは面白い。

曲沢沼との間に道が1本あるようで、沼の反対側に建物が見えるが、詳細は不明。
カラマツに囲まれた木造建築、なかなかいい雰囲気を醸し出している。
広葉樹がすでに葉を落とし、カラマツだけが黄金色に輝く季節。
これぞ取って置きの風景という気持ちで撮影した。


次回はレンゲ沼

晩秋の裏磐梯(その7)-曲沢沼




2008.11.3

裏磐梯高原で、私が一番好きな沼。
この「曲沢沼」という名前は大抵の地図には載っていない。
檜原湖の湖畔を走る道から1本入り、曽原湖を左に見ながら進むと曽原通りという道になる。
そこからさらに1本左に入った道沿いにこの沼はある。この先はペンションヴィレッジがあるだけの行き止まりなので、ほとんど人が来ない。
ただし、風景カメラマンには人気の場所で、写真サークルがバスで乗りつける。
晩秋でほとんど葉を落とした沼畔に、見事に色づいた紅葉。

次回は大沢沼

晩秋の裏磐梯(その6)-曽原湖



2008.11.3

檜原湖、小野川湖、秋元湖の3大湖に次ぐ大きさを持つ湖である。
檜原湖沿いの県道を走り、右手に休暇村、左手に裏磐梯サイトステーションがあるあたりから右に入るとこのエリアになる。
周辺にはキャンプ場やペンションが多い。
夜明け、朝靄の中で何度も狙った湖だが、なかなかいい条件で撮れることはない。


次回は曲沢沼

晩秋の裏磐梯(その5)-毘沙門沼




2008.11.3

野口英世の伝記には必ず出てくる事件。
1888年7月15日未明に起こった、磐梯山の大噴火である。
猪苗代に住んでいた野口英世は当時11歳だった。


この噴火は大規模な水蒸気爆発で、磐梯山式噴火と呼ばれることもある。
19世紀に於ける世界最大の噴火とも言われている。
ただし異論もあって、水蒸気爆発自体は小規模だったという説もある。
いずれにせよ、この噴火は大規模な山体崩壊をもたらし、磐梯山の標高は600m以上低くなったと言う。
現在1819mの磐梯山は2400m以上あったわけで、それなら東北地方の最高峰だったことになる。
崩壊した膨大な土砂は多くの川を堰き止め、無数の湖沼を作った。
現在の美しい裏磐梯高原の景観はこのときに形成されたものである。


五色沼は裏磐梯高原で最大の観光スポットで、この朝もたくさんの観光客で大混雑していた。
多くの観光客は毘沙門沼を見ただけで帰ってしまう。
上高地の観光客が、河童橋だけで帰ってしまうのと同じで、とても勿体無いと思う。

実はこのルートで一番綺麗に紅葉するのはここにあるカエデなので、絶好のポイントであることは間違いない。


五色沼には、名のある沼は十指に足りないが、数えてみると30ほどある。
裏磐梯高原には、それこそ無数の池や沼がある。
名のある沼、名もない池。
次回からはやや知名度の劣る湖沼巡りになるが、その魅力では負けていない。


次回は曽原湖

晩秋の裏磐梯(その4)-三湖パラダイス

2008.11.3

レークラインの最高地点付近にある展望地。
檜原湖、小野川湖、秋元湖の3つが見えるところから名づけられた。
「三湖パラダイス」という命名のセンスはさて置いて。。。




小野川湖の向うに檜原湖。




この写真は三湖パラダイスの少し手前(福島側)にある展望所から見た秋元湖。
秋元湖の眺めはこちらの方がいい。


次回は毘沙門沼

晩秋の裏磐梯(その3)-中津川渓谷





2008.11.3

このルートで唯一のレストハウスがある。
ここから遊歩道を、10分ほど歩くと中津川渓谷。
渓谷沿いは既に葉を落としていて、冬枯れの様相である。

この時期はカラマツの黄葉がメインである。
落葉する針葉樹には、カラマツのほか、メタセコイア、ラクウショウ、イチョウがあるが、やっぱり晩秋の山にはカラマツが似合う。

中津川渓谷は裏磐梯を代表する渓谷で、白い岩と紅葉との対比が美しい。
中津川が秋元湖に流れ込む直前にかかる橋の上から眺める。
川沿いには林道が延び、小野川発電所の脇から通じているが、車はここまでは入れないと思う。


次回は三湖パラダイス

晩秋の裏磐梯(その2)-秋元湖



2008.11.3

レークラインに入ると間もなく左手に秋元湖が見えてくる。
檜原湖、小野川湖と並ぶ、裏磐梯の3大湖沼のひとつ。
秋元湖の湖面標高は736mで、小野川湖(797m)より低い。
そのため、小野川湖の水を秋元湖に落として発電している。
秋元湖の西端は堰堤で堰き止められていて、隣に小野川発電所がある。
ちなみに、この堰堤上は夜明け撮影のメッカになっている。

秋元湖の東側は普通に走れる道路もなく、目だった観光施設もないのでとても静かである。
湖を見下ろすポイントに建つレストハウスは、大分前に閉鎖された。今は廃墟状態である。
こんな絶景の場所にあるのに、とも思うのだが、このあたりは観光客が来ないのだ。
どこでもそうだが、有名観光地には集中するのに、周辺部はガラガラということが多い。
裏磐梯でも、観光客が集中するのは五色沼だけである。

レークラインは有料道路で料金は930円。結構高い。
五色沼側にのみ料金所があり、往復すると1860円になってしまう。
そんなところが空いている理由かも知れない。


次回は中津川渓谷附近から

晩秋の裏磐梯(その1)-レークライン

2008.11.3

風景撮影に使っているのは17-55mmの広角ズームレンズ。
以前から調子が悪かったのだが、ここに来て全く動かなくなってしまった。
紅葉の撮影に行こうというのに、広角がないのでは話にならない。
仕方なく今回は、基本的にコンデジで撮影することにした。

実のところパンフォーカスで撮る風景写真には、コンデジは意外に向いているのではなかろうかと前から思っている。
ただ、PLが使えないのが悩みのタネではある。
そういう場合はPLをレンズの前で、手回しして見る。
今回は、終日曇天だったのでそういう機会はなかった。

曇天の紅葉は絶好の被写体。
晩秋の寂しげな雰囲気には曇天が似合う。
暗いし、低感度で撮るので、どうしても三脚は必須。
ただ今のコンデジは性能がいいので、三脚を使えば結構撮れるはず。

あまり大きな三脚に小さなコンデジは見た目も変なので、ジッツオのGT1530にG2180というビデオ雲台を持ち出した。
軽快にプロミナーを使う時に使っているもので、トータルでわずか1720gという軽さが売りである。
脚はカーボンファイバー製で、軽いのに驚くほど剛性が高い。
雲台はカウンターウエイト機構付きで、プロミナーが気持ちいいほどピタリと止まる。
ただし軽いコンデジには不要の機構なので、オフにした方がいい場合もある。

コンデジの欠点は、レリーズが使えないことだ。
そこで2秒のセルフタイマーを使う。

結果、なかなか快適に撮影が出来た。
コンデジを使っている人には是非三脚の使用を勧めたい。
ただし、今回の三脚のセットはコンデジの3倍ぐらいの値段がする。
でも、高いだけのことはあるとしみじみ思った。

・・・・・・

二本松から岳温泉、土湯を抜け、横向大橋方面に向かう。
このルートはとても気持ちがいいドライブルートだ。
少し旧道に入って、紅葉を眺めてみる。
晩秋の装いだが、ところどころ鮮やかな赤が目立つ。







高森で右折し、磐梯吾妻レークライン方向に向かう。
時刻は7時ごろ。
天気はどんよりと曇っているが、雨が降るような感じではない。
こういう天候のせいか、レークラインを走る車はほとんどない。
気温は8℃ぐらい。
11月の裏磐梯だから、暖かいとも言える。

次回は秋元湖

田代山林道



2003.10.23

御池が雪になったので尾瀬行きをあきらめ、日光に行こうと考えた。
本来なら田島から塩原経由で帰るつもりだったのだが、舘岩村から田代山林道を通ることにした。
田代山は、福島と栃木の県境にある、標高1926mの山。
尾瀬に多い田代という地名は湿原のことである。
山頂が広大な湿原になっている。
その田代山登山口を通る林道。

これは結構有名な林道で、ファンが多い。
今でもほとんどがダート。
よく整備されているので、普通車でも問題ない。
ただし、こういう道はしばしば通行止めになるので、情報には注意した方がいい。

田代山登山口を経て、県境附近は絶景。
折しも日光連山は初冠雪だった。

次回は奥鬼怒林道

モーカケの滝


2005.10.23
福島県桧枝岐村

檜枝岐村の中心部から、尾瀬の玄関口御池に向かって10kmほど行く。
タイトなカーブが続く中、左手に「モーカケの滝展望台」の看板がある。
尾瀬に行く車も、大半は通り過ぎてしまう。
駐車場に停めて、3分ほど。
「モーカケ」とは「裳を掛け」の転だろう。
写真を見ていただければ、名の由来は一目瞭然か。

この流れは、只見川の支流であり、最終的に阿賀野川になって日本海に注ぐ。
地図上で川の流れを辿って見ると、思わぬ発見がある。
阿賀野川と信濃川の河口は5kmほどしか離れていない。
ということは、尾瀬の水も槍ヶ岳に降った雪も、ほぼ同じ場所に流れ着いているということ。

御池



2002.10.23
福島県檜枝岐村

檜枝岐村は人口密度全国最低(1.9人)の村である。
一位の東京都中野区が役20000人だから、実に1/10000

尾瀬の福島側の玄関口
一般車は、御池(みいけ)の駐車場に停めて、沼山峠口までバスに乗る。
駐車料金は1回1000円。
なお、大型車両は手前の七入の駐車場に停める。

御池附近は、恐らく日本でも有数のブナ林。
紅葉はもちろんだが、新緑の美しさはたとえようもない。
来年はぜひ、「ブナ萌え」の新緑をお届けしたい。

次回はモーカケの滝

駒止峠


2005.10.22
福島県田島町

会津若松から尾瀬御池に向かう。
国道121号線(会津西街道)は、田島から鬼怒川・川治を通って今市へ行く。
田島で121号線から289号線に入り、駒止トンネルを通っていくのが通常のルート。

田島町針生(はりゅう)から旧道を行く。
駒止湿原に行く道。

駒止湿原(こまどしつげん)は、5月のミズバショウに始まり、レンゲツツジ、ワタスゲ、コバイケイソウ、ニッコウキスゲと続く。
特にワタスゲの季節には、ワタスゲの白とヤマドリゼンマイの緑にレンゲツツジの赤が花を添え、絶妙の風景を創り出す。
今回は、夕方ということもあり、駒止湿原はパスし、峠道をのんびりと走る。
急なヘアピンカーブが続く、狭い山道。
峠付近では落葉が盛ん。
ヒメサユリで有名な南郷村に着くころには雨になった。
ここからは、一路檜枝岐村へ。
尾瀬の、福島側の玄関口。

次回は御池(みいけ)周辺

トビ滝


2005.10.22
磐梯山ゴールドラインから、トビ滝

磐梯山ゴールドラインを、裏磐梯から猪苗代方面に向かって走る。
磐梯山登山口がある八方台を超えてしばらく下る。
左側にいくつか駐車場があるが、その中のひとつから見える滝。
さほど大きな滝ではないが、紅葉に映えるとてもいい滝だと思う。

絶景の山岳道路と言ってもいい。
裏磐梯周辺には、磐梯吾妻スカイラインを始めとして、景色のよい山岳道路が多い。
その中で、西吾妻スカイバレーは無料になった。
スカイバレーからも見える滝がある。
赤滝、黒滝が代表的。

特定の山岳道路からしか見えない名瀑も多い。
 白山スーパー林道から見る、姥ヶ滝
 蔵王エコーラインから見る、三階滝と不動滝
 旧志賀草津道路から見る、澗満滝
など

いずれも紅葉との相性がいい。

次回は駒止峠

八方台



2005.10.22
磐梯山ゴールドライン 八方台

八方台は標高約1200m
磐梯山への登山口はいくつかあるが、ここから登るのが一般的。
標高差は約600mになる。
猫魔ヶ岳を経て雄国沼に行くハイキングコースの起点にもなる。

このあたりは、ブナの森
大木はない。
1888年の大噴火以降の木だからだろう。

西吾妻スカイバレー




2005.10.22

西吾妻スカイバレーは、裏磐梯高原と白布温泉(米沢市)を結ぶ展望道路。
途中の白布峠をはじめ、絶景のポイントが多い。
以前は有料道路だったが、現在は無料化されている。

撮影ポイントが多く、バスをチャーターしてくる団体も多い。

写真は、標高約1400mの白布峠と、やや下の標高1200m付近から見た裏磐梯側の風景。
遠くに桧原湖、手前に旧桧原村の集落が見える。

次回は、磐梯山ゴールドラインの八方台

裏磐梯高原 曾原湖


2005.10.22
裏磐梯高原 曾原湖

桧原湖東岸の県道を北上し、休暇村の先を右折して突き当たりが曾原湖。
裏磐梯で、一番美しい湖だと思っている。
周辺にはペンションやキャンプ場が多い。

曾原湖は、浮島状の小さな島が絶好の点景になる。
朝霧が出ると、島の木々が幻想的に浮かび上がる。
無風の時は、さながら鏡のようになる。
北側から、磐梯山を遠景に撮るのもいい。
とにかく、撮影意欲をそそられる湖である。

2日ほど休みます。
次回は、西吾妻スカイバレー

大沢沼(裏磐梯高原)



2005.10.22
裏磐梯 大沢沼

前回紹介した曲沢沼から戻る。
左手に広がる細長い沼。
曲沢沼より大きい、同じような雰囲気をたたえた沼。
地図にもその名はほとんど載っていない。

曲沢沼は撮影に適したスペースに恵まれているが、大沢沼はちょうどいいスペースが限られている。
ちょうどカーブのところにいいポイントがあるが、路上駐車は危険なのでぜひやめてほしい。
一部に、非常にマナーが悪いアマチュアカメラマンがいるのは残念なことである。

この日大沢沼には、多くのヒドリガモとともに、コハクチョウの幼鳥3羽が羽を休めていた。

次回は曾原湖

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