FC2ブログ

イカルチドリ@乙戸沼


イカルチドリ
チドリ目チドリ科
体長21cm
撮影 2015.11.5 茨城県土浦市

かつてここには毎年イカルチドリが飛来していた。
スイレンの除去に伴って浅瀬がなくなったせいか、イカルチドリを見ることはなくなった。
ここで確認したのは8年ぶり。

シロチドリ@平磯



シロチドリ
チドリ目チドリ科
体長17cm
撮影 2014.1.17 茨城県ひたちなか市

平磯の海岸ではハマシギやミユビシギがよく見られるが、ここでシロチドリを見たのは初めてだった。

オオメダイチドリ@谷津干潟


オオメダイチドリ
チドリ目チドリ科
体長24cm
撮影 2013.9.1 千葉県習志野市谷津干潟

この日、三番瀬が物足りなかったので、早めに谷津干潟に移動した。
潮が満ち始めた時間帯、干潟の東端にシギチが集まって来た。
オバシギ、ソリハシシギ、オオソリハシシギ、トウネン、メダイチドリなどの姿が多い。
その中に、オオメダイチドリの幼鳥を見つけた。
その存在感は一味違う。

オオメダイチドリの幼鳥は2羽確認出来た。
2羽並んだところ、メダイチドリと並んだところなどを狙って見たがうまくいかなかった。
トウネンと並ぶと、その大きさは一目瞭然である。

オオメダイチドリ@三番瀬

オオメダイチドリ
チドリ目チドリ科
体長24cm
撮影 2012.8.5及び8.25 千葉県船橋市三番瀬

この日は早朝が干潮だったので、朝のうち2時間ほど観察。
結構面白い鳥見だったのですが、つまらないミスのため、写真がほとんどありません。



目の前に突然飛んで来たオオメダイチドリ。
これは前回(8/5)観察した幼鳥と同一個体かどうかはわかりませんが、この夏よく観察されているものだと思います。




8/5撮影



8/5撮影
周りはメダイチドリ、トウネン、遠景でボケているのはミユビシギ

ダイゼン@谷津干潟



ダイゼン
チドリ目チドリ科
体長29cm
撮影 2011.8.14 千葉県習志野市谷津干潟

普段、潮汐のことはあまり考えません。
三番瀬や谷津干潟にシギチを見に行く時、あるいは銚子にカモメを見に行く時ぐらいです。
カモメと潮汐がどう関係あるのかと言うと、カモメも干潮時に砂浜が現れる場所で採餌することがあるからです。
私の時計は潮汐のグラフが出るので、大体はこれで足ります。
こういう時計がなぜあるのかと言うと、釣りの人向けなのです。
その場所の正確な潮見表が欲しい時にはウェブ上を探します。

谷津干潟は、2本の水路で東京湾とつながっているだけなので、干満の時刻は東京湾よりも1時間半程度遅れます。
この日の干潮は11時ごろ、谷津干潟では12:30ごろでした。
朝のうちは鳥の姿もまばらですが、潮が引くに従って鳥たちが続々と飛来します。
干潮になるとここにやってくる鳥たちの多くは三番瀬あたりから来ると言われています。
ダイゼンはそういう鳥の代表的存在。

・・・・・・

潮汐は月の引力で起きることはよく知られています。
月がなければ干潟が出来ません。
干潟は生物の宝庫ですから、もし月がなかったら、地球上の生物相は全く違うものになっていたはずです。

月の引力ってどの程度のものなのか。
太陽の引力で潮汐が起きない理由は何か。
月の引力の方が大きいのか?
ちょっと計算して見ましょう。

必要な数値はウェブ上から拝借します。
■太陽の質量 1.989×1030kg
■地球の質量 5.972×1024kg
■月の質量  7.346×1022kg
■地球と太陽との平均距離 1.496×1011
■地球と月との平均距離  3.844×108
■万有引力定数 6.674×10-11

万有引力を計算すると言ってもさほど難しいものではなく、双方の質量を掛けたものを距離の2乗で割り、万有引力定数を掛けるだけです。

結果
■太陽の引力 3.542×1022
■月の引力  1.981×1020
従って、太陽の引力は月の引力の178.8倍になる。
(倍率を求めるだけなら地球の質量と万有引力定数は必要ありません)

太陽の引力の方がずっと大きいのに、太陽によって潮汐が起きない理由は?
地球の直径(赤道)は12760km(1.276×107m)
これは月との距離の3.3%に当たるが、太陽との距離に対しては0.0085%しかありません。
万有引力は距離の2乗に反比例するので、太陽の引力は地球のこちら側と反対側で0.017%しか違わないのに対し、月の引力は6.7%も違います。
つまり、引力自体は小さいのですが、その差が大きいために起きる現象ということ。
これは実際にはあまり知られていないことです。

ハジロコチドリ@谷津干潟


ハジロコチドリ
チドリ目チドリ科
体長19cm
撮影 2011.8.14 千葉県習志野市谷津干潟

観察センター前の水際にはあまり鳥はいませんでしたが、ハジロコチドリ1羽がいました。
ガラス越しではありますが、比較的近くで観察することが出来ました。
夏羽から冬羽に換羽中の個体です。


ハジロコチドリは主に北極圏で繁殖する鳥で、日本には旅鳥または冬鳥として少数が飛来します。

アメリカ大陸では、カナダのバフィン島とクイーンエリザベス諸島の一部で繁殖するだけの珍鳥扱いですが、アメリカには極めてよく似たミズカキチドリがいるので、アメリカの図鑑ではその識別ポイントにページを割いていますが、非常に難しいところです。
ミズカキチドリは、国内では確実な記録はありませんが、飛来している可能性は高いと言われています。

ミズカキチドリはともかくとして、コチドリとの違いをおさらい。
■コチドリよりひと回り大きい
■白い翼帯が目立つ(名前の由来だが、静止時は見えない)
■足が鮮やかなオレンジ色
■嘴の基部がオレンジ色(夏羽の場合のみ)

このほか、胸の黒帯が太いというところがありますが、これは個体差があるかも知れません。
”COLLINS”には面白い識別ポイントが出ています。
黒い過眼線の下部が、コチドリでは目の後ろで下向きに尖っているが、ハジコチは丸いというところです。
今後注目してみたいと思います。

ハジロコチドリ@三番瀬





ハジロコチドリ
チドリ目チドリ科
体長19cm
撮影 2010.9.5 千葉県船橋市三番瀬

「深海のyrr」で衝撃的デビューを果たしたドイツの作家フランク・シェッツィングの新作「LIMIT」(全4巻)は非常に面白い。
本書の第1巻42ページに「ハジコロチドリ」とあるのはもちろん「ハジロコチドリ」の間違いである。
訳者の間違いか、単なるミスプリントかはわからないが、一般には知られていない鳥だし、ありうる間違いかとは思った。

数少ない旅鳥で、秋の三番瀬でも大体単独で見られる。
夏羽だと嘴の基部がオレンジ色になるが、冬羽だとそれがないので、鮮やかなオレンジ色の足が見どころかと思う。

羽を広げると、白い翼帯が目立つ。これが”ハジロ”の由来。4枚目、ピンボケ写真で残念。
コチドリにはこれがほとんどない。
イカルチドリにはちょっとだけ翼帯がある。
シロチドリには本種と同様に目立つ翼帯がある。

シロチドリの擬傷行動




シロチドリ
チドリ目チドリ科
体長17cm
撮影 2010.7.10 千葉県

コアジサシの営巣地ではシロチドリも営巣しています。
コアジサシと同じように、砂浜を少し掘り下げただけの簡単な巣なので、巣立ったヒナはとても無防備なものです。

ヒナに外敵が近づくと、親鳥が突然、翼をだらりと下げ、あたかも怪我をしているような振舞いをすることがあります。
これを擬傷行動と言います。
チドリ類、イソシギ、キジ、ヒバリなど、地上に営巣する鳥の親鳥に見られる行動で、捕食者の注意を自分に集め、巣やヒナから遠ざける目的で行われます。

擬傷行動を行う親は、相手の方を見ながら徐々に巣やヒナと反対方向に歩いて行き、十分に離れたところで普通に飛び立ちます。
この行動を見た場合は、親鳥が動いて行く方向に遠巻きに離れるのが、親とヒナの両方にストレスを与えない対処方法かと思います。

メダイチドリ@三番瀬


メダイチドリ
チドリ目チドリ科
体長20cm
撮影 2010.5.8 千葉県船橋市三番瀬

2ヶ月ほど前の写真で恐縮ですが。。。
干潟に飛来する小型のチドリ類としては、シロチドリとともに代表的な種類。
5月の干潟では大きな群れになっています。
夏羽は鮮やかなオレンジ色の胸が特徴的。

ダイゼン@三番瀬

ダイゼン
チドリ目チドリ科
体長29cm
撮影 2010.5.8 千葉県船橋市三番瀬

三番瀬ではお馴染みのダイゼンですが、この時期はすっかり夏羽になったもの、まだ冬羽のものが混じっています。



冬羽




夏羽




フラッグ付きの夏羽
谷津干潟(あるいは小櫃川)放鳥個体と思われますが、脛の青いフラッグが脱落したものか?

メダイチドリ@三番瀬



メダイチドリ
チドリ目チドリ科
体長20cm
撮影 2010.4.29 千葉県船橋市三番瀬

朝、三番瀬に行くと物凄い混雑。
潮干狩りの客だった。
またやってしまった。去年も同じ失敗をしたのに。

急遽谷津干潟に変更、それなりに見て、昼ごろ再び三番瀬。
これもそれなりだったが、午後から風が強くなり、2時頃引き上げた。

ダイゼン@三番瀬

ダイゼン
チドリ目チドリ科
体長29cm
撮影 2009.8.22 千葉県船橋市三番瀬

ムナグロより大きく、干潟を好む。
ムナグロは淡水域を好むが、干潟でも少数見られる。
ダイゼンは、淡水域ではほとんど見られない。
三番瀬では普通に見られる鳥で、越冬個体も多い。

ムナグロはアジアに分布し、アメリカムナグロ、ヨーロッパムナグロと大体住み分けている。
ダイゼンは全世界的に分布する。



夏羽は白黒のコントラストが鮮やかで、模様は粗い。




冬羽に換羽中の個体。
ダイゼンの特徴は腋羽が黒いことで、飛翔時によく目立つ。

ダイゼン@三番瀬



ダイゼン
チドリ目チドリ科
体長29cm
撮影 千葉県船橋市三番瀬

宮中での食事を司る役所を「大膳職」(だいぜんしき)と言います。
この鳥は宮中で食卓に上ったことから、こんな名前がついたと言われています。
”ご馳走”みたいな名前ですね。

ムナグロに比べてやや大きめですが、体重はムナグロ130gに対してダイゼン240gと、かなり大きめです。
ややずんぐりした体型なので、それも頷ける気がします。
「美味しそう」な感じも?

イカルチドリ@竜ヶ丘公園

イカルチドリ
チドリ目チドリ科
体長21cm
撮影 2009.1.2 茨城県龍ヶ崎市竜ヶ丘公園

毎年イカルチドリが越冬している公園ですが、湿地だったところに大分草が伸び、環境が少し変わってきたような気がします。
この日は2羽が見られましたが、珍しく駐車場の上を歩いていました。
余談ですが、ここはもともと緑地でしたが、一回限りのイベントのために駐車場になってしまったのです。
普段はガラガラです。

イカルチドリは主に留鳥。
コチドリは主に夏鳥なので、今の時期ならイカルチドリの可能性が大きいですが、地方によっては越冬するようです。

イカルチドリは、コチドリに比べて
■明らかに大きい(コチドリ16cmに対し、イカルチドリ21cm)
■嘴が長い
■足が長い
という特徴があります。



なお、コチドリの夏羽では黄色いアイリングが目立ちますが、イカルチドリでは目立ちません。
両種とも冬季に夏羽に換わり、8月ごろには冬羽になります。
この写真の個体もほぼ夏羽に換わっているので、アイリングが目立たないところもイカルチドリの特徴を備えています。




あまり明瞭ではない、白い翼帯があります。
コチドリにはほとんどありません。
これがはっきりしていると、ハジロコチドリということになるのですね。

イカルチドリ@乙戸沼



イカルチドリ
チドリ目チドリ科
体長21cm
撮影 2008.10.18 茨城県土浦市乙戸沼

ここでは毎年数羽が越冬しています。
主に夏鳥であるコチドリよりも大きく、嘴が長めです。
タシギとの比較で大きさがわかるかと思います。
逆に、タシギ(27cm-ヒヨドリ大)は意外に小さい鳥だということがわかります。

ダイゼン等@三番瀬


ダイゼン
チドリ目チドリ科
体長29cm

ハマシギ
チドリ目シギ科
体長21cm

ミユビシギ
チドリ目シギ科
体長19cm

撮影 2008.9.20 千葉県船橋市三番瀬


この時期の三番瀬ではおなじみの面々。
ダイゼンは冬羽
ハマシギは夏羽から換羽中
いつも群れになっているミユビシギは単独でした。
これは成鳥冬羽か第1回冬羽と思われます。

シロチドリ@三番瀬


シロチドリ
チドリ目チドリ科
体長17cm
撮影 2008.4.12 千葉県船橋市三番瀬

東京湾岸の干潟を代表する鳥です。
谷津干潟がある習志野市では市の鳥になっています。

胸の帯が前で途切れるのが普通。
黒い過目線と、額の黒斑から、♂成鳥夏羽と見られます。

ダイゼン






ダイゼン
チドリ目チドリ科
体長29cm
撮影 2008.2.9 千葉県船橋市三番瀬

多くは旅鳥か冬鳥ですが、東京湾では一年を通じて見られます。
冬羽や幼鳥はムナグロと似ていますが、ムナグロの方が黄色味を帯びる傾向があります。
飛んだ時、脇羽が黒いのは決定的な違い。

シロチドリ




シロチドリ
チドリ目チドリ科
体長17cm
撮影 2008.2.9 千葉県船橋市三番瀬

3連休初日は雪の予報でした。
午前中は持ちそうなので、三番瀬まで。
本当は、変わったカモでもいないかと期待したのですが、寒くて早々に撤収しました。
潮の加減がいいので、本来は面白い鳥見になるはずなのですが。
見渡してもバードウォッチャーの数はまばら。

シロチドリは、関東では越冬個体が多い。
胸の帯が前面で切れているのが特徴ですが、つながっている個体もあるようなので、その場合はイカルチドリとの間違いに注意が必要です。(特に冬羽)
チドリの仲間は、冬に夏羽に変わるので、すでに夏羽の特徴が出ています。(額の黒斑と頭の褐色斑)

飛翔時は、白い翼帯が目立ちます。

ハジロコチドリ(冬羽)




ハジロコチドリ
チドリ目チドリ科
体長19cm
撮影 2007.12.15 千葉県習志野市谷津干潟

ハジロコチドリ、通称ハジコチ
バーダーのフィールド用語では、よく省略形が使われます。
 ヨーロッパトウネンをヨロネン
 オジロトウネンをジロネン
 ハイイロチュウヒをハイチュウ
といった感じ。
 オオミズナギドリをオオナギ
 ハシボソミズナギドリをボソナギなんて言ったりします。
ハジコチは押えておいた方がいい用語です。

コチドリは普通夏鳥ですが、ハジコチは冬の方が多い。
少なくとも谷津干潟ではコチドリは少ない。
今時分ならばハジコチがいる可能性が高い場所です。

コチドリはアイリングが特徴ですが、冬羽だと目立たないので注意が必要です。
冬季に夏羽になり、真夏には冬羽になっていることが多いので、アイリングでばかり判断するのは危険です。
実際、アイリングが目立たないコチドリを他の鳥だと思ってしまうことがよくあります。

この日のハジコチはとても遠かったので、デジスコでもこれが限界でした。
「ハジコチにしては嘴が黒い」と思ってしまいましたが、嘴がオレンジなのは夏羽です。
図鑑はこまめに見なければいけないと反省しました。

冬の谷津干潟はシロチドリが主役。
シロチドリは胸の帯が切れているのと、足が黒っぽいことでわかります。

プロフィール

papageno620

Author:papageno620
FC2ブログへようこそ!

最新記事
カテゴリ
月別アーカイブ
最新コメント
検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QR
フリーエリア