FC2ブログ

エリマキシギ&アカアシシギ

撮影 2016.3.10 茨城県

今シーズン、タカブシギとタシギを除いて、越冬シギの姿は全く見られなかった。
この日ようやく、それらしき群れに遭遇することが出来た。
 エリマキシギ 6羽
 アカアシシギ 1羽
 タシギ 1羽
 タカブシギ 5羽

エリマキシギは、毎年少数の越冬個体を観察している。
越冬個体には♂が多いが、今回は♂と♀の両方が見られた。
アカアシシギは、ここ数年1~2羽の越冬個体を観察している。



手前がアカアシシギ
後方右側がエリマキシギ♂、あとの2羽が♀だと思われる。








羽を広げているエリマキシギは足を怪我しているらしく、バランスを取るために時々羽を広げていた。

これらの個体はこの周辺で越冬していたのか、移動の途中であるのかはわからないが、低調なシーズンに射した一筋の光明のように見えた。
春の渡りのシーズンはすぐそこである。
今年も多くのシギチがここを通過していくだろうか。

アシナガシギのこと

撮影 2015.9.28 茨城県

このアシナガシギは、9/18ごろ発見され、10/3まで観察された。
そのあと再び見られたという情報も流れたが、真偽のほどはわからない。

アシナガシギは1977年に愛知県での記録が国内初。その後数回飛来し、今回は8例目ぐらいになると言う。
ウェブ上では1987年の東京個体と、2004年の茨城個体がよく知られているが、その2個体を含めて、これまでに観察されたのは成鳥のみのようだ。

今回観察されたのは、時期的なこともあり幼鳥だった。
幼鳥の飛来が国内初記録であるとすると、一層貴重な記録となる。

前回、オグロシギなどの記事に載せた4枚の写真には、全てアシナガシギが写っている、という趣向だった。
http://blogs.yahoo.co.jp/papageno620hop/13783775.html

再掲して見る



一番右にアシナガシギ
他はオグロシギとコアオアシシギ
図鑑によればコアオアシシギよりも小さいようだが、個体差もあり、あまり大差ないようにも見えた。




右から2羽目
水深があるので、足の長さは確認できないが、鮮やかな黄色い足は特徴的である。




一番左の個体
隣はオオハシシギ
幼鳥は黒っぽい軸斑が目立つ。肩羽に第1回冬羽が出ている。




オグロシギの向こうに見える個体
右端はコアオアシシギ




左から6羽目


非常に面白い鳥で、アシナガシギには以前から興味を持っていた。
以前はMIcropalama属に分類されていたが、第7版からCalidris属に変更された。
形態的にはTringa属にも見える。
色々な鳥に似ているようで、よく見るとどれとも似ていない。仮に自分がフィールドで見つけたと仮定して、果たして識別できるだろうかという興味。そんな興味で成鳥の識別ポイントは押さえていたのだが、今回の個体は幼鳥だった。
幼鳥は手元の国内の図鑑には出ておらず、アメリカの図鑑にそっくりな個体が出ていた。

もちろん、今回の個体は自分が発見したわけではない。
ただ、この場所は8月から9月の中頃まで継続して観察していた場所で、シギチはほとんど入っていなかったのだが、もしかすると目に入っていたのかも、とあとから考えた。

アシナガシギはともかくとして、コアオアシシギ50羽以上の群れというのも壮観だった。

オグロシギなど





撮影 2015.9.28

この場所にはタカブシギぐらいしか入っていなかったのだが、ここに来て色々なシギが入った。
オグロシギは、毎年幼鳥が群れで入るが、ようやく5羽ほどの小群が入った。例年通り幼鳥の群れである。
他にオオハシシギ、コアオアシシギなど

その他、ここには写っていないが、エリマキシギ、アオアシシギ、トウネンなどが確認出来た。

2シーズン目の雑種シギ

撮影 2015.9.13 千葉県船橋市三番瀬






昨シーズン発見された、アライソシギとオバシギの雑種と見られている雑種シギが、8月に再び飛来したようだ。

前回見たのは第1回冬羽で、オバシギに比べると上面が全体的に暗色でベッタリとした印象が強かったが、夏羽ではオバシギに近い羽衣になるようだ。
下面にハート型の黒斑が目立つ。これもアライソシギと同様の特徴。

アメリカの図鑑を見ると、チドリ類のように真っ直ぐで太短い嘴が特徴的な鳥である。
この雑種シギは、それに比べると長い嘴を持っているが、下嘴基部の黄色が目立つ点はアライソシギと共通している。
総じて、なるほど両種の特徴を備えているようで、雑種というものの面白さと不思議さを味わえる個体ということができるかも知れない。




右端にオバシギ
前回見たときは、近くにオバシギがいなかったので、大きさの感覚がよくわからなかったが、オバシギより若干小さい程度の大きさかと思う。

今後、毎年飛来することになるのか、繁殖時期にはどこでどのように暮らしているのか、興味深いところである。

アオアシシギなど、飛翔

撮影 2015.8.23 茨城県

この場所に
 コチドリ
 セイタカシギ
 タカブシギ
 アオアシシギ
 コアオアシシギ
 ソリハシシギ
 エリマキシギ
 トウネン
 ツバメチドリ
の9種類のシギチがいた。
この秋の渡りでは、今のところ一番の成果だが、距離はかなりあった。



3羽のシギが飛んだ。
先頭はアオアシシギだった。
特徴的な鳴き声が聞こえたので、アオアシシギであることはすぐわかった。




続いて飛んでいた鳥は、若干小さかったのでコアオアシシギだと思った。
写真をチェックして見ると、コアオアシシギとエリマキシギであることがわかった。
エリマキシギは、コアオアシシギと同大かやや小さ目であることから、♀であると思われる。

キョウジョシギなど@佐原

撮影 2015.5.9 千葉県

春の渡りのシギチとしては、ムナグロ、キョウジョシギ、チュウシャクシギが中心になる。
その3種は比較的広い地域に分散していて、なかなか大きな群れが見られなかったが、佐原方面で100羽前後の群れを見つけることが出来た。



田植えが終わった田んぼのキョウジョシギは今しか見られない光景だが、そもそも他の地域ではあまり見られない光景であると言える。




チュウシャクシギはあちこちで見られるが、例年に比べると大きな群れが少ないように感じられる。




ちょうどキアシシギの小群が飛んできた。
左下にキョウジョシギが1羽混じっていた。




ちょっとわかりにくいが、キョウジョシギ2羽とキアシシギ2羽に、ソリハシシギ1羽
ここで春にソリハシシギを確認したのは初めてである。

雑種シギ

撮影 2015.3.7
千葉県船橋市三番瀬

昨年10月から珍しい雑種シギが滞在していることを聞いてはいたのだが、なかなか行く機会がなく、今日やっと見て来た。
アライソシギとオバシギの雑種と見られているようだ。

干潮の時刻に合わせ、昼ごろに着いた。
弱いながら、なかなか雨が降りやまない。気温も低く、寒い鳥見となった。
天気の影響かバードウォッチャーの姿は皆無で、広い干潟に一人だけの観察。10数年通っているが初めてのことだ。


アライソシギはアラスカで繁殖する日本未記録種。
その名の通り、主に岩礁海岸に生息する。英語名は端的に”Surfbird”
学名 Aphriza virgata が示すように、Caridris属とは別の属と見られている。

体長はオバシギよりは明らかに小さく、コオバシギと同大かやや大きい。
今日は比べる対象が主にハマシギとミユビシギだったので、明らかに大きい。

シギを見るとき、まず注目するのは大きさとともに嘴の特徴だ。
長いか、短いか。太いか、細いか。真っ直ぐか、曲がっているか、反っているか。
真っ直ぐで太短い嘴を持つシギというと、キョウジョシギぐらいしか思い浮かばない。
本種は下嘴基部に黄色味がある。これも珍しい特徴だ。







胸がかなり黒っぽく、脇に明瞭な黒いスポットがある。
アライソシギ第1回冬羽のような特徴がよく出ているように感じる。
予備知識なしにこの個体を見たら、コオバシギの変な個体と考えるかも知れない。少なくともオバシギには見えない。




属は異なるが、岩礁海岸に生息するということからもキョウジョシギと近いのかも知れない。
キョウジョシギと似たような行動。







飛んだところを見ると、翼の上面に白い翼帯が目立つ。
翼下面は白っぽいが、初列大雨覆に濃色のパッチがある。コオバにはない特徴。
腰は白く、尾羽には明瞭な黒帯がある。これもコオバにはない特徴。

海外の図鑑と見比べると、アライソシギと言うには嘴が長く、足も長い印象がある。
片方の親については、オバシギあるいはコオバシギが考えられると思われるが、そのあたりの考察は手に余るので他のウェブサイトをご覧いただきたい。

1羽増えた

アメリカウズラシギ
チドリ目シギ科
体長22cm
撮影 2015.2.8 茨城県



3羽越冬中のアメリカウズラシギだが、驚いたことに1羽増えて4羽になった。




これが4羽目のように思うが、個体識別には自信がない。

それにしても、一体どこからどんなルートで合流したのだろう。

アメリカウズラシギ3個体

アメリカウズラシギ
チドリ目シギ科
体長22cm
撮影 2015.1.31 茨城県

カナダからアラスカ、シベリアの極地方で繁殖し、主に南米、オーストラリア、ニュージーランドなどで越冬する。
日本で見られるのは、シベリアとオーストラリア方面を移動する個体群だろうと思われる。
アメリカの写真図鑑を見ると、越冬地での写真はニュージーランドでのものが多い。



左から、個体A、個体B、個体Cとする
Bは明らかに小さいので♀と思われる。




左から、個体C、個体A、個体B




個体A




♀と思われる個体B




個体Cは幼羽を残しているように見えるので、第1回冬羽かと思う。




個体AとB




個体BとC

アメリカウズラシギ3個体

アメリカウズラシギ
チドリ目シギ科
体長22cm
撮影 茨城県



個体A




個体B




個体C




左から 個体C-A-B
3羽とも幼羽が残っているように見えるので、第1回冬羽かと見たがどうだろうか。
個体Aが若干小さいように見えた。
本種は♂の方が大きいとされているので、Aが♀ではないかと感じた。

アメリカウズラシギ@茨城


アメリカウズラシギ
チドリ目シギ科
体長22cm
撮影 2015.1.18 茨城県

当地では毎年エリマキシギが少数越冬しているが、今シーズンは見当たらない。
この鳥を見つけた時に思わす「エリマキシギ」と言ってしまった。
期待しているとそういうことがあるのかも。もっともエリマキシギよりも本種の方がずっと珍しいのだが。

数少ない旅鳥だが、稀に越冬するとされる。
ここでの越冬は初めて観察したが、非常に珍しいと思う。
単独での飛来が多く、3羽というのも珍しい。

サルハマシギ@茨城






サルハマシギ
チドリ目シギ科
体長21.5cm
撮影 2014.11.9~11 茨城県

成鳥夏羽の鮮やかな赤褐色を猿に見立てた命名と思うが、英語名ではカールした嘴に注目している。
ハマシギに比べるとやや大きいが、個体差もあり、嘴の長さの差程度の違いとも思える。
この個体は一見してかなり大きく見えた。ただ距離の関係もあるので、そのあたりは微妙である。

ハマシギとの違いは
 嘴が長くて、カールしている。先端はかなり細い。
 足が長いので、採餌姿勢がかなり前傾している。
 初列風切の、尾羽からの突出が大きい。
 飛翔時に腰が白い。(ハマシギは腰の中央に黒いラインが出る)
ハマシギも、個体によってはかなり細長い嘴を持つものがいるので、注意が必要。

写真の個体は、成鳥夏羽から冬羽へ換羽中の個体で、夏羽がかなり摩耗している。
こういう羽衣の個体はウェブ上にも少なく、珍しい雰囲気の個体である。
11月というのも、時期的には珍しい。
最後の写真はアカアシシギとの比較だが、これを見ても結構大き目の個体であるように思う。

アメリカウズラシギ@茨城




アメリカウズラシギ
チドリ目シギ科
体長22cm
撮影 2014.11.3 茨城県

主に秋の渡り時期、少数が見られる。
今年も各地で報告はあるようだったが、地元では初の確認。
これまで1年おきぐらいの頻度で、去年は見られたこともあり、今年は無理かと思っていたが、今回確認することが出来た。
11月というのは、結構遅い記録。

アメウズが2羽並んだというところが今回の値打ちかと思う。


胸の縦斑が目立ち、腹の白い部分との境界が明確なのがウズラシギとの違い。
アメリカウズラシギの英語名にも「胸飾りがあるシギ」の意味がある。

ツルシギ、アカアシシギなど

撮影 2014.10.25 茨城県

先週同様、午後からいつものポイントを数箇所廻る。
今日観察出来たシギ類は
 オオハシシギ
 ツルシギ
 アカアシシギ
 コアオアシシギ
 クサシギ
 タカブシギ
 ウズラシギ
 ハマシギ
の8種類

ハマシギが増えて来たのと、1羽だけだったコアオアシシギが5~6羽に増えたのが目立つ。
ツルシギとアカアシシギは、どちらも幼鳥~第1回冬羽が2羽のようだ。









ツルシギ




アカアシシギ
この個体を見つけた時にはちょっと焦った。アカアシシギに見えなかったので。
アカアシシギも十分珍し系だとは思うのだが。




ハマシギの群れ
後ろで顔を隠しているのはオオハシシギ
ハマシギの中にアカアシシギが1羽いるのがわかるだろうか。

ウズラシギとオオハシシギ





撮影 2014.10.13 茨城県

台風が来る前にと思い、昨日と同じルートを一周。
昨日の6種に加え、ウズラシギ、イソシギ、クサシギを確認した。

ウズラシギは8/24以来の観察。
若干摩耗しているが、非常に綺麗な幼羽だ。

アカアシシギとコアオアシシギ

撮影 2014.10.12 茨城県



約2か月ぶりにアカアシシギを確認した。
秋から冬の期間にアカアシシギを確認したのは3年連続だが、いつも第1回冬羽2羽というのが興味深い。
10月中旬なので、移動途中なのか、越冬するのかはわからないが、越冬するとすれば3年連続である。




コアオアシシギ(第1回冬羽に換羽中)
コアオアシシギは、最近は単独か2羽程度でいることが多い。
以前は20数羽の群れになったこともある。

オオハシシギとセイタカシギ


撮影 2014.10.12

今日は久しぶりにシギチ探しに行った。
 オオハシシシギ 4
 セイタカシギ 1
 コアオアシシギ 1
 アカアシシギ 2
 タシギ
 タカブシギ
の他、蓮田では珍しくスズガモ3羽を確認。

トウネンとオジロトウネン

撮影 2014.10.3 茨城県

この秋、シギチが多かった蓮田にはセイタカシギ1羽がいただけで、別の蓮田に数種類が集まっていた。
トウネンとオジロトウネンが久しぶりに確認出来た。



トウネン




遠くに佇んでいたオジロトウネン

タシギとオグロシギ



撮影 2014.9.20 茨城県

夕方、時折雨が降る中の観察。
先週見つけたオグロシギ幼鳥が相変わらず1羽だけいる。
顔が黒い変わった個体なので、同じ個体であることは明らか。


先週と変わったのは、タシギがいきなり20羽ほど入ったこと。

ツルシギなど@茨城

撮影 2014.9.14 茨城県

シギチが入る場所が少ない中、細々と観察を続けている。
朝のうちの観察では、コチドリ少数と、前回のコアオアシシギ1羽だけで、タカブの姿も見られなかった。



昨日と同じコアオアシシギだが、今日は天気がよかったので、とても綺麗に見えた。




夕方の観察で、タカブシギ10羽ほどの中に、ツルシギ幼鳥2羽を見つけた。




後ろは、これも今季初認のオグロシギ幼鳥。
距離があったので、今日はうまく撮影出来なかった。
例年、オグロシギ幼鳥はそれなりの群れになる傾向があるが、今年はどうだろうか。
プロフィール

papageno620

Author:papageno620
FC2ブログへようこそ!

最新記事
カテゴリ
月別アーカイブ
最新コメント
検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QR
フリーエリア