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2012年の記事から-オオバン@乙戸沼


オオバン
ツル目クイナ科
体長38cm
撮影 茨城県土浦市乙戸沼

泳ぐのが得意な鳥の足は、それに適した形に進化しました。
指と指の間に膜が出来たのが蹼足(ぼくそく)、指自体が平らになり、カヌーのパドルのようになったのが弁足(べんそく)と言います。
弁足を持つ代表的な鳥は、アビ類やカイツブリ類。
オオバンの弁足は極めて独特なもので、進化というものの面白さを感じさせてくれます。

2012年の記事から-バン@乙戸沼



バン(若鳥)
ツル目クイナ科
体長32cm
撮影 2012.1.25 茨城県土浦市乙戸沼

これは額板が、まだ赤くないので、若い個体と思われます。

バンの足指は非常に長く、ハスの葉の上などを歩くのには適しています。
オオバンと違って、バンには水掻きがありません。
泳ぐのには適していない足ですが、バンは泳ぐことができます。
他にこのような鳥がいるのかどうか。

2012年の記事から-クイナ(落鳥)









クイナ
ツル目クイナ科
体長29cm
拾得場所 2012.1.31 茨城県阿見町

運転中、道路の真ん中に鳥が1羽落ちているのを見つけた。
全体的にオリーブ褐色に見えたので、シロハラか? と思った。
通り過ぎざまに、バックミラーで見ると、背が褐色の中に黒い軸斑が目立つのが見えた。
クイナだと直感し、すぐUターンした。
落鳥はすぐ拾わなければならない。さもないとカラスに取られてしまう。

海外の図鑑では、26cm程度という数字もある。
鳥の体長は、体をまっすぐ伸ばして、嘴から尾羽までを言うので、この写真ではちょっと短めである。

翼開長は約40cm
体重は132gだった
喉からの下面が青灰色なのは成鳥の特徴。♂♀はわからない。

翼上面
この褐色に黒い軸斑が特徴

嘴はオレンジ色で、上嘴は黒褐色

尾羽の白と下尾筒の黒が特徴的かと思っていたのだが、実際にはよくわからない。

クイナの足指は長いが、爪は短い。

翼の前縁が白いのは発見。
この部分は、骨格より前にあって、弾力があった。

夥しいオオバンの群れ




オオバン
ツル目クイナ科
体長39cm
撮影 2017.2.7 茨城県土浦市

近年、身の回りで増えた鳥と言うと、カワウ、アオサギ、カンムリカイツブリ、カワセミなどが挙げられる。
オオバンもそのひとつで、特に霞ヶ浦周辺に多い。
いずれも水辺の鳥で、水質が改善したために餌が豊富になったのだろうか。

バン@茨城




バン(幼鳥)
ツル目クイナ科
体長32cm
撮影 2015.9.6 茨城県

この蓮田で先月から見られているバンの幼鳥で、5~6羽がいるようだ。

オオバン@霞ヶ浦





オオバン
ツル目クイナ科
体長39cm
撮影 茨城県土浦市

オオバンは近年非常に増えた印象があるが、この霞ヶ浦で見られる群れは壮観である。
写真で黒く帯状に見えるのはオオバンの群れ。(マガモ等が少数混じっている)

オオバンは結構面白い鳥だ。
 飛ぶことが出来る(鳥だからそれは当然)
 泳ぐことが出来る(独特の弁足を持っている)
 潜ることが得意
 歩くのも得意
潜水ガモ類、カイツブリ類、アビ類は、あまり歩くのは得意ではない。
淡水ガモ類は、潜るのは苦手。
バンも泳ぐが、水かきがないので、それほど得意ではない。
そう考えると、オオバンは意外に器用な鳥だと思う。

バン@乙戸沼



バン
ツル目クイナ科
体長32cm
撮影 2012.11.5 茨城県土浦市乙戸沼

バンの足指は長く、ハスの葉の上などを器用に歩く。
この沼では、2年がかりで水面を覆っていたスイレンを除去したので、葉の上を歩くバンの姿は見られなくなった。

カモ類、特にヒドリガモはスイレンの葉の間にいることが多かったが、スイレンがなくなったため、隣の調整池(まだスイレンが残っている)の方にいることが多くなった。
カモにとっては、格好の隠れ場所になっていると思うし、スイレンの葉は餌にもなる。
外来種のスイレンが沼を覆い尽くしてしまうのも問題だが、何もないのも殺風景で、痛し痒しである。

オオバン@乙戸沼


オオバン
ツル目クイナ科
体長39cm
撮影 茨城県土浦市乙戸沼

オオバンはよく泳ぎ、潜水も得意です。
バンには水掻きがありませんが、オオバンは独特の弁足を持っています。
この足が面白い(気持ち悪いという人もいますが)ので、地上にいる場合はそこが見どころです。
アメリカの図鑑では”lobed toes”と表現されています。
浅裂した葉のような形状、という意味でしょうか。

バン@乙戸沼

バン
ツル目クイナ科
体長32cm
撮影 茨城県土浦市乙戸沼

泳ぐ鳥の足には大抵水かきがあります。
カモ類やカモメ類は指の間に膜があり、これを蹼足(ぼくそく)と言います。
カイツブリ類やアビ類は、指自体がカヌーのパドルのようになっていて、これを弁足(べんそく)と言います。
オオバンには独特の弁足がありますが、バンにはそれがありません。






非常に長い指で、蓮の葉の上を歩くような用途には適しています。




こういう足なので、泳ぎにはあまりスピードがありません。

バン@乙戸沼


バン
ツル目クイナ科
体長32cm
撮影 2010.11.6 茨城県土浦市乙戸沼

全体的に淡色で、額板が発達していないのは若鳥の特徴。

オオバン@手賀沼

オオバン
ツル目クイナ科
体長39cm
撮影 2010,10,23 千葉県我孫子市手賀沼



我孫子市の手賀沼公園で、ジャパンバードフェスティバルが行われています。(明日まで)
去年までは11月の開催でしたが、今年はなぜか10月。
今日は天気もよく、盛況でした。







バードフェスタの最優秀展示にはオオバン賞が出ます。
オオバンは我孫子市の鳥に指定されているからです。

バン@乙戸沼

バン
ツル目クイナ科
体長32cm
撮影 茨城県土浦市乙戸沼



前回のクイズの答えはバンでした。
回答下さった方、ありがとうございました。




着水直前のバン
今回の着目点は足です。
泳ぐことが得意な鳥ですが、バンには水かきがありません。
カモ類やカモメ類の足は「蹼足」と言います。
趾と趾の間に膜があるもの。

カイツブリ類、アビ類、オオバンなどは「弁足」と言います。
これは趾そのものが平らな水かきになっているもの。
中でもオオバンの足は特異なものとして知られています。

オオバン@北浦



オオバン
ツル目クイナ科
体長39cm
撮影 茨城県潮来市水原(北浦)

泳ぐ鳥の多くは、指と指の間に、水掻きが発達しています。
カイツブリの仲間(アビの仲間も同じ?)は、弁足と言って、指自体が平らに変形していて、カヌーのパドルのようになっています。
オオバンは特異な形状の弁足を持っています。
このため、水掻きがないバンよりも泳ぎが得意です。
こういう形状を見ると、進化の面白さを感じます。

バン@乙戸沼


バン
ツル目クイナ科
体長23cm
撮影 2009.11.6 茨城県土浦市乙戸沼

この沼はスイレンの葉で埋め尽くされています。
肉眼では見難いのですが、数百羽のヒドリガモがいます。
その中からわずかのヨシガモやオカヨシガモを探すのがとても楽しく、このところの日課になっています。

葉の上を歩くのはバン。
こういうときは、長い指がとても役に立ちます。

バン@乙戸沼

バン
ツル目クイナ科
体長32cm
撮影 2009.9.19 茨城県土浦市乙戸沼

クイナの仲間では、オオバンと並んで馴染みの深い鳥です。
長い指を利用して、スイレンの葉の上を軽々と歩き回ります。
オオバンには独特な形の水掻きがありますが、バンにはありません。
より、歩くことに特化した足の形ですが、バンも泳ぐことができます。
図鑑によっては「バンも泳ぐことがある」というような書き方をしていますが、それほど珍しいことではありません。
ただ、足の形から考えると、あまり得意ではなさそうな印象はあります。



成鳥



泳ぐ成鳥



ヒナ



やや成長したヒナ



親鳥に餌をもらうヒナ

バン@乙戸沼


バン
ツル目クイナ科
体長32cm
撮影 2009.3.4 茨城県土浦市乙戸沼

バンは全身黒っぽくて地味な鳥と見られがちですが、結構色々な色を持っています。
 嘴の先端は黄色で元は赤
 風切は褐色味
 足は黄色で、付け根がわずかに赤
 脇の白色斑
 下尾筒の両側が白
特に下尾筒の白を見せている時は、威嚇のサインです。

ヒクイナ




ヒクイナ
ツル目クイナ科
体長23cm
撮影 2009.2.11

昔はそんなに珍しい鳥ではなかったのですが、生息環境が悪化したのか、現在では見ることがとても難しい鳥になっています。
絶滅危惧Ⅱ類(VU)

本来北日本では夏鳥で、この鳥の「キョッ、キョッ、キョッ、キョキョキョキョキョキョ」と、次第にテンポが速くなる独特の声は夏の風物詩と言われて来ました。
九州などでは、少数が越冬するようです。

住宅地を流れる小さな川で越冬している珍しい個体。
ここにたくさんの観客が集まるのも、これが珍鳥になってしまった証拠でしょうか。

オオバン@涸沼



オオバン
ツル目クイナ科
体長39cm
撮影 2009.2.7 茨城県茨城町涸沼

昨日の記事の続きのようですが。。。

今日は偶然オオバンの飛翔が撮れました。
あまりいい写真ではありませんが、これが撮りたかったのです。(そんな人いないかも知れませんね)

アビ類やカイツブリ類も、あまり飛ぶところが見られません。
遠くてよくわからない場合の識別方法
■アビ類は、背中が真っ直ぐで翼の上面が黒い。
■カイツブリ類は、背中が丸く(猫背)、次列風切が白い。(←これ、意外に知られていない)

オオバンの飛翔について注目した文献は知らないのですが
「どちらかと言うとカイツブリ類に近い」
という印象です。
まあ、オオバンとカイツブリ類を見間違える人はいないかも知れませんが、シルエットはハジロカイツブリに近いということは覚えておいていいかも。
 

オオバン@乙戸沼



オオバン
ツル目クイナ科
体長39cm
撮影 2009.2.6 茨城県土浦市乙戸沼

オオバンは比較的餌付けを受けやすい鳥です。
ここでは組織的な餌付けは行われていませんが、ハクチョウがいるせいか、ときどき餌をやる人がいます。
オナガガモ、ヒドリガモ、ハシビロガモにオオバンが加わります。
こういう場面では意外に気が強い鳥で、餌を取り合う光景が見られます。
羽を広げたところを見るチャンス。

バンとオオバン

バン
ツル目クイナ科
体長32cm

オオバン
ツル目クイナ科
体長39cm


バンとオオバンはクイナの仲間では一番馴染みの深い鳥。
クイナ科では、この2種以外は見ることは少ない。

確かにこの2種、似てはいるけれど、決定的に違う部分がある。
それは足の形態である。







バンの幼鳥
成鳥では額板が赤くなる。
長い指で、スイレンの葉の上もスイスイ歩く。

撮影地は茨城県土浦市乙戸沼







こちらはオオバンの成鳥
オオバンは、弁足という特殊な形態の足を持っている。
これは水かきの役割をするもので、指が木の葉状に扁平な形になっている。
カイツブリにも見られる特徴である。


こういう特徴のため、バンは歩くことが多く、オオバンは泳ぐのが得意。


オオバンの撮影地は千葉県我孫子市手賀沼公園です。
11/8,9の2日間、ここでジャパンバードフェスティバルが行われます。


オオバンは我孫子市の鳥。
ジャパンバードフェスティバルでは、各出展団体を対象にオオバン賞(最優秀賞)とバン賞(次点)が贈られます。
昨年はバン賞をいただきました。
今年はオオバン賞を狙います。
ただし、今年から賞金はないそうです。(残念)
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