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新年初撮影はエナガ



エナガ
スズメ目エナガ科
体長13cm
撮影 2019.1.1 千葉県松戸市

この個体は、まぶたにまだオレンジ色の幼羽が残っているので、第1回冬羽であることがわかる。

エナガ@霞ヶ浦


エナガ
スズメ目エナガ科
体長14cm
撮影 2013.1.30 茨城県土浦市

エナガはヨーロッパからアジアにかけての旧北区に広く分布する。
長距離を渡る鳥ではないので、各地に亜種が存在する。
国内では4亜種が確認されているが、世界には20ほどの亜種が知られている。


カメラのモニターで見た時には、瞼の色はオレンジ色に見えたのだが、パソコンで見るとそうでもなく、やっぱり黄色のようだ。
ただ、あまり鮮やかな黄色ではないので、第1回冬羽ないしは若い個体かも知れない。
尾羽がかなりボロボロなので、換羽が遅いこともうかがえる。

エナガ@雪入


エナガ
スズメ目エナガ科
体長14cm
撮影 2012.12.8 茨城県

エナガの瞼は、成鳥では黄色いが幼鳥はオレンジ色である。
ただし、第1回冬羽への換羽で黄色くなるので、オレンジ色の個体が見られる期間は短い。
この個体は若干オレンジ色に見えるので、換羽の遅い幼鳥と思われる。

エナガは生まれた年の秋に全身冬羽をする鳥だが、この写真を見ると尾羽がかなり摩耗している。
これも換羽が遅いことを窺わせる。

エナガの年齢の識別には、尾羽の長さがポイントになる。
エナガの尾羽は、中央から2番目(T2)が最長で、外側に行くに従って短くなり、一番外のT6が一番短い。
成鳥では中央尾羽(T1)が、T2より若干短い程度で、幼鳥ではT3よりも短い。
ただし、尾羽も第1回冬羽で換羽してしまうので、役立つことは少ないかも知れない。

写真で、尾羽の先端に白い部分が3枚見える。
長い方からT4、T5、T6(ちょうど止まった枝からわずかに見えている部分)
尾羽が長いエナガだが、外側尾羽はかなり短いことがわかる。

エナガ@乙戸沼


エナガ
スズメ目エナガ科
体長14cm
撮影 2009.12.28 茨城県土浦市乙戸沼

エナガは、非繁殖期には他の鳥たち(シジュウカラ、メジロ、コゲラなど)と混群を作ります。
エナガの群れが先頭に立つことが多いので、エナガの地鳴きが聞こえて来たら、待ち受けていると数分間は楽しめます。

エナガはとにかく可愛い。
数センチしかない体。体重はほぼ8gほど。
あるかなしかのような嘴にくりっとした目。
瞼が黄色いのが見えますでしょうか。これは成鳥の特徴で、幼鳥は赤いのです。
尾羽がくさび型に見えますが、これはT1(一番内側)がT2よりも短いことが原因。
外側尾羽の外弁が白いのが、この写真からもわかります。
♂♀の識別は困難。

エナガはジャンボジェットより重い

エナガ
スズメ目エナガ科
体長14cm
撮影 2009.1.11 茨城県つくば市洞峰公園



1月の第1週探鳥会(今年は第2週になっていますが)は毎年つくばの公園です。
今回は14人の参加でしたが、鳥の数はやや少なめ。
いつもの年に比べるとビンズイが少ないし、ここではよく見られるルリビタキが姿を現しませんでした。
そんな中でもエナガ、シジュウカラ、メジロ、コゲラの混群が楽しませてくれました。

・・・・・・

さて、昨日のクイズ
”エナガの体重”の答え

1円玉を何枚か用意してみましょう。
これはぜひ実感してほしいと思います。そんな細かいお金は見たことがない、という人もどこかから探してみましょう。

1枚
2枚
3枚
4枚
5枚
6枚
7枚
ここまで

1円玉の重さはほぼ1gなので、約7gが正解でした。
エナガの重さ、実感できましたか?

日本最小の鳥キクイタダキの体重は6gと言われているので、エナガはほぼそれに匹敵することがわかります。
ちなみにメジロで12g程度、ホオジロクラスで20g程度です。

・・・・・・

飛行機好きの私は、鳥と飛行機はどちらが重いのか、という変なことを考えます。
いい機会ですからエナガとジェット旅客機の重さ比べをしてみましょう。
比べるのはこれです。



代表的な大型旅客機”ボーイング747-400型”
■全長70.66m
■主翼面積538㎡
■最大離陸重量378t
ちなみに最大離陸重量は、機体の重量にペイロード(旅客・貨物・燃料)をプラスしたもので、機体そのものの重量は大体半分ほどです。
長距離を飛ぶ飛行機は燃料を100t以上積んでいるのが普通です。

全長約70mと言うことはエナガの500倍ですから、これを単純に1/500にします。
すると質量は長さの3乗に比例するので
 378t÷125000000=3g
となり、エナガの体重7gと比べても半分以下であることがわかります。
つまり
”エナガはジャンボジェットの2倍も重い”
という結論。

飛行機が飛ぶ原理は、主翼で発生する揚力に依存しています。
揚力は主翼だけで負担していると考えて、最大離陸重量を主翼面積で割ると
 378t÷538㎡=700kg/㎡
となり、主翼1㎡当たり700kgの重さを支えていることになります。
これは畳1帖に大人の男性20人が乗っている計算で、現実的には無理。
(畳1帖に力士10人と考えると、もっと無理)
積雪で考えると2.3mとなり、大抵の建築は潰れてしまうでしょう。

上で考えたように、ジャンボジェットを単純に1/500にすると、
重さは3乗に比例しますが、主翼面積は2乗に比例するので
 538㎡÷250000=約21.5平方cm(主翼面積)
となります
この面積で重量3gを支えるためには
 3g÷21.5平方cm=約1.4kg/㎡
となり、主翼の性能としては実際のジャンボジェットの1/500でいいことになります。
ちょっとわかりにくい説明で恐縮ですが、要するに
 ”小さいほうが飛ぶのは楽”
ハクチョウのように大きな鳥は、大きさ以上に飛ぶのは大変で、翼も飛行機に近い性能が求められるということです。

エナガの翼の面積を仮に20平方cmと仮定してみます。
ジャンボジェットとエナガのプロポーションが(胴体の太さは別として)ほぼ同じという大雑把な想定です。
 7g÷20平方cm=3.5kg/㎡
ジャンボジェットの主翼性能(700kg/㎡)に比べると1/200の性能ということになります。
自然界はこれぐらいで飛べる程度の大きさでバランスを取っているのでしょう。
もちろん、大型の鳥ではこれでは済まないので、翼の性能を上げたり面積を大きくしたりしているのだと思います。
逆に言うと人間の技術は、有り余るパワーでクジラやゾウを飛ばしているようなものかと考えてしまいます。

・・・・・・

数字ばかりの記事になりましたので、気楽な話題を


午後、鳥凧を作りました。


毎年、我孫子のバードフェスタにも出品されている、鳥凧作りの会の指導によるイベントです。



簡単に出来て、しかもよく揚がります。
今日は午後から全く無風になってしまったので、凧揚げには不向きでした。



うちの作品はウミネコです。
嘴の斑点に注目

エナガ@宍塚大池

エナガ
スズメ目エナガ科
体長14cm
撮影 2009.1.10 茨城県土浦市宍塚大池



エナガは名前の通り、柄杓の柄のように尾が長いのですが、他の鳥と比べるとどうなのでしょうか。
スズメ目の鳥14種類で比べて見ます。

最長の尾羽の長さが、体長の何%に当たるか。
■オナガ 59%
■ツバメ 56%
■ジョウビタキ 53%
■エナガ 52%
■ハクセキレイ 50%
で、以下モズ、ホオジロ、ヒヨドリ、シジュウカラ、ハシブトガラス、アカハラ、スズメ、メジロ、ムクドリ(30%)という順番。

初列風切の最長の長さと比べると
■オナガ 183%
■エナガ 152%
■モズ 131%
■ハクセキレイ 125%
■ホオジロ 118%
で、以下モズ、ヒヨドリ、ジョウビタキ、シジュウカラ、ツバメ、スズメ、アカハラ、メジロ、ハシブトガラス、ムクドリ(67%)という順番で、こちらの方が見た目の印象に近い感じがします。

ハシブトガラスはオナガとの比較で入れたのでやや場違いな感じはあります。
メジロは尾が短い鳥という印象はあったのですが、ムクドリに関してはやや意外でした。
なお、長さのデータは「野鳥の羽ハンドブック」(文一総合出版)からお借りしました。

・・・・・・



エナガの尾羽は12枚ですが、ちょっと変わったパターンがあります。
鳥の尾羽は中央から数えるのですが、一番長いのがT2で、外側に行くに従って短くなり、一番外側のT6が最短です。
白い部分が出るのがT4~T6の3枚。
これが何とか写った写真です。

もっと細かい話をすると、T1とT2の長さの違いで成鳥と幼鳥の区別が出来ます。
ただし、これはかなり微妙な違いなので、ベテランでないと判断は難しいし、野外での識別は困難だと思います。

鳥の年齢に関しては、一般には知られていない識別法があります。
鳥の頭には、頭蓋骨が透けて見える箇所があります。
幼鳥の頭蓋骨は赤いのですが、年齢を重ねるとその間に気泡が出来て白く見えるようになります。
その色合いを5段階ほどに分けて年齢の判断をするのですが、いずれにしても野外での識別には役立ちませんね。

なお、エナガの♂♀の識別は非常に困難で、標識調査でもわからない場合が多いとのこと。


参考までに


エナガって感動的なほど小さいんです!

ところで、これほど小さなエナガの体重はどのくらいだと思いますか?

エナガ@土浦市



エナガ
スズメ目エナガ科
体長13cm
撮影 茨城県土浦市

逆説的な言い方になりますが、鳥というものは、遠くにいると大きく見え、近くにいると小さく見えるものです。
遠い場合は双眼鏡で見るので、意外に大きく見えます。
近い距離で、肉眼で見た場合、その小ささに驚くことがよくあります。

至近距離で見るメジロやエナガの、その小さいこと!

エナガ@乙戸沼






エナガ
スズメ目エナガ科
体長14cm
撮影 2008.9.27 茨城県土浦市乙戸沼

秋から冬の公園や雑木林を歩く楽しみのひとつに、混群と出会うことがあります。
混群というのは、異なる種類の鳥が集団で行動するもので、繁殖期を終えた秋から冬にかけて普通に見られます。
異なる種類の鳥が混群を形成する理由は、多くで餌を探すほうが効率がよいことと、捕食者の存在を発見しやすいからと言われています。
強力な武器を持たない小鳥たちが集団になることで、危険を回避しようとするのでしょう。

混群を形成するのは、主にエナガ、シジュウカラ、メジロ、コゲラです。
場所によってはヒガラ、コガラ、ヤマガラ、ゴジュウカラが入るかも知れません。
キバシリが入ることもあるようです。

エナガは混群の先頭に立つことが多く、「ジュルッ」という独特の声が混群の飛来を教えてくれます。
我が家では「混群隊長」と呼んでいます。

混群に出会うのは、バードウォッチャーにとっても至福のひとときです。
餌を探すのに懸命で、あまり警戒感のない小鳥たちに取り囲まれると、さながら自分も混群の仲間に入ったかのような錯覚に陥ります。

今日は久しぶりに大きな混群に出会いました。
10分以上、その群れを追いましたが、カメラが向くのはやっぱりエナガです。

エナガ@乙戸沼



エナガ
スズメ目エナガ科
体長13cm
撮影 2008.3.9 茨城県土浦市乙戸沼

以前、羽の用語についての記事を載せました。
http://blogs.yahoo.co.jp/papageno620/44026180.html

初列風切と次列風切とは、機能的に明確に分かれているものです。
初列風切の枚数は10枚の場合が多いですが、種類によって違うかも知れません。
このエナガの写真では初列風切と次列風切の境目がよくわからず、扇のように開いているのが面白いです。

エナガ


エナガ
スズメ目エナガ科
体長13cm
撮影 茨城県土浦市

鳥の中で、エナガが一番好き、という人は結構多いようです。
丸っこい体に、小さな嘴。
一番の特徴である長い尾。
この長い尾を含めて13cmですから、体は5cmぐらいでしょうか。
きっとキクイタダキより小さいでしょう。

ジュルッ、という独特の声で、その存在がわかります。

エナガ


エナガ
スズメ目エナガ科
体長13.5cm
撮影:茨城県土浦市

再び、エナガ。
前の写真では、顔が写っていなかったので、改めて撮ってみました。
やっぱり、チョコマカよく動くエナガの撮影は難しいですね。

今日は比較的大きな混群に出会えました。
「ジュルッ」というエナガの声が聞こえると、群れがやってきた証拠で、胸が高鳴る瞬間です。
エナガの群れを先頭に、シジュウカラ、メジロ、コゲラたちがやってきます。
5分ぐらいは楽しませてくれます。

エナガ


エナガ
スズメ目エナガ科
体長13.5cm
撮影:茨城県土浦市乙戸沼公園

柄杓の柄のような長い尾を持つ「柄長」
この長い尾を含めて13.5cmなので、体自体は6cmぐらいでしょうか。

日本で一番小さな鳥はキクイタダキ。
次いでミソサザイ、ツリスガラ、メジロあたりでしょうか。
体の大きさでは、エナガの方が小さいかも知れません。

エナガは群れで行動します。
秋冬には、シジュウカラ、メジロ、コゲラなどと一緒に群れを作ります。
これを混群といいますが、エナガは混群の先頭に立つことが多いようです。
いわば、小さな混群隊長。
「ジュルッ、ジュルッ」という独特の鳴き声でその存在がわかります。
とにかくよく動くので、撮影しにくい鳥です。

プロフィール

papageno620

Author:papageno620
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