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メボソムシクイ@千畳敷



メボソムシクイ
スズメ目ムシクイ科
体長13cm
撮影 2017.8.6 長野県駒ヶ根市

メボソムシクイは、亜高山帯から高山帯には必ずいる鳥だ。
千畳敷でも、この鳥とルリビタキは個体数が多いようで、鳴き声はあちこちから聞こえてくるが、姿を確認すれうことが難しい。
この個体は、囀りの前に地鳴きが聞こえるぐらいの距離にいたので、撮影することができた。

ムジセッカ&カラフトムジセッカ@飛島

ムジセッカとカラフトムジセッカ
スズメ目ムシクイ科
体長11cm(ムジセッカ) 12cm(カラフトムジセッカ)
撮影 2017.5.2~4

ムジセッカ、カラフトムジセッカとも、日本での初記録は1985年で、いずれも標識調査時に捕獲された。
ムジセッカは山口県見島、カラフトムジセッカは飛島でのことである。
カラフトムジセッカは翌1986年に飛島で落鳥があり、その観察から識別に関する知見が得られた。

両種は酷似しているが、野外での識別に役立つ主なポイントは以下の4点である。
 カラフトムジセッカは、ムジセッカよりも明らかに嘴が太い。
 カラフトムジセッカは、腰のアプリコット(杏)色味が強い。
 ムジセッカの眉斑は目先で細く汚白色、カラフトムジセッカは目先で太くバフ色。
 カラフトムジセッカの耳羽はまだら状。(Collinsに記載されている)













2日、カラフトムジセッカは斜面の草の中を動き回っていた。
草の中に潜ってしまうことが多く、なかなか撮影しにくい鳥だったが、短時間だが見やすい場所に出て来てくれた。
識別ポイントははっきりと確認出来たように思う。

「無地雪加」とはよく付けた名前だ。
セッカもムジセッカも以前は同じウグイス科だったが、現在ではセッカ科とムシクイ科に分かれている。







ムジセッカは、4日の早朝、ゴドイモの畑で見つけた。
特徴的な「タッタッ」という乾いた声で、菜の花の中を動き回っていた。
時折り聞きなれない囀りを聞かせてくれた。
暗い上によく動き、なかなか撮影困難で、鮮明な写真が撮れなかったのが残念。

センダイムシクイ@奥日光


センダイムシクイ
スズメ目ムシクイ科
体長13cm
撮影 2015.8.2 栃木県奥日光

朝のうちはセンダイムシクイの囀りも聞こえていたが、そのうち聴かれなくなった。
ズミの枝を移動するセンダイムシクイに、一瞬だけ陽が当たった。

イイジマムシクイ@三宅島


イイジマムシクイ
スズメ目ムシクイ科
体長12cm
撮影 2014.5.31 三宅島

世界で伊豆諸島とトカラ列島の一部でのみ繁殖する世界的希少種。国の天然記念物に指定されている。
三宅島には、3月末から4月上旬にかけて集中的に飛来するという報告がある。
越冬地についてはいまだによくわかっていない。
フィリピンのルソン島で冬季に捕獲された例があり、沖縄や台湾で冬季に観察例があることから、沖縄から台湾、フィリピン周辺が越冬地ではないかと考えられているが、推測の域を出ないようである。
秋の渡り時には静岡から九州の太平洋沿岸で観察されることがあるようだが、春の渡り時期に本州で観察されることは稀で、伊豆諸島への渡りのルートとしては、太平洋上を北上するものと考えられている。
4月~5月ごろ、本州で観察されることがあり、関東地方でも少数の観察例がある。
これらの個体は、渡りのルートを外れて迷行した可能性が高い。
小さくて地味な上に、センダイムシクイに酷似していることから、見逃されている可能性はあると思われる。
逆に本州での誤認例としては、センダイムシクイの他メボソムシクイの例が目立つようである。
識別ポイントは微妙だが、囀りを聞ければ間違いない。
「チョピチョピチョピ、チョリチョリチョリ」と、体の割りに大きな声量で盛んに鳴く。
この時期の三宅島では生息密度が高く、あっちでもこっちでも聞こえるが、他のムシクイ類同様、観察しやすい場所にはなかなか出て来ず、撮影には手ごわい鳥である。
本州の山地でメボソムシクイを聞く状況と、雰囲気としてはよく似ている。
地鳴きはヒタキ類に似た「ヒッ、ヒッ」という声で鳴くことが多い。


ところで三宅島にはホトトギスが非常に多い。
ホトトギスの托卵相手は専らウグイスだが、三宅島においてはイイジマムシクイに托卵する個体がいるようだ。
2日間でカッコウの声は聞かなかったが、ツツドリの声は数回聞いた。
ツツドリの托卵相手は、本州から北海道においてはセンダイムシクイであることが多い。北海道にはホトトギスがいないため、ウグイスは安泰かというとそうでもなく、ツツドリに托卵されると言う。
三宅島のツツドリは、センダイムシクイに近縁のイイジマムシクイに托卵するのかと考えたが、そのような文献は見当たらなかった。


イイジマムシクイは、英名Ijima's Leaf Warbler 学名Phylloscopus ijimae
で、いずれにも「イイジマ」の名が入っている。
これは飯島魁(いいじまいさお)という人の名に由来している。

飯島は1861年、浜松生まれ。
エドワード・モースに師事し、大森貝塚の発掘にも関わった。
東京湾周辺には多くの貝塚があるが、私の地元である茨城県の霞ヶ浦周辺も貝塚の密集地として知られている。
なかでも陸平貝塚(茨城県美浦村)は、1879年に日本人の手による初めての発掘調査が行われた。
その発掘を行ったのが、当時東京大学の学生だった佐々木忠次郎と飯島魁である。
本来、飯島の専門は動物学で、寄生虫の研究でも知られている。
日本鳥学会を創設し、初代会長になった人物で、日本で初めて鳥類目録を作成したことでも知られている。

メボソムシクイ@戦場ヶ原


メボソムシクイ
スズメ目ウグイス科
体長13cm
撮影 2012.5.29 栃木県日光市

高山鳥としては、ライチョウ、ホシガラス、イワヒバリ、カヤクグリが代表的だが、もう少し標高の低いところでは、メボソムシクイやルリビタキがよく見られる。
中でもメボソムシクイは、亜高山帯~高山帯の針葉樹林で繁殖する代表的な夏鳥である。
奥日光でも、この戦場ヶ原の自然研究路で見られることは少ない。
だから、この記事のタイトルを見て意外に思われた方も多いかも知れない。

この鳥の声は、夏山ではどこでも聞かれるが、姿はなかなか見せてくれない。
こんな写真だが、そもそもほとんど撮影したことがない鳥なので、私のブログでも初登場だが、この写真からその識別ポイントを確かめるのはほぼ不可能である。


国内で繁殖するのは、亜種メボソムシクイPhylloscopus borealis xanthodryasだが、主にヨーロッパで繁殖する亜種コメボソムシクイPhylloscopus borealis borealisが旅鳥として少数通過すると言われて来た。
コメボソムシクイは、学名からもわかる通り、メボソムシクイの基亜種である。つまりコメボソムシクイの方が本家(?)みたいな立場である。
その関係は、ハチジョウツグミとツグミの関係と同様である。(ハチジョウツグミの方が基亜種)

夏の山では、最も普通に聞かれる囀りで、「チリチリチリチリ、ジョリジョリジョリ」という声は「銭取り、銭取り」と聞きなされている。
ところでメボソムシクイの中には、「ゼニトリ、ゼニトリ」の4音節ではなく、「ジジロ、ジジロ」と3音節で鳴く鳥(その他「ジジジ、ジジジ」と鳴く鳥も)の存在が以前から知られていた。
それは亜種コメボソムシクイではないかと言われていて、図鑑やCDにもそう表記されているものがある。

■日光野鳥研究会の松田道生氏の論文(2002年の日本野鳥の会神奈川支部の会報)によれば、
ヨーロッパの亜種コメボソムシクイの声は、海外のCDなどを聞くと「ジジロ、ジジロ」ではなく、「チョリチョリチョリチョリ・・・・・・」と長く、比較的一本調子でだんだん大きくなり、ピタリと止まるという特徴がある。
「ジジロ、ジジロ」と鳴くのは、従来言われて来た亜種コメボソムシクイではなく、亜種オオムシクイではないかと思われる。

■BIRDER2010年7月号の記事によると
日本を通過するメボソムシクイの亜種はメボソムシクイの他に、3亜種ほどあることがわかって来た。
 カムチャッカで繁殖する、亜種オオムシクイ
 西アラスカで繁殖する、亜種アメリカコムシクイ
 サハリンで繁殖する亜種(名称不明)
このうち、アメリカコムシクイの囀りは「ジジロ、ジジロ」ではない。
「ジジロ、ジジロ」と鳴くのはオオムシクイとサハリンの不明亜種である。
従来、亜種コメボソムシクイであるとされて来たが、その主は亜種オオムシクイではないかと考えられる。

■今年3月8日の朝日新聞の記事から
山階鳥類研究所研究員が発表した、「ジジロ、ジジロ」と鳴く鳥、及び「ジジジ、ジジジ」と鳴く鳥の正体についての論文
DNA分析の結果、「ジジロ、ジジロ」と鳴くのはカムチャッカで繁殖するもの、「ジジジ、ジジジ」と鳴くのは、アラスカからスカンジナビアで繁殖するものである。
これらはメボソムシクイの亜種ではなく、別種であると考えられる。前者にオオムシクイ、後者にコムシクイの名称を提唱している。

亜種か別種か、という論争は他にもあるが、近い将来オオムシクイという「種」が追加になるかも知れない。
その鳴き方は、色々な音源を聴いた限りでは
「ジッ  ジッ  ジジロジジロジジロジジロ   ジッ  ジッ  ジジロジジロジジロジジロ」
というように聞こえる場合が多い。結構早口である。ジッというのは地鳴きと思われる。

なお、写真の鳥はメボソムシクイであり、オオムシクイではないので、念のため。

エゾムシクイ@飛島


エゾムシクイ
スズメ目ウグイス科
体長12cm
撮影 2012.4.29 山形県酒田市飛島

最近は撮影機材が進歩して来たので、場合によっては羽の1枚1枚の特徴がわかるような写真が撮れることがある。
私の機材は大したものではないが、鳥との距離が近ければある程度のことは可能である。

識別が難しいムシクイ類だが、羽の細かい特徴が撮影出来れば、微妙な識別が可能な場合もある。
通常は、鳥を手に取って観察できる標識調査の場合にしか役立たないことなのだが、撮影機材の進歩によって、野外の観察にも役立つ可能性があるということである。

■翼式
折りたたんだ時の初列風切の長さの順番を言う。
スズメ目の鳥の場合、基本的に初列風切の枚数は10枚であるが、一番外側のP10は退化して、ごく短いのが普通である。
そのため、一番外側に見える羽がP9であることに注意が必要である。

参考までに
一般的に初列風切の数え方は、内側、つまり次列風切と接する部分から外側に向かって数える。その場合、一番外側はP10である。
スヴェンソンの「ヨーロッパ産スズメ目の識別ガイド」では、「第*羽」という表記で外側から数えているので逆である。
ただ、あくまでも「P*」と表記する場合は内側から数えるのが基本である。
スヴェンソンが「第2羽」と表記しているのが「P9」であると考えれば良い。

写真の鳥はP7が最長であることがわかる。
残念ながら、P8とP9が見えないので、その長さを比べることが出来ないのが残念ではある。
ここで判断できる可能性があるのは、例えば
 メボソムシクイは「P7よりもP8が長い」ということと
 ムジセッカは「P6とP7が等しい」
ということで、この部分だけでも、エゾムシクイであることが判断できるということである。

■外弁欠刻
風切羽の外弁に、幅が変化する場所があり、その有無によって識別できることもある。
初列風切には、内弁欠刻と外弁欠刻があり、野外の観察では内弁欠刻を見ることは不可能に近いが、写真によっては外弁欠刻が見える場合がある。
ムシクイ類の多くは、P5~8の4枚に外弁欠刻があるが、メボソムシクイのP5にはない。
写真の個体はP5に外弁欠刻が見られるので、メボソムシクイではないことがわかる。

・・・・・・

写真の個体は、そこまで見なくてもエゾムシクイであることは間違いないと思うが、そんな識別ポイントもあるということを知っておいても損はないと思う。
無駄とは思っても、後ろから見た写真を撮っておくと、意外と役立つ場合があるかも知れない。


※参考 BIRDER 2004年6月号 渡辺修治氏による資料
    ヨーロッパ産スズメ目の識別ガイド ラーシュ・スヴェンソン 文一総合出版

センダイムシクイ@飛島



センダイムシクイ
スズメ目ウグイス科
体長13cm
撮影 2012.4.28~30 山形県酒田市飛島

連休前半はとにかくおだやかな天気だった。
ムシクイ類は、センダイとエゾがかなり多かったが、その他は?だった。

センダイムシクイ@苫小牧


センダイムシクイ
スズメ目ウグイス科
体長13cm
撮影 2010.5.29 北海道苫小牧市

道南の、ほんの一部を歩いただけで言うのも何ですが、北海道は驚くほどセンダイムシクイが多いところです。
この鳥の声は「チヨチヨグイー」という風に表現されます。
そんなにバリエーションがあるわけではなく、声量があるという印象もなかったのですが、考えを改めました。
個体によっては、非常によく通る声を出します。
「チヨチヨチヨグイー」或いは「チヨチヨチヨチヨグイー」
と鳴くものもいます。
「グイー」を言わない個体さえいました。
そうなると問題なのがハシブトガラとの区別です。
ハシブトガラの識別は声さえ聞けば簡単だ、と安易に考えていましたが、センダイムシクイの多さと個体差に、一筋縄ではいかないことがよくわかりました。

センダイムシクイ(仙台虫喰)と宮城県仙台市は関係がありません。
この名前の由来は主に2説あります。
どちらも「チヨチヨグイー」という、囀りからの連想です。

■チヨ→千代→センダイ→仙台
と変化したという一般的な説。

■もうひとつは、「チヨチヨグイー」を「鶴千代君」と聞きなしたという説。

鶴千代君は歌舞伎の「伽羅先代萩」(めいぼくせんだいはぎ)の登場人物。
仙台藩の伊達騒動に取材した作品で、足利家の執権仁木弾正と妹八汐らが、足利家の乗っ取りを企む物語。
幼君鶴千代は弾正一派の栄御前に毒殺されそうになるが、小姓の千松はわざと身代わりとなり、なぶり殺しにされてしまうが、千松の母である政岡は我が子が殺されるのを見ても顔色も変えないという。
封建制の価値観を元にした話で、現代人から見るとちょっと違和感がありますね。

センダイムシクイ@飛島




センダイムシクイ
スズメ目ウグイス科
体長13cm
撮影 2009.5.3 山形県酒田市飛島

ムシクイ類の基本3種のうち、この鳥は比較的標高が低い山地で繁殖します。
「焼酎一杯グイー」という聞きなしが有名。

センダイムシクイの特徴をまとめてみましょう。
■頭部の色
背に比べて暗色で頭央線がある。

■頭央線
これがセンダイの特徴だが、額には達していないので、前方からは見えない。

■眉斑
目より前で急に細くなり、目より後で急に太くなる傾向がある。

■嘴
はバランス上、メボソやエゾより細長く見える。下嘴に暗色斑がない。

■脚
肉褐色。エゾに比べると濃い。

■上面の色彩
緑色味が強い。

■下面の色彩
下尾筒に黄色味が強い。(エゾとメボソにはない特徴)

■初列風切の突出
メボソよりやや小さい。

■翼帯
図鑑によっては1本出るとも、2本あるとも言われる。
とても微妙だが、中雨覆の先端の白線は目立たない。


”センダイムシクイは頭央線”というのが一般的な常識になっていますが、実際には頭は見えない場合が多いので、下尾筒の黄色の方が決定的なポイントになるような気がします。

”真木図鑑”には、「体下面は黄色味を帯びる」とあります。
”高野図鑑”には、残念ながらその記述がありません。
イギリスの野鳥研究家、Mark Brazil氏の”Birds OF East Asia”には、下尾筒の黄色がしっかりと描かれています。
見上げたところの下嘴の様子も描かれていて、さすがだと思いました。
尤も、この図鑑は突っ込みどころも多いので、そのうち突っ込みたいと思ってます。

エゾムシクイ@飛島


エゾムシクイ
スズメ目ウグイス科
体長12cm
撮影 2009.5.3 山形県酒田市飛島 

ムシクイ類は、どれもよく似ていて識別が難しい種類です。
囀りはそれぞれ特徴があって、美しいものが多く、夏の探鳥の楽しみのひとつです。
エゾムシクイは「ツーキーヒー ツーキーヒー ツー」という、金属的で非常に高い声です。
個人的には一番好きな囀りです。
比較的標高の高い針葉樹林で聞くことができます。

なかなか姿を見せてくれない種類ですが、こんな風に至近距離で見られるのは離島探鳥ならでは。
ただし、島ではなかなか鳴いてくれません。

ムシクイ類は難しいと言っても、基本は「エゾ」「センダイ」「メボソ」の3種。
エゾムシクイの識別ポイントをまとめてみましょう。


■頭部の色
背の色よりも暗色。
メボソは背と頭の色にあまり違いがない。
センダイは頭央線がある

■頭央線
センダイにのみある。

■眉斑
嘴基部には達しない。前半が細い。全体的に白く、前半部はわずかにバフ色。
メボソは嘴手前でプツリと切れる傾向がある。
センダイは前方で細く、後方で太い。

■脚
他の2種より淡色。

■上面の色彩
メボソやセンダイより褐色味が強い。

■下面の色彩
メボソやセンダイより白っぽい。

■下尾筒
白い。
センダイにのみ黄色味がある。

■初列風切の突出
メボソよりやや小さいとされる。

■翼帯
2本あるが細い。
センダイは1本であるとも言われるが、このあたりは微妙。

■下嘴先端
暗色。センダイには暗色斑はない。


以上をまとめると、エゾムシクイということで間違いはなさそうです。
問題は、メボソムシクイをまともに撮ったことがないということ。
毎年声だけ聞いて満足してしまいます。

センダイムシクイ@飛島





センダイムシクイ
スズメ目ウグイス科
体長13cm
撮影 2008.5.3~4 山形県酒田市飛島

ムシクイの仲間は皆よく似ていて、識別が難しい種類です。
囀りはそれぞれ独特。
ただ、渡り途中の飛島ではなかなか囀ってくれないのが悩ましいところです。
一番よく見られる上、よく囀るセンダイムシクイ。
「チヨチヨグィー」という声を「焼酎一杯グィー」と聞きなします。
本来、チヨ→千代→センダイ→仙台、と変化したもので、宮城県仙台市とは関係がありません。

■眉斑が白く、目の前で黄色い。
■汚白色の頭央線がある。
■雨覆に黄白色の線が1本出る。
という特徴があります。

カラフトムシクイ



カラフトムシクイ
スズメ目ムシクイ科
体長9~10cm
撮影 2008.1.13 東京都

なかなか見るチャンスのない鳥を見て来ました。
日本産ムシクイ類では最小。
手元の図鑑には9~10cmとあります。
日本最小と言われるキクイタダキより小さいのではないか? と思わせる鳥で、エナガが大きく見えました。
小さい上によく動き、しかも曇天の林のために暗く、撮影条件が厳しい鳥でした。
デジスコも用意して行ったのですが、全く役に立ちませんでした。
かろうじて写った写真です。

キマユムシクイによく似ていますが、2本の翼帯(この写真では1本は明瞭でない)と黄色い眉斑がはっきりしています。
腰が明白に黄色く、嘴が黒い。
何より特徴的なのは明瞭な黄色い頭央線です。
これが一応写ったのが何よりでした。

この鳥は先日のオジロビタキとは違って餌付けされていないので、なかなか緊張感があって面白い観察になりました。
強風が吹き荒れ、久々に冬らしい鳥見でした。

センダイムシクイ




センダイムシクイ
スズメ目ウグイス科
体長13cm
撮影 2007.5.4 山形県酒田市飛島

飛島での写真の整理中ですが、ボツ写真の山に悪戦苦闘しております。
とりあえず、センダイムシクイ

ムシクイ類はどれも似通っていて識別に迷います。
鳴いてくれれば、それぞれ特徴があるのですが。。。

センダイムシクイの特徴。
少し細かいですが、自分で納得するために。
■緑色味が強いオリーブ色
■汚白色の頭央線がある
■眉斑が白く、前方で黄色い
■頭側線と過眼線は暗色ではっきりしている
■大雨覆に黄白色の翼帯が1本出る
■上嘴は黒
■下嘴はオレンジ色

仙台虫食の名は、「チヨチヨグイー」という囀りが
チヨ→千代→センダイ→仙台
という風に変化したことによるらしい。
「焼酎一杯グイー」という聞きなしは有名です。

エゾムシクイ


エゾムシクイ
スズメ目ウグイス科
体長12cm
撮影 2006.5.28 奥日光小田代 地図

ムシクイの仲間は、見た目は地味で皆似通っています。
でも、声はいずれも特徴的。

ウグイス 「ホーホケキョ」
ヤブサメ 「シシシシシシ」
メボソムシクイ 「チリチリチリチリ(銭取り銭取り)」
センダイムシクイ 「チヨチヨグイー(焼酎一杯グイー)」

そしてエゾムシクイは「ツーキーヒー、ツーキーヒー、ツー」

遠くで鳴くエゾムシクイは、高くて細いが何とも美しい声です。
この声を愛する人はことのほか多い。
近くで聞くと、意外にしっかりした声です。
小さいので証拠写真程度ですが、初めて撮影できたエゾムシクイ。

センダイムシクイ


センダイムシクイ
スズメ目ウグイス科
体長13cm
撮影 2006.5.3 茨城県牛久市牛久自然観察の森

日本全国及び朝鮮半島、中国大陸の一部に飛来する夏鳥。
越冬地は東南アジア。

4~5月は渡りのシーズンなので、普段見られない渡り鳥が旅鳥として見られることが多くなります。
ここでも、キビタキ、オオルリなどとともに、センダイムシクイもよく見られます。
この仲間(ウグイスの仲間)は、皆地味で似通っているので、鳴き声で判別することが多いですね。

漢字名「仙台虫食」
「チヨチヨグイー」というさえずりで知られます。
チヨ→千代→センダイ
と読んだのが名前の由来で、仙台市とは関係がありません。
「焼酎一杯グイー」という聞きなしを考えた人は、余程の酒好きでしょう。

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