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2012年の記事から-カワウ@不忍池



カワウ
ペリカン目ウ科
体長82cm
撮影 2011.12.29 東京都台東区

カワウが泳いでいる姿は、体がかなり沈んで見えます。
重い感じに見えますが、実際はどうなのでしょうか。

体長が同程度の鳥
 ハシジロアビ 5kg程度
 コアホウドリ 2.5kg程度
 ヒシクイ 5kg程度
と比べると、カワウは大体2kg前後でむしろ軽いということがわかります。(体重は海外の図鑑による平均的な数字)

ウの仲間は潜水しやすいために、羽があまり水をはじかないと言われています。
そのために、翼を広げて乾かしている光景がよく見られます。
ただ、この写真を見ると、水をはじかない、と言ってもそれは程度問題であるようです。

ヒメウ@銚子



ヒメウ
カツオドリ目ウ科
体長73cm
撮影 2016.2.14 千葉県銚子市

遠目には真っ黒に見えるが、緑色光沢があって綺麗な鳥である。
ウミウに比べて外洋性の鳥なので、海が荒れると多くの個体が入ることがある。

ヒメウ@銚子



ヒメウ
カツオドリ目ウ科
体長73cm
撮影 2014.4.6 千葉県銚子市

この日、かなりの数のヒメウが入っていた。
ヒメウは外洋性の鳥なので、沖合が荒れた時などには多く入ることがある。

夏羽に換羽中の個体で、目の周囲の裸出部が赤くなっている。
至近距離で見られたので、顔を拡大して見た。

ヒメウ@銚子




ヒメウ
カツオドリ目ウ科
体長73cm
撮影 2014.2.16 千葉県銚子市

これは外洋性の鳥なので、海が荒れている時には多く入るのかも知れないが、銚子では特に珍しい鳥ではない。

ウの仲間では、比較的小さくてスマートな鳥である。

ウミウ@平磯


ウミウ
カツオドリ目ウ科
体長84cm
撮影 2013.11.24 茨城県ひたちなか市

ウミウとカワウの存在はなかなか悩ましい問題だ。
特に海岸沿いでは両方が見られる可能性があるのだが、正直あまり真剣に見ないので、特に探鳥会の鳥合わせでは「ウミウもいた?」というようなことがよくある。

ウミウは基本的には冬鳥だし、内陸部ならば大体カワウで間違いないが、霞ヶ浦など多少内陸まで飛来することがあるので、うかつに断定は出来ない。

基本は裸出部の黄色いところの形で判断するのだが、飛翔時にはウミウの翼は体のやや後方にあるとも言われる。少し飛翔写真を撮りためて比較して見ようかとも思う。

ヒメウ@銚子

ヒメウ
ペリカン目ウ科
体長73cm
撮影 2013.4.7 千葉県銚子市

これは外洋性の鳥なので、前日からの悪天候で湾内に多数入ったのかも知れない。
銚子では珍しい鳥ではないが、この日は至るところにヒメウの姿があった。
ヒメウをこれだけいい条件で見られたのは珍しい経験だった。




顔の裸出部が赤い成鳥夏羽




これは若い個体で、全体に黒褐色。

ヒメウ@波崎


ヒメウ
ペリカン目ウ科
体長73cm
撮影 2013.3.31 茨城県旧波崎町

今年はヒメウがかなり多いように思う。
今日は波崎の港内で、夏羽の個体を見つけることが出来た。
今日は天気が悪かったので、あまり色が出ていないが、夏羽は緑色の光沢と目先の赤が目立つ。
頭頂と後頭部に短い2本の冠羽があり、腰に白斑がある。

ヒメウとウミアイサ

撮影 2013.1.7
茨城県ひたちなか市



ヒメウは、銚子ではよく見るのだが、そんなに数が多いわけではない。
10羽前後の群れになっているのはちょっと珍しいかと思った。
マガモが1羽混じっているのはご愛嬌。




ウミアイサも小群になっていたが、こちらもこんな感じで、岸近くには寄って来ない。


この日はアビ類1羽が沖にいたが、この5倍ぐらいの距離で、さすがに同定できなかった。

ヒメウ@波崎




ヒメウ
ペリカン目ウ科
体長73cm
撮影 2012.2.26 茨城県旧波崎町

銚子での観察の合間、1時間ほど波崎側に行って見たが、カモメ類の姿はまばらだった。

波崎側は、天気がいいと逆光になりやすい。
逆光だとヒメウの緑色光沢が出ない。目が出ないのはこの鳥に関してはOKかと思う。

ヒメウ@銚子

ヒメウ
ペリカン目ウ科
体長73cm
撮影 2010.12.30 千葉県銚子市

全国的に大荒れの年末年始になっていますが、関東地方はいつものように穏やかな正月を迎えています。申し訳ないようです。

海はさすがに荒れていて、特にこの鹿島灘というのは波の荒いところです。
初日の出を見に行った高校生が高波にさらわれるという、痛ましい事故も起きてしまいました。


ウミウの本場銚子でも、ヒメウはそんなに多いわけではありません。
この日は銚子の割と狭い範囲に、少なくとも10羽以上観察できました。ヒメウとしてはかなりの密度かと感じました。
ウミウに比べると外洋性の鳥なので、海が荒れているときに多く入るのかも知れません。
この日はスズガモの群れの中に、クロガモ3羽が入っていました。これも外洋性のカモです。



左がウミウ。10cmほど大きい。




堤防のわずかな段差にへばりついた5羽のヒメウ。

ウミウ@利根川河口



ウミウ
ペリカン目ウ科
体長84cm
撮影 2010.12.11 茨城県旧波崎町

古事記に登場する海幸彦と山幸彦の話を。
弟の山幸彦は、兄の海幸彦に借りた釣り針を無くしてしまい、海中に探しに行きます。
竜宮に行った山幸彦は「豊玉毘売(とよたまびめ)」との間に子を為します。
そのころは産屋を建てて、その中で生むのが習慣でした。
産屋の屋根は鵜の羽で葺くのですが、葺き終わらないうちに生まれてしまったので、その子の名を「鵜草葺不合命(うがやふきあえずのみこと)」と言います。
山幸彦は豊玉毘売の助けを借りて、兄との戦いに勝利します。
鵜草葺不合命の子が「神倭伊波礼琵古命(かむやまといわれひこのみこと)」すなわち神武天皇で、結局山幸彦の系統が日本の支配者になって行くというのが、この話のツボ。

ここに登場する鵜とは、世界的に広く分布するカワウではなく、日本近海にのみ生息するウミウではないか?
その方が神話的だし、長良川の鵜飼い(ウミウが使われる)を管轄するのが宮内庁であることと、何か符号するような。。。
ちなみに、鵜飼いに使われるウミウは茨城県で捕獲されています。


ウの仲間は、泳ぐときにかなりの部分が水中に没しています。
これは特に体重が重いわけではなく、羽が水をはじかないため、潜りやすくなっているからです。
水中の餌を捕らえるには便利なのですが、その代り、羽を乾かすためには広げて日光に当てなくてはなりません。それはよく目にする光景です。

参考までに、大型の水鳥の体重を調べてみると
■ウミウ 体長84cm 体重3kg程度
■コアホウドリ 体長80cm 体重3kg程度
■ハシグロアビ 体長80cm 体重4kg程度
で、大雑把な比較ですが、さほど重いわけではないことがわかります。(体重は海外の図鑑を参照しました)

ウとウ

ウミウ&ヒメウ
撮影 2010.3.27 千葉県銚子市

ウトウではありません。
騙された方、ごめんなさい。


今日の銚子は、カモメ類の姿は少なく、あまりパッとしませんでした。
それにしても寒い一日でした。ほとんど真冬並み。



ウミウ
すでに繁殖羽になっている。
頭と足の付け根あたりが白くなるのはカワウと同様。
カワウのように、冬でも繁殖するということはないらしい。







ヒメウ
今日の銚子では意外なほどたくさんの個体が見られた。
絶滅危惧種であることを忘れてしまいそう。



全て同一個体。
足の付根部分に白い繁殖羽が出ている。


関係ないけれど、ウトウはこちら(2009年5月、山形県)


ヒメウ@銚子


ヒメウ
ペリカン目ウ科
体長73cm
撮影 2010.3.7 千葉県銚子市

カモメの記事ばかりでは飽きられるかも知れないので、ヒメウ。
こちらの方が地味かも知れないけれど。

幼鳥または若い個体と思われ、全体的に黒い。
カワウやヒメウと同じく目のまわりに裸出部があるが、ごく小さく、幼鳥の場合は黒いので全体が真っ黒に見える。
銚子でもウを見る人は少ないが、現在は絶滅危惧ⅠB類(EN)に指定されているぐらいで、どこでも見られると言う鳥ではない。

ヒメウ@銚子



ヒメウ
ペリカン目ウ科
体長73cm
撮影 2009.12.30 千葉県銚子市

ヒメウは日本産のウでは最小で、嘴と体がスマートな鳥です。
成鳥冬羽は、全身が黒く青や紫の光沢があります。
幼鳥は全身黒褐色で、眼の周囲の裸出部が黒いと言われています。
天候の関係もあり、写真の鳥は2個体とも真っ黒につぶれているのではっきりとはわかりませんが、幼鳥の可能性が高そうに思います。

ウミウ&カワウ@波崎

ウミウ
ペリカン目ウ科
体長84cm

カワウ
ペリカン目ウ科
体長82cm

撮影 茨城県旧波崎町


海だからウミウだろうと安易に考えてしまいますが、よく見ればカワウがいます。
逆のこともあり、内陸だからカワウとは限りません。
あまり真剣に見ないので、普段は見過ごしている可能性があります。



ウミウ
ウの仲間の羽は水をはじかないので、こうやって乾かしている。




上の個体の隣の隣にいたカワウ
ウの仲間は冬でも繁殖する。
頭と足の付け根が白くなるのは繁殖期の特徴。

ウミウ@銚子


ウミウ
ペリカン目ウ科
体長84cm
撮影 2009.3.7 千葉県銚子市

ウミウの体重は3kg以上あります。
大きさとの比較でも、かなり重めです。
そのためか、泳いでいる時も体の大部分が沈んでいます。
それは体が重いからだけではなく、ウの羽は水をはじかないため、水中に沈みやすいのです。
水をはじかないということは、逆に潜水しやすいという利点になっているわけです。
その代わり、羽はこのようにして乾かさなければなりません。

カワウと異なり、ウミウは日本周辺だけに生息する鳥です。
鵜飼に使われるのもウミウ。
古事記や日本書紀に登場するウも、この鳥だと思われます。
それなりに大事にされているウミウですが、カワウは増えすぎたために狩猟鳥になってしまいました。

ウミウ@霞ヶ浦


ウミウ
ペリカン目ウ科
体長84cm
撮影 2008.3.19 茨城県旧桜川村浮島

車で走行中、ちょっと気になった個体です。
普段、カワウがたくさんいる場所ですが、よく見るとウミウでした。
ウミウも多少は内陸まで来るようです。
もっとも、カワウをいちいちチェックすることはないので、ウミウがどの程度来ているのかはわかりません。

ウミウの特徴は、顔の黄色い部分が後方に尖っていることです。

ウミウ&ヒメウ@銚子



ウミウ
ペリカン目ウ科
体長84cm

ヒメウ
ペリカン目ウ科
体長73cm

撮影 2008.3.9 千葉県銚子市銚子漁港

鳥に関する代表的な迷信のひとつに、
「ハクチョウは優雅に見えるが、水面下では必死に足を動かしている」
というのがあります。
ハクチョウに限らず、水鳥類は立ち泳ぎをしているわけではなく、浮くこと自体には苦労していません。
泳いでいる水鳥を見ると、水面下に沈んでいる部分はごくわずかで、いかに鳥が軽いかを実感させられます。
ちなみに人間は水より軽いのですが、その差はごくわずかで、かろうじて浮くことができるといった状態でしょう。

ウの仲間は、体のかなりの部分が水中に没していて、かなり重いことを想像させますが、実はそれ以外の理由があります。
普通の鳥は体から一種の脂を分泌して、羽に塗ることで撥水性を高めています。
ウの仲間にはそれがなく、十分に水をはじくことが出来ません。
それで、このように羽を広げて乾かしているわけです。
実は水をはじきにくいということは、潜りやすいということを意味しているので、潜ることに特化した進化(?)であるともいえます。
鳥の生態は、知れば知るほど面白いものです。

ヒメウは去年のレッドリスト改定で、いきなりEN(絶滅危惧ⅠB)に指定されました。
内湾に入ることは少ない鳥ですが、銚子ではそれなりの数が見られます。

ウミウ



ウミウ
ペリカン目ウ科
体長84cm
撮影 2008.3.2 千葉県銚子市

天照大神の孫である「瓊瓊杵尊(ニニギノミコト)」は、天孫降臨で高千穂峰に降る。
その子がいわゆる海幸彦、山幸彦の兄弟である。
山幸彦と竜宮の豊玉姫との間に生まれたのが「鵜草葺不合命(ウガヤフキアエズノミコト)」で、その子が神武天皇とされる。
そのころは、産屋の屋根をを鵜の羽で葺く習慣があったが、葺き終わる前に生まれてしまったことからこういう名前になっている。
その鵜とはウミウであろうか。
カワウがユーラシア大陸を中心に広く分布する鳥であるのに対し、ウミウは日本周辺でのみ見られる鳥だからである。
もっともあまりに昔のことなので、そのころの分布状況はよくわからない。
鵜飼に使われるのはウミウであるのはよく知られているが、この行事が宮内庁に関係があるのは上記の古事記の記述と何か関係があるのかも知れない。

古事記というのはとても面白い物語である。
天孫降臨に同行したのが、かつて天岩戸の前で踊った「天鈿女命(アメノウズメノミコト)」だったり、その道案内をしたのが猿田彦であり、その関係で猿田彦は道案内の神様になっていたりするのである。
天岩戸の扉は、今では戸隠山になっていて、バードウォッチングのメッカである。

・・・・・・

ウミウは利根川河口には数え切れないほどいるが、撮影する機会は少ない鳥です。
カワウとの違いは、顔の黄色い部分が後方に向かって三角形に尖っていること。
この鳥はカワウと同じく冬にも繁殖するので、白い婚姻色が出たも個体も見られます。

カワウ


カワウ
ペリカン目ウ科
体長82cm
撮影 千葉県船橋市三番瀬

川だからカワウ、海だからウミウと言うわけにはいきませんで、内湾ではカワウの方が普通。
岩礁のある海岸や漁港ではウミウが優勢のようです。

大体がカワウの方が標準で、ウミウは日本周辺のみの分布です。
鵜飼に使われるのもウミウ。

一番わかりやすい識別点は、顔の黄色い部分が尖っているのがウミウ、丸いのがカワウ
顔の後ろの白い部分が大きいのがウミウです。
ウミウは銚子漁港にたくさんいるので、そのうち撮って来ます。(ほとんど撮影したことがないのです)

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