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2012年の記事から-アリスイ@北本




アリスイ
キツツキ目キツツキ科
体長18cm
撮影 2012.2.5 埼玉県北本市北本自然観察公園

この日は9人で探鳥会を行いました。
観察できたのは37種類で、この場所としては少ないですが、この冬の傾向を考えるとまずまずの成果かと思います。

まず見つけたアリスは、なかなか観察しにくい状況で、ほどなく隠れてしまいました。
少し先から「キイキイキイキイ」という声がしたので行って見ると、比較的近い場所に別個体がいました。

アリスイはヘビのように異様に廻る首と長い舌、同様に爬虫類を思わせる模様から、ヨーロッパでは気味の悪い鳥とされ、この鳥を見ると悪いことがあると言われて来ました。
「ジンクス」という言葉は、アリスイの学名 Jynx torquilla に由来しています。
本来は「不吉な前兆」という意味で使われました。
現在、アリスイはどこに行っても人気があります。
「案外、可愛い」という評判です。

アリスイがキツツキの仲間だと分類されていることに、最初は違和感がありました。(今でもキツツキに似ているようには見えませんが)
この鳥の足が対趾足(前方2本、後方2本)であることがその根拠のようです。
色々な面で風変わりな鳥ではあります。

コゲラ@土浦



コゲラ
キツツキ目キツツキ科
体長15cm
撮影 2018.5.24 茨城県土浦市

ユリノキの並木があって、そのうちの1本が途中で折れ、枯れてしまっている。
枯木は柔らかいので、コゲラにとっては巣作りが楽だ。
「キーキーキーキー」と盛んに鳴いている。♂が♀を呼んでいるのだろう。

コゲラ@つくば



コゲラ
キツツキ目キツツキ科
体長15cm
撮影 2017.1.8 茨城県つくば市

アカゲラ、アオゲラ、クマゲラ、ヤマゲラなど、キツツキ類の頭(特に♂)には赤い部分が目立つ。
コゲラにはないように見えるが、♂の頭には両脇に小さな赤斑がある。
通常は見えないが、頭の羽を逆立てている時には見えることがある。
今回は偶然に赤斑が写っていた。♂であることの証明となる。

アオゲラ@裏磐梯



アオゲラ
キツツキ目キツツキ科
体長29cm
撮影 2016.4.18 福島県北塩原村

アオゲラ♂成鳥

アオゲラは日本固有種の中では比較的見やすい種類である。
ただ、私の地元茨城県南では少ないので、意外に撮影する機会がない。

今回は録音主体で、アオゲラの声は録音することが出来た。
私の地元でアオゲラに似た声を聞くと、大抵コジュケイである。

アリスイ@北本


アリスイ
キツツキ目キツツキ科
体長18cm
撮影 2013.2.3 埼玉県北本市

ここは多くが湿地帯なので、余程多くの餌があるのだろう。多くの鳥が地上で採餌している。
アリスイは木の根元をつついていることが多い。
なかなかいい絵になりにくいが、一応小さな目が出た写真。

アオゲラ@軽井沢


アオゲラ
キツツキ目キツツキ科
体長29cm
撮影 2011.5.7 長野県軽井沢町

見ていないわけではありませんが、なかなか撮影する機会に恵まれない鳥というのもあるものです。
自分にとってはアオゲラがそれです。
今回もかなり遠く、どうしても手前の枝が邪魔でした。
アオゲラは日本にしかいない鳥で、その意味で貴重です。
♂♀の差は小さいですが、頬の赤い部分が大きいので♂。

アリスイ@北本



アリスイ
キツツキ目キツツキ科
体長18cm
撮影 2011.2.6 埼玉県北本市北本自然観察公園

アリスイの学名はJynx torquillaと言います。
種小名のtorquillaは、ラテン語で「ねじれる」を表し、この鳥の異様に回転する首に由来します。
この言葉は、回転軸の廻りに働く力のモーメントを表す「トルク」という言葉の語源です。

種名のJynx
現在では「ジンクス」という言葉は「縁起かつぎ」の意味で、いい意味でも悪い意味でも使われますが、本来は悪い方だけ、つまり「不吉な前兆」の意味でした。
この言葉とアリスイに何の関係があるかと言うと、「アリスイのように不気味な鳥を見るのは、不吉なことが起こる前兆」という意味です。
「ジンクス」という言葉は普通に使われていますが、これがこの奇妙な鳥に由来する言葉であることは一般にはほとんど知られていません。

今日、この鳥を見た人全員に、悪い意味ではなくいい意味でのジンクスがありますように。

コゲラ@手賀沼

コゲラ
キツツキ目キツツキ科
体長15cm
撮影 2010.4.4 千葉県我孫子市




先日来、話題になっているキヅタアメリカムシクイの学名はDendroica coronata
コゲラの学名はDendrocopos kizuki

デンドロビウムという植物は、ラン科セッコク属に分類される植物の総称で、日本ではセッコクなどが知られています。
通常デンドロビウムと呼ばれるものは、園芸種の洋ランとして栽培されているものです。
なお、デンドロビウムのうち、胡蝶蘭に似た花を咲かせるものを「デンドロビウム・ファレノプシス」といいます。
一般に「デンファレ」と呼ばれるものがそれ。

セッコクは岩や樹木に着生する植物です。
そこから類推するに、「デンドロ」というラテン語は「樹上」を意味するものと考えられます。

Dendroica属のアメリカムシクイ類は20種類以上。
主に樹上で餌を採るムシクイ類の総称と思われます。

コゲラについては樹上との関係は明白。

コゲラ@軽井沢

コゲラ
キツツキ目キツツキ科
体長15cm
撮影 2009.5.10 長野県軽井沢町

コゲラは日本から朝鮮半島、中国大陸の一部に生息する小型のキツツキ。
英語名では”Japanese Pygmy Woodpecker”
学名は Dendrocopos kizuki で、キツツキを意味するらしい言葉が入っています。



それにしても、小さな体でよくこんな穴を開けるものです。
今のところ工事中で、深さは10cm程度。
そこから下向きに、さらに10cm以上掘り進むものと思われます。



「あ~、くたびれた」
 

コゲラ@赤塚公園



コゲラ
キツツキ目キツツキ科
体長15cm
撮影 2008.6.13 茨城県つくば市赤塚公園

日本最小のキツツキ類。
キツツキの仲間は木の側面に止まるため、足の趾のつき方が普通の鳥と違います。
通常は前3本、後ろ3本ですが、キツツキの場合、前2本、後ろ2本になっています。
これを対趾足と言います。
止まる際、支えとして利用するために、尾羽が独特の形になっています。
この形はアカゲラにも見られる形です。

こういう場所は柔らかいので虫を探しやすいのでしょうか、コゲラはよく折れた枝の小口を突いています。

アカゲラ@軽井沢



アカゲラ
キツツキ目キツツキ科
体長24cm
撮影 2008.4.29 長野県軽井沢町

北海道から本州に分布する中型のキツツキ類。
冬には低地でも見られることがあります。
これは軽井沢のある喫茶店の庭で撮影しました。
コーヒーを飲みながらアカゲラの撮影ができるというのは、さすが軽井沢ならではです。

オオアカゲラ


オオアカゲラ
キツツキ目キツツキ科
体長28cm
撮影 2007.10.28 上高地、中ノ瀬

この日は紅葉撮影が目的なので急に鳥が現れても撮影できません。
望遠レンズに交換しているうちにどこかに行ってしまいます。
コガラ、ミソサザイ、カワガラスなどが至近距離で見られましたが、残念ながら撮影できませんでした。
上高地の良さは、鳥との距離が近いことです。

アカゲラと比べるとやや大きい(24cmに対して28cm)
胸から腹にかけての黒い縦斑がアカゲラとの違いです。
ただ、アカゲラの幼鳥にもやや薄い縦斑があることを頭に置いておく必要があります。

背中に太い逆ハの字の模様がないのが決め手だと思います。

コゲラ



コゲラ
キツツキ目キツツキ科
体長15cm
撮影 茨城県土浦市乙戸沼

秋から冬にかけて、コゲラは混群を形成します。
混群の編成は、エナガ、シジュウカラ、メジロ、それにコゲラ。
エナガが混群の先頭を切る場合が多いです。
「ジュルッ」というエナガの声がしたら注目。
この時期のコゲラは人を気にせず、間近で見られることが多いので撮影のチャンスが多くなります。

コゲラの♂は、目の後ろに赤い部分があります。
これが見えることは少ないのですが、2枚目の写真にはそれが見えています。

アリスイ




アリスイ
キツツキ目キツツキ科
体長18cm
撮影 2007.5.3 山形県酒田市飛島

飛島での代表的な探鳥スポットのひとつ、緊急ヘリポート。
周辺の畑に多くの鳥たちが訪れます。
ホオアカやカシラダカたちに混じって、突如姿を見せたアリスイ。
この鳥はありふれているとは言えないのですが、うちの方では時折見られることがあります。
飛島ではかえって珍しいようで、ヨーロッパビンズイ、ヒメコウテンシと並んで、この日の人気者でした。

まるで爬虫類のような風貌で、キツツキの仲間とは思えません。
頭から背中にかけて1本の黒線が走る。
3枚目の写真、これはヘビではありませんので、念のため。

アカゲラ



アカゲラ
キツツキ目キツツキ科
体長24cm
撮影 2007.4.22 長野県軽井沢町

幹ではなく、枝に止まったアカゲラ。
頭が赤いのはオスです。
歌舞伎の隈取りのような、面白い顔をしています。

指が2本見えることに注目。
鳥の指は通常4本で、前3本で後ろ1本ですが、キツツキ類は前2本で後ろ2本です。
これを対趾足と言います。

キツツキの仲間は尾羽で体を支えるので、尾羽がとても強いらしいですが、とても興味深い形をしていることに気がつきました。

コゲラ



コゲラ
キツツキ目キツツキ科
体長15cm
撮影 茨城県土浦市

カメラ修理の見積もりが来ました。
約23000円です。
予想よりもちょっと高いですが「じゃあ、いいです」というわけにはいきませんから、それでお願いしました。

カメラがないわけではありません。
先日、およそ2年ぶりにフィルムカメラを持ち出しました。
レンズが共用できるのは一眼レフのいいところではあります。
昨日撮った写真の現像が上がってきたらスキャナで取り込んで、いいのがあったらUPします。

今日は天気もよし。
双眼鏡だけ首から下げてバードウォッチングに出かけました。
もともとはこういうスタイルでした。
言わば原点に帰った感じです。

最近、バードウォッチャーは増えているのか、ということをときどき考えます。
鳥を見る人は確実に増えました。
ネット上では、野鳥の写真は豊富です。
オオマシコ、アカウソ、ミヤマホオジロなど、ありふれているとは言えない鳥達の写真が当たり前のように掲載されています。
鳥を撮る人、つまり野鳥カメラマンは増えたけれど、鳥を見る人、狭い意味でのバードウォッチャーはむしろ減っているのではないかと感じることが多くなっています。

昔はバードウォッチャーと野鳥カメラマンとは確実に一線を画していました。
今でもないわけではありません。
私の会はバードウォッチャーの集まりですが、カメラマン達とはあまり交流がありません。
もちろん、野鳥カメラマンに敵意を持っているわけではないのです。
野鳥に対する考え方、接し方が微妙に違うんですね。

従来からの野鳥カメラマンのスタイルは、しっかりした三脚に大砲レンズ、同じ場所で長時間粘るというものです。
バードウォッチャーは基本的に歩き回るスタイルで、こちらの武器は双眼鏡とプロミナーです。
プロミナーは当然三脚付きなので、それと別に大砲レンズを持ち歩くわけにはいきません。
私の会でもカメラを持ち歩くバードウォッチャーは、10人のうち2人ぐらいだったでしょうか。

ところが、ここ数年状況が変わりました。
理由は言うまでもなく、デジタルカメラの急速な普及です。
私はデジタル一眼レフで200mm~300mm程度の手持ちというスタイルを見出しましたが、多くのバードウォッチャーはデジスコという強力な武器を手に入れました。
プロミナーにコンデジを取り付ければ手軽に超望遠撮影ができる、ということを発見したのは天文関係の人だったと思います。
今では私の会でも10人中5人ぐらいが、見ることと撮影を兼ねているようです。

デジスコの登場は、大砲レンズ専門だった野鳥カメラマンにも武器を与えました。
プロミナーを超望遠レンズの代わりに使うというアイデアです。

バードウォッチャーと野鳥カメラマンのデジスコ観は全く違います。
前者にとっては、見たものがそのまま記録できるという便利さ(観察が主)
後者にとっては、プロミナーはレンズの代わり(写真が主)
どちらがいいとか悪いとかという話ではありませんが、棲み分けていた両者が同じフィールドで会いまみえることで微妙な衝突が生まれています。

最近、私のフィールドでもこんなことがありました。
カメラマンたちが、「最近、ここではカワセミが少なくなった」と言うのです。
仲間のひとりが「それはカワセミが少なくなったのではなく、いい写真が撮れる場面が少なくなったというだけではないか」と言い、私も「自分の印象ではカワセミが減っているという事実はない。むしろカワセミは増えている」と主張しました。
カワセミを見たいのではない、絵になるカワセミの写真が撮りたいだけなのではないか。
カワセミが来る池には、さあ、止まってください。とばかりに止まり木が林立していました。
私達はそれは不自然であると考え、1箇所のみを残して、わざとらしい止まり木は全て撤去しました。
その直後、「風彩」さんのブログにその写真が掲載されました。
その、とても自然な感じに、わが意を得たりと思ったのでした。

珍鳥が現れると、カメラマンたちが餌付けをする傾向が強まっています。
確かに珍鳥は撮影したいし、私達もそのような餌付け行為の恩恵を受けていないわけではありません。
ただ、どこか抵抗を覚えるのですね。
筑波山にオオマシコが入っているという話がずっとありますが、仲間の話では完全に餌付けされているとのこと。
そういう話を聞くと行きたい気持ちが失せてしまいます。
オオマシコは初めてではないし。
何か、白けてしまうのですね。
ある公園では、カメラマン達が、餌付けをした野鳥を我が物と勘違いして、部外者に撮影させないという極端な行為に及んでいるという話さえあります。

「鴎舞時」というブログに同様の記事があったので、自戒を込めて書いてみました。
鴎舞時
野鳥カメラマンに敵意を持っているわけではありません。
ほとんどのカメラマンは、野鳥たちに愛情を持って接していることは、ブログを通じてよく知っています。

久しぶりにカメラなしの探鳥をすることで、野鳥と人間の自然な付き合い方とは何かということを考える機会ができたように思います。


写真は本文とは関係がありません。
去年撮影したコゲラです。

コゲラ



コゲラ
キツツキ目キツツキ科
体長15cm
撮影 茨城県土浦市

この時期は、いろいろな鳥の幼鳥が見られます。

ツバメの場合、外側尾羽がまだ短い
シジュウカラの場合、胸のネクタイ模様が不鮮明(ヤマガラのような声)
セキレイ類の場合、はっきりした白黒のコントラストがなく、全体にグレー(あまり鳴かない)

コゲラの場合、この個体のように嘴の基部が淡い色をしています。

一般的に、成鳥より色が淡い種類が多いように感じます。

コゲラ



コゲラ
キツツキ目キツツキ科
体長15cm
撮影 茨城県土浦市

鳥の飛び方にも、大きく分けて2種類あります。
直飛と波状飛
波状飛をする鳥の代表は、ヒヨドリ、セキレイ、モズ、コゲラなどです。
こういう鳥は、飛ぶ力はあまり強くない鳥で、長距離を移動する鳥ではありません。

波状飛の鳥を撮影していると、上のような写真ばかりになります。

コゲラ



コゲラ
キツツキ目キツツキ科
体長15cm
撮影 2006.2.25

コゲラの♂♀の識別は困難です。
目の後ろに赤い羽根があれば♂
普通は隠れていますが、たまに見えることがあります。
2枚目の写真がそのようにも見えます。

1枚目は、何かをくわえています。
虫をとったのでしょうか。

コゲラ



コゲラ
キツツキ目キツツキ科
体長15cm
撮影:茨城県取手市

平地から低山で、ごく普通に見られる小型のキツツキ。
日本から朝鮮半島、中国大陸の一部で見られる種類で、東アジア特有の鳥です。

鳥の指というのは、一般的に4本です。
前向きに3本、後ろ向きに1本が普通。
後ろ向きの1本が第1趾で、人間でいうと親指にあたります。

キツツキ類は前2本、後ろ2本になっていて、これを対趾足といいます。
アマツバメのように4本とも前向きのものもあって、これは皆前趾足(かいぜんしそく)といいます。
普通は前3本で、獲物を捕まえるときに1本が後ろにまわるという器用な鳥もいます。

キツツキの場合は、幹にとまりやすくするためでしょう。
支点となる尾羽がとても丈夫にできています。

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papageno620

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