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ターンテーブルシートを購入した

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レコードプレーヤーのターンテーブルシートを購入した。
オヤイデ電気のBR-ONEという製品。
ブチルゴム製で、厚さ1mmという極薄のシートで、使おうかと思ったのはある種の事情があったのだが、2000円程度と手ごろだったので購入して見た。

ビックカメラから約30cm角、厚さ数ミリの商品が巨大な箱で届いた。
アマゾン顔負けの大雑把さだ。

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レコードプレーヤーを処分した

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ケンウッドのレコードプレーヤー KP1100
1986年ごろ購入した製品。
購入時にはすでにCDの時代になり、1990年ごろからはほぼ使わなかったが、2014年に再び使うようになった。
35年を経過し、さすがに限界で、処分することにした。
後継機は現在検討中。

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ジャンル : 音楽

HD800のイヤーパッド交換

HD800は購入後11年目に入った。
当初のイヤーパッドは数年前からボロボロの状態だったが、さすがに限界を感じ交換することにした。
正規品は高いので、サードパーティ製の安価な製品を探して購入した。


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表側
正規品は確かスエード調だったが、少し安っぽいのは仕方がない。


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取り付け側
7箇所のツメを本体の溝にはめる形式


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カチッとはまり、取り付けは問題なかった。むしろ引っ張ってもはずれないほど堅固に取りついた。これを交換するときには壊すしかないかも。
装着して見ると、正規品よりは若干固い印象。装着感はイマイチで、やっぱり正規品には及ばないと思った。
イヤーパッドなので、音質には影響はないが。

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「題名のない音楽会」の衝撃映像

コロナ感染拡大の影響を受けて、今日予定していた野鳥の調査が中止になってしまったため、遅く起きて、午前中はのんびりしていた。
普段あまり見ない「題名のない音楽会」(テレビ朝日)を見ていたら、「一流音楽家が自ら持参!人生に影響を与えたレコードを聴く音楽会」という企画だった。

https://www.tv-asahi.co.jp/daimei_2017/contents/Broadcast/0260/

村治佳織が持参したハイフェッツのレコードは所有していない。迂闊だった。
ただ、驚いたのはそこではない。
スタジオに置いてあるアナログプレーヤーに、出演者自らがLPレコードをセットして、針を置くという企画。
そこにあったのは、LINNのプレーヤーにオルトフォンのカートリッジ。
LINNのプレーヤーは、上位機種だと300万円超だが、中位機種だと120万円ほどか?
オルトフォンのSPUは、各種あってよくわからないが10~20万円ほどだろう。(もっと安いのもあるが)
背後にあるスピーカーはタンノイのケンジントン/GRで間違いない。2台で200万円ほど。
ハイエンドオーディオの世界には信じられないような高額製品が存在するので、驚くほどの金額ではない。
衝撃を受けたのは、高級オーディオに対する出演者の余りにも雑な扱いである。
廻っているターンテーブルに、そのままレコードを落とす。そんなやり方は初めて見た。
カートリッジの乗せ方も実に雑。自分だってあんな乱暴な扱いをしたことはない。

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ネジザウルスGTを購入した

レコードプレーヤーの音がおかしいので、試しにフォノケーブルとアース線を交換して見ることにした。

カバー
配線部分のカバーを外すところで、早くもトラブル。
カバーは3本のネジで止めてあるのだが、そのうち2本が固く、ネジ山を完全になめてしまった。

健全なネジ
健全なネジ

なめたネジ
原型を留めないほどになめたネジ

ネジザウルス
そこで、なめたネジを外すことに特化したペンチ「ネジザウルスGT」をアマゾンで購入した。

先端

先端2
先端に縦溝が切ってあり、これでネジそのものを掴んで強引に回すというもの

はずす
こんな感じで掴んで回すと簡単に外れた。これは優れものだ。

配線
問題の配線だが
上の赤い2本が左右のフォノケーブルで、中央の白い線がアース線。
トーンアームから出ている5本の線の細いこと


フォノケーブルとアース線を交換したが、結局変わらなかった。
トーンアームの方に問題があるとすると、素人には難しいかも知れない。
壊すのを覚悟でやって見るか、というところだ。

傷があるCDの補修(2)

1枚目のNO28トラックが傷のため読めなかったのだが、コンパウンドで磨く方法を試して見た。

過去記事参照

https://papageno620.blog.fc2.com/blog-entry-5819.html

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ヘンデルのオラトリオ「メサイア」全曲
ジョン・バット指揮ダンディン・コンソート
2006年録音
1742年、ダブリン初演版の世界初演盤


一見したところ綺麗なのだが、同心円状にイヤなキズが多いCD。
結果、何とかリッピングが出来た。ただし、ノイズが多い。
NO28トラックは、第2部の「われわれはみな羊のように迷って」という、重要な部分なので聴けないよりは100倍いい。

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LPレコードのデジタル化を再開した

アンプを新しくしたのを機に、LPレコードのデジタル化を再開した。

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今回は、マーラーの交響曲第1番(クラウス・テンシュテット指揮ロンドンフィル)
1977年10月4~5日録音。

テンシュテットによるマーラー録音の第1弾で、このレコードが世界中で大評判になり、”50歳の新人”テンシュテットの話題が世界を席巻した。
諸井誠によるライナーノーツにも、「日本ではまだ未知に近い」と書かれている。
確かに日本でテンシュテットのブームが起きるのは1980年代に入ってからで、1984年の初来日でピークに達した。

テンシュテットの1番は、90年にロンドン・フィルとのライヴ録音がある他、同じく90年にシカゴ響とのライヴも残されている。いずれも名演。


プレーヤーにかけて見ると、どうもハム音が気になる。
アナログのプレーヤーは、こういう雑音防止のためにアースを取るようになっていて、それはやっているのだが、どこかで拾ってしまうようだ。何か対策が必要だろう。アナログはこういうところが結構大変なのだ。

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アンプが来た



注文していたアンプが届いた。

DENONのプリメインアンプ「PMA2500NE」
色々考えた結果、DAC内蔵の製品ということで選んだもの。
このクラスでDAC内蔵の製品は少ないので、選択肢はあまりなかったのだが。

ケーブルの引き回しの関係で、置き場所を変えることにした。
ラックが間に合わないので、とりあえず今日は床置きのまま。

ボリュームノブがやたらと大きい。直径65mmほどもある。

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傷があるCDの補修

マーラー/交響曲第3番
レナード・バーンスタイン指揮ニューヨーク・フィルハーモニック
ニューヨーク・コラール・アーティスツ&ブルックリン少年合唱団
クリスタ・ルートヴィッヒ(アルト)
1987年録音

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バーンスタイン2度目の全集中の1枚

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原因はわからないが、かなり深刻なキズが盤面全体にある。
2枚組のうちの1枚目が特にひどく、17トラックあるうちの1番目と11番目のトラックが読み込めず、リッピング(コピー)不能となっていた。

買い替えようとも思ったが、とりあえずダメモトで修復を試みる。
深いキズではないので、表面を磨けば何とかなるかも知れない。

まずは身近にあるものから、歯磨き粉を使ってみた。
歯磨き粉には研磨剤が入っているので、一応コンパウンドの代わりにはなる。
盤面に少量を塗り、綺麗な布で丹念に磨く。
CDの場合、放射状に磨くのが鉄則で、同心円状に磨いてはいけない。
終わったら水洗いし、乾かして完了。

試して見ると、トラック1は読み込めたが、トラック11は不能。
再度試みる。

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今度は専用のコンパウンドを使用。
と言っても、カー用品として売っているボディリペア用のうち、粒子が一番細かいもの。
乱暴なような気もするが、いずれにしろダメモトである。

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キズが目立つところを重点的に磨く。

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一応完了。
多少良くなったような気はする。

再度試して見ると、今度はトラック11が読み込めた。
リトライは90万回にも及んだ。


とりあえず、全曲通して聴くことは出来たが、やっぱり所々に「チリチリ」という小さな雑音が入っているほか、特に問題のトラック11の前後に、一瞬音が途切れる現象があった。
さすがに限界はあるようだ。
名盤でもあるので、やっぱりいずれ買い替えることになりそうだ。

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HAP-Z1ESの動作保証

SONYのHDDプレーヤー「HAP-Z1ES」を導入して2年が過ぎた。
これは1TBのHDDを内蔵しているのだが、1TBでは足りないことは明らかなので、3TBの外付けHDDを接続して使って来た。

実はマニュアルを見ると、この機種の動作保証は20000曲まで、と書いてある。
CD1枚当たり、平均7ファイルあると仮定すると3000枚ほどで一杯になってしまう計算で、20000ファイルというのは余りにも少ない数字だ。一応、それは気になってはいた。

現実に、内蔵HDDに約8000ファイル、外付けHDDに約21000ファイルを超えたあたりで、案の定不具合が出て来た。
HDDのスキャンが極端に遅くなり、データベースが正常に構築できなくなり、外付けHDDのファイルを2重に数えた結果、40000ファイルを超えるデータベースが出来てしまった。
もちろん、実際にファイル数が2倍になったわけではなく、データベース上の不具合である。
再スキャンも出来なくなり、このままでは使えない。
結局これまでの使い方はあきらめ、全てバックアップした上で外付けHDDは取り外し、内蔵HDDだけを使うことにした。
ところが、それでも不具合は収まらず、結局工場出荷時の状態に初期化した。
そのあとは、結構快適に動作している。




今後はどう使っていくか模索中だが、自分にはやっぱりUSBオーディオの方が向いているのかも知れない。
CDのリッピングが出来るので、少しずつ未整理のCDをリッピングしている段階だ。


実は、この機種で世界中のインターネットラジオが聴けるので、それを使わないのも勿体ないような気がした。



これはスイスのクラシック専門局”Radio Swiss Classic”を聴いているところ。
ブラームスの弦楽六重奏曲第2番の第2楽章が流れている。
ローザンヌの「シネ・ノミネ四重奏団」による演奏。
128kbpsで、音質はまずまず。
断片的なのは致し方ない。

Spotifyにも対応しているが、有料会員になる必要があるようだ。

古い雑誌から~FMfan 1984年秋臨時増刊



古い本や雑誌が家中に雑然としていて、さすがに手に負えなくなって来た。
本は捨てられない性格なのだが、弊害の方が多くなり、思い切って捨てることにして整理を始めた。
整理していると、時々面白いものが出て来てそれに見入ってしまう。これも困った性格だ。


「FMfan」は共同通信社が発行していた雑誌で、2001年に休刊した。
1970年代、FM放送はレコードと並んで重要な音楽メディアで、放送をカセットテープに録音することが流行した。
そのため、週単位の放送内容を網羅した番組表が必要で、こういう雑誌に需要があったわけだ。
「FMfan」はクラシック系の雑誌で、オーディオ関連の記事も充実していた。
FM放送(実質的にはNHK-FMだけ)がクラシック聴きの牙城だった時代の話。

CDが発売になったのは1982年のこと。
だから表紙にもCD3年と謳っているである。
自分が初めてCDプレーヤーを購入したのは1985年2月で、その数か月前の雑誌ということは、たぶん購入のための参考として買った本に違いない。

最新CDプレーヤー25機種の試聴レポートが中心だ。
価格は49800円から600000円まで。
大体10万円前後が中心になっている。
記事の中では、最安値のソニー製品(表紙に載っている)が、値段とともにその小ささが驚きを持って紹介されている。
後に現れるCDウォークマンの原型のようなものか。デザインも洗練されていて、25機種の中で異彩を放っている。ソニーはセパレート型の高級機も出していて、トップメーカーの矜持が伺える。

結果的にはケンウッドのDP-1100Ⅱを購入した。
値段は149800円で、この時期としても高い方だった。結構奮発したものだと思う。
巾440mmのコンポーネントサイズで、薄型のデザインが気に入っていた。
ただ、この時期の製品はどれもこれもブラックで、似たようなデザインばかりだった。


本誌の面白いところは、もうひとつの特集に「カートリッジとレコードとプレイヤー」を組んでいることだ。
この時期、まだ多くのアナログ製品がリリースされていて、CD一辺倒ではなかった。
自分もCD時代になってから新たにアナログプレーヤーを購入したりしていて、80年代後半はまだ両にらみだったことがよくわかる。

新しいアナログレコードを聴く

アナログレコードの復活というのは、一応気になっている現象ではあるが、現在の自分としては、時々古いLPを引っ張り出してはデジタル化している程度である。

「ジャズLPレコードコレクション」という隔週刊の雑誌は数冊買った。
これは、レコード自体は新しいが、録音は1950年代から60年代ごろのものだ。



季刊雑誌「analog」の秋号。
最先端のオーディオ機器に関する記事や広告が並んでいる。
 378万円のプレーヤー
 150万円のカートリッジ
 491万円のフォノイコ
 498万円のパワーアンプ
 650万円のスピーカー
などという製品が並んでいるが、とても我々に買えるような代物ではない。オーディオ評論家というのは、平気でこういうものを薦める人種だ。

もちろん、我々にも買えそうな製品がないわけではない。
使っているプレーヤーも古いので、そのうち買い替えを迫られるかも知れないので、製品の動向は一応気にしている。


実は本号には、レコードが付録についているというのに興味をそそられたのである。
最新の録音、カッティング、プレスによる今のレコードがどんなものか、聴いて見たかったからだ。



17cmのシングル盤で、45回転である。
いわゆるドーナツ盤でなくてよかった。アダプターがないので。



歌っているのは、在日韓国人3世のシンガー・ソングライター、アン・サリー。
彼女は現役の医師として仕事をする傍ら、音楽活動を続けていると言う、変わった経歴の持ち主である。
 A面 Why Me So?
 B面 Toraji
シンプルなサウンドが耳に心地よい。
カッティングはSTUDIO DeDe、プレスはプライムディスクという香港の新興企業だそうだ。
アナログレコードの製作に、新たに参入して来た企業があるということは興味深い。

スクラッチノイズもほとんど感じられないので、レコードを聴いているという感じがほとんどしない。
自分のは大したシステムではないが、アナログの良さみたいなものは感じられる。

劣化したスポンジの危険性

昔、2~4枚組のCD両開き型の厚いプラスチックケースに入っている場合が多かった。
オペラ全曲盤などでは、厚手のブックレットがつくので、2枚組なのに3cm以上のケースになり、スペース効率がとても悪かった。



こういうケースの場合、保護材として厚さ2mmぐらいの薄いスポンジが挟んである場合が多かった。
写真はヴェルディの「仮面舞踏会」(ショルティ指揮ナショナル・フィル)

このスポンジが曲者で、長い間の経年劣化でボロボロになってしまう。
ボロボロになるだけならいいのだが、接しているCDの塗装面を溶かしてしまうことがあり、最悪の場合信号面に穴が開いて再生不能になってしまうことがあるから厄介だ。


信号面に穴が開いてしまったCDの例



表面



裏面

これは極端な例で、ここまでひどい状態になることは少ない。
ワーグナーの楽劇「ニュルンベルクのマイスタージンガー」(ヨッフム指揮ベルリン・ドイツ・オペラ)
このCDは30年ぐらい棚に放置してあったもので、湿気が多い場所だったのかも知れない。

・・・・・・

ところで1982年のCD発売当時から、CDのプラスチックケースは評判が悪かった。
紙ジャケでいいのに、と当時から思っていたし、今もそう思う。
紙ジャケのCDは時々あり、2枚組でも1cm程度に収まるのでスペース効率もいいし、扱いやすくスマートである。



一例として、宇多田ヒカルのSINGLE COLLECTION VOL2
CDはLP時代のようにショーレックスに入れてある。

HAP-Z1ES その後


HAP-Z1ESを導入して2ヶ月半が経過した。
実は色々とトラブルもあったのだが、とりあえずは解決した。


HAP-Z1ESは、ネットワークプレーヤーの変形と言っていいかも知れない。
最大の特徴は、本体にHDDを内蔵している点にある。

大抵の人は、音楽データを外付けのHDDに格納しているだろう。
HAP-Z1ESはまず内蔵のHDDに、それらのデータをコピーする。
そのため、「HAP Music Transfer」というソフトをパソコンにインストールし、そのソフトを使って本体HDDにファイルをコピーする。
「自動」の設定をしておけば、指定したフォルダを監視し、新たなファイルがあると自動でコピーしてくれる。
内蔵HDDはバックアップにもなるわけだ。
デジタルデータにおいて、バックアップの重要性は痛いほどわかっているので、この方法は注目に値すると思う。

「HAP Music Transfer」からエクスプローラーを参照し、ドラッグ&ドロップでコピーすることも出来る。
とりあえず、その方法でコピーしている。
LAN接続は、無線でも有線でもかまわないが、高速でコピーするには有線LAN接続が良いと言う。
ファイルサイズにもよるが、1時間当たり200ファイルほどのスピードだった。1日5000ファイル弱である。
データはかなり膨大なのでコピーには数日を要する。
トラブルもあったので、結局は10日以上かかった。

この機種のコンセプト(NASを使わずHDD内蔵で、パソコンを使わずに再生可能)の良さはよくわかっていたのだが、導入を躊躇していたのには2つ理由がある。
そのひとつ目は、1TBという内蔵HDDの容量の問題だ。

1TBと言っても丸々使えるわけではなく、実際の容量は913.9GBである。
私の音楽ライブラリは、ほとんどがCDからのリッピングで、44.1KHz、16bitのFLACである。
FLACは50%程度に圧縮するので、CD1枚当たり200~250MBほどになる。
内蔵HDDには4000枚程度は入る計算だが、HDDにも余裕が欲しいので、3000枚程度が限界かと思う。
ただ最近は、いわゆるハイレゾ音源も増えている。
私はアナログレコードのデジタル化もやっていて、そちらの方はまだ100枚にも満たない枚数だが、192KHz、24bitのWAV、あるいはDSDで記録すると、CD1枚当たり2GBほどにもなる。
100枚で200GBだから、これが増えてくれば相当HDDを圧迫することになる。

結局1TBでは絶対的に足りず、3TBの外付けHDDを増設することになった。
クラシックは外付け、その他は内蔵HDDで対応することにした。
内蔵HDDから外付けHDDへの移動には、また数日を要した。
こんなに時間がかかる理由は、単に移動やコピーを行うだけではなく、サーバー上の音楽データを参照して、データベースを構築するからである。
とにかく、これで両方とも使用領域は2割程度に収まった。
今後増える分を考慮しても、十分な空き容量と言えるだろう。


音質には不満はない。
残るはもうひとつの問題だ。それは「ライブラリ構築」に関する根深い問題を含んでいる。

HAP-Z1ES


自分は2011年から、音楽再生にCDプレーヤーを使っていない。全てパソコンでの再生である。
もちろん、パソコンのCDドライブで再生するわけではない。音楽データは外付けのHDDに保存してあり、パソコンにインストールした専用ソフトで再生する。
再生されたデジタル信号はUSB端子から出力し、DACに入力。ここでアナログに変換される。あとは通常のオーディオと変わらない。
いわゆる「PCオーディオ」だが、USB端子を使用することから「USBオーディオ」とも呼ばれる。

当たり前のことだが、デジタルオーディオと言っても最終的に出てくる音はアナログである。
どこかでアナログに変換しなければいけないので、DAC自体はどこかに入っているわけだ。
CDプレーヤーも、携帯音楽プレーヤーもDACを内蔵している。
「USBオーディオ」のキモはDACである。現在、USB入力を前提にしたDACは「USB-DAC」と呼ばれ、さまざまな製品がリリースされている。

自分は2011年にラックスマンの「DA-200」を購入したのが始まりで、その後TEACの「UD-501」に変えた。
「DA-200」はDSD再生が出来なかったのが理由である。

再生ソフトは、TEACが配布しているものと、定番のフリーソフト「foobar2000」を使って来た。
再生は至って簡単。パソコンの画面で、エクスプローラーから聞きたいファイルをいずれかの再生ソフトの再生画面にドラッグ&ドロップするだけ。
「PCオーディオ」としては一番簡単な方法で、オーディオマニアでもパソコンオタクでもない、一介の音楽好きとしてはわかりやすいのがありがたい。

この方法にはひとつ大きな問題がある。それは再生にパソコンを使うということである。
パソコンはそもそも音楽再生には適していない。ノイズの塊だという指摘もある。
音楽専用に1台用意できるのならばいいが、実際には1台のパソコンで色々な用途をこなしている。
音楽を再生しながら、インターネットで何かしたり、写真の整理をしたりすることもできるが、そういうことが音楽再生にいい影響があるはずがない。
それでなくてもパソコンはバックグラウンドで色々な仕事をしている。
要するにこのやり方には限界を感じるようになった。使っているUSB-DACに不満があったわけではない。

音楽再生にパソコンを使いたくないというのは共通の悩みのようで、「ネットワークプレーヤー」を使う人も多い。
これは音楽ファイルはNAS(ネットワーク内に置くHDDのようなもの)に置き、再生は専用のプレーヤーで行う。
NASを使う理由は、普通の外付けHDDだとパソコンを経由しなければいけないからである。
NASを使えば音楽再生にはパソコンが不要になる。
ただ、この方式には設定などに若干難しいところがあるようで、USBオーディオよりもハードルが高いと言われている。(私は試したことがないので、よくわからない)


2013年に、ソニーが新しい提案をした。
それが「HAP-Z1ES」だ。
その考え方は、プレーヤーにHDDを内蔵させ、パソコンを使わずにプレーヤー本体だけで再生するということである。

大抵の人は、音楽データ本体は外付けHDDに入れてあるだろう。
HAP-Z1ESは、パソコンにつないだ外付けHDDから内蔵HDDにファイルをコピーする。
自動コピーの設定にしておけば、新しく入れたファイルを検出して自動でコピーしてくれる。
つまり内蔵HDDはバックアップにもなる。

冷静に考えると、この方法が一番いいように思える。
NASも必要ない。面倒な設定も必要ない。

この機種は、再生時に全てのファイルをDSD5.6MHzに変換して再生するおとが出来るようになっている。
DSDを最も知り尽くしたソニーの判断ということだろう。

再生時にパソコンが必要ないので、逆にパソコンで好きなことが出来る。
音楽再生は
 HAP-Z1ES⇒P-700u⇒HD-800
と、極めてシンプルになった。
オーディオ機器なので一番重要なのは音質だが、それにについても申し分ない。


いいことづくめのようだが、実際はそうでもなかった。
初日はよかったのだが、その後続々と新たな問題が噴出して来ることになる。

HAP-Z1ESを購入


ソニーのハードディスク・オーディオ・プレーヤー、HAP-Z1ESが届いた。
再生にパソコンを使う「USBオーディオ」でもなく、NASを使う「ネットワークプレーヤー」でもない、ソニー独自とも言える提案。

いささか覚えにくい型番はソニーの悪い癖とも言えるが、”ES”の型番を与えたところにソニーの本気度がうかがえる。

本機種、発売は2013年なので、すでに3年を経過している。
色々事情があって、買おうか、買うまいか、3年間悩んでいたが結局買うことになったというのがことの真相である。

音質、使い勝手の面とも非常に評判がいい機種なのだが、買うのを迷っていたのにはいくつかの理由、というか懸念があったのだ。
実際のところ、様々な問題点が露呈した。
まだ快適に使うという段階には至っていない。

イヤホンのケーブルがからまない方法

イヤホンのケーブルがからまない方法



プラスチック製の小さなクリップで、背にケーブルを通すための部分があり、これが自由に回転するというもの。




これをプラグの近くに取り付けておく。




イヤホンの左右をまとめて、クリップで挟む。




こうしておくと、イヤホンケーブル全体がひとつのループになるので、からまることはない。


ケーブルがからまる理由は、自然にできるループの中に、プラグ部分やイヤホン本体、つまり端部が入って結び目を作ってしまうことにある。
イヤホンの場合、プラグと左右のイヤホンの3つの端部がある。それをクリップで一緒にまとめてしまうことがミソである。
ひもはからまるけれど、輪はからまない。そういう理屈。

プラグを携帯音楽プレーヤーにつないだままでも、こうしてループを作っておいてから本体に巻き付けておけばからまることはない。

レコードプレーヤーの動向

レコードプレーヤーに関して、今年相次いで日本を代表するメーカーが、新製品を市場に投入するようだ。


ソニーは、今年アナログレコードを直接ハイレゾ変換できるプレーヤー「PS-HX500」を発売する。

http://www.phileweb.com/news/audio/201601/06/16796.html

ベルトドライブ方式で、フォノイコ内蔵だがRCA端子もあり、手持ちのフォノイコも使用可能。
USB端子を備えており、PCと繋いで直接デジタル化出来る。
それは他社のプレーヤーでも可能だが、ソニーらしいのはハイレゾ変換できることだ。
PCMは192KHz/24bit、DSDは5.6MHzまで。
このあたりにソニーの本気度が少しだけうかがえるが、高級機の位置づけではないようで、価格は未定だが10万円を切る価格になりそうだ。カートリッジ付きか?
自分が求めているクラスとは若干違うようだ。


一方のパナソニックは、SL1200Gを発売する。

http://www.gizmodo.jp/2016/01/SL1200G.html

テクニクスブランドで出す以上は高級品のカテゴリーになる。
一説には4000ドル程度という噂があるので、40万円台ということになるだろうか。
そうなると価格的にはラックスマンのPD-171Aと同程度だが、方向性は全く異なる。
価格的にも選択肢には入らないと思う。

10~20万円前後で、カートリッジレス、フォノイコレスの中級機というのは、なかなか出て来ないようだ。
やっぱり需要がないのだろうか。

フォノイコを買う




アナログレコードを再生しようとする時に、フォノイコライザーアンプが壊れているというのは由々しき事態だ。
もっとも若い人には「フォノイコライザーアンプ」がわからないかも知れない。
これを理解するには、アナログレコードの仕組みから話を始めなければならない。

アナログレコードは、音の波形をそのまま塩化ビニール製の円盤に溝をカッティングすることで記録し、それをカートリッジの先端についた針(スタイラスチップ)でトレースすることで再生する。
波形を拾った針は、カンチレバーと呼ばれる金属製のパイプを通じて、カートリッジ内部にあるマグネットあるいはコイルを振動させる。
マグネットを振動させるのがMM型(ムービング・マグネット型)、コイルを振動させるのがMC型(ムービング・コイル型)である。
カートリッジの形式には他にも各種あるが、大別するとその2つの型と考えて良い。

■MM(ムービング・マグネット)型の場合
カートリッジ内部にはコイルが固定されていて、コイルのそばでマグネットが振動する。
コイルのそばで磁力の変化があると、コイルに電流が生じる。
これが「電磁誘導の原理」で、マイケル・ファラデーが発見した。
マイク、スピーカー、モーター、発電機などいずれもこの原理を応用している。
この場合、カートリッジは発電機の一種と考えることが出来る。発電された電流はアンプで増幅され、音楽として我々の耳に届く。

■MC(ムービング・コイル)型の場合
カンチレバーの先にはマグネットではなくコイルが取り付けられていて、マグネットは固定されている。
MM型と逆になっているが、原理は同じである。

MM型は構造が簡単で、出力電圧も高い。
コイルと針がつながっていないので、針の交換が容易である。

MC型は構造が複雑で、製作精度を要求する。
大きなマグネットを使用でき、振動系が軽いことで音質的には上とされている。
出力電圧が低いことと、針交換が出来ないことが難点である。
針交換をする場合には、交換価格を支払って新しいものと交換する方法がとられている。

アナログレコードは、実はフラットな特性で記録されているわけではない。
同じレベルでも低音部ほど振幅が大きくなってしまうので、場合によっては隣の溝と干渉してしまう。
溝間隔を広げると収録時間に影響が出てしまう。
一方、高音部に関してはノイズの影響を受けやすい。
そこでアナログレコードは、低音部を抑え、高音部を強調する特性で記録されている。これをRIAA特性、その曲線をRIAAカーブと言う。
「RIAA」は、正しくはアールアイエーエーだが、便宜的に「リアー」と呼んでいる。

フォノイコライザーアンプは、そのRIAAカーブの反対、つまりロー上げ、ハイ下げのカーブで特性をフラットにするとともに、カートリッジが拾う微細な電流を増幅する役割を担う。
特にMCカートリッジに関しては、MM型の1/10程度の出力しかないので、それに対応したアンプが必要である。
昔のアンプには、フォノイコライザーアンプが普通に内蔵されていたので、「PHONO」端子に繋げばよかった。

アナログプレーヤーを他の端子(CD、TUNER、TAPE、AUX)などに繋いでも、低温がスカスカで高音ばかりシャリシャリ言う、蚊が鳴くような音しか出ない。
反対に他の機器をPHONO端子に繋いてしまうと、とんでもない音が出てスピーカーを壊すことになりかねない。

要するにアナログ再生にはフォノイコライザーアンプが必須であるということである。
今回、DL-103というMCカートリッジを購入したのだが、アンプの切り替えスイッチをMCにしたところ、全く音が出ないという予想外の事態。
家には3台のアンプがあったのだが、結果的に3台とも使えなかった。
即ち、「フォノイコライザーアンプを買わなければならない」ということだ。

単体のフォノイコライザーアンプという製品は少なからず存在する。
その前に、フォノイコライザーアンプを必要とする人というのは、どういう層なのだろうか。
 ずっとアナログ再生をやっているマニア
 デジタルとともにアナログ再生もやっているマニア
 昔はアナログをやっていた世代が、昔の資産を生かしたいと思っている人(私はこれに当たる)
 アナログレコードがまだあるので、聴いてみたいと思うマニアでない人
 アナログ時代を知らず、最近になって興味を持った人
いずれにしても、昔を知っている人はフォノイコライザーアンプの必要性を知っているはずなので、私と同様に悩むだろう。
マニアの人は数10万円のフォノイコを買うのだろうから、ここではあまり考えなくていいのかも知れない。
逆にマニアでない人は、フォノイコ付きの安いプレーヤーか、1万円前後の安いフォノイコを買って、それで満足するのかも知れない。
一番悩むのは私みたいな層だろう。
10万円以上となると敷居が高い、7~8万円程度でいい単体フォノイコが買えないだろうか。
そのような条件で探してみると、
 ラックスマン E-200
 フェーズメーション EA-200
あたりに絞られるようだ。(型番まで似ている)

実際には中古品も考え、ヤフオクで物色して見た。
ヤフオクでは、やっぱりラックスマンの過去の製品がそれなりに出ている。
E-1 E-03 E-06
E-03は6万円前後、E-1は10万円程度、E-06はさすがに10万円程度では難しい。
ラックスマンはCD時代になって30年ほど、この分野の製品をちゃんと出し続けていたことがよくわかる。

結果的に、これならば間違いはなかろうと、新品のE-200を買うことになった。
実勢価格で8万円台。
これでまたアナログの深い世界に少しだけ踏み込むことになる。

DENON DL-103



DENON DL-103

アナログレコードのデジタル化を進めるに当たって、色々紆余曲折があったのだが、結局DL-103を買うことになった。
25000円+税=27000円
30000円以下で買えるとは思わなかった。格安と言えるだろう。

DL-103は、NHKがFM放送を開始するに当たり、標準のカートリッジとしてDENONと共同開発したものである。
1964年から放送用として使用され、1970年からは民生用として販売されるようになった。
当時の価格は16000円。

開発から51年間、仕様を変えず、同一品番で生産され続けている超ロングセラー製品である。
この世界では、数10万円もするカートリッジも多く存在し、3万円程度で買えるMCカートリッジは少ない。
選択肢があまりない状態ではあるのだが、その中で良心的な製品と言えるだろう。

さて、DL-103を取り付け、アンプのセレクタースイッチをMMからMCに切り替えると、何としたことか音が出ない。
古いアンプなので、またまたトラブル発生。
フォノイコライザーアンプを何とかしなければならないという、新たな課題が発生した。

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