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2012年の記事から-ミヤマガラス&コクマルガラス@我孫子



ミヤマガラス
体長47cm

コクマルガラス
体長33cm

撮影 2012.1.22 千葉県我孫子市

1ヶ月以上カラカラ天気が続いていたかと思うと、3日続けて終日雨。
東京は雪になったようだが、茨城県南から千葉にかけては、結局雪にはならなかった。

土日は雨の中、手賀沼周辺を廻って見た。
ミヤマガラスの結構大きな群れの中に、コクマルガラスの淡色型が1羽いた。
よく見ると、暗色型も数羽確認できた。
意外に多くのコクマルがいることがわかった。

関東のミヤマガラスに関しては、ここ数年、群馬県南部が一種の名所になっているが、茨城、千葉の利根川沿いでも珍しくはなくなって来た。
千葉県内でも、数年前、ウスハイイロチュウヒの観察に来て、手持無沙汰の時間帯に、ミヤマガラスが意外にいることに気が付いた。
ただ、コクマルガラスが小群になっているのを見たのは、この近辺では初めてである。

中央にコクマルの淡色型
周囲はミヤマとハシボソのようだが、コクマルの暗色型も散見される。

右の方にコクマルが数羽
飛び立ったのはミヤマとハシボソの群れのようだが、この写真では判別しにくい。
デジスコを出そうかと思ったが、雨で断念した。

ホシガラス@乗鞍岳




ホシガラス
スズメ目カラス科
体長35cm
撮影 2018.9.22 長野県、乗鞍岳

ホシガラスはハイマツの実を好んで食べる。
ハイマツが分布を拡大するために、ホシガラスの存在が大きく関わっている。
日本一美しいハイマツ帯とも言われる乗鞍岳に、ホシガラスが多いのは当然と言える。

ホシガラス@八方尾根




ホシガラス
スズメ目カラス科
体長35cm
撮影 2017.8.5 長野県白馬村

代表的な高山鳥で、ハイマツ帯でよく見られる。
実は八方尾根で見たことはなかったが、特徴的なガーガーという声(カケスよりは少し上品な声)が聞こえたので探して見た。

冬は低山に移動すると言われているが、繁殖期以外には見たことがない。冬はどこにいるのか、謎の多い鳥だ。

カケス@乗鞍高原



カケス
スズメ目カラス科
体長33cm
撮影 2016.9.24 長野県乗鞍高原

カケスは地元では冬鳥だが、すでに観察している。
年によって数は大きく異なるが、今年は多いのかも知れない。

3000m級の高山にも生息し、この日は乗鞍大黒岳の頂上附近でも見られた。
標高は2770m。今まで最も高いところで見たカケス。
ホシガラスかと思うと本種であることがある。

写真は乗鞍高原の牛留池(標高1591m)で撮影した。

ホシガラス@乗鞍岳



ホシガラス
スズメ目カラス科
体長35cm
撮影 2016.9.24 岐阜県高山市

今年は立山で出会えなかったので、これが今年の初認。
例年ホシガラスが多い乗鞍だが、いつもの年よりはかなり少ない印象だった。

オナガ@つくば





オナガ
スズメ目カラス科
体長37cm
撮影 2016.6.17 茨城県つくば市

1990年ごろまでは、つくば市内の各地でカッコウが見られたと言う。
自分自身の経験でも、15年前ほどにはこの公園でカッコウを観察したことがある。
環境が変わったのか、残念ながら今は自分のフィールドでカッコウの声を聴くことはなくなってしまった。

一部のカッコウは、オナガに托卵することが知られているので、この公園に来るカッコウはそういう個体群ではなかったかと考えている。

オナガ@つくば



オナガ
スズメ目カラス科
体長37cm
撮影 2016.6.2 茨城県つくば市赤塚公園

オナガはアジア東部とイベリア半島という、変わった分布を示す。
国内でも主に東日本のみに生息する。
とても美しい色合いの鳥だ。
体長は37cmと言うから、見た目の印象よりも小さい。

ここには時々オナガの撮影、あるいは録音に行く。
オナガの声はお世辞にもきれいなものではないが、録音をして見て面白いのは、決して美しくない声にも観賞価値を感じるようになることだ。

今日は天気もいいし、木々の新緑もきれいなので、少しの時間だが撮影して見た。
飛翔も何度か試みたが、いずれも失敗に終わった。

この公園は、依然と比べると大分景色が変わった。
理由はわからないが、かなり多くの木が伐採されている。
ここに限らず、つくば市はあちこちで木を伐っていて、いずれ無味乾燥とした野鳥も来ない都市になるだろう。

ホシガラス@乗鞍岳









ホシガラス
スズメ目カラス科
体長35cm
撮影 2015.9.26 長野県 乗鞍岳

今年夏の立山では、ホシガラスを1羽も見ることが出来なかった。
乗鞍岳では、いつもの年以上に数多くのホシガラスを見ることが出来た。
そんなわけで、これが今年の初認。

高山の鳥は大体そうだが、ホシガラスも人間の存在を全く気にしていないようで、あまりに近くを飛ぶために撮影困難な場合が多かった。
中でも鶴ヶ池の方からまっすぐに飛んできて、目の前に止まった1羽には慌てた。
あまりに急だったので、撮影できなかった。

ホシガラスはハイマツの実を好んで食べる。
ハイマツの分布が広がるためには、ホシガラスが果たす役割が大きいとされる。
乗鞍岳の見事なハイマツ帯を見ると、ここにホシガラスが多い理由は明らかである。

ホシガラスは、ハイマツの実をくわえると、好みの岩の上で割る。
ホシガラスの台所とか、調理場と呼ばれている。

ホシガラス@乗鞍岳



ホシガラス
スズメ目カラス科
体長35cm
撮影 2013.9.21 長野県松本市(旧安曇村)乗鞍岳畳平

今年も白樺峠でのタカの渡り観察を行った。
前日は乗鞍岳での野鳥観察。
2時間ほどの観察で、ライチョウは見られなかったが、ホシガラスはいつものように観察出来た。
比較的近くを飛ぶ個体が多かった。
見事なハイマツ帯が広がる乗鞍岳は、ホシガラスの生息地としてよく知られている。

ミヤマガラス@千葉県



ミヤマガラス
スズメ目カラス科
体長47cm
撮影 2013.1.1 千葉県

ミヤマガラスは茨城県内でも度々観察しているが、自分の周りではまだそれほど多いという印象はない。
関東では群馬県内に飛来する大群が有名で、以前はよく群馬まで見に行ったものだが、最近は近場の千葉県内で事足りる。(もっとも、まだ大群というほどの数ではない)
昨シーズンは、思いのほか多くのコクマルガラスが観察できたが、この日はミヤマガラスだけの群れだった。

ホシガラス@白樺峠



ホシガラス
スズメ目カラス科
体長35cm
撮影 2006.9.23 長野県松本市(旧奈川村)白樺峠

タカの渡りの観察地では、ホシガラスもよく見られた。
この日ホシガラスの多くは、タカと同じようなルートをパタパタと飛んで行った。
この鳥は長距離を渡る鳥ではないが、冬季は低山に移動するものと思われる。

次の日の観察は乗鞍岳。
標高2600~2700m附近では、多くのホシガラスが見られた。いつもの年よりも多い感じだった。
ホシガラスを見るなら乗鞍岳とよく言われる。
ホシガラスと言えばハイマツ。見事なハイマツ帯が広がる乗鞍岳は、ホシガラスによっては最適の繁殖地であるに違いない。

ミヤマガラス&コクマルガラス@千葉県

ミヤマガラス 体長47cm
コクマルガラス 体長33cm

撮影 2012.2.18 千葉県


主に群馬県内での観察では、ミヤマガラス200~300羽ぐらいの群れの中にコクマルガラス5~6羽ぐらい、というのが漠然とした感覚でしたが、この千葉県内の場所では、せいぜい50羽ぐらいのミヤマの中に、コクマルが10羽以上混じっているような感じで、コクマルの群れとしては比較的大きいように思えます。




畔の上にコクマルの暗色型
風切に褐色味がある
畔の下にコクマルの淡色型
他の2羽はミヤマ




飛び立ったのがコクマルの暗色型


前回もそうでしたが、淡色型(俗に言うシロマル)は1羽だけでした。
暗色型は、ミヤマの中に入ると紛らわしいので、正確なカウントは難しくなります。
もちろん、電線にでも止まっていてくれれば、大きさの違いは明らかですが、田んぼに下りていると飛び立ちと着地を頻繁に繰り返すので、結構難しいものです。


コクマルガラスの成鳥と幼鳥の識別について。
淡色型は成鳥、暗色型は幼鳥という説が知られています。
スヴェンソンによれば、暗色型は全て幼鳥、淡色型は成鳥及び一部の幼鳥、とされています。(渡辺修治氏による-BIRDER2007年8月号の記事)
そうであれば、淡色型の割合の少なさはどう考えたらいいのか、とも思いますが、そもそも関東ではコクマルガラス全体が少ないので、その割合については何とも言えません。
幼鳥の特徴としては、風切に褐色味があるという特徴があるようなので、ある程度の数を観察できれば、知見も深まるかも知れません。

コクマルガラス@群馬



コクマルガラス(淡色型)
スズメ目カラス科
体長33cm
撮影 2011.11.26 群馬県

ここ数年増えて来た鳥だが、やっぱり淡色型を見つけると嬉しくなる。
周りはミヤマガラス。

ミヤマガラス@神栖




ミヤマガラス
スズメ目カラス科
体長47cm
撮影 2011.2.19 茨城県神栖市

中国大陸から越冬のために飛来する渡り鳥。
以前は九州地方を中心に飛来する鳥でしたが、1980年ごろから、四国、中国、北陸、北海道と、日本海側を中心に分布を広げて来ました。
関東では、1998年に茨城県で観察されたのが最初とされています。
現在、関東地方では、群馬県内で大きな群れが見られます。

この日、200羽ほどの群れが見られましたが、ハシボソガラスもかなり混じっていたので、ミヤマの群れとしては100羽+と思われます。
私個人の経験としては、茨城県内でかなりまとまった群れを観察したのは初めてです。
今まであまり注目していなかったので、見落としていた可能性はありますが、今後は茨城県内でも大きな群れが普通に見られるのかも知れません。
このあたりは、ミヤマガラス向きの環境ではあるとかねて思っていましたので、意外ではありませんでしたが、これはいいことなのか、悪いことなのか。

ミヤマ&コクマル@群馬県

ミヤマガラス
体長47cm

コクマルガラス
体長33cm

撮影 2010.11.3 群馬県


ミヤマガラスは大陸から渡って来る冬鳥です。
もともと西日本に多いとされていましたが、近年は関東地方でも多くなり、特に群馬県では大きな群れが観察されています。
茨城、千葉でもミヤマガラスは見られますが、まだそれほどの数ではないように思います。
群馬県のこの地方の環境は茨城県南のそれとよく似ているので、近い将来、茨城県でもミヤマガラスの大群が見られるようになるかも知れません。

コクマルガラスはキジバト大で、最小のカラス。
これも渡り鳥で、ミヤマガラスの群れの中に混じって観察されます。
今日観察できたミヤマガラスの群れは300~400羽程度で、確実なコクマルガラスは3羽でした。
コクマルガラスには暗色型と淡色型があり、今日の観察では2羽及び1羽でした。




大きい2羽がミヤマガラス
小さな2羽がコクマルガラス




ミヤマガラス




コクマルガラス
暗色型ではあるが、やや白っぽく見える

カササギ@苫小牧



カササギ
スズメ目カラス科
体長45cm
撮影 2010.5.28 北海道苫小牧市勇払

「かささぎの渡せる橋におく霜の 白きを見れば夜ぞ更けにける」

小倉百人一首にある、中納言家持の歌です。
この中の「かささぎの渡せる橋」というのは、天の川に架かる橋のことを指しています。
織姫(ベガ)は天帝の娘で、機織の上手な働き者でした。彦星(アルタイル)もまた働き者の牛飼いで、天帝は2人の結婚を認めました。めでたく夫婦となった2人ですが、織姫は機を織らなくなり、彦星は牛を追わなくなってしまいました。このため天帝は怒り、2人を天の川を隔てて引き離し、年に1度、7月7日にだけ会うことを認めました。
この日、いずこからかやって来たカササギが天の川に橋を架けてくれるのです。

上の歌の意味は
七夕の夜、天の川にかささぎが架けるという天上の橋に似ている宮中の階に降りた霜の白さを見ると、しんしんと夜が更けていくのを感じるなあ。

そのころ日本にカササギはいなかったはずなので、あくまでも伝説上の存在です。
現在でも九州限定の鳥とされています。
秀吉が朝鮮出兵の際、朝鮮半島から持ち帰ったものが繁殖したとされていて、分布は局地的です。

それがなぜ北海道で見られるのか。
一説には苫小牧港に入港する韓国の貨物船に乗って来たという説が有力です。

カササギは雑食性で何でも食べ、また、特に金属類を集める習性があるらしく、ヨーロッパでは「泥棒」のキャラクターを与えられることが多いようです。
ロッシーニの歌劇「泥棒カササギ」が有名。

オナガ@須坂



オナガ
スズメ目カラス科
体長37cm
撮影 2010.4.18 長野県須坂市

10年ほど前、私のフィールドにはオナガがよくいる雑木林がありました。
「オナガの森」と勝手に名づけていましたが、ここ数年は全く見られません。
家の回りでも以前は時々見られたのですが、最近はさっぱりです。

オナガがいなくなったわけではなく、つくば市内の何箇所かの公園ではよく見られるので、オナガを見たい時にはそこに行きます。
ただ、最近は他県で見ることが多くなりました。
自分のところはオナガの本場だと思っていたのに。

全体的に減っているというわけではなくても、自分の回りで減っている鳥というのもありますね。ちょっと寂しい気はします。

須坂市内で撮影
5~6羽の群れでした。

ミヤマガラス@館林



ミヤマガラス
スズメ目カラス科
体長47cm
撮影 2009.11.23 群馬県館林市

ミヤマガラスは、主に中国大陸から渡って来る冬鳥で、1980年代から西日本を中心に飛来が増えた。
その後、日本海側や北海道で見られるようになり、関東地方で確認されるようになったのはここ10年ほどと言われている。
個人的には千葉県や神奈川県でも観察しているが、大規模な群れが見られるのは群馬県内である。
開けた農耕地を好むので、そのうち茨城県南でも当たり前のように見られるかも知れない。

ハシボソガラスよりもやや小さい。
嘴基部の皮膚が裸出しているので、白っぽく見える。
幼鳥はこの部分に黒い羽毛が生えているので、ハシボソガラスとの区別が難しくなる。

カケス@乗鞍岳



カケス
スズメ目カラス科
体長33cm
撮影 2009.9.27 乗鞍岳畳平附近

カケスは夏の間は山にいて、秋になると里に下りて来ます。
通常、9月末には里で見られるようになりますが、年によって飛来数が大きく異なります。
今年の冬はどうでしょうか。


乗鞍岳を代表する鳥と言えばホシガラスです。
ライチョウも生息していますが、恐らく数十個体程度で、いつも見られるわけではありません。
この日もカエルみたいな声は聞こえていましたが、姿を現すことはありませんでした。
ホシガラスは至る所でフワフワ飛んでいますが、概して遠い。
目の高さで飛ぶ個体がいたので、何も考えずに撮影したらカケスでした。

カケスがこんな高いところ(2700m)まで来るのか、と意外でした。
まあ、熊に遭遇するよりは平和な出会い。

オナガ@習志野

オナガ
スズメ目カラス科
体長37cm
撮影 2009.8.22 千葉県習志野市



巣立ったばかりの幼羽。
親を呼ぶ表情にはまだ幼さが残る。



親が飛んで来た。



餌を受け取る。


ツバメではよく見る光景。
カラスでも、巣立ったばかりの時期はこうやって親から餌をもらう。
だんだんと自力で餌を取る術を覚えていく。
プロフィール

papageno620

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