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2008年の記事から-コキアシシギ遭難

ちょっと微妙な話題なので、ファン限定にさせていただきます。

9/25から当地に滞在中のコキアシシギに今日アクシデントが発生しました。
オオタカに襲われたのです。
コアオアシシギ1羽が犠牲になり、コキアシシギは負傷しました。
その経過は見ていませんが、夕方確認しました。
右足を怪我しているらしく、1箇所にじっとしています。
関節のところが逆に曲がっているようにも見え、骨折か脱臼ではないかという意見が出ていました。
ただネットでの画像を見ると出血もしているようで、ちょっと心配です。
現在、関係者が保護を検討しています。
明日、早朝に動きがあるのではないでしょうか。



今日夕方のコキアシシギ
とりあえず、そんなに弱っている感じではありません。
カモメの観察をしていると、足を失った鳥は珍しくないので、足だけならば致命傷ではないと思います。
イタチか何かにやられなければいいのですが。


実は、このあたりにはオオタカやチョウゲンボウが頻繁に出没するので、鳥たちにとっては危険なところであるとも言えます。



日曜日にコアオとセイタカとコキアシの群れにアタックするオオタカです。
この時は狩りは失敗しました。



数日前にこの近くでオオタカの犠牲になったアマサギです。
これは食事中に私が偶然通りかかったため、オオタカが放棄してしまったものです。

2012年の記事から-白い鳥




撮影 2012.1.9 群馬県館林市多々良沼

コハクチョウが飛んだ。
ハクチョウの離水、着水は、大型の飛行艇のような迫力がある。
そういえば、この頃は飛行艇というのもがないけれど、空港がいらない飛行艇というのは結構利用価値があるのではないかと思うがどうなのだろうか。

コハクチョウにつられて(?)飛んだコサギ。
ちょっと撮影のタイミングがずれてしまった。

今朝の筑波山とタカブシギなど

撮影 2018.3.10
茨城県






今朝の筑波山は冠雪していた。
低山ではあるが、上と下では4°ぐらいは違う。




カモメの第2回冬羽が飛ぶ。




今日は越冬シギの姿はほとんどなく、タカブシギ1羽が見られたのみ。




蓮田には案山子代りの鳥凧。よくできている。

ライチョウ色々

今回はライチョウの写真を撮れなかったので、代わりに。



長野自動車道梓川SA




乗鞍エコーライン、長野県と岐阜県の県境
標高2716mにある、日本最高所のバス停。
この道を一般車が走れた頃は、畳平(標高2704m)が車で行ける日本最高所だと言われていたのだが、実際にはこの県境が最高所だったことに今頃気づいた。




岐阜県警のヘリ「らいちょう号」
ベル412EP(JA110G)

初日の出と鳥見

撮影 2017.1.1
茨城県土浦市



6:12



ダイサギとコサギの集団
ここが塒になっているらしい。昼間はユリカモメの休み場所になっている。



初日の出見物の船と、サギ3種(アオサギ、ダイサギ、コサギ)



6:53



6:54



6:56



オオバンの集団とオオハクチョウ3羽.
最近、オオバンが非常に増えている。
ここにはコハクチョウは来ないが、オオハクチョウが少数見られる。



明けましておめでとうございます。

今年はとり年。
ブログを始めたのがとり年だったので、一回りしたことになります。
私は毎年「とり年」なので、特段変わったところはありません。
今後もよろしくお願いします。

今年もファン限定でフィールドノートを公開します。
鳥の過去記事へのリンクは膨大になりすぎたので、2015年からの分を別書庫にしました。

クロガモとカンムリカイツブリ


撮影 茨城県大洗町

大洗町の海岸から見ると、比較的岸に近いあたりにクロガモの群れがいた。
写真は♂7羽に♀1羽。
ここでクロガモの群れを見たのは初めてかも知れない。

周囲にはカンムリカイツブリの群れ。
この鳥は近年非常に増えたが、ここでも大きな群れになっている。

クロガモの群れがいる時にはビロードキンクロを探して見る。
翼帯が白く見える1羽がいて、ビロードキンクロ♀であると思われたが、遠すぎて撮影できなかった。

3羽のウミスズメが沖合を飛ぶのも見え、比較的海鳥が豊富な印象だった。

トビとセグロカモメ



撮影 2014.3.22 茨城県牛久市

前日は強風が吹き荒れたが、この日はまずは穏やかだった。
猛禽類では、チュウヒ、オオタカ、チョウゲンボウが見られた。
前日はミサゴやノスリも見やすかったようだ。
この冬はノスリを見ることが少ない。

このあたりではトビは少ないのだが、何度か現れた。
上空を旋回するトビにセグロカモメが接近し、交錯し、一緒に輪を描くように旋回した。
カラスはトビにモビングを仕掛けることがあるが、そういうのではなく、ただ遊んでいるかのように見えた。
何度か旋回し、かなりの高度まで上昇すると離れて行った。

牛久沼ではユリカモメは多いが、セグロカモメが見られることは少ない。
トビとセグロカモメでは、大きさにはあまり違いはないが、翼の形状はずいぶんと違うことがよくわかる。
この高さでも、セグロカモメの初列風切のパターンはよくわかるものだと思った。

羽田にて

撮影 羽田空港第1ターミナルビル



スズメは市街地から農耕地に多く、山地でも人家の周辺に生息する。
人間の生活に密着した鳥だ。

同じような習性を持つと思われるイエスズメは、世界に広く分布するのに、日本など東アジアには生息しない。
この地域にはニュウナイスズメが生息していて、両者はほぼ住み分けている印象がある。
日本にイエスズメが入って来たら、3者の力関係がどうなるのか、非常に興味をそそられる。

上の写真を見ても、足が結構太めである。
スズメは同じような大きさの小鳥類の中では、骨格が比較的がっしりしていて丈夫であると言われる。




ハクセキレイも、市街地で普通に見られる鳥である。
時々、幹線道路沿いの建物や、駅前などに集団でねぐらを取ることがある。




羽田空港周辺には広大な緑地があるので、意外と餌が豊富なのだろう。時折ハヤブサが飛ぶ。
成田ではハヤブサはあまり見ないが、チョウゲンボウは常連である。

伊東にて

撮影 2014.1.11 静岡県伊東市

東伊豆の海岸には、ところどころかなりの数のウミネコが群れている。
大型カモメについてはよく見ないとわからないが、セグロとオオセグロはそれなりに見られるようだ。

今回、鳥はほとんど撮影していないが、道の駅マリンタウン伊東で少しだけ撮影した。



ウミネコ成鳥



ウミネコ第1回冬羽



左から
ウミネコ第1回冬羽
ウミネコ第1回冬羽
ウミネコ第2回冬羽
オオセグロカモメ第1回冬羽
セグロカモメ第1回冬羽
ウミネコ成鳥




飛び回るカモメ類の中に、ミサゴが1羽いた

そう言えば銚子でミサゴを見た記憶がないのだが、なぜだろうか。

雪の中で

撮影 2013.1.14
茨城県土浦市、霞ヶ浦

昨日までの穏やかな晴天から一転。

11時ごろ雨が雪に変わり、わずか1時間ほどで路面がシャーベット状になるほどの激しい降り方だった。



オナガガモの額にも雪が積もる




ユリカモメ成鳥




カモメ第1回冬羽

ノスリを攻撃するハシブトガラス





撮影 2011.12.11 茨城県牛久市

「モビング」とは、天敵などに対して同種の鳥たちが集団で攻撃を仕掛けることを言う。
実際に攻撃するというより、追い払うことが目的なので、「疑似攻撃」と呼ばれる。
オオタカなどに対して、カラスの集団がモビングを仕掛けるのはそれほど珍しくない光景である。
たくさんのカラスが騒ぎながら飛び回っていたら、その中にタカがいる可能性がある。

小鳥の仲間もタカをモビングすることがある。
オオタカを攻撃するハクセキレイ、ツミを攻撃するツバメなどの光景を過去に目撃した。

不用意に営巣地に近づいた人間に対して、ケリやコアジサシが威嚇する行為もモビングの一種と考えられる。


「モビング」というのは人間社会でも使われる言葉で、職場で特定の従業員に対する集団的虐待やいじめのことを指す場合に使われる。
鳥のモビングは、単独では自分たちより強いものに対する行動で、弱いものいじめをしているわけではない。
人間社会のモビングは陰湿で悪質であると言える。
鳥の行動が元になった用語であるならば、考え直してほしい用法だと思う。


写真のような1対1の攻撃の場合は「集団」ではないので、モビングの定義からは外れている。
ノスリに対して、1羽のカラスが執拗に攻撃する理由はよくわからないが、そこは知能が高いと言われるカラスのこと、どちらかと言うと遊びや暇つぶしの類なのかも知れない。

駐車場にて

撮影 2010.12.30 千葉県銚子市

「駐車場を鳥が歩いていた」と聞けば、ハクセキレイの可能性が高いと考えます。
シギチは考えません。
駐車場には似合わない鳥です。



ハマシギ(第1回冬羽)




シロチドリ(第1回冬羽)
ハマシギと合わせて12羽ほどの群れで飛来し、しばらく駐車場で休んでいました。







ムナグロ(これも恐らく第1回冬羽)
これは先の群れに、少し遅れてついて来ました。
ムナグロも少数が越冬するらしいですが、銚子周辺で冬に見たのは初めてです。
しばらく佇み、「ポヨ」と鳴いて飛び去りました。

風雨の中で

オグロシギ チドリ目シギ科
マガモ カモ目カモ科
シマアジ カモ目カモ科

撮影 2010.9.25 茨城県

本来ならこの日は、白樺峠のタカの渡り観察に行っていたところだと思う。
私がこの日、会議の予定が入ってしまったので、白樺峠の方は10月に延期したわけである。
10月の白樺峠は初めてだが、ノスリとツミの渡りをのんびり眺めようと言う試み。ハチクマも少しは残っているだろうか。今年の渡りは遅れ気味のようだし。。。

実のところ、25日の白樺峠は大量のタカが飛んだらしい。
このところ天気が悪かったので、溜まっていたタカが一気に渡ったのだろう。
結果的にそれを見逃したわけだが、これも時の運というものだろう。

・・・・・・

問題の会議は午後2時過ぎからの予定だった。
午前中、鳥見仲間のKさんが主催する自然観察会が筑波山で予定されていたので、午前中はそちらに参加しようと考えていた。
ところが台風が接近した茨城は、この午前中横殴りの激しい雨になり、観察会は中止になってしまった。
時間が空いてしまった結果、性懲りもなく田んぼにシギチを見にいった。

・・・・・・

こんな日でも鳥見は出来る。
こういう日は誰も来ないので、独占状態になり、かえって有り難い面もある。
田んぼのシギチ観察は基本的に車中からだが、雨の日は尚更である。
助手席側の窓を開けて見るのだが、風向きを考えないとひどい目に合う。
この日は、都合よく東南から観察できる田んぼに鳥が集まっていた。

この日観察できたシギチはと言うと。。。
コチドリ(?)が1羽飛び、タカブが1羽、セイタカが2羽の他はオグロが16羽固まっていただけ。
シギチの渡りもさすがに最終盤かと思われる。




雨風を避けるように姿勢を低くしているオグロシギの群れ。
鳥の首は、姿勢によって随分長さの印象が違う。
首の長さは全体のプロポーションに大きな影響を与えるので、場合によっては厄介である。
哺乳類の首の骨は7個と決まっていて、人間でもキリンでも同じだそうだが、鳥類は大体その倍以上あるらしい。
そのため鳥の首はよく曲がり、伸び縮みが自在なのである。それはサギの首を見ると納得するが、オグロシギも同様の仕組みなのだろう。
フクロウの首がよく回るのも同じ事情である。


シギ類は低調なので、入り始めたカモの観察に切り替える。
200羽ほどの群れが入っていた。8割方はカルガモだが、マガモ、コガモ、ヒドリガモ、オナガガモ、ハシビロガモが入っていた。
今の時期としては珍しいキンクロハジロの姿も。



マガモの♂エクリプス
この時期は、こういう個体の観察が面白い。


コガモではない、比較的小型のカモが1羽いたので、シマアジではないかと思い、見やすい位置に移動したがわからず、再度移動してようやく確認できた。
シマアジはこの時期、少数が通過する。
春の渡りに見たいと思うが、チャンスに恵まれない。




遠いけれど、一応特徴はわかるかと思う。




こんな風に見ると、カルガモの子供に見えるかも知れない。

・・・・・・

ちょうど正午ごろには見事に晴れ渡り、久しぶりに「台風一過」という言葉を実感した。
3時に終わるはずの会議は、前が押したため4:30ごろまでかかって終了。5時前に土浦北ICから高速に乗って西那須野塩原ICで降り、8時過ぎ、人口密度日本最低の村に到着した。

瞬膜

瞬膜は目の角膜とまぶたとの間にある半透明の薄膜で、必要に応じて目を保護する役割を持っている。
鳥類ではよく発達しており、両生類、爬虫類、魚類ではサメの仲間に見られる。
哺乳類では退化していると言われるが、犬、猫、馬などにもある。
普通、まぶたは上まぶたが上下するが、瞬膜は目頭寄りから縦方向に動く。(という風に理解しているが、違うかも知れない)
一眼レフのシャッターで言うと、まぶたは現在の縦走りシャッターのようなもの、瞬膜は昔の横走りの布シャッターのようなものか、と考えるとわかりやすい。いや、かえってわかりにくいか?

カワセミが水中に飛び込む時、瞬膜を閉じて目を保護することが知られている。



瞬膜を閉じたチュウシャクシギ



同じくヨシガモ
単に、眠いだけのようにも見えるが。

撮影はいずれも谷津干潟、2010.4.29

葦原の小鳥

撮影 茨城県旧桜川村


普段はこういう鳥たちを撮影するために辛抱強く待つ、ということはないのですが、他の鳥を待っている間というのはチャンスでもあるわけです。
特に車の中で待っているときは、意外なほど近くに寄ってくれることがあります。




オオジュリン
スズメ目ホオジロ科
体長16cm

冬の葦原ではよく見る鳥ですが、大体枝かぶりで撮影しにくい鳥です。




セッカ
スズメ目ウグイス科
体長13cm

夏の葦原や農耕地では「ヒッヒッヒッヒッ、チャッチャッチャッチャッ」と囀り飛翔を見せてくれます。
冬の地鳴きは「チュッ」という感じ。
この鳥はよく見ると結構いるものです。

コンデジで撮影した鳥



タゲリ
チドリ目チドリ科
体長32cm




タカブシギ
チドリ目シギ科
体長20cm

撮影 2008.11.24 茨城県旧東町


最近、新しいコンデジを購入しました。
キヤノンのIXY3000IS
1470万画素(!)の製品です。
これを導入した経緯については、いずれ記事にしたいと思っています。

デジタルカメラの弱点はバッテリーです。
フィルムカメラの時は単3電池で十分間に合いましたが、デジタルの場合はそうはいきません。
いざという時にバッテリー切れ、という事態は往々にして起こります。
タゲリを撮影しようと一眼を取り出したところ、バッテリー切れ。
昨日充電したばかりなのですが。。。
もっとも、ひとつのバッテリーを3年半も使っているのですから、もう寿命なのかも知れません。
午後、早速買いに行きました。バッテリーは意外に高いものでした。

・・・・・・

コンデジのテレ側で撮影した写真。
特にタカブシギの写真は、車の窓から手が届きそうな距離にいた個体です。
35mm換算で、133mmの焦点距離になります。
いつもこれだったら、望遠レンズは不要ですね。

オオタカ&チョウゲンボウ@萱場

オオタカ(幼鳥)
タカ目タカ科
体長 ♂50cm ♀58cm
撮影 茨城県旧藤代町(現取手市)萱場

オオタカの漢字名は「大鷹」ではなく「蒼鷹」です。
上面が青灰色味を帯びているところからの命名だと思います。
下面は白さが目立ちます。

幼鳥の場合、全体的に褐色味が強く、胸の縦斑が目立ちます。




ハシブトガラスに追っ払われた。




鉄塔に止まる。




電柱の上に止まっていたら、チョウゲンボウに攻撃された。

猛禽といえども、世の中はなかなか厳しい。

大群

たくさんいる、というのはそれだけで壮観なものです。
理由はわかりませんが、数百羽の鳥たちが一斉に飛び立つことがあります。



霞ヶ浦で
マガモとヒドリガモの群れ
ここに写っているだけで約200羽の群れです。
数倍の規模なので、1000羽は超えていると思います。



銚子漁港で
堤防上に並んでいるカモメたちが一斉に飛ぶ。
ほとんどウミネコです。

幼鳥たち

私は3月生まれなのですが、
野鳥の誕生月は4~6月あたりがほとんどのはずです。
今年生まれた鳥は、最初の冬を越すのが最大の壁なので、秋までに十分に成長しておく必要があるからです。
そんなわけで、今は幼鳥たちが多く見られるシーズンになっています。



キジの子供




ヒバリの子供




ハクセキレイの子供







ムクドリの子供

羽の用語について


※訂正
3列風切”T”とあるのは”Te”の間違いです。 ”T”は尾羽を指します。


特に鳥の識別関連の記事を書いていると、羽についての専門用語が多くなります。
それは、羽の枚数、色や模様が識別のポイントになることが多いからです。
翼の構造と、飛ぶために必要な羽の役割についてちょっと知っておくと、鳥を見る目が変わるかも知れません。

■初列風切(しょれつかざきり)P
飛行機で言うと、プロペラの役割をする。
揚力ではなく、前に進むための推力を得る。
鳥が飛ぶときは、翼を斜め”前方”に振り下ろす。
これで後方に空気を強く押し出し、前に進む力を得る。
ハクチョウやウのような大型の鳥が、案外小さな羽ばたきしかしないのは、羽ばたきの大きさや速度は飛ぶスピードには影響するが、揚力には関係ないからである。(もちろん、速度が大きくなれば揚力も増大するので、間接的には影響がある)
ハトのような速い鳥は羽ばたきも大きく、速い。

初列風切は内側から数えるので、一番外側が何枚目かは種によって違う。
一番外側に退化した小さい羽がある種もある。
カモメ類では10枚が基本だが、多くの鳥で8~10枚程度。
この写真では、P10がまだ伸び切っていない。伸び切るとこれが最長になる。
セグロカモメの特徴は、外側初列風切に黒い部分がある羽が6枚(P5~P10)あることだが、7枚の個体も多いらしい。

■次列風切(じれつかざきり)S
飛行機で言うと主翼の役割をし、揚力を生む。
空気よりも重い鳥が飛ぶための根本的な羽である。
もちろん、次列風切だけで揚力を生み出せるわけではない。
翼の形を整えているのが雨覆(あまおおい)という一連の羽。
前縁から、小雨覆、中雨覆、大雨覆という風に重なっている。(これは翼の上下にある)
次列風切と雨覆によって翼の断面形状を整え、飛行機の翼と同じような性能を得ることができるようになっている。
飛行機が鳥をまねたというより、結果的には鳥と同じだった、と考えられる。

これは外側から数えるので、P1とS1が隣り合うことになる。
境い目は見た感じでわかると思う。
この枚数は種によって大きく違い、翼の長い(アスペクト比の大きい)種類、たとえばアホウドリなどでは30枚以上ある。
このセグロカモメでは12~14枚程度に見えるが、正確な枚数はわからない。

■3列風切(さんれつかざきり)Te
これの役割はよくわからない。
次列と同じく外側から数える。
5枚程度だと思う。
大型カモメ類の第1回冬羽の識別では、これの模様が手がかりとなる場合がある。

■尾羽(おばね)T
飛行機で言うと水平安定版に当たるが、タカの仲間などはこれを巧みに使って方向を変えたり、ホバリングの時の姿勢制御に使う。
着地する時にいっぱいに広げて一種のブレーキにも使う。飛行機で言うとスポイラーに当たる。
通常12枚の種類が多い。
スズメ目のほとんどは12枚だが例外もある。
カモメの仲間やタカの仲間も12枚である。
カモの仲間は14枚であることが多いと思っていたが、種類によってはもっと多いようである。
シギの仲間も12枚が多いが、種類によっては20枚以上のものもある。
種によって基本的には決まっているが、シギの仲間では個体差がある場合もある。(ジシギ類など)
またシギの場合、止まっているとき、初列風切と尾羽のどちらが長いかが識別の決め手になる場合がある。
尾羽は中央がT1(2枚ある)で、外側に行くに従ってT2、T3・・・と数える。

尾羽も風切も、外側の羽が下になっている。
また、尾羽は必ず偶数なので、中央の2枚は左右どちらかが下になっているはずだが、あまりに細かい話なのでその詳細は謎。

ホオジロの仲間(クロジを除く)は外側尾羽が白い。
セキレイも外側尾羽2枚が白い。
ベニマシコも同様であることは、ブログ仲間の記事で知った。
尾羽の先端に白い帯があるもの(たとえば、キジバトやムクドリ)
中央2枚だけが長いもの(サンコウチョウやオナガ)
など、尾羽に関する話には興味がつきないものがある。

■下尾筒(かびとう)
これは下面なので下尾筒。
上面には上尾筒がある。
上下から尾羽を支えている。
尾羽の補強材である。

■翼角(よくかく)
この部分は人間で言うと手首に当たる。
第1指(親指)に当たる部分が初列風切の方にある。
第2,3指は退化した形で残っている。
翼の付け根から翼角までを前縁という。
翼角の部分には小翼羽という小さな羽があり、飛行機で言うと前縁フラップに当たると考えられる。
こうして見ると、鳥の翼と飛行機の主翼は驚くほど似ていることがわかる。

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